メバリングで基本となるラインシステム・ライン素材の使い分け。徹底的な実釣経験から解説!

メバリング ラインシステム

さてさて、今回はメバリングにおけるラインシステムのお話を。

使用するラインの素材や号数・ショックリーダーの選び方など、今までよく質問を受けてきたことについて基本となる部分をこの機会にまとめておきます。

 

私自身メバリング歴は結構長く、専用タックルが発売される前からの経験がある。

メバリング 釣果

釣り歴だけでなく年間300回前後は釣行しており、毎日のように釣行を重ねている中で培ってきた知識を基に紹介していく。

 

これからメバリングに挑戦したい方など、実践で使える基本となるラインシステムについて知りたい方の参考になったら嬉しく思う。



メバリングに使うラインシステムの基礎知識

まずはメバリングで使用するラインシステムについて、基礎となる部分を順に解説していこう。

ライン素材の選び方

メバリング ラインシステム ライン素材

メバリングに使用されるライン素材にはいくつも種類がある。

 

簡単に分類すると、

  1. ナイロンライン(0.8号~1号前後):主に初心者向きで扱いやすさ重視
  2. PEライン(0.2号~0.4号前後):正しく使えば強度が高く、強引なやりとりが可能
  3. フロロカーボンライン(0.6号~0.8号前後):ナイロンラインより伸びが少なく比重が高い。ただしラインが硬い
  4. 極細フロロカーボン・エステルライン(0.3号~0.4号前後):開けた漁港内での数釣り専門

 

こんな感じかな。

 

メバリングは人によってスタイルが違うが、細いラインの扱いに慣れていない初心者の方におすすめなのがナイロンライン。

次におすすめなのがPEラインで、メバルは根周りに潜む習性があるので優れた強度を持つPEラインはメバリングでは非常に大きなアドバンテージ。

私の場合、メバリングでは8割方PEラインを使用しているのが現状だ。

 

フロロカーボンライン(0.6号~0.8号前後)はナイロンラインよりも硬くて扱い難い面があるが、伸びが少なくて比重が高い。

つまり、ルアーをダイレクトに操作しやすくて魚のアタリも明確に伝わりやすいメリットがある。

 

ラストに極細のフロロカーボンラインやエステルラインだが、これらは開けたポイントで軽量なジグヘッドリグを使った小型~中型のメバルの数釣り専門と考えると分かりやすい。

細いラインは強度的には不利になるが、風や潮の影響を受けにくくて軽いルアーの操作感は抜群に良い。

主にアジングで使用することが多いラインシステムだが、開けた漁港内でのメバリングで使うことは十分できる。

ナイロンライン→PEラインがステップアップにおすすめ

とりあえずメバリング初心者の方で細いラインの扱いに不安があるのであれば、ナイロンラインで道具の使い方を覚えていくと良い。

 

その後に使うライン素材は好みもあるが、私の場合はPEラインをおすすめする。

 

PEラインはリーダーというナイロン・フロロカーボンラインを先端に接続して使う必要がある。

メバル 釣果

しかし、正しく使えば尺クラスのメバルでも余裕を持ったやり取りができ、障害物周りギリギリにルアーを通すのも得意だ。

 

特に釣り人が多くてメバルがスレている場所ほどメバルは開けた場所には入って来ず、障害物や海底の根「ギリギリ」に隠れていることが多い。

強度的に弱いナイロン・フロロ・エステルラインでは、運よくメバルをヒットさせてもラインが根ズレしてラインブレイクすることも多いし、魚にも環境にも優しくない。

 

メバリングに使うライン素材についてはこんな感じで、ここからはライン素材毎のラインシステムについて紹介していこう。

「ライン素材別」メバリングに最適なラインシステム例

使用するライン素材毎に最適なラインシステムのパターンをまとめておこう。

ナイロンラインの場合

最初にナイロンラインを使う場合の基本となるラインシステムを紹介。

  • ラインの号数:0.8号~1号前後(3ポンド~4ポンド)
  • リーダーの有無:基本的には必要なし
  • ラインを巻く長さ:75m~100m

 

ざっくり紹介すると、こんな感じ。

 

ナイロンラインは比較的柔らかくてリールのスプールへの糸馴染みは良好。

メバリング ナイロンライン

初心者の方にもライントラブルが発生しにくく、扱いやすさ重視がナイロンラインを使ったメバリングだ。

ルアーとの結束も容易にでき、しなやかで伸びがあるので結び目の強度も簡単に出しやすいメリットがある。

 

ライン自体に伸びが有ってショック吸収性にも優れているので、ショックリーダーの結束は基本的に不要。

ただしメバルのサイズが20中盤以上の良型が多い時などはラインが歯にスレてブレイクすることがある。

この場合は1.2号~1.5号程の少し太目のフロロカーボンラインを30cm~40cm程度接続するのも良い。

 

注意点としては、海水や紫外線で劣化しやすい事。

なので長めに巻いて大事に使うというより、必要な長さを巻き取って何度か使用したらラインをどんどん巻き替えていく方が良い。

PEラインの場合

最近は細くて強いPEラインがルアーフィッシングの主流になってきていて、メバリングでもPEラインは非常に良く使われる。

メバリング PEライン

以前はフロロカーボンラインが主力だったが、最近はPEラインが人気かな。

 

PEラインを使った港湾部でのメバリングに最適なラインシステムを紹介すると、

  • ラインの号数0.3号~0.4号前後(慣れてきたら0.2号程度でもOK)
  • リーダーの有無:必須
  • リーダー:フロロカーボンライン1.5~1.75号前後を矢引(75cm)~1ヒロ
  • ラインを巻く長さ:100m~150m

 

PEラインは伸びが少なくて直線強度が圧倒的に強いメリットがある。

しかし、適当に結束すると強度が50%程度に低下することや、根ズレに極端に弱く・比重も軽いデメリットがある。

メバリング リーダー

それを補うためにリーダーは必須になり、高比重なフロロカーボンラインを組み合わせるのが無難。

 

また、PEラインは紫外線や吸水による劣化に対して非常に強い特性があるので、長めの距離を巻いておくのもおすすめ。

私の場合は150m巻きを購入し、長く大事に使うようにしている。

 

PEラインは比較的高価なラインが多いので、少ない距離のものを購入するとかえって割高になることも多い。

※磯やテトラ帯のメバリングでは、もうワンランク強いラインシステムを組む(PEライン0.5~0.6号+リーダー2号前後)。

 

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フロロカーボンラインの場合

ナイロンラインよりも感度が高くて高比重なフロロカーボンライン。

ラインシステムの例を紹介すると、

  • ラインの号数:0.6号~0.8号
  • リーダーの有無:数釣りには不要だが、中型以上には接続することもある
  • ラインを巻く長さ:75m~150m

 

フロロカーボンラインはナイロンラインに似た一般的な透明な釣り糸。

 

ただし注意点としてはライン素材が高く、癖になりやすくてゴワゴワしやすい。

なのでナイロンラインで使用される1号という号数になると、フロロカーボンラインの場合は硬くてライントラブルが発生しやすい。

 

なので扱いやすさを考慮して0.8号程度までが使い易く、ナイロンラインよりも少し細めを選んだ方が無難。

 

リーダーの必要性については状況次第といったところで、良型を釣るなら歯によるスレを考慮して1.2号~1.5号前後のフロロカーボンラインを30~40cm前後接続するのも良い。

 

フロロカーボンラインはナイロンラインよりも吸水などによる劣化は少ないので、巻く長さは個人個人の好みといった具合だ。

極細フロロカーボン・エステルラインの場合

かなり細いフロロカーボンラインやエステルラインは、強度よりも「ルアーの操作感・感度」を重視したスタイルで使用される。

メバリング エステルライン

障害物周りを狙うことも多いメバリングでは使い場所を選ぶが、正しく使えば武器になる事もある。

  • ラインの号数:0.3号~0.4号前後
  • リーダーの必要性:必須
  • リーダーの長さ:フロロカーボンライン1.2号前後30~40cm

 

ベースとなるラインシステムはこんな感じ。

特にエステルラインはフロロカーボンラインよりも伸びが少なく、アジングを始めとしたライトゲームでは良く使われている。

ただし非常に硬いラインになるので、0.5号や0.6号ともなるとスプールへの馴染みが悪いので使い難い。

 

極細ラインはショックや傷に弱いので、PEラインと同様リーダーが必須。

アジングでは0.6~0.8号前後の号数が良く使われるが、メバルはザラザラした歯があるので少し太目の方が安心して使い易い。

 

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リーダーとの結束・結び方

PEラインを使用する場合や極細フロロ・エステルラインを使う場合は、ショック吸収・根ズレへの対策としてリーダーが必要になる。

 

リーダーは正しい結束方法で結ばないと強度が出せず、本来の強さを活かす事ができなくなるので要注意!

PEラインとリーダーの結束

PEラインとリーダーは特に注意が必要で、面倒であっても専用のノットを使うことでラインの強さが発揮できる。

私のおすすめノットは2種類あり、

  1. クインテットノット:初心者でも簡単にでき、現場でリーダーが切れた場合でも楽に復帰可能
  2. FGノット:めんどくさいけど強度は間違いなし

 

クインテットノット・FGノットのどちらかを覚えておけば、PEラインを使ったメバリングに挑戦できる。

 

クインテットノットは超簡単にでき、強度もそこそこ強くて結構使えるノット。

クインテットノット メバリング

クインテットノットはPEライン、リーダーを合わせて輪を作って5回巻き付けるノット。

非常にシンプルだけど案外強く、多少コブが気になるけど実践で使える強度はある。

▼【関連記事】クインテットノットの結び方・強度テストの結果を紹介

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一方でFGノットは慣れが必要だが、結び目が無いのでPEラインの強度を引き出し易く、コブも小さいメリットがある。

メバリング FGノット

面倒だが覚えておけば今後色んな釣りに使う事ができ、ステップアップとして覚えておきたいノット。

 

FGノットは細いラインだと強度が出ないと言われることがあるが、ハッキリって「それはやり方が悪いだけ」です。

私自身8本編みのPEライン0.2号など、非常に滑りやすいラインを使って釣りをしているが、FGノットで直線強度比90%以上の強度を計測している(0.2号で結束強度2kg以上を実測)。

今まで数えきれないほどメバリングに出かけているが、変なラインの切れ方をした事は無いので間違いない事実。

 

細糸を使う場合は、編み込む回数を14~16回程に増やすのがコツだ。

ナイロン・フロロ・エステルラインとリーダーの結束

エステルライン ノット

PEライン以外のライン、ナイロン・フロロ・エステルラインとリーダーの結束はさほど難しいことは無い。

  • サージェンスノット:簡単で強いノット。ナイロン、フロロカーボンラインとリーダーの結束におすすめ
  • 3.5ノット:エステルラインとリーダーの結束におすすめ。サージェンスノットの応用版

 

結び方はいくつもあるが、非常に簡単で覚えやすくて強度にも優れているのがサージェンスノットと3.5ノット。

どちらも結び方の基本の長さは同じで、巻きつけ方が少し違うだけの結び方だ。

 

▼【関連記事】サージェンスノットの結び方・強度測定の結果紹介

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ルアーとの結束・結び方

ライン(リーダー)とルアーの結び方は無数にあるが、私の場合は簡単さと強度のバランスを見て「ダブルクリンチノット」を使用している。

ダブルクリンチノット メバリング

ルアーとの結束方法は個人個人でかなり好みに違いがあり、強度が圧倒的に変わることはあまりない。

最終的には結びやすくて使い易いものを選べばOK。

 

▼【関連記事】ダブルクリンチノットの結び方を紹介

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メバリングに使用するラインシステムについて、基本としてはこれくらい覚えておけばまずはOKだろう。

後は実践の中で自分なりにちょっとずつ工夫しながら、自分に合ったものを作り上げていこう。

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