こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。
さてさて、今回は渓流トラウト・海のライトゲームで愛用している小型ミノーを紹介します。
今日はスミスのDコンパクトの使用感やアクションの特徴を詳しくインプレ。
Dコンパクトは38mmと45mmのサイズがあり、渓流やライトゲームに使うミノーとしては若干控えめなボリューム感。
この絶妙なサイズが非常に使いやすく、定番の50mm前後のミノーとローテーションすることで、魚の反応が明らかに変わることも良くありますね!
かなり使いやすいヘビーシンキングミノーなので、初心者の方にもおすすめです。
✔管理人の経験・実績
管理人の経験・主な実績としては
- 年間釣行回数250~300以上(淡水・海問わず毎日釣りをしています)
- 渓流釣りはルアー・餌・フライ・テンカラと各経験あり
- 釣果:渓流ルアーゲームにて半日でイワナ・アマゴを50匹以上など
- メーカーからプロスタッフとしての勧誘経験
- 釣具店・メーカーにて私のタックルインプレや釣り方の活用あり
こんな感じで、毎日釣りばかりやって生活している釣り好きです。
公平な視点で使用感を解説するので、アイテム選びの参考にしてもらえたら嬉しいですね。
Dコンパクトのスペック・ラインナップ
Dコンパクト45
- 全長:45mm
- 重量:3.5g
- 比重:ヘビーシンキング
- フック:#12
Dコンパクト45は私が多用しているサイズで、「絶妙に小さい」というのが最大の特徴ですね。
源流域や支流といった小規模なフィールドでは先発で投入することも多く、海のライトゲームでもよく使っています。
Dコンパクトを始めて使う方には、私としては45がおすすめですね!
上から順にDコンパクト38、Dコンパクト45、Dコンタクト50です。
このサイズ感の違いで魚の反応もかなり変化します。
Dコンパクト38
- 全長:38mm
- 重量:2.5g
- 比重:ヘビーシンキング
- フック:#14
Dコンパクト38は超コンパクトなマイクロサイズのミノーですね。
私としては使う機会はかなり少ないですが、食い渋りが激しい時や、狙う魚が10cm台中盤くらいまでの時に使うことがあります。
また、カワムツやアブラハヤをルアーで釣る時にかなり効果的で、実績は十分です。
ただし、40mm以下のミノーはかなり小さくなるので、オールラウンドに使える汎用性としては低くなります。
まるなか
カラーラインナップ
カラーラインナップは上記の通りです。
Dコンパクトを「サクッと」インプレ!
Dコンパクトの特徴やアクションなど、私なりの印象を簡単にまとめておきます。
- 飛距離:小規模フィールドでは十分な飛距離
- フォール:尻下がりのフォール姿勢で程よい速さ
- アクション:レスポンス良く元気に泳ぐ。Dコンタクトよりもキビキビ感が強め
- 使い方:トゥイッチングやドリフトなど、オールラウンド
- シチュエーション:小規模な渓流域や食い渋り、10cm台~20cm前後のメッキなどを狙う時
ざっくりとインプレするとこんな感じですね。
50mm前後のミノーだと食い切らない・若干ルアーがボリューミーな時にかなり使いやすいミノーです。
飛距離
45は小規模なフィールドでは必要十分な飛距離
Dコンパクトはいわゆるヘビーシンキングミノーで、やや高比重に設計されています。
主に簡単にルアーが対岸に届いてしまうような小規模な渓流域で使用することが多いので、必要な飛距離は十分確保できます。
それでもボディが小さいので、50mmクラスのミノーと比較すると、飛距離においては劣りますね。
海で使う場合は漁港内のスロープや障害物周りなど、ある程度狙うスポットが絞り込めている時に使いやすいです。
大規模なフィールド探る時は、兄貴分のDコンタクト50とローテーションしたり、ワンサイズ大きいルアーと使い分けた方が良いですね。
38は使い手をやや選ぶか
Dコンパクト45はやや小粒ですが使いやすいサイズ・重量感になっています。
一方でDコンパクトの38は重量が2.5gになっていて、最近流行りのベイトタックルを使ったトラウトゲームやライトソルトでは少し軽いですね。
38は近距離戦専用といった具合で、風に対する対応力も低くなるので、初心者の方にはあまりおすすめしません。
極端な状況でなければ45で対応できる場面が多いので、私自身Dコンパクト45の方が出番は圧倒的に多いのが現状です。
フォール
尻下がりのフォール
Dコンパクトは後方寄りの重心設計になっていて、尻下がりの姿勢で沈下していきます。
沈下速度は一般的なシンキングミノーよりも速いですが、ヘビーシンキングミノーとしてはそこまで速くなく、割と浅い場所でも使いやすくなっています。
高比重なヘビーシンキングミノーだと少しレンジが入りすぎてしまうような時でも、Dコンパクトなら引ける場面もあります。
この辺りの微妙な使い分けで釣果も変わってくるので、釣り場の水深や水押しの強さなどによって使い分けるのがポイントですね!
テンションフォールを使う
Dコンパクトを使う時は、フォール時は軽くラインが張るくらいの状態をキープした方が良いですね。
フリーで落とし込むとルアーがグルグル回ってしまい、フックがラインを拾ってしまいやすくなります。
軽くテンションを掛けることで無駄なトラブルを抑制できますし、絶妙なローリングを伴ったフォールアクションを見せるようになります。
まるなか
アクション・動きの質
素早い立ち上がりのキビキビアクション
Dコンパクトのアクションですが、程よい比重の高さでアクションの立ち上がりは非常に早くなっています。
源流域や支流といったミノーを流せるスポットがかなり狭い場面でも、しっかり動かしやすく作られていますね。
落ち込みのポケットや岩陰など、ピンスポットからイワナを引っ張り出したいような時にもかなり使いやすくなっています。
アクション自体は比較的ピッチが速いウォブリングでしっかり泳ぎます。
穂先にミノーが泳ぐ抵抗感も程よく乗りやすく、かなり使い勝手は良いですね!
トゥイッチによるダート&ヒラウチ
ただ巻きでも割とキビキビ泳ぐDコンパクトですが、メインになるのはロッド操作によるトゥイッチングですね。
トゥイッチングさせると、程よいフラットサイドボディが水を受けてしっかりアピールしてくれます。
トゥイッチングによるアクションの質としては、Dコンタクトの方がアクションが柔らかく、左右に流れるようなダートアクションがしっかり出ます。
Dコンパクトの方がキビキビ感が強調されており、ヒラウチ後のダート幅は控えめ、ピタッと止まるような動きになっています。
サイズが小さい分、ロッド操作時の抵抗感は少ないので、柔らかいロッドでも簡単に動かしやすくなっています。
まるなか
やや浮き上がりやすい
これは使い方によってメリット・デメリットのどちらにもなります。
Dコンパクトはサイズが小さい分、高比重ミノーとしてはやや浮き上がりやすい特性を持っています。
この特性によって、水量が少なめな状況下や、サイズが大きいヘビーシンキングミノーではレンジが入りすぎてしまう時に使いやすいです。
一方で増水している時や流れが速いポイントを探るとなると、狙いたいレンジの上をミノーが流れてしまうことがあります。
ですので、同じフィールドを探る時でもDコンパクトと50mmクラスのミノーを使い分けたり、その時のコンディションによってメインに使うミノーは変えることも多いですね。
Dコンパクトだと浮きすぎてしまう時は、Dコンタクト50やDインサイトへのローテーションがおすすめです。
Dコンパクトの使い方
トゥイッチング
Dコンパクトの一番基本となるのがロッドアクションを与えるトゥイッチングですね。
ミノー自体が小さいので、硬いロッドを使って強くアクションさせすぎるとバランスを崩したり、フックが絡みやすくなります。
手首を使ってチョンチョンと軽く動かせば十分で、渓流・ソルト問わず
- 任意のレンジまでラインを軽く張ってフォール
- ロッド操作を2回~4回くらい連続で行ってヒラウチ&ダート
- ラインを軽く張ってフォール
基本的にはこのような繰り返しでヤマメやイワナ・メッキ・カマスなどは良く釣れます。
魚に見切られる時はロッド操作を速くしたり、逆に遅くしたりして微調整すると良いですね。
テンションフォール中のシミーフォールアクションでもバイトが良く出ます。
ドリフト
流れが少し早い時や、アップストリームでは食い切らない場面ではクロス~ダウンのドリフトで使うのもおすすめです。
ドリフトで使う時は存在感が大きいDコンタクト50を使うことが多いですが、小さな虫などを偏食している場面ではDコンパクト45を使うこともあります。
基本の使い方としては、
- クロス~ダウンでキャスト
- ラインを軽く張る状態をキープし、フラフラとミノーが泳ぎつつ下流に流れる状態を作る
- そのまま流し込む or 1~2回ほど軽めのトゥイッチで誘う
- 再び流す
こんな感じで、魚の前に自然な形でミノーを流し込むイメージで使います。
Dコンパクトが適したシチュエーション・狙うターゲット
狙うターゲットが10cm台後半~20cm前後の時
Dコンパクトの絶妙なサイズ感は魚が少し小さく、定番の50mmクラスのミノーだと大きい時に強い効果を発揮することが良くありますね。
だいたい10cm台後半~20cm前後のヤマメやイワナが多いフィールドだったり、小型のメッキやカマス・メバルなどを狙う時にちょうど良いサイズ感になります。
「Dコンタクトだと見切られるのにDコンパクトだとフッキングに持ち込める」という経験もこれまで何回もしており、かなり頼りになる存在です。
小規模な源流や支流域
主に川幅が数メートル程度で水量も多くない源流や支流域を攻める時は、Dコンパクトを先発で使うことも多いです。
イメージとしては、こんな感じの上流域でヤマメやイワナを狙う時ですね。
このようなフィールドでは、Dコンタクトのような50mmクラスのヘビーシンキングミノーだとレンジが入りすぎてしまい、普通のシンキングミノーだと比重が軽すぎたり。
Dコンパクトのほどよく浮き上がる特性を活かすことで、「少し浅い場所を引けるミノーが欲しい」状況下で活躍しますね!
規模が小さくても水量が多い場所を攻める時は、1枚下のレンジを探りやすい50mmクラスのヘビーシンキングミノーの方が使いやすいです。
▼ヘビーシンキングミノーについてより詳しく知りたい方は【渓流用ヘビーシンキングミノーのおすすめ・使い分けのコツ解説】を。
渓流用ミノー選びの基本や、初心者の方にも使いやすいものについては【渓流用ミノー選び・おすすめアイテム徹底解説】を参考にどうぞ。
シーズン初期のメッキ・カマスゲーム
Dコンパクトは海のライトゲームでもかなり使いやすく、ライトゲーム用のミノーにも全く負けない使いやすさ・実績があります。
特によく使うのはシーズン初期の小型魚が多いメッキやカマス釣りで、9月~10月くらいの秋シーズンによく使っています。
メッキの場合は20cm台前半くらいまで。
カマスの場合は20cm台後半くらいまでの個体がアベレージなる時におすすめですね!
レスポンスが良くロッドアクションに対する追従性も良好なので、海のルアーフィッシングでもしっかり活躍してくれます。
まるなか
Dコンパクトのフックセッティング
時々フックについて質問を受けますが、私が良く使っているフックを紹介しておきます。
Dコンパクト45
私がメインで使っている45に使うフックですが、
- ノーマル:スミス Dコンタクトフック #12
- 渓流で20cm前後のトラウトを狙う:ST-11 #14
- 渓流のやや強め:ヴァンフックDT-38 #14 or #16
- シングルフック:オーナーSBL-55M #12
- 海のライトゲーム:ST-26TN #14
これらをよく使っています。
Dコンパクト38
小粒のDコンパクト38に合わせるフックとしては、選択肢が少なくなるのが難点ですね。
- ヴァンフック DT-38 #16
- オーナー ST-36 #18
これらを使うことが多いです。
おすすめカラー
視認性に優れた色が無難
渓流域やライトゲームでは、ミノーの視認性はかなり重要ですね。
どこにルアーが泳いでいるのかを確実に把握することで、釣果に良い影響を与えます。
ルアーカラーで迷った時は、背中がチャートやピンク・オレンジなどの派手なものが使いやすいです。
私が良く使っているものとしては、
- チャートバックヤマメ
- レーザーヤマメ
- チャート箔
- ピンク箔
- ライムチャートヤマメ
- TSレーザー
これらを比較的好んで使っています。
グローシールカスタムもおすすめ!
欲しいカラーが売り切れていて買えない時は、グローシールを背中に貼り付けるカスタムが超おすすめですね。
背中に細くカットして貼り付ければ、魚への違和感は最小限に抑えつつ、見やすさが格段にUPします。
まるなか
まとめ!
今回はスミスのヘビーシンキングミノー、Dコンパクトのインプレッションをしました。
38と45の2つのサイズ展開がありますが、おすすめは45ですね!
絶妙に小さくて控えめなボリューム感で
- 少しサイズ・ボリューム感を落としたい
- 浅い場所を引きたい
- 50mmクラスのミノーに反応があるけど食い切らない
このような状況下のトラウトや海のライトゲームに最適です。
使いやすさ・実績共に十分なミノーなので、気になる方は使ってみて下さいね。
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