こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。
さてさて、今回は渓流ルアー講座をやっていきましょう。
今日のテーマは、渓流のトラウトゲームにおいてベーシックで人気があるヘビーシンキングミノーについて。
各社から様々なものが発売されている中で、使い分けのコツや、私が実際に使っているおすすめなヘビーシンキングミノーを紹介していきます。
紹介するアイテムはすべて実際に購入して魚を釣り比べ、公平な視点で選んであります。
最近ネット上でよく見かけるような、適当な寄せ集めやランキングではありませんので、ルアー選びの参考にしてもらえたら嬉しく思います。
✔管理人の経験・実績
私の経験・実績としては
- 釣りのために仕事を辞めて移住、現在は魚釣りで生計を立てています
- 渓流釣りやタナゴ釣り~ヒラマサ釣りまで、色んな釣りができます
- 年間釣行数300以上(現在はほぼ365日釣行)
- メーカーからプロスタッフとしての勧誘あり
- メーカーの商品開発時に私のタックルインプレッションを活用
こんな感じでほぼ毎日釣行を重ねて釣りを中心に生活していて、実釣実績も残しています。
釣果実績については釣行記やTwitterを見てもらえれば、ほぼ毎日様々な魚を釣っていることが分かると思います(一番更新頻度が高いのはTwitter)。
ヘビーシンキングミノーとは?
ヘビーシンキングミノーについて、「コレ」という定義はありません。
高比重で、沈下速度がある程度速いミノーを表します。
一般的な50mmクラスのミノーでだいたい4g前後以上。
というのが私なりの基準ですね。
スローシンキングミノーの場合、50mmクラスで3g台くらいまでのものが多いです。
見分け方
ヘビーシンキングミノーの見分け方ですが、基本的にはルアーの番手表記の中に「FS」や「HW」などの記載があるものが多いです。
例:○○50FSなど
なお、FSやHWは
- FS:ファストシンキング
- HW:ヘビーウェイト
これらの略ですね。
しかし、メーカーによっては普通の「S」という記載ながら重量的にはヘビーシンキングのものもあり、最終的にはミノーのサイズに対して重量を見て判断するのが得策。
また、ヘビーシンキングミノーの中にも比重の大・小があるので、選ぶ時は要注意(後で少し詳しく紹介します)。
ヘビーシンキングミノーのメリット
渓流ルアーゲームにおいて、ヘビーシンキングミノーは最もよく使われているといっても過言ではありません。
高比重なミノーを渓流域で使うことで
- よく飛び、警戒心が高い渓流魚との距離が保ちやすい
- バックスペースが取れない場所でもピンポイントに投げやすい
- 流されにくく、魚の居るレンジ(泳層)まで沈めて誘いやすい。瀬などを攻めやすい
このようなメリットが生まれますね。
フローティングや沈下速度が遅いシンキングミノーでは探り切れないポイントでも、ヘビーシンキングミノーならしっかり探れる場面も良くあります。
ヘビーシンキングミノーのデメリット
一方でデメリットも存在しています。
いくつか例を挙げると
- 水量が少ない支流やチャラ瀬などを攻める時、沈み過ぎて川底に当たる
- アクションがやや大味になりやすく、細かく誘いにくい
- 流れが緩い場所でドリフトさせにくい
このような点はヘビーシンキングミノーが苦手とするところ。
ですので、狙う河川のコンディションやポイントの特徴によっては、一般的なシンキングミノーやフローティングミノーの方が良い場面もあります。
最終的には、使い分けが必要ということですね。
ヘビーシンキングミノーの重心・バランス
ヘビーシンキングミノー選びにおいて、見落としがちで意外と重要なのが重心バランスですね。
簡単に分類すると
- リアバランス:一般的なヘビーシンキングミノー。テールを下にして素早く沈む
- センター・フロントバランス:重さの割に沈下が遅い。水平フォールする
このように分類できます。
リアバランス
リアバランスのヘビーシンキングミノーは、渓流用のミノーとしては一番よく見られるタイプ。
特性を少し細かく紹介すると、
- 飛距離が出しやすい
- 沈下速度が速く、流される前に沈めやすい
- テンポが速いトゥイッチングに向いている
このようなメリットがありますね。
流れの中をアップストリームキャストで釣り上がっていくような使い方が得意です。
一方、長めのポーズを取ったり、流れが緩い場所で使う時にルアーのアクションが少し大味になりやすかったり、食わせ能力が劣ることがあります。
センターバランス・フロントバランス
一方、ミノーによってはウェイトがボディの中央付近だったり、やや頭側に寄っているものもあります。
これらのヘビーシンキングミノーは
- 水平フォールを見せ、重さの割にスローに沈下
- 長めのポーズを入れても姿勢が乱れにくい
- 浮き上がりにくく、一度沈めてしまえばレンジキープしやすい
このようなメリットがあり、リアバランスのミノーのように姿勢が縦になりにくく、トラウトに違和感を与えにくいです。
ですので、テンポを落としたスローなトゥイッチでネチネチ狙ったり、流れが緩い場所でも綺麗な姿勢でドリフトさせやすいですね。
デメリットとしては、飛行姿勢が少し乱れやすかったり、流れが速い場所だとミノーを沈ませきれないことがあったりします。
釣りのテンポを重視するというより、少し活性が低いような状況下におすすめですね!
ヘビーシンキングミノーの比重
ヘビーシンキングミノーといっても、アイテムによってはやや軽めのものがあったり、逆に重いものもあります。
考え方は人によって違うと思いますが、一般的な50mmクラスのミノーを例にした時のざっくりとした基準は
- 4.5g前後:一般的なヘビーシンキングミノー
- 4g前後:やや軽め
- 5g前後以上:かなり高比重
だいたいこんな感じで、ベースとして使いやすいのは50mmクラスで4.5g前後ですね。
4g前後のものは沈下速度が遅くなっているものが多く、通常のシンキングミノーとの間を埋める時に効果を発揮するものが多いです。
一方、50mmで5g前後を超えてくるようなものは、スーパーヘビーシンキングミノーになり、荒瀬や深場狙い向き。
6g前後のミノーになると、少し硬くて反発力のあるロッドでなければ使いにくかったり、使用感に若干癖が出やすいです。
ヘビーシンキングミノーの深度・リップの長さ
渓流用ヘビーシンキングミノーといっても、アイテムによってリップの長さが違います。
リップの長さが変わってくると、使用感もかなり大きく影響を受けます。
ショートリップ
最もオーソドックスで癖が無いのが、リップが小さいタイプのヘビーシンキングミノー。
高比重でそこそこ流れに強いですが、操作感はそれほど大きくないので、初心者の方にも綺麗に動かしやすいものが多いです。
汎用性が一番高いので、まずはショートリップのヘビーシンキングミノーがおすすめ!
ミッドダイバー
若干リップが長いタイプのミッドダイバーと呼ばれるものは、増水時や水深が深いポケットなどを狙う時に使いやすいです。
やや操作感が大きくなるものの、それほど癖は大きくないので、ショートリップのミノーと合わせ、最小限でも良いので用意しておくと役に立ちます。
ディープダイバー
ディープダイバーは、リップが非常に大きく、下に潜ろうとするパワーが非常に強いです。
正直言って、いきなり揃える必要は無く、この手のミノーは使わないという方も多いと思います。
大きめの滝つぼや渕など、水深が非常に深い場所を狙う時に役立つことがあります。
ただし、操作感が非常に大きくて癖が強いので、初心者の方は無くても良いかな。
万全を期すなら、もしものために1個用意しておくだけでも良いと思います。
渓流ルアー初心者におすすめなヘビーシンキングミノー
まずは、渓流ルアーゲーム初心者の方や、どれを選んだらいいのか全く分からない方におすすめなものを選抜しておきます。
これらを選んでおけば、ヘビーシンキングミノーの中で使い分けができ、実際のフィールドでローテーションがやりやすいはずです。
スミス Dコンタクト 50
- 全長:50mm
- 重量:4.5g
- フォール:尻下がり
スミスのDコンタクトは、まさに渓流用ヘビーシンキングミノーのスタンダード。
尻下がりのフォール+ロッドアクションに対する平打ちを伴うスライドは、非常に使いやすいですね!
ある程度の流れであれば、テンションを掛けたドリフトにも対応でき、実績多数過ぎる超定番ミノー。
困った時の使うおすすめな1本がDコンタクト。
▼詳しい使用感解説は【スミス Dコンタクト徹底インプレッション】を参考にどうぞ
スミス Dコンパクト 38・45
- 全長:38mm、45mm
- 重量:2.5g、3.5g
- フォール:尻下がり
DコンパクトはDコンタクトよりも細身で小さなボディが特徴的。
45の方が汎用性が高くて使いやすいですね。
若干食い渋っていて、Dコンタクトのような50mmクラスのミノーだと反応するのに食わない・フッキングしない時に超おすすめ!
このミノーも使用感はオーソドックスで、必要な基本性能がキッチリ備わっています。
▼詳しい使用感解説は【スミス Dコンパクト徹底インプレッション】を参考にどうぞ
ジャクソン メテオーラ45・52
- 全長:45mm、52mm
- 重量:3.5、5g
- フォール:水平→尻下がり
ジャクソンのメテオーラは、ヘビーシンキングミノーとしてはやや浮き上がりが良く、キレのあるハイピッチなアクションが特徴的ですね。
フラットサイドボディは光を強く反射し、明滅がしっかり出ます。
アクションを与えた後のポーズ時に水平姿勢の食わせの間がしっかり確保でき、誰が使ってもキレのあるヒラ打ちアクションが出せますよ!
それほど水深が深くなく、流れも強くない場所で使いやすいヘビーシンキングミノーを探している方におすすめ。
▼詳しい使用感解説は【ジャクソン メテオーラ徹底インプレッション】を参考にどうぞ
ジャクソン 奏 40・45・50
- 全長:40mm、45mm、50mm
- 重量:3g、3.4g、5g
- フォール:尻下がり
ジャクソンの奏ではややロングリップが特徴的なヘビーシンキング。
ショートリップのヘビーシンキングミノーよりも少し下に潜ろうとする性質が強く、それでいて操作感が重すぎないのが良いところ。
若干増水している時や、水深があるポイントを打ちたい時に役に立つおすすめミノー!
▼詳しい使用感解説は【ジャクソン 奏徹底インプレッション】を参考にどうぞ
DUO スピアヘッドリュウキ 46S・51S
- 全長:46mm、51mm
- 重量:5g、5.5g
- フォール:尻下がり
スピアヘッドリュウキの46・51はかなり高比重なヘビーシンキング。
サイズの割に重量がかなり大きく、流れが強い場所を狙ったり、遠投が必要な場面でかなり強い武器になります。
重量がある分、アクションのパワーも強くて水押しがかなり強化。
このミノーも少し増水している時や、流れの中でトラウトにルアーの存在をキッチリアピールしたい時におすすめです。
▼詳しい使用感解説は【DUO スピアヘッドリュウキ45・51徹底インプレッション】を参考にどうぞ
メガバス グレートハンティングミノー フラットサイド 45・50FS
- 全長:45mm、50mm
- 重量:2.9g、4g
- フォール:水平
グレートハンティングミノーフラットサイドは、やや軽めで水平姿勢を作りやすいのが特徴的なミノー。
沈下速度が遅くてタメが効くので、一般的なヘビーシンキングミノーだと沈み過ぎてしまう時におすすめ!
ワイドでキレのあるスライドダートは非常に良い感じで、少しテンポを落としたい時やドリフトで使いやすいですね。
▼詳しい使用感解説は【メガバス グレートハンティングフラットサイド徹底インプレッション】を参考にどうぞ
汎用型のおすすめヘビーシンキングミノー
DUO スピアヘッドリュウキ 38S・45S・50S
- 全長:45mm、50mm
- 重量:2,8g、4g、4.5g
- フォール:尻下がり
スピアヘッドリュウキの38・45・50Sは、先ほど紹介した46・51Sと比較してボディが薄く、アクションはピラピラしていて軽快。
流れに対する強さはヘビーシンキングミノーの中では少し弱めなんですが、その分アクションの軽快さに優れています。
どっしりとしたアクションだと食わせきれない場面など、トラウトの活性が若干低い時に使いやすいミノーですよ!
▼詳しい使用感解説は【DUO スピアヘッドリュウキ45・50徹底インプレッション】を参考にどうぞ
バスデイ もののふ 35・45・50S
- 全長:35mm、45mm、50mm
- 重量:3g、4g、4.6g
- フォール:尻下がり
バスデイのもののふは汎用性に優れたスタンダードなヘビーシンキング。
50mmのモデルは重心がややセンター寄りで、水平気味の姿勢を作ってから徐々に尻下がりになる味付け。
アクションを与えた時のブレーキの掛かり具合が非常に良く、流れの中でもヒラ打ちアクションを確実に与えやすくなっていますね!
バスデイらしさが光る、スタンダードで使いやすいミノーです。
▼詳しい使用感解説は【バスデイ もののふ徹底インプレッション】を参考にどうぞ
ティムコ イメル 50S
- 全長:50mm
- 重量:4.3g
- フォール:尻下がり
ティムコのイメルは外観的にはDコンタクトに少し似ています。
このミノーも後方寄りの重心設定なんですが、ロッドアクションを与えた時に水平姿勢を作りやすく、少しの間があってから尻下がりに変化。
ポーズの間の作りやすさと沈下速度のバランスが非常に良く、少しマイナーですが非常に使いやすいヘビーシンキング。
Dコンタクトなどよりも少しテンポを落とした誘いに対応しやすく、水絡みも安定していてアクションエラーが少なくて良いミノーですよ!
▼詳しい使用感解説は【ティムコ イメル徹底インプレッション】を参考にどうぞ
ダイワ シルバークリークミノー 45・50
- 全長:45mm、50mm
- 重量:4.2g、4.5g
- フォール:尻下がり
ダイワのシルバークリークミノーは程よく偏平したボディが特徴的なヘビーシンキング。
このミノーは、少しラインスラッグを出した状態でロッドアクションを与えると、非常に柔らかくて滑らかなヒラ打ちを発生させます。
アクションに角が無く、見ているだけでも釣れそうな気分になれますね!
一方、複雑な流れの中だと少し滑りやすく、アクションが不安定になりやすいことがありますね。
▼詳しい使用感解説は【ダイワ シルバークリークミノー徹底インプレッション】を参考にどうぞ
ダイワ シルバークリークミノー ダートカスタム 48・53S
- 全長:48mm、53mm
- 重量:4g、4.5g
- フォール:尻下がり
シルバークリークミノーダートカスタムですが、53mmはややセンター寄りの重心バランスで、水平気味の姿勢を作ってから尻下がりに落ちていくような味付け。
ノーマルのシルバークリークミノーよりもアクションのキレを重視していて、Dコンタクトによく似ています。
サイズ感がかなり絶妙で、48mmと53mmという設定は他社の50mm前後のミノーの間を埋める存在として使いやすいですよ!
▼詳しい使用感解説は【ダイワ シルバークリークミノーダートカスタム徹底インプレッション】を参考にどうぞ
スミス Dインサイト44・53
- 全長:44mm、53mm
- 重量:4g、5g
- フォール:尻下がり
スミスのDインサイトは、典型的な渓流トラウト用のフラットサイドミノー。
極端なフラットサイドボディで、アクションを与えた時の感触が少し独特で癖があります。
軽くラインスラッグを出して操作すると、フラットサイドボディがピラピラとしながら良い感じに動かせます。
一般的な形状のミノーだと食わせきれない時、Dインサイトはハマるとかなり強いことがありますよ!
サイズが2種類ありますが、スペックの割にボリューミーなボディなので、私は44を使うことが多いです。
▼詳しい使用感解説は【スミス Dインサイト徹底インプレッション】を参考にどうぞ
パームス アレキサンドラ 35・43・50FS
- 全長:35mm、43mm、50mm
- 重量:1.9g、3.3g、4.5g
- フォール:水平
パームスのアレキサンドラも薄型ボディのフラットサイドヘビーシンキング。
Dインサイトよりも操作感・アクションはマイルドで癖は少ないです。
フラットサイドボディによるフラッシングが特徴的ですが、このミノーは程よいダートアクションも混じるのが良いところ。
また、水平気味のフォール姿勢なので、ポーズを入れやすくなっています。
アレキサンドラ自体はかなり前からあるミノーで、渓流用として定番の存在ですね!
▼詳しい使用感解説は【パームス アレキサンドラ徹底インプレッション】を参考にどうぞ
メジャークラフト エデン 45・50S
- 全長:45mm、50mm
- 重量:3.7g、4.5g
- フォール:やや尻下がり
メジャークラフトのエデンは癖が無いオールラウンダーなヘビーシンキング。
やや後方寄りの重心設計で、テンションを抜くと少し尻下がり。
軽くテンションを掛けると水平に近くなり、ユラユラとロールしながらフォールしていきます。
アクションはやや明確で操作感が非常に分かりやすく、初心者~ベテランまで使いやすいですね!
コスパ良好で標準搭載のフックは強度が高く、渓流以外にも中流域や小規模本流もカバーできます。
見た目的にもカッコよく、ハイバランスで良いミノーですな。
▼詳しい使用感解説は【メジャークラフト エデン徹底インプレッション】を参考にどうぞ
ロンジン ミズキ
- 全長:50mm
- 重量:5.6g
- フォール:水平
ロンジンのミズキは重量的にはかなり重いんですが、ボディがややファットで水平フォールが特徴的。
滞空時間が長いので、使用感としてはそこまでの重さは感じません。
アクションはナチュラルで、派手にスライドダートするようなミノーではないですね。
少しラインスラッグを出したり、ややゆったりめのテンポの誘いにおすすめです。
ドリフトとの相性も非常に良く、流れを当てても暴れすぎず、トラウトを警戒させにくいミノー!
▼詳しい使用感解説は【ロンジン ミズキ徹底インプレッション】を参考にどうぞ
ティモン トリコロール 47・55HW
- 全長:47mm、55mm
- 重量:3.2g、4.4g
- フォール:水平
ティモンのトリコロールは、一般的なヘビーシンキングミノーよりも少し軽めの比重で作られているのが大きな特徴ですね。
この絶妙な比重により、規模が小さい支流域や夏場の減水機などに使いやすく、重たいミノーだと底に擦ってしまうような時におすすめ!
水平姿勢のフォールで滞空時間も長く、小技を組み合わせた食わせもやりやすいですね。
▼詳しい使用感解説は【ティモン トリコロールHW徹底インプレッション】を参考にどうぞ
ティモン トリコロール流芯 43・53HW
- 全長:43mm、53mm
- 重量:3g、4.6g
- フォール:水平
トリコロール流芯は、先ほど紹介したノーマルのトリコロールよりも高比重なモデル。
ヘビーシンキングミノーとしては、こちらの方が一般的な重さになりますね。
このミノーも水平気味の姿勢でフォールするので、ロングポーズやドリフトとの相性が非常に良いです。
サイズも他社のミノーの間を埋めやすく、使い分けしやすいところが揃ってますよ!
▼詳しい使用感解説は【ティモン トリコロール流芯徹底インプレッション】を参考にどうぞ
ウォーターランド ジャークソニック55
- 全長:55mm
- 重量:5.5g
- フォール:水平
ウォーターランドのジャークソニックは、かなり滞空時間が長くヘビーシンキング。
渓流用としては若干大きめなので、小規模なスポット打ちというよりも里川などで使いやすいです。
水平気味のローリングを伴うフォールは食わせ能力が高く、ただ巻きでもしっかり動くのが良いですね!
また、ヘッド部分がしっかり水を受ける為、一度沈めてしまえばかなり浮き上がりにくくてレンジキープ能力も高いです。
▼詳しい使用感解説は【ウォーターランド ジャークソニック徹底インプレッション】を参考にどうぞ
高比重で流れに強いおすすめヘビーシンキングミノー
これらはヘビーシンキングミノーは比重がより大きめ。
水量の割に川幅が狭い河川や、増水時で特に使い勝手の良さを発揮します。
バスデイ ボトムトゥイッチャー 42・50ES
- 全長:42mm、50mm
- 重量:3.7g、5g
- フォール:尻下がり
バスデイのボトムトゥイッチャーは、比重的にはそれほど重たくありませんが、非常に浮き上がりにくくてレンジキープしやすいミノー。
アクションは控えめなウォブリングを見せ、どちらかというとトゥイッチングよりもただ巻きや巻きの中に最小限のアクションを入れるような使い方向き。
強い流れを横切らせても、かなり強い粘りを見せて浮き上がりにくいですよ!
▼詳しい使用感解説は【バスデイ ボトムトゥイッチャー徹底インプレッション】を参考にどうぞ
タックルハウス バフェットドラス 43・46
- 全長:43mm、46mm
- 重量:4.5g、6g
- フォール:頭下がりのスパイラル
バフェットドラスはフロント寄りの重心バランスで、テンションを抜いてフォールさせるとスパイラルしながら落ちていきます。
かなり高比重なヘビーシンキングで、フロント寄りの重心バランスの効果もあって浮き上がりにくさは非常に優秀。
流れの押しが強い瀬やポケット打ちで使いやすく、アクションはかなりキビキビしていて切れ味優秀。
少し硬めのロッドを使うことで、そのアクションを発揮しやすいですよ!
▼詳しい使用感解説は【タックルハウス バフェットドラス徹底インプレッション】を参考にどうぞ
ダイワ シルバークリークミノーダイビングカスタム50FS
- 全長:50mm
- 重量:6.1g
シルバークリークミノーダイビングカスタムは、ロングリップ搭載のかなり高比重なダイビングミノー。
ディープダイバーほどの操作感の重さは無く、非常にパワーが強いウォブリングが大きな特徴ですね。
50mmながら6gの重量があり、ヘビーシンキングミノーの中でも重量級になります。
バフェットドラスよりも潜行能力が高く、増水時や少し流れが強い瀬・堰堤・滝つぼなどを狙ったりする時におすすめ。
▼詳しい使用感解説は【ダイワ シルバークリークミノーダイビングカスタム徹底インプレッション】を参考にどうぞ
ジップベイツ リッジフラット45・50S
- 全長:45mm、50mm
- 重量:3.8g、5.3g
- フォール:尻下がり
ジップベイツのリッジフラットは、重心移動システム搭載のヘビーシンキング。
着水後そのまま落とし込むと非常に素早く沈みますが、ロッドを煽ってウェイトを前に入れると、少しマイルドな尻下がりに変化します。
少し遠投が必要となる広い瀬や淵などを狙ったり、高低差が無くて魚に警戒されやすい場面で使いやすいミノーです。
▼詳しい使用感解説は【ジップベイツ リッジフラット徹底インプレッション】を参考にどうぞ
メジャークラフト エデン 50H
- 全長:50mm
- 重量:5.5g
- フォール:尻下がり
メジャークラフトのエデンのHモデルはかなり高比重なヘビーシンキング。
50mmで5.5gの重量があり、荒瀬などにも使いやすくなっています。
ワイドなリップでアクションのパワーが強く、大場所狙いや流れの中にいる良型トラウトを引っ張り出したい時におすすめですね!
▼詳しい使用感解説は【メジャークラフト エデン徹底インプレッション】を参考にどうぞ
ロンジン スピッツFS
- 全長:45mm
- 重量:5.2g
- フォール:尻下がり
ロンジンのスピッツもかなり高比重でパワーのあるヘビーシンキングミノー。
45mmで5gオーバーと、深場が連続するような河川で使いやすいです。
マイルドな特性のロンジンミズキとは逆の味付けで、比較的パタパタと強めに動いて強い集魚効果があります。
それでいてサイズは大きすぎないので、アベレージサイズが少し小さい河川でも使いやすいのが良いですね!
▼詳しい使用感解説は【ロンジン スピッツ徹底インプレッション】を参考にどうぞ
メガバス グレートハンティング ハンプバック46・51
- 全長:46mm、51mm
- 重量:4g、5.1g
- フォール:尻下がり
メガバスのグレートハンティングハンプバックは、非常にタイトでバイブレーションのようなアクションを見せるヘビーシンキング。
アクションが細かい分浮き上がりにくく、一定層をキープする能力は非常に高いです。
若干癖があるので好みは分かれると思いますが、シンプルなただ巻きや巻きとロッドアクションのコンビネーションで使うのがおすすめですね!
▼詳しい使用感解説は【メガバス グレートハンティングハンプバック徹底インプレッション】を参考にどうぞ
スミス Dダイレクト
- 全長:55mm
- 重量:6g
- フォール:尻下がり
スミスのDダイレクトは、ディープダイビング仕様のヘビーシンキングミノー。
正直言って汎用性は非常に低いんですが、このミノーじゃないと探り切れない場面で強い効果を発揮します。
堰堤や滝つぼなど、水深が非常に深く落ちている場所をピンスポットで狙い撃つのが得意で、深場でジッとしているトラウト狙いにおすすめ。
沢山用意しておく必要は無いので、ボックス内に1つ揃えておくと、いざという時役立つミノーですね!
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