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こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。
さてさて、今回はDUOから発売されている渓流トラウトミノー、スピアヘッドリュウキ46S・51Sの使用や使い方を詳しくインプレ。
スピアヘッドリュウキ自体は以前からラインナップがありますが、2022年になって新型モデルが追加(既存モデルのリュウキシリーズのインプレはこちら)。
よりヘビーシンキングミノー感が強調されていて、以前のモデルとは特性が異なっています。
忖度なしにインプレしていくので、ルアー選びの参考にしてもらえたら嬉しく思います。
✔管理人の経験・実績
私の経験・実績としては
- 年間釣行数300以上(現在はほぼ365日釣行しています)
- 渓流~船釣りまで、ルアー・フライ・餌と、各種の釣りができます
- メーカーからプロスタッフとしての勧誘あり
- 釣具店、メーカーにて私のタックルインプレッションや釣り方の掲載・利用あり
こんな感じで、毎日のように釣行を重ねて生活している釣り好きです。
新型スピアヘッドリュウキのスペック・ラインナップ
スピアヘッドリュウキ46S
- 全長:46mm
- 重量:5g
- フック:#12
渓流用ミノーとして、オールラウンド~やや小さめな46mmのモデル。
小粒ながら5gの重量があり、50mmクラスのミノーと大差なく使える使用感が特徴的ですね。
流れの中でも安定したパフォーマンスを見せ、水押しが強い小場所狙いで効果を発揮します。
スピアヘッドリュウキ51S
- 全長:51mm
- 重量:5.5g
- フック:#10
オーソドックスな50mmクラスのリュウキ51S。
重量は5.5gと、遠投性・沈下速度・流れに対する強さは十分。
渓流域全般~小規模な本流域まで対応できますね。
まるなか
既存のリュウキとは使用感に違いがあるよ
スピアヘッドリュウキ46s・51Sを「サクッと」インプレ!
スピアヘッドリュウキ46S・51Sの使用感について、私なりの印象を簡単にまとめておきます。
- 飛距離:優秀
- フォール・レンジ:素早い沈下速度
- アクション:パワーのあるウォブリング。ロッド操作に対してはクイックでキレのあるアクション
- 使い方:トゥイッチング・ただ巻き・ドリフトなど
- シチュエーション:水量が多めなポイントやボトム狙いにおすすめ!
ざっくりインプレするとこんな感じですね。
新型のリュウキはヘビーシンキングミノーの中でも高比重な設定で、流れに対する強さや沈下速度を意識して作られていると感じます。
柔らかなアクションで舞うミノーというより、パワーのあるアクションでリアクションバイトを誘ったり、魚を引っ張るのが得意かな。
飛距離
新型のスピアヘッドリュウキですが、投げやすさに関しては文句なし。
小さい方の46Sで5g、51Sで5.5gの重量があるので、ベイトタックルでも簡単に扱える高比重設計になっています。
バックスペースが取れないポイントを攻めたり、ブッシュの下のピンスポットにダイレクトにミノーを打ち込みたい時にも快適に使えます。
既存のリュウキよりも投げやすさ・飛距離という点においては明らかに優れており、風の影響なども受けにくくなってますよ!
フォール
尻下がりの沈下姿勢
リュウキのフォール姿勢ですが、尻下がりの状態で沈んでいきます。
比較的重ためなヘビーシンキングミノーなので、流れの中でも中層~ボトムまでキッチリ沈めやすい設計。
フワフワと漂うように沈下するミノーではないので、流れを受けても流される距離が短く、トレースコースを計算しやすいメリットがありますね!
テンションフォールでローリングアクション
ラインを送り込みながら沈めると素早く沈下しますが、テンションを程よく掛けることで滞空時間をある程度調整することが可能。
ラインを軽く張った状態をキープすると、ボディ底面が水を受けてユラユラとローリングアクションを発生させながら、少しスローに沈下するようになります。
新型のリュウキは低重心設計で腹側がワイドになっていて、底面が水を受けることでフォールスピード・アクションが変化しやすいんでしょう。
流れを利用したドリフトで探ったり、あまり沈めたくない時は、ラインテンションの調整である程度対応することができます。
リュウキのアクションの質・使い方
ただ巻き
新型リュウキはただ巻きで使用することも可能です。
リップはそこそこ大きくて幅があるので、しっかり水を掴んでアクションを発生させます。
ヒラヒラと柔らかく・ナチュラルにアクションするミノーというより、キビキビとパワーのあるウォブル中心のスイミング。
やや小刻みに動き、穂先に伝わる操作感は分かりやすいですね。
低重心+高比重設計で流れを受けてもアクションが破綻しにくく、流れの中でも浮き上がったり、滑りにくくなってます。
旧モデルのリュウキは流れを受けた時に若干滑りやすいことが気になっていたので、その点は目立たなくなってますね。
逆に言えば、ナチュラルに動くミノーが好きな方には少し波動が強くて違和感になる可能性はありますが。
パワーのあるアクションで、テンポよく魚を引っ張ってバイトさせるのが得意ですね。
トゥイッチング
トゥイッチングで使う場合ですが、私はスローなトゥイッチではなく、中~高速トゥイッチで使いやすいミノーだと感じます。
スローなトゥイッチングでジックリ見せて誘いたい時は、水平フォールを見せるミノーの方が使いやすいですね。
新型リュウキはロッドアクションを与えるとクイックに反応し、ハイレスポンスでキビキビと頭を振って動きます。
移動距離はそれほど大きくなく、流れるようにダートするというより、クイックダート系でしょうか。
私の場合は
- カウントダウンでレンジを調整する
- 2回~5回ほど連続でミノーを動かす
- やや短めのポーズを入れて次のアクションに繋げる
こんな感じで使うことが多いです。
ロッド動作を与えた後は、ヒラヒラッと2~3回くらいローリングして震え、その後尻下がりになって素早く落ちていく感じ。
キレのあるアクションで見切らせないように食わせるのが得意なミノーになってますね!
流れの中をドリフト気味のトゥイッチングで誘い、良型アマゴが飛び出してきました。
ドリフト
ドリフトで使う場合ですが、ネチネチと食わせ重視で探るというより、ある程度テンポの良さやリアクションバイトを誘いたい時におすすめかな。
ネチネチ探るのであれば、水平姿勢をキープできるミノーの方が使い勝手は良いです。
- クロス~ダウン気味にキャスト
- 軽くテンションを掛けながらミノーを流し込む
- 狙いのスポットで1~2回ほどロッドを操作してミノーを躍らせる
- 再び流し込む
こんな感じで使うことが多いです。
新型リュウキは安定性が増しているので、流れが強い瀬でドリフトさせても飛び出しにくくなっていますよ!
適したシチュエーション
新型スピアヘッドリュウキが使いやすいシチュエーションですが、小規模河川のチャラ瀬狙いなど、水量が少ないポイントでは使いにくさが出てきます。
ヘビーシンキングミノーの中でも割と重量があるので、増水時や流れの押しが強いポイントを攻める時に使いやすいです。
個人的には、オールラウンドに使うなら既存のリュウキやDコンタクトなど、50mmで4.5g前後のミノーを先発で使うのがおすすめかな。
オーソドックスなヘビーシンキングミノーでは浮き上がり過ぎる・流されすぎてしまう時にローテーションして使ったり、テンポよく釣り上がることを重視したい状況下で効果を発揮するミノーだと考えています。
新・旧リュウキの違い
新型のリュウキは単なる追加モデルではなく、実際に使ってみると使用感に違いがあるので「新型の方が良い」と言うことはできません。
私なりの違いをまとめておくと、
- 投げやすさ:新型の方が明らかに優秀
- アクション
- 旧型:ローリングアクション・ヒラヒラ感・柔らかなダートアクションが強調
- 新型:キビキビ感が強調されており、水掴みがかなり安定している
- 流れに対する強さ:旧型の方が浅い場所を丁寧に引きやすいが、流れを受けた時に滑りやすい
こんな感じでしょうか。
旧型のリュウキは、ヒラヒラとしたスイミングと柔らかなヒラ打ちダートが特徴的です。
一方、新型はウォブリングやクイックなダートが目立つ味付け。
流れが緩い場所を探ったり、柔らかなアクションを見せるミノーが好きな方は旧モデルの方が使いやすいと感じる方も多いはず。
旧モデルの欠点だった「流れに対する滑りやすさ」を克服するため、今回の新型リュウキはウェイトアップ・低重心化・リップサイズ大型化を行ったんでしょうかね。
左が新型・右が既存のリュウキ。
全長は1mmの違いですが、新型の方がリップが明らかに大きく、水をより確実に受けてアクションするようになっています。
まるなか
▼ヘビーシンキングミノーについてより詳しく知りたい方は【渓流用ヘビーシンキングミノーのおすすめ・使い分けのコツ解説】を。
渓流用ミノー選びの基本や、初心者の方にも使いやすいものについては【渓流用ミノー選び・おすすめアイテム徹底解説】を参考にどうぞ。
まとめ!
今回はDUOから発売されている2022年に追加になった新型スピアヘッドリュウキのインプレをしました。
- ヘビーシンキングミノーの中でも重たい比重設定
- 投げやすさは抜群!
- 尻下がりの素早い沈下
- 小刻みなウォブリング中心の動きでキビキビ動く
- 流れに対する粘り強さはかなり優秀
- 増水時や瀬狙いで使いやすい
要点をまとめるとこんな感じ。
オーソドックスなヘビーシンキングミノー+αのレンジに入れたい時におすすめですよ!
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