ウォーターランド ジャークソニック55&65を徹底インプレ・使い方解説!

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ジャークソニック 使い方 インプレ

こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。

さてさて、今回はウォーターランドから発売されているミノー、ジャークソニックの55・65の使用感や特徴・使い方などを詳しくインプレしていきます。

ジャークソニックシリーズはかなり人気があるようですが、果たしてどんな特性があるのか?

少し気になったので購入&使用感をチェックしつつ、様々な魚をキャッチしてきました。

一言で言ってしまえば「オートマチックに・常に誘いを掛けてくれる」ミノーという印象でしょうか。

ルアーが勝手に釣れる状態を作ってくれ、バランスもしっかりしていて使い勝手は良いですね!

忖度なしにインプレしていくので、ルアー選びの参考にしてもらえたら嬉しく思います。

✔管理人の経験・実績

私の経験・実績としては

  • 年間釣行数300以上(現在はほぼ365日釣行しています)
  • 渓流~船釣りまで、ルアー・フライ・餌と、各種の釣りができます
  • メーカーからプロスタッフとしての勧誘あり
  • 釣具店、メーカーにて私のタックルインプレッションや釣り方の掲載・利用あり

こんな感じで毎日のように釣行を重ねて生活している釣り好きで、実釣実績もそれなりに残しています。

ジャークソニック55&65のスペック・ラインナップ

  • ジャークソニック55ヘビーウェイト
    • 全長:55mm
    • 重量:5.5g/ヘビーシンキング
  • ジャークソニック65ヘビーウェイト
    • 全長:65mm
    • 重量:7.5g/ヘビーシンキング

ジャークソニック55・65はしっかりとした比重のあるヘビーシンキングミノー。

しかし、ボディ容積がそれなりに大きい為、重量の割にはシャローエリアを攻めるのも容易にできるオールラウンドなミノーという印象。

ジャークソニック カラー

出典:http://www.lure.jp/l_s/s-minnow01.htm

2022年9月時点でのカラーラインナップは上記の通り。

ナチュラルな食わせ系のカラーよりも、フラッシング・アピール力重視のものが目立ちます。

ジャークソニック55・65を「サクッと」インプレ!

ジャークソニック メッキ

ジャークソニックの詳しい使用感や使い方をインプレする前に、私なりの印象を簡単にまとめておきます。

  • 飛距離:センター寄り固定重心のミノーとしては比較的優秀
  • フォール:水平姿勢でタメが効くフォール
  • アクション:レスポンスは非常に良い!ロールがしっかり混じって柔らかく泳ぐ
  • 使い方:ポーズを意識したトゥイッチング・ドリフト・ただ巻きなど何でも
  • 適したシチュエーション:オールラウンドに使えるが、食わせの間を意識したい場面で特に有効

簡単にインプレするとこんな感じですね。

操作感・抵抗感の大きさなどはかなりバランスが良く、人気ミノーとなる理由も分かる気がします。

飛距離

固定重心・センター寄りのバランス

ジャークソニック55・65は固定重心を採用したセンターバランス寄りのミノー。

ヘビーシンキングミノーは飛距離・沈下速度を重視してリアバランスになっているものも多く、重心設定に違いがあります。

キャストフィーリングとしては、重心移動システムを搭載したシンキングミノーには劣る感じで、スパッと矢のように飛ぶとまではいかず、少し風が吹くと軽く回転するような状態になります。

しかし、各社様々なミノーを使い比べてきた私の印象としては、固定重心・センター寄りのバランス設計のミノーとしては姿勢の安定度はかなり高いですね。

向かい風が強く吹く状況下での釣行もありましたが、しっかりロッドを曲げてキャストすれば激しく回転することは無く、失速は比較的限られたレベルで収まります。

実際の飛距離

実際に私がジャークソニック55をPEライン0.4号を巻いたライトゲーム五目用のタックルでキャストすると、無風時でだいたい30m台中盤~後半程度。

50mmクラスのやや平たい形状のリアバランスのヘビーシンキングミノーと大差ないレベルで、実釣時に特に不満はありません。

カッ飛びとまではいきませんが、アクションの質とのバランスを考えれば十分使いやすいですね。

まるなか

ジャークソニックの遠投性能は低くはないけど、それ以上にアクションの質に重点を置いたルアーって感じかな!

フォール

ジャークソニックの大きな特徴の1つが、フォール姿勢&アクション。

これを意識した使い方をすることで、このミノーの特性が発揮できるようになると考えています。

スローな沈下スピード

重量的にはヘビーシンキングミノーとなるジャークソニック55・65ですが、実際に使ってみるとフォール姿勢はそれほど速くありません。

ジャークソニック フォールスピード

ジャークソニックは一般的なミノーよりも肉厚で幅広、底面はこのようなフラットな形状をしています。

フォール中はこのボディ底面がしっかり水を受けるように設計されているので、薄型のものやリアバランスのミノーと比較すると、しっかりブレーキが掛かるんですね。

これによってフォール中に食わせの間を作るのがかなり得意な味付けになっていて、低活性時や遊泳力がそれほど高くない底物系のターゲットにも、しっかりミノーを見せて食わせることが可能。

ナチュラルな水平姿勢のローリングアクション

スローな水平姿勢のフォールを見せるジャークソニック。

ジャークソニック フォールアクション

フォール中は控えめなローリングアクションが入り、ナチュラルなフラッシングで誘いを掛けてくれます。

激しくヒラヒラと動くのではなく、あくまでも動きは控えめで、軽く揺れながらややスローなピッチでロール。

水平姿勢のフォールをするミノーの中では、かなり大人しめなローリングフォールとなっていますね。

まるなか

ヘビーシンキングミノーとしては、かなり食わせ能力が高いフォールアクションになっているよ!
落とし込みでのバイトも多いね

ジャークソニックのアクションの質・使い方

トゥイッチ&フォール

ジャークソニック55・65の使い方ですが、基本となるのがロッドアクションによるトゥイッチ&フォールですね。

重量はそこそこあるミノーですが、リップサイズはそれほど大きくないので操作感は重たくはありません。

穂先がしなやかなソリッドティップのロッドを使っていますが、キレの悪さなどは目立ちません。

ロッドアクションに対してはイレギュラーなヒラ打ち&ダートアクションを発生。

どちらかというとヒラ打ちがメインでダート幅はそれほど大きくなく、軌道をコントロールしやすいミノーですね。

ジャークソニック セイゴ 釣果

夕マズメ、活性の上がったセイゴが水深1m未満のシャローに集結。

速めのトゥイッチと少し長めのフォールを組みわせると、入れ食いモードになりました。

ジャークソニックは極端なフラットサイドボディのミノーのようなパタパタ感・操作時の手元に伝わるあっさり感は無く、優しい操作感なので個人的には結構好きな感触。

また、ジャークソニックはアクションを与えた時のレンジキープ性能が非常に優秀ですね。

ジャークソニック ボディ形状

ヘッド部分がフラットな形状になっていて、ここが水を受けることで尻下がりになりにくく、水平状態をしっかり維持。

速めのロッドアクションでも水面を飛び出さないので、小型青物を狙う時など、速い誘いを多用する場面でもしっかり泳ぎきってくれます。

私が良く使う誘いのパターンとしては

  1. 任意のレンジまでカウントダウン
  2. 穂先を連続で2回~5回ほど動かしてヒラ打ちダート
  3. しっかりとポーズを入れて水平姿勢を作る

こんな感じの繰り返し。

ポーズ中の水平姿勢キープ能力の高さがジャークソニックの良さになり、低活性時はかなり長めにポーズをとるのもおすすめ。

後方重心のミノーの場合はロングポーズで使うと尻下がりで「ストン」と落ちてしまうので、使い分けが可能ですよ!

まるなか

トゥイッチ後のフォールで「ガツン」とアタリが出るパターンがかなり多いミノーだね!

ただ巻き

2つめはシンプルなただ巻きですね。

ジャークソニックの謳い文句でもある「しっかり泳ぐヘビーシンキングミノー」ですが、実際に使ってみると確かにかなり優秀。

スローに巻いてもしっかりアクションが立ち上がり、レスポンスの良さは間違いなく最高クラス。

泳ぎの質としては、比較的ローリングアクションが強い感じでややハイピッチな味付け。

バタバタと強くテールを振って泳ぐミノーではなく、予想以上にナチュラルでしたね。

ひたすら巻き続けて誘ってもOKですが、私の場合は途中で水平フォールを入れたり、巻き速度に緩急をつけたりして誘い・食わせをしっかり混ぜて使うことが多いです。

ショートリップミノーの割には足場が高くてもキッチリ水を掴んで泳いでくれるので、少し水面から高さのある堤防でも使いやすいです。

ジャークソニック カンパチ 釣果

堤防際の捨て石周りにジャークソニックをキャスト。

緩急をつけたただ巻きの後、一旦フォールを入れてから速巻きすると「ガツン」とショゴ(カンパチの幼魚)がヒットしました。

ドリフト

3つめはドリフトですね。

水平姿勢をしっかり維持するミノーなので、ドリフトとの相性は非常に良いです。

水の流れや風を利用してミノーを流し込むわけですが、

  1. ラインを緩めすぎないように注意してミノーを流す
  2. 時々軽くラインを張ってヨタヨタと泳がせたり、穂先を1~2回ほど操作してヒラ打ちさせて誘いを入れる

こんな感じの繰り返しで誘います。

かなり活性が低い状況だったり、動くルアーに警戒心を持ってしまう状況下でハマると強い使い方。

ジャークソニック チヌ 釣果

ベイトフィッシュを追ってシャローに入ってきたチヌをジャークソニックのドリフト&トゥイッチでキャッチ。

流れのヨレにジックリ流し込んで最小限のアクションを与えると、捕食スイッチが入って猛ダッシュしてきましたね。

まるなか

ヘビーシンキングミノーは尻下がりでスパイラルして沈下するものも多く、ジャークソニックはテンションを緩めたドリフトで使っても高実績!

釣れる魚・適したシチュエーションなど

渓流~ソルトゲームまで万能に対応!

ジャークソニックは特に魚種を限定することなく、オールラウンドに使えるミノーですね。

ポーズ中の水平姿勢はかなり食わせ能力が高く、遊泳力が低いターゲットを狙う時にも効果を発揮します。

ちなみに、1番小さいサイズの55は少し丸みを帯びていてボリュームがあり、だいたい20cm台前半以上のターゲットを狙う時に使いやすいです。

10cm台後半~20cmくらいまでの魚を狙うのであれば、もう一回り小さい50mmクラスのミノーの方が良いかな。

なお、私のジャークソニックを使った主な釣果としては

  • サバ
  • カンパチ
  • サワラ
  • メッキ
  • カサゴ
  • オオモンハタ
  • キジハタ
  • フエフキ
  • チヌ

今は海がメインなのでこんな感じですね。

ジャークソニック ロックフィッシュ

食わせの水平姿勢のフォールを意識して使うことで、ロックフィッシュやヒラメなどにも効果を発揮しますよ!

その他、ネイティブトラウトやバスなどにも間違いなく効くミノーですな。

水平フォールでキッチリ動き、派手すぎない動きのミノーを探している方に!

ジャークソニック55・65は、水平姿勢の食わせのフォールとハイレスポンスながら派手すぎない、程よくナチュラルな動きが特徴的なミノーです。

ですので、沈下速度の速さや飛距離を重視したり、かなり強いウォブリングでバタバタ動くミノーを探している方には使いにくいと思いますね。

まとめ!

ジャークソニック メッキ 釣果

今回はウォーターランドのジャークソニック55・65のインプレッションをしました。

  • 固定重心センターバランス寄りのミノーとしてはよく飛ぶ
  • 水平姿勢の控えめなローリングフォール。沈下速度はそれほど速くない
  • 水平姿勢を維持しやすく、ヘッドアップしにくくて高いレンジキープ能力
  • スローな巻きでもすぐにアクションが立ち上がる
  • ロールアクションがしっかり出て、比較的ナチュラルなスイミング

要点をまとめるとこんな感じですね。

高比重ながらスローな誘いにもキッチリ対応するバランスの良さが特徴的で、ヌルヌルした柔らかなアクションで食わせ能力が高いミノーですよ!

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