こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。
さてさて、今回はアジング講座をやっていきましょう。
今日のテーマは「アジングワームの基本の選び方・実釣比較で選んだおすすめアイテム」を紹介。
今まで各メーカーのアジング用ワームを実際に使い比べてきた中で「これは使いやすいな」というものを選抜して紹介します。
普段毎日のように釣行を重ねて生活している私の実釣経験を基に解説していくので、
- どんな基準でワームを選んだらいいのか分からない
- 初心者でも使いやすいワームを知りたい
という時の参考にしてもらえたら嬉しく思う。
紹介するアイテムはメーカーの縛りなどは無く、公平な視点で判断してある。
前置きはこれくらいに、アジングワーム選び方基礎講座を進めていこう!
目次
アジングワーム選びのポイント
まずはアジングに使うワームを選ぶ時、どんな点に注目して選んだらいいのか?
私が普段意識していること・要点を紹介していこう。
基本としては
- ワームの形(シルエット・リブの深さなど)
- ワームの大きさ・サイズ
- ワームの素材
- ワームの色・カラー
これらの点をチェックして選ぶようにしている。
アジング初心者におすすめなワームの揃え方
ワームを細かく揃えだすとキリが無くなってくる。
初めのうちは手持ちを増やしすぎても迷いが出てしまうし、予算を掛け過ぎるのも良くない。
私が初心者の方のおすすめするのは
- 選ぶのはストレート・ピンテールタイプのワームをメインにする
- 各アイテムは2色~3色ほど選ぶ
- 合計で3~4アイテムを選ぶ
目安としては、最初のスタートとしてはこれくらいの手持ちがあればもはや十分。
例えば、1つのアイテムを2色ずつ、4アイテムを選んだら
4アイテム×2色=8
つまり、8つのバリエーションができる。
2色ずつ3アイテムを選んだ場合は、3×2で6つのバリエーションになる。
初めのうちはこれくらいワームがあれば十分ゲームが成立する。
似たようなワームはカラーを分けて揃えよう
アジングワームは各社から結構似たような形のものが多く発売されている。
最初のうちは「似たようなワームの似たような色」が手持ちに増えてしまうと、揃える効率が悪くなってしまうから気を付けよう。
仮に似たようなアイテムのA・Bがあったとしたら、
- A:クリアカラーとピンク
- B:オレンジとホワイト
分かりやすく言うとこんな感じで、同じようなワームはひとまとめに考え、カラーにバリエーションが出るように揃えると無駄が少ない。
釣りは経験を積むと好みの形や色がだんだん決まってくるので、自分なりのこだわりができてからお気に入りのものを重点的に揃えていけばOK。
初心者のうちはあまり偏らないように、少ない手持ちで効率よくワームにバリエーションが出るように揃えていこう。
まるなか
アジングに使うワームの形・種類
アジングに使うワームの形状について、私なりの基本的な考え方を紹介していこう。
簡単に分けるなら、
- 余計なパーツが付いていないツルッとしたワーム
- 細かいパーツや深いリブが入っているワーム
こんな感じでざっくりと分けて考えると、初心者の方でも分かりやすい。
シンプルなストレート(ピンテール)
最もベーシックで汎用性が高いのが、ストレートワームやピンテールワームと呼ばれる形のアイテム。
比較的風や潮の影響を受けにくい為、安定して飛ばしやすくてカウントダウンで沈めるのもスムーズにできる。
アジングでは基本となるアイテムなので、初心者の方にも使いやすいぞ。
細かいパーツが付いたワーム・リブが深いワーム
アジング用ワームはアイテムによっては細かいパーツが付いていたり、リブが深く刻まれたアイテムがある。
これらは海中で潮の抵抗を大きく受けるため、
- フォール(沈下)スピードが遅くなりやすい
- 操作時の抵抗が大きく、ワームの操作感が分かりやすい
このような特徴を持っている。
軽いジグヘッドを使って表層付近を攻めたい時や、スローなフォールにアジの反応が良い時に使うと良い。
ただし風の影響を受けやすくなるので、風が吹くと飛距離が落ちたりすることがある。
まるなか
捕食する餌によるワームの使い分けの例
アジはその時によってベイトフィッシュ(餌)の種類が変わることが良くある。
食っている餌によってワームの種類を少し使い分けたりすると、釣果にちょっとした差が出ることがある。
小魚系の餌を食っている時
アジは小型のイワシやシラスウナギをはじめ、大きい個体になるとボラの稚魚を食ったり、状況によっては豆アジを共食いしていることもある。
基本的に小魚系の餌を捕食している時は、ツルッとしたボディをしたシンプルなストレート系のワームが使いやすい。
アクション速度を少し速くしたりして遊泳力があるベイトフィッシュを演出すると良い。
プランクトンやアミエビなどを食っている時
一方で小型で遊泳力が弱いプランクトンなどを食っているアジを狙う時。
どちらかというと難易度が高くなりやすく、ちょっとしたワームの大きさや形状・使うジグヘッドの重さなどで反応が大きく変わりやすい印象がある。
このようなマイクロベイトパターンの時は、
- リブが深いワームなど、スローに探るのが得意なもの
- アジの吸い込みやすいテール付近が細いワーム
- スポットグローカラー(粒々の夜光)が入ったワーム
- 軽めのジグヘッドを使う
このようなワーム・タックルを選ぶと良い。
小魚系の餌を食っている時よりも「ワームをスローに・自然に漂わせやすいもの」を選ぶのが基本になる。
ワームの大きさ・サイズ
アジングに使うワームはサイズに幅があり、超小さいもの~かなり長くてボリューミーなものまで様々。
2インチ前後を基準に選ぶ
一般的なアジングでは、だいたい20cm前後~30cm位までの大きさがアベレージサイズになる。
これくらいの大きさのアジを狙うのであれば、2インチ前後を1つの目安にすると良い。
2インチ前後のワームを選んでおけば、大きな失敗は無く比較的安定してアジの反応を得やすい。
私の場合は
- 小さめ:1.5インチクラスまで
- 普通:1.8インチ2.2インチくらい
- 大きめ:2.5インチ以上
ざっくりとした目安はこんな感じで、使用するワームの8割以上はだいたい2インチ前後というのが実際である。
やたら小さくしすぎない
アジのアタリがあるのに針掛かりが悪い時や、かなり小さそうな餌を食っている時は小型のワームを選びたくなる。
確かにこれは間違いではなく、正しくローテーションできれば釣果UPにもつながる。
しかし、下手にワームを小さくしすぎてしまうと「アタリそのものが大幅に減る」ことがあるから気を付けよう。
詳しい理由は分からないが、ある一定以上にワームを小さくするとアジが全く食ってこなくなるような場面も意外とある。
ワームを小さくすると反応が無くなる時は、ワームのサイズは極端に小さくせずに
- ジグヘッドの重さを軽くしてみる
- フックの形状を変えてみる
- リーダーをしなやかで伸びがあるものに変える(エステルライン・PEライン使用時)
こんな感じで、他のタックルバランスを調整して様子を見てみると良い。
まるなか
ワームの色・カラー選び
ワームのカラー選びはアジング初心者の方は誰でも悩みやすいポイント。
最初の方で紹介したように、はじめは1つのワームにつき2色~3色程度揃えていくのがおすすめ。
お気に入りが見つかったら、4色・5色と手厚くバリエーションを出していこう。
簡単な色の使い分け
アジング初心者の方の場合、分かりやすい色の揃え方としては
- クリア+金・銀・赤などのラメ
- クリア+スポットグロー
- ホワイト(夜光でもOK)
- ピンク・オレンジなどの目立つ色:
- アミカラー(くすんだオレンジ系のクリア)
こんな感じで5つの系統に分けると分かりやすいかな。
より少ない手持ちで始めたい方は「1」と「2」、「3」と「4」はひとまとめに考えてもOK。
最終的にボックス内で各カラーが最低限あれば、スタートとしては問題ない。
アジングで重要なのは、カラーうんぬんよりも圧倒的に
- 場所
- タイミング
- ワームのボリューム
- ジグヘッドの重さ
これらになり、基本的にたくさん釣っている人は「魚が沢山いる良い場所」で釣りをしている。
クリア系を基準に選ぼう
人によって好みの差があるが、比較的無難に使えるのはクリア系のカラーかな。
これからアジングに挑戦するなら、まずはクリア系のカラーを中心に揃えておくとオールラウンドに対応しやすい。
少し濁った時やアピール力が欲しい時はホワイトやピンク・オレンジなどの良く目立つものを使ってみると良い。
まるなか
※より詳しいカラー選びの解説は「アジングワームの色の選び方解説」を参考にどうぞ。

ワームの素材
アジング用ワームに使われている素材は大きく分けると2種類ある。
- 一般的なワーム素材:セットするのが楽だが、耐久性が低い
- 高耐久な素材:伸縮性が高く、長持ちする。ただし針にうまく差すのが難しい・癖がつきやすい
このように分類できる。
基本は普通のワーム素材でOK
とりあえず最初のうちは、迷った時はセットするのが楽な一般的な素材のワームを中心に使うのが無難かな。
特に現場でワームを綺麗にセットするのは意外と難しく、ナイトゲームや冬の釣りではまっすぐ刺すのは意外と大変。
高耐久素材のワームは手返しが良い
一方で伸縮性のある素材を使用したワームは、アジのアタリが沢山出る状況下で特に使い勝手がいい。
耐久性が高いワームは一般的な素材の倍以上持つものも多く、一度セットすればズレ難くて千切れないので効率よく釣りができるぞ。
ただし保管時に他のワームと混ぜると、ワームがドロドロに溶けてしまったりすることがあるから気を付けよう。
ダイワの「月下美人」シリーズのワームは耐久性が高いワームの代表格だね!
アジングワームの基本的な選び方はこんな感じかな。
ここから先は実釣の中から選び抜いたおすすめアイテムを紹介していこう。
おすすめなストレート系アジングワーム
まずはベーシックで色んな状況下で使いやすいストレート・ピンテール系のワームから。
レインズ アジアダー
アジアダーは超定番のアジングワームで、他社のワームよりも圧倒的なカラーラインナップの豊富さが魅力でもある。
このワームはオールラウンドに使えるアイテムで、入手しやすさにも優れているのでアジング初心者の方にも超おすすめ!
ワームのボリューム・アピール力・操作感ともにバランスが良くて使いやすいぞ。
▼【関連記事】アジアダーの詳しいインプレッションはこちら

DUO テトラワークス ピピン
テトラワークスのピピンは程よいサイズ感のベーシックなワーム。
サイズ感も程よく、数釣り~良型狙いのアジングまで汎用性が高くて使いやすい。
テールの先端にリブが付いており、これによってロッドアクションに対してしっかり反応してワームが動いてくれる。
▼【関連記事】ピピンの詳しいインプレッションはこちら

ジャッカル キビキビナーゴ
ジャッカルのキビキビナーゴは結構前から発売されている定番のアジング・メバリング用ワーム。
このワームはツルッとしたボディ形状でシラスなどの小魚系のベイトを捕食しているアジやメバル狙いで使いやすい。
欠点としてはワームの耐久性が低いことだが、ただ巻きや小刻みなリフトフォールに対するレスポンスの良さ・潮を切り裂くアクションのキレが非常に良い感じ。
軽量ジグヘッドを使ってスローに・フワフワと漂わせて使うよりも、少し重ためのジグヘッドを使って「積極的に仕掛けていく」ような使い方で好んで使用しているワームだね!
▼【関連記事】キビキビナーゴの詳しいインプレッションはこちら

次に紹介する2つは優先順位としては少し低くなるが、効率よく魚を釣ったり・状況次第で強い効果を発揮しやすいアイテムになるぞ。
ダイワ 月下美人ビームスティックZERO
ビームスティックZEROは非常に耐久性に優れた千切れにくい素材を使用したワーム。
1.8インチというサイズ感で、やや小ぶりでシンプルな形状をしている。
これによって風が強い時や深場を攻めるのが得意で、ダイレクトな操作感で手返しの良い釣りができる。
10cm台後半~20cm前後のアジが数釣り出来る状況下なんかに使いやすいね!
▼【関連記事】ビームスティックZEROの詳しいインプレッションはこちら

34(サーティーフォー)オクトパス
34のオクトパスはビームスティックZEROよりはやや耐久性に劣る。
しかし、一般的なワームよりも長持ちしてジグヘッドへの差しやすさも比較的良好なワーム。
シンプルなストレート系のワームだけど、細かいリブが下側に来るようにセットするとただ巻きでもテールがプルプルと動き、アピール力が強い。
主に小魚系のベイトを捕食している場面で使用頻度が高く、ある程度テンポを上げた釣り方で好んで使用している。
ボディサイズをそこまで大きくしたくはないけど、少しアピール力が強いワームが欲しい状況で使ってみてね。
▼【関連記事】オクトパスの詳しいインプレッションはこちら

スローな誘いやマイクロベイトパターンにおすすめなアジングワーム
次はシンプルなストレート系ワームよりも若干潮を受けやすく、スローな誘いやドリフトなどに効果的なおすすめアイテムを紹介。
浅い場所をスローに誘ったり・フォールでジックリ落とし込んだり・・・・。
その他プランクトン・アミエビなどをアジが捕食している場面でも使いやすいぞ。
ジャッカル アミアミ
ジャッカルのアミアミは深めのリブ+細かいパーツが付いていて、細身で吸い込みが良いテールが特徴的なワーム。
サイズ展開が1.5インチと2.3インチの2種類があるが、オールラウンドに使うなら2.3インチの方が使いやすいかな。
アジのサイズが10cm台後半までの小型だったり、サイズを落とさないと吸い込みが悪い時は1.5インチを使ってみよう。
非常に吸い込みが良いワームで、小型の餌を食っている状況下でもフッキングが比較的安定していて使いやすいワームだね!
▼【関連記事】アミアミの詳しいインプレッションはこちら

Duo テトラワークス バーニー
バーニーは「若干扁平したボディ+細いツインテール形状」が特徴のワーム。
使用感としてはアミアミほど抵抗感は無く、ストレートワーム+α程度の感覚で使える。
なので飛距離や沈下速度は比較的安定しており、この手のワームとしてはオールラウンドに・誰にでも使いやすい印象があるね!
アミアミほど個性的ではないけれど、その分汎用性が高いのがバーニーかな。
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バークレー サビキー
バークレーのサビキーは少し変わったワームで、ワームのテール部分に細いティンセルがセットされている。
このティンセルによる光の反射により、普通のワームとは少し違ったアピールをする。
サビキーを使い、表層付近で小型のプランクトン系のベイトを食っている時にアタリが多く出るという経験をしている。
表層付近にアジの姿が見えるのに食ってこない時に魚の目先を変えたい時、使ってみると面白いワームだね!
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ダイワ 月下美人アジングビーム極み
アジングビーム極みはストレート形状+深めのリブで潮を掴むタイプのワーム。
このアイテムも月下美人シリーズ特有の高耐久素材を使用しており、アジのアタリが多く出る時の手返しの良さは非常に良い。
深めのリブとテール先端のふくらみにより、ただ巻きでもワームが微妙に動いて滑らかにアピールしてくれるぞ。
素材の耐久力を活かし、ワームの付け直し時間を省いてどんどん数を釣っていく状況下に特におすすめ!
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アジング初心者の方にもおすすめなワームの選び方・おすすめアイテム紹介はこんな感じかな!
いきなりたくさんワームを買う必要は無いので、まずは無駄なく・効率よく揃えて経験を積んでいこう。
まるなか
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