こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。
さてさて、今回は恒例のショアジギング講座をやっていきましょう。
今日のテーマは「ショアジギングに使うただ巻きにおすすめなメタルジグ」を紹介。
おすすめアイテムの紹介はもちろんのこと、覚えておくと役に立つ選び方のポイントなども合わせて解説していく。
時間がある時に前回の「ショアジギングでのメタルジグのただ巻きのやり方・コツ」講座と合わせて読んでもらえると、より理解が深まるかな!
ここで紹介するメタルジグはメーカーのカタログスペックの切り抜きなどではなく、
- 全て実費を払って購入
- 実際の使用感・アクションの質などをチェック
- 実釣に使用して魚をキャッチする
- 適したものの中から使い分けができるよう、さらにアイテムを厳選
これらを満たしたものになり、適当にアイテムを羅列しているものではないので参考になるものがあるはず。
普段毎日のように釣行を重ねて生活している私の実釣経験に基づいたセレクトになるので、アイテム選びの役に立ててもらえたら嬉しいね!
それじゃあ早速ただ巻き対応のメタルジグ選びについて、順番に解説を進めていこう!
▼【おすすめ記事】使用感・特性別おすすめジグ一覧ページ
ただ巻きにおすすめなメタルジグの使い分け・選び方
ただ巻きでもヒラヒラとアクションするショアジギング用のメタルジグは沢山ある。
しかし、狙うターゲットや使い方によって適した形状は変わってくるし、選び方のコツを覚えておくことで自分でアイテムを選び抜くことができるようになる。
おすすめアイテム紹介の前に、私なりの選び方・考え方について紹介しておこう。
分類して考える
最初に、私の場合はただ巻きにおすすめなメタルジグはざっと3種類に分けて考えている。
- スローな巻きでも使いやすい、青物・底物など魚種問わずに使えるメタルジグ
- 主に青物狙いにおすすめな中速以上の巻きで使いやすいメタルジグ
- ブレード付きメタルジグ
こんな感じで、狙うターゲットや使い方によって3種類に分類すると分かりやすいと考えている。
とりあえず初心者の方でどんなものを揃えたらいいのか分からないのであれば、各特性に当てはまるジグを1個ずつでもいいので用意しておくのがおすすめだ(後でアイテムは紹介します)。
1.スローな巻きでもしっかり泳ぐメタルジグ
まず1つ目は、スローな巻きでもレスポンス良く動き出すメタルジグだ。
スローな巻きでアクションするメタルジグは平たい形状をしているものが多く、ゆっくりリールを巻いてもヒラヒラと元気に動きやすい。
これらは青物狙いのショアジギングのほかに、「ヒラメやハタなどの遊泳力が低い底物」を狙うのにも適している。
低活性な青物をスローなただ巻きで誘ったり、底付近をジックリ攻めるのに最適だと覚えておくと分かりやすい。
2.中速以上のただ巻きで使いやすいメタルジグ
2つ目は主に青物狙いで使いやすい、速度を少し上げたただ巻きで使いやすいアイテムだ。
青物狙いのショアジギングでは、状況によっては速い速度のアクションに魚の反応が集中することもある。
またスローな巻きでもしっかり動くジグは潮が速い状況下では引き抵抗が大きくなりすぎてしまったり、速巻きしすぎるとジグが暴れすぎてしまって使いにくいことがある。
こういう時は潮抜けが良くてハイスピードの巻きにも対応しやすいアイテムをチョイスすることで、釣りの快適性・釣果は確実に変わると感じる。
逆に言えばヒラメやハタなどを狙う時は出番はあまりないので、狙うターゲットによっては用意しておかなくても問題はない。
3.ブレード付きのメタルジグ
ラストはメタルジグにブレードが装着されているアイテムで、私も後になって使い始めた存在。
最初はブレード無しの普通のジグだけで十分だと思っていたが、使ってみるとこれが非常に良く釣れるわけで。
ただ巻きとの相性も良く、特に低活性な状況下や底物狙い・マダイ狙いなど特に効果を発揮しやすい印象がある。
ただ巻きに使いやすいジグを探している方は、興味があったら1つでも良いので使ってみるとお気に入りになるかもしれない。
ただ巻きにおすすめなメタルジグはこんな感じで3種類に分類して考えているぞ。
メタルジグの形状とアクションの関係
ただ巻きに使うメタルジグの選び方について、ジグの形状とアクションの関係について基本的な部分を紹介しておこう。
ジグの厚み・シルエット
ショアジギングで使うメタルジグのシルエットだが、大きく分けると2種類に分けることができる。
- 平たくて偏平しているもの
- ボディにある程度厚みがあったり、細長いもの
基本的に平たい形状のものは潮受けが良く、スローな巻きでもヒラヒラと大きく動くものが多い。
一方でボディに厚みがあるもの・細長いものはアクション自体はおとなしめだが、潮が速い状況や速巻きに対する対応力に優れている傾向がある。
ジグの重心バランス
メタルジグには重心バランスというものがあり、簡単に言えばジグの前・中央・後方のどの部分が厚くなっているかを見ればだいたいわかる。
重心バランスは3種類あり、
- フロントバランス:ロール中心のナチュラルなアクション
- センターバランス:最もベーシックで種類も多い
- リアバランス:飛距離・テールスイングの強さ重視
こんな感じに分類できる。
メタルジグの重心バランスは頭に近いほどナチュラルなロールアクションが出やすくなり、後方に行くほどバタバタと尻尾を振って泳ぐようなウォブリング(テールスイング)が強くなる傾向がある。
なので仮に「フロントバランス+肉厚な細身のジグ」があれば、中速~高速巻きで使いやすいアイテムの可能性が高い。
「リアバランス+平たい形状のジグ」の場合は、低速でもかなり大きく・ヒラヒラとワイドなテールスイングでアクションするジグが多くなる。
ただ巻きに使うメタルジグを今後自分で選ぶ機会があったら、こんな感じで選んでみるとジグのアクション・使い勝手をイメージしやすいはずだ。
スローなただ巻きにおすすめショアジギング用メタルジグ!
ここからはおすすめアイテムを紹介していくが、まずは青物・底物とターゲットを問わずに使えるスローなただ巻きにも使いやすいメタルジグから。
DUO ドラッグメタルキャスト
DUOのドラッグメタルキャストはオーソドックスなセンターバランスで、小粒なシルエットが特徴。
若干平たい形状をしており、スローな巻き~高速巻きまでオールマイティーに・魚種問わずに使いやすいおすすめメタルジグだ。
アクションの大きさは平均的で、暴れすぎずおとなしすぎずでちょうど中間的なバランスかな。
どんな状況でも使いやすいただ巻き用メタルジグを探している方に、状況問わずに使えるアイテムとして選抜した。
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DUO ドラッグメタルキャストスローの使い方・実釣インプレッション!
ZEAKE Rサーディン
Rサーディンは若干細長いボディが特徴で、扁平気味の形状+わずかに後方寄りのリア重心設定のショアジギング用メタルジグ。
純粋なセンターバランスの平たい形状のジグよりも飛距離に優れており、無風・追い風・向かい風時の安定した飛び具合は非常に使いやすい。
一方で横風に対して弱いのが少し欠点かな。
Rサーディンはただ巻きすると、ヒラヒラとした柔らかさのある若干ゆったり系のアクションが特徴になる。
ドラッグメタルキャストよりもゆったりした感じでヌルヌル動くが、潮が速い時や速巻きで使用するとジグが大きく暴れやすいことがある。
引き抵抗は平均よりも若干大きめで、操作感も比較的手元にしっかり伝わってきやすい。
▼【関連記事】Rサーディンの詳しいインプレッションはこちら
バスデイ バンジーショット
ドラッグメタルキャストやRサーディンは、ただ巻き以外にもジャークで使うこともおすすめなジグ。
バンジーショットは「ただ巻きやリーリングによる弱めのアクションに特化したジグ」という印象がある。
最大の特徴は最高クラスの飛距離で、同じ重さのメタルジグの中ではトップクラスに飛ぶ(私がキャストすると20gで平均90m超)。
風が吹いていても弾丸のように飛ぶので、飛距離が欲しい状況下におすすめだ。
アクションは柔らかさのあるテールスイングで、スローに巻いてもユラユラとしっかり動いて引き抵抗は大きめ。
逆に言うとジャークアクションで使うと操作感が少し重たいので、ただ巻きやリーリングによる緩急で操作するのに適したジグだね。
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バスデイバンジーショットの使い方・インプレ。カッ飛び&ただ巻きでもしっかり泳ぐメタルジグ!
リトルジャック メタルアディクト01
ラストに紹介するのはちょっと変わった形状のメタルジグ、メタルアディクト01。
このアイテムはジグというよりもスプーンに近い使用感で、他のジグよりもハイピッチにピラピラッとと元気よく動くのが最大の特徴になる。
一方で曲がった形状なので飛距離は少し劣る印象だ。
メタルアディクト01は低速で巻いてもかなり速いピッチでピラピラ~っと動き、「スローなアクション専用」として使うのが私のおすすめ。
低活性の青物青物狙いや、ヒラメやハタをスローなスイミングやフォールを交えて誘うのに使い勝手が良い。
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青物狙い・中速以上のただ巻きにおすすめなメタルジグ
次は主に青物狙いなど、中速以上の巻きで使いやすいメタルジグを紹介しておこう。
全体的にジグの潮抜けが良くなるので引き抵抗は軽くなり、手元に伝わるアクションの感覚は弱くなるものが多くなるぞ。
オーナー 投技ジグ
1つ目はオーナーの投技ジグ。
オーソドックスなセンターバランス設計の細身のメタルジグで、潮抜けが良いので軽快な操作感を誇る。
ただ巻きにおけるアクションの大きさは平均~若干おとなしめで、どんな状況でも使いやすいぞ。
センターバランスのジグの中では優秀な飛距離と水平姿勢のヒラヒラフォール、速巻きへの対応力など安定したバランスを誇るアイテム!
底物狙いにも使えるジグだが、どちらかというと若干速めのアクションや青物狙いで出番が多いおすすめジグ!
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パームス スメルト
オーナーの投技ジグと並んで細身設計のセンターバランスのメタルジグ。
アクションの質としては投技ジグよりも若干おとなしめで、ナチュラルなメタルジグという印象がある。
魚がスレている時や余計にアピールさせたくない時におすすめで、キビナゴなどの細身のベイトを偏食するパターンなどにも使いやすいアイテムだ。
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ジャッカル ラスパティーンTG
ラスパティーンTGは高比重なタングステン素材のメタルジグ。
同じ重さなら一般的な鉛製のメタルジグよりも小さく作ることができ、風が吹いている時や潮が速い状況でも使用感が安定しているのが特徴になる。
ラスパティーンTGはタングステン素材ながらヒラヒラと速めのピッチでしっかり動き、水平姿勢のフォールによる食わせ能力も十分。
ダイワのTGベイトと悩んだが、TGベイトの方がアクションのピッチが若干遅めでゆったりしている。
ラスパティーンは悪条件下でのショアジギングや、シラスやコマセ餌など小型の餌を偏食していて食わせるのが難しい状況下で強い効果を発揮しやすい。
特にカツオ系やブリの幼魚・サバなどは小型のベイトフィッシュを偏食するとシルエットが大きいジグを無視しやすい。
タングステン素材のジグは1つでも良いので用意しておくと、魚が居ても食わない状況下で助かることがあるね!
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ブレード付きのおすすめメタルジグ
ラストはブレード付きのメタルジグを紹介しておこう。
ハヤブサ ジャックアイマキマキ
ブレード付きのメタルジグの中でも総合力に一番優れていると感じるのが、ジャックアイマキマキ。
一見すると普通のブレード付きのジグだけど、スローな巻きでもスムーズに立ち上がるアクション・速巻きへの対応力・飛距離・フォール・・・。
全ての性能が非常に高いバランスで設計されており、初めてのブレード系ジグとしてもおすすめアイテム。
アクションはスローに巻くとボディが動かないブレードのスピンのみ、速度を上げるとユラユラとボディを動かしながらのテールスイングに移行する。
水平フォールを挟んでスローな巻きと高速巻きをコンビネーションさせたり、ただ巻くだけでなく緩急をつけた誘いなども自在にできるのが良いね!
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ブリーデン メタルマル
2つ目のブレード系ルアーはメタルマル。
メタルマルもただ巻き系の使い方で非常に使いやすく、飛距離の面では特に優秀でよく飛ぶね!
また、リトリーブするとボディが横向きになるように設計されているんだけど、これが潮を受けたりするとヒラっと「揺らぐ」ように動くのが絶妙なんだよね。
巻き速度への対応力も優秀なんだけど、欠点としては固着・錆びやすさ。
ブレードやスイベルがかなり錆びに弱く、丁寧にメンテナンスしないとブレードの回転が悪くなって使えなくなるのが難点・・・・。
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全て管理人が実際に使い比べ、公平な視点で使いやすいアイテムを選抜してあります。
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更新ありがとうございます。毎回読んで参考にしています。
ところで、メガバスの「マキノタネ」というキャスティングタイラバのようなルアーが気になります。
機会があればインプレお願いします。
今年はかなりフグが多く、ラバー系のルアーはすぐやられてしまうので来年ですかね〜。