さてさて、今回はミノーを使ったメバリング講座を。
ミノーを使ったプラッギングでメバルを狙う時、カラーはどんな風に選んだらいいのか?
今まで何度か質問を受けてきているので、この機会に私が実践している色毎の揃え方や考え方を紹介。
カラー選びで迷ってしまうと、無駄な選択肢が増えて釣りそのものに集中できなくなる場合がある。
人によってルアーカラーの考え方は違う部分もあるが、私の考え方を参考にして「自分なりの基本」を作ってもらいたい。
前置きはこれくらいにしておき、本題へと話を進めていこう。
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メバリングに使うミノーのカラー選びの基本
まずは、メバリングに使うミノーを選ぶ時のカラー選びの基本的な考え方について、順番に紹介していこう。
カラーを大きく分類して考える
1つのルアーでも色んなカラーラインナップがあり、初心者の方はどれを買ったらいいのか迷いがち。
まずはカラー毎に系統分けを行うようにすると、シンプルで分かりやすい。
これはメバリング以外でも基本になってくるので、覚えておくと役立つかな!
私なりのカラー系統の分け方を紹介すると、
- クリア系
- パール系(白系)
- シルバー・ゴールド系
基本的にはこの3種類の系統に分けて考えている。
メバリングに使うミノーを何色か揃えるのであれば、この3種類の分類の中から自分の使い方に合ったものをチョイスすると良い。
クリア系のミノー:メバリングの鉄板!
1つ目がクリア系のミノー。
ボディに透明感があって光を透過する特徴がある。
常夜灯周りの夜釣り~デイゲームまで広く対応でき、メバリングで使うミノーカラーとしては中心的な存在。
私の中で、クリア系のミノーを使う割合はだいたい7~8割ほどを占めているのが現状。
とりあえず困った時やお試し的にルアーを買う時はクリアなカラーを購入することが多いね!
パール・ホワイト系
クリアのように光を透過しないが、光を反射してキラキラと光る要素もないパールやホワイトといったカラー。
クリア系のカラーに反応が悪いが、キラキラと光るフラッシング系だと見切られる・・・・。
そんな時に出番が多く、使用する割合としては1割前後かな。
シルバー・ゴールドなどのフラッシング系
ミノーのボディ表面が光を反射するフラッシング系のカラー。
メバリングでも使用することはあるが、パール・ホワイト系と並んで使用割合としては1割前後。
デイゲームや常夜灯周りなどのメバリングでは光を強く反射し、強いアピール力を持つのが特徴になる。
クリア系のミノーの特徴など
メバリング用プラグとして私の中で中心的な存在のクリア系のカラー。
色の特徴や選び方などについて、少し掘り下げて解説していこう。
使うシチュエーション
クリア系のカラーは非常にオールラウンドに使えるが、特に常夜灯周りなどの「ルアーをしっかり見てくるメバル攻略」の時に出番が多い。
ベイトフィッシュの種類を問わず、シーズンも初期~終盤まで対応出来て万能。
光量が全くない場所でのナイトゲームでも使うことはできるが、その場合は夜光カラーやアピール系のカラーが入ったクリア系のものを好んで使用している。
程よいアピール力がありつつもナチュラルな存在
クリア系のカラーは光が当たることで、光をボディ内部で反射して独特な輝きを見せる。
しかし、魚からはルアーのシルエットがぼやけて見え、他の色とは違ってハッキリと認識できないカラーなのではないかと考えてみる。
また、普段メバルが食べている小魚などは透明感のある種類も多く、普段捕食しているベイトフィッシュに近いから違和感を与えない。
ラメやサシ色を上手く使おう
クリア系のミノーと言っても、完全クリアなものもあれば他の色が混じっていたり、ラメが入っているもの等も存在している。
私の場合は完全クリアなものも使用するが、どちらかといえば「+αのアピール的な要素」が入っているものを好んで使用している。
例えば、クリアボディに細かいラメが入っているものはクリアの特性を持ちつつ、キラッと繊細に光りを反射する。
ナチュラルさの中にアピール力があり、非常にオールラウンドに使えるカラーだね!
メバリング初心者の方・カラー選びが良く分からない方にもラメ入りのクリア系カラーはおすすめで、実績も十分あるぞ。
他にも、クリアカラーの中にホワイトやピンクなどの「ちょっと目立ちやすいカラー」が入っているものも好んで使用している。
パール・ホワイト系のミノー
パールやホワイトといったミノーもルアーゲームではかなり鉄板のカラー。
メバリング用ミノーとしての位置づけや考え方を紹介していこう。
使うシチュエーション
パールやホワイト系のミノーの出番が多い場面としては、
- 光量が少ない場所でのナイトゲーム
- クリア系のカラーに反応が無い時のフォロー
- バチを食っている時
として使用することが多い。
どういうわけか、バチ抜けの時はクリア系よりもパールやホワイト系のルアーの方が反応が良い事を経験している。
光の透過性が無く・反射も控えめ
私の場合、ミノーを使うメバリングではクリア系のカラーをメインで使用しているが、状況によっては見切られる場面も当然存在している。
こういう時はあえて光を透過せず、光の反射も抑えたパールやホワイト系のルアーを入れると反応が変わることがあるんだよね。
一投目で使うカラーというより、他のカラーからのローテーション・フォロー用として出番が多い。
シルバー・ゴールド系のミノー
シルバーやゴールドといったキラキラと光を反射するミノー。
ルアーフィッシング全体としてみると、これらのカラーは非常に人気があって中心的な存在という印象がある。
しかし、私の場合はナイトゲームが主体のメバリングではそこまで出番は多くない。
使うシチュエーション
フラッシング系のカラーを使う場面としては、
- 手っ取り早く広範囲からメバルを探したい時
- ミノーのトゥイッチング等を使ったリアクションバイト狙い
などで使用することが多い。
シルバーやゴールドのミノーは光をギラギラと強く反射するので、メバルに対して強いアピール力があると考えている。
なのでどこに魚が居るのか分からないポイントで釣りをする時や、クリアカラーなどを使っても魚の反応が無い時のリアクションバイト狙いとして投入する場面がある。
下手に使うとスレやすい
フラッシング系のカラーは型にハマると強くメバルを引き付ける印象がある。
逆を言えばメバルに違和感を与えやすい弱点もあり、何度も強いフラッシングで誘いを掛けると見切られることもある。
フラッシング系のカラーはただ巻きで使うミノーで使用するというより、トゥイッチング等のロッド操作を与えて使うミノーでチョイスする機会が多めだ。
ルアーカラーに悩むよりも優先すべきこと
ルアーカラーは一旦悩みだすとキリが無く、迷宮入りすることもある。
カラーよりもルアーの種類・レンジ・波動が重要!
私はメバリング専用タックルなどが発売される前からメバルを釣ってきた経験がある。
今まで散々メバルはキャッチしてきたが、正直いってカラーの重要度はさほど高くはない。
他に優先すべきことが沢山あり、ルアーの種類(ミノーやペンシルベイト、ワームなど)やレンジ・波動の強さなどの方が遥かに大きく釣果を左右する。
メバルが釣れない時は、ルアーでカラーをあれこれ変えすぎるよりも「ルアーの種類そのものを変えること」などを優先しよう。
ルアーカラーというのはあくまでもおまけ程度に考えておき、まずはその状況で魚が反応するルアーの種類やアクションなどを見つけることを優先する。
そして、そのルアーにスレてきたらカラーを変えて対応する位で十分間に合う。
あまり色にこだわりすぎるとキリが無くなるので、難しく考えすぎないように!
メバリング初心者の方のミノーカラー選びまとめ!
カラー毎の特徴や考え方はこれまで紹介した通り。
最後に、私が実際にミノーのカラーを選ぶ優先順位をまとめておくと
- クリア+ラメ
- クリア+ちょっと目立つ系のカラー:クリア+ピンク・クリア+ホワイトなど
- パール・ホワイト
- シルバー
- ゴールド
一般的な港の中などでメバリングをするのであれば、こんな感じで選んでおけば大きな失敗はないはず。
良かったら参考にどうぞ。
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