さてさて、今回はパームスから発売されているネイティブトラウト用ルアーロッド
「エゲリアネイティブパフォーマンス」のインプレッションをしていこうかなと。
私が購入した番手は河川の本流~湖などを想定したETNS-74Mというモデルになるが、ロッドの基本コンセプトや使用感などは参考になるんじゃないかと。
これからトラウトルアーゲームに挑戦したい方~既にハイエンドモデルを使用している方のセカンドロッドとしても、非常に優秀なロッドだと思う。
前置きは程々に、早速詳しいレビューをしていこう。
エゲリア ネイティブパフォーマンスをサクッとインプレッション!
まずはこのエゲリアネイティブパフォーマンスというロッドを簡単にインプレしておこう。
- 価格:大体1万円台中盤~2万円台前半くらい。価格と性能のバランスが非常に良い!
- 長い保証期間:3年保証で何度でも使える。ロッドの破損が多い渓流ルアー釣りには安心
- ロッドのアクション:癖のない若干先調子寄りのレギュラーテーパー
- 飛距離:ガイドの径は大きすぎず小さすぎずで糸抜け良好。ノットを巻き込んでもスムーズにキャストできる
- ガイド:Sicではなく、アルコナイトガイド採用。実釣時に違和感はない
- グリップ回り:ウッド素材を使用したトラディショナルな仕上げ
- ブランクス周り:ダークグリーンで渋い。かなりカッコいい!
◎総評:ハイエンドモデルのように、突き抜けた特性は無いが誰にでも使い易いロッド。程々の価格で長く使えるロッドとして最適
価格と性能のバランスがちょうど良い
エゲリアネイティブパフォーマンスは長さにもよるが、大体1万円台中盤~2万円台前半くらいで購入できるロッドだ。
このクラスのロッドは価格的にも高すぎず、安すぎずで価格と性能のバランスが良い。
これからトラウトルアーゲームに挑戦したい方で、「ある程度良いロッドを使いたい」という方にもピッタリだし、
普段5万、6万とするようなハイエンドロッドを使用している方のサブタックルとしても十分使える。
私も普段メインとなる渓流域のルアー釣りではそれなりの価格帯のロッドを使っているが、「エゲリアネイティブパフォーマンスでも全然使える」というレベルの完成度。
このクラスのロッドは技術の進歩で非常に良いロッドが多くなってきているから、本格的な釣り道具が以前よりも安く揃うようになってきているね!
これより下の1万円前後のロッドになってくると、若干ロッドの反発力が低くてだるくなったり、持ち重りするものも多くなってくる。
「せっかく買ったロッドは長く使いたいけど、出来るだけ出費は抑えたい」という方にも最適だろう。
3年の長期保証
パームスのルアーロッドは3年保証になっており、更に保証期間中は何度でも保証書が使用できる。
これは渓流ルアー釣りをする方にはかなり嬉しいと思う。
渓流釣りは斜面を登ったり、滑りやすい石の上に乗ったり、覆いかぶさる木があったり・・・・。
慣れている方でも滑って転ぶことは良くあるし、初心者~ちょっと釣りに慣れてきた段階では不意にロッドを折ってしまう可能性が非常に高い。
大体のメーカーが1年保証だし、保証書の使用は1回のみの場合は多いので、3年間何度でも免責価格(74Mで大体11000円)で修理できるのは安心だと思う。
エゲリアネイティブパフォーマンスのロッドアクション、特徴
私が購入し、使用したのは若干長めのETNS-74Mというモデル。
基本的には湖のトラウトゲーム用を想定して購入しており、ボートからのキャスティングとウェーディングがメインだ。
実際にはこれらの釣りにも使いつつ、合わせて海のシーバスやチヌゲームにも使ってみた。
使用感を簡単にまとめてみると、
- 反発力はそこそこ、だるさは無いが筋肉質な感じでもない
- 特定のルアーの種類に特化しておらず、オールラウンドに使用できる
- 癖のないテーパーで非常にキャストしやすく、負荷が掛かるとバットまで綺麗に曲がる
といった感じかな。
程よい反発力でマイルドな使い心地
エゲリアネイティブパフォーマンスのブランクスの使用感としては、
必要なシャキッと感は十分あるが、ハイエンドモデルのロッドと比べたら劣る部分はある。
というのが率直な印象だ。
実際にスプーン~ミノープラグやシャッド、トップウォータープラグなどを使った釣りまで色々使ってみた。
何かに特化しているような専門ロッドではないので、使用感はマイルドで癖が無い。
スプーンを使った巻きの釣り~ミノーのジャーキングにも対応できる反発力・シャキッと感などはあるが、初心者の方でも比較的簡単に曲げて使える感触。
逆に言えば、エキスパート向けのトゥイッチング用ロッドのような反発力やハリ、穂先の追従性などは無いので、この辺りの微妙な差が価格差になっているんだろう。
ただし釣果に影響が出るような大きな差ではないので、エゲリアネイティブパフォーマンスでも魚は十分釣れるスペックなのは間違いない。
尖った性能は無い分、キャストも楽に決まるし誰にでも楽にキャストが出来るロッドになっている。
1万円台中盤からこの性能が手に入るなら十分すぎるね。
飛距離
エゲリアネイティブパフォーマンスは程よい反発力になっているので、気合を入れてキャストをしなくても「安定して楽に飛ばせる」感じ。
負荷に応じてスムーズに曲がり込んでいくし、ガイドセッティングも良い感じでストレスなく飛距離が伸びる。
飛距離が重要なウェーディングゲームでも、スプーンを使ってロングキャストも簡単に出来るので疲れにくいね!
飛距離については普通に満足!
アルコナイトガイドを採用
今までのエゲリアシリーズは確かSicガイドだったはずだが、今回のエゲリアネイティブパフォーマンスは「アルコナイトガイド」が使用されている。
簡単に言うと、
「必要な性能は持ちつつ、Sicガイドよりも安い」
というのがアルコナイトリングだ。
性能的に言えば、Sicよりも硬度や放熱性などでは劣るというガイドリングなので、その性能については気になる方も多いはず。
釣り具屋さんの店員さんなどに聞いたところ、
「マグロなどの遊泳力が半端ない大型青物を狙ったり、投げ釣りなどの細いラインで重たいオモリをフルキャストしなければ全く問題はない」
とのこと。
実際にこのロッドを使ってそれなりに魚を釣ったりしてみたが、「アルコナイトガイドだから○○」というようなネガティブな印象は全く無し!
確かにチタンフレームのトルザイトリングを使ったハイエンドモデルに比べれば、多少ガイドが重くなる分ロッドのアクションがだるくなるのはある(別な言い方をすればマイルド)。
だからといって気になるようなレベルではないので、「ガイドの性能差については、別に全く気にする必要ないんじゃね?」というのが私なりの意見かな。
グリップ回りのデザイン
エゲリアネイティブパフォーマンスのグリップ回りは「The トラウトロッド」という感じのネイチャー系の仕上げだ。
オーソドックスでシンプルなコルクグリップ+ウッド素材のリールシート、金属製のパーツ・・・。
普通にカッコいいし、もっと高価なロッドと比べてもそん色はないね!
ただし、このタイプのリールシートはナットをきつく締めすぎるとリールを外すのが大変になることがあるから要注意。
ウッドのエンドキャップ
気になる点と言えば、ロッドエンドのウッド製のキャップかな。
ウッドの方が雰囲気は出るんだけど、縦掛けた時にすべりやすいし、傷がつきやすい。
ここは個人的にEVA製かラバー素材の滑り難く、傷がつき難いものの方が良かったかな。
なので、私の場合は画像のようにテープをグルグルに巻きつけて使っている(笑)
ブランクス周り
今回のエゲリアネイティブパフォーマンスは、かなり濃いめのグリーンのブランクスカラー。
これが結構カッコよくて、光が当たると良い感じに色が浮かび上がってくる。
また、バット部分にはカーボンテープの補強が入っている。
これについては個人的に目立つ強さは感じていないので、やっぱりシマノのハイパワーXがこの手の補強では1番優れているかと。
エゲリアネイティブパフォーマンスインプレまとめ!
エゲリアネイティブパフォーマンスのインプレッションについてはこんな感じで、
コスパと性能のバランスが非常に良く、「長く使えるロッド」になっていると思う。
3年保証で万が一にも備えることが出来るし、これはおすすめできるね!
それでは、今回はこの辺で。また明日会いましょう!
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