こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。
さてさて、今回はスーパーライト~ライトショアジギング対応のメタルジグを紹介。
オーナーから発売されている「投技ジグ」というメタルジグをインプレッション。
いわゆるセンターバランス系のメタルジグで、スリムなボディが特徴的なアイテムになる。
このジグは初心者の方が使っても簡単操作で魚を引っ張ってきてくれるし、ジグの操作に慣れている方は水中でジグを自在に動かし、狙って食わせることもできる面白いアイテム。
今日は貴重な平日休みなので、朝まずめのショゴ調査。
誰もいないポイントに探りを入れましたが、ショゴは2匹で少し大きめ。ワカナゴも混ざって二桁釣果でした☺️
短時間でサクッと釣って切り上げです★やっぱり朝は魚種問わず釣れますね! pic.twitter.com/FbNONj5JSO
— まるなか (@marunakafish) July 15, 2020
釣果はこんな感じで、縦方向の誘いを掛けてカンパチ系、横方向の誘いでブリ系青物を狙ったり・・・・。
投技ジグはどちらかといえば青物向きのアイテムだけど、フォールで誘えるので使い方次第で根魚・底物狙いにも対応可能。
「引き抵抗が軽いスリム系のジグで良く動くアイテム」を探している方に、投技ジグはおすすめだね!
なお、投技ジグの兄弟的なアイテムに「投次郎」というメタルジグがラインナップされている。
両者は違った特性があって状況による使い分けがしやすく、ライトショアジギング初心者の方にもおすすめ!
ジグの特性やアクションによって魚の反応が変わることも良くあるぞ。
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投技のスペック・カラーラインナップ
まずはこの投技ジグのスペックやカラーを簡単にまとめておこう。
- 重量:15g、20g、25g、30g、40g、50g
- 重心:センターバランス・左右非対称
投技ジグは15gからのラインナップがあり、スーパーライトショアジギングからライトショアジギングまで対応できる。
同社の激投ジグシリーズもそうだが、ジグ自体がかなり作り込まれていて使いやすく、初心者~ベテランの方まで使えるはず。
カラーラインナップはこんな感じで、ナチュラル系~ゼブラ系のカラーまで豊富に揃っていて他社ではあまり見られないようなものもある。
スポットグローなど、グローの強さの調整も細かくできるのも個人的には嬉しいポイントかな!
オーナー 投技ジグを「サクッと」インプレ!
ここからが本題で、投技ジグの使用感を簡単に紹介しておこう。
- 飛距離:細身で空気抵抗が非常に小さく、姿勢が決まれば非常に良く飛ぶ
- 沈下速度:平均~若干遅め
- フォール姿勢:キレのあるスライド→水平フォール
- アクション:スリム系のジグの中では比較的しっかり動くタイプ
- 使い方:ただ巻き~ジャークでジグを飛ばす使い方もでき、オールマイティ
- ターゲット:どちらかといえば青物向けの味付けか
私なりのインプレッションはこんな感じかな。
ここから先は各項目について詳しく解説していくぞ。
投技ジグの飛距離
まずは投技ジグの飛距離について紹介。
スリムボディで空気抵抗が非常に小さい
投技ジグの特徴はかなり細身のボディにある。
画像のように、バランス的にはセンター寄りの重心設定だが、空気抵抗が少ないので飛距離はかなり伸びる。
私が使用しているのは20g、25g、30gのモデルだが、無風時で20gを使用すると90m+αくらい飛ぶ。
この飛距離はセンターバランスの少しショートタイプのジグよりも伸びがあり、スーパーライトショアジギングでサーフなどの大場所を探る時にもかなり使い勝手が良い。
ミスキャストや強風でバタつくと飛距離低下が目立つか
一方でロッドの曲げ方を失敗したり、横風・向かい風が強い時は小粒系のジグや後方重心のアイテムと比較すると飛距離低下が目立ちやすい印象だ。
投技ジグはロングな形状をしている為、キャスト時にジグがグルグル回転してしまった時に失速が顕著になると感じている。
なのでキャストする時はしっかりロッドを曲げこむことと、振り抜くスピードにムラが出ないように意識した方が良い。
また、風が強くてジグの飛行姿勢が安定しない時は、小粒なジグや後方重心設定のジグとローテーションした方が良いことがある。
上手に投げられればセンターバランスのジグの中では非常に優秀な飛距離だが、条件によっては飛距離ムラが発生しやすいジグって感じかな。
▼【関連記事】飛距離が欲しい場面におすすめなメタルジグを紹介!
ショアジギングで飛距離が欲しい時のおすすめメタルジグはコレ!実釣比較で選びぬき
フォール姿勢など
投技ジグの使いやすさはフォールにもあり、食わせのタメが効くフォールでバイトが出ることも多いぞ。
細身ながら滞空時間のあるフォール
一般的なスリム系のジグは後方重心のアイテムが多かったり、比較的フォール速度が速いものが目立つ印象がある。
この投技ジグの場合は左右非対称のセンターバランスをしており、フォール速度はそこまで速くない。
なので少しスローな展開でも使いやすく、ジャークで誘っておいてフォールで食わせることも自在にできる。
基本的にはジグがフォールに入る時、一瞬ラインのテンションを抜いてあげるのがおすすめ。
そうすればかなりキレのあるバックスライド気味のアクションを見せ、水平に近い姿勢でフォールしていく。
フォールのアピール力もそこそこ強い
水平姿勢でフォールする投技ジグだが、フォール中もジグがローリングしながら沈下していくのでアピール力はそこそこ強い。
より平たい形状のショアスロー用ジグよりはイレギュラーなスライドは小さめだが、一般的なスリム系のジグよりも比較的よく動きながらフォールする特性がある。
なのでストンと素早く落ちるジグが欲しい場合は後方重心のスリム系ジグを使えば良いし、細身ながらフォールでしっかり動くジグが欲しければこの投技ジグはおすすめだね。
潮抜けが良く、底潮が速い状況でも快適に使いやすい
スリム形状の投技ジグは潮抜けが良く、使用感が軽い特性を持つ。
幅のあるショート系のジグだとフォールやジャーク時にジグが激しく暴れてしまう状況であっても、投技ジグのような細身のアイテムは使用感が変わりにくいメリットがある。
ショート系のジグでは引き抵抗が大きくて使いにくい時にもおすすめで、私の場合は潮が速い時は投技ジグのような潮抜けが良いアイテムを好んで使用している。
投技ジグのアクション・使い方
投技ジグのアクション・使い方を紹介していこう。
基本的にはレスポンスが良いセンターバランス+左右非対称ボディにより、スロー~ハイピッチな誘い・巻きの釣りまでオールマイティに使うことができる。
ただ巻き
投技ジグはただ巻きでもテールをユラユラと振り、時々イレギュラーにピッチが変わったりしながらアクションをする。
なのでスロー~若干速めの巻きで使うこともでき、活性が高い時はただ巻きやジャカジャカ巻きのストップアンドゴーだけで連発することもある。
私の場合は
- ただ巻きやジャカジャカ巻きでハンドル3回~10回転ほどリールを巻く
- 一瞬テンションをしっかり抜き、フォール
この繰り返しで誘うことが多い。
キモはさっき紹介したように、フォールに入る時にラインのテンションを一瞬でも良いから抜いてあげることかな。
ただ巻き中も一定速度でリールを巻くだけでなく、急にリールの巻きを速くしたり、逆に遅くしたりして動きに変化を出すのもかなり有効だね。
1/2ピッチジャーク・ワンピッチジャーク
ジャークしてジグを操作する時は、1/2ピッチジャークとワンピッチジャークを使えば基本は十分だと感じる。
投技ジグの潮抜けが良いスリム形状を活かすため、ジャークはリーリングとロッド操作を同時に行い、しっかりと水中でジグを飛ばすことを意識して使っている。
チョコチョコと細かい操作でジグを動かして使用することも可能だが、ある程度メリハリを持たせたジャークでジグの重さが一瞬穂先から消える程度を意識して使うことが多め。
そうすることでショート系のジグよりも海中で長い距離を滑走させ、ネチネチ系の誘いに食ってこない魚にバイトさせるチャンスが生まれると考えている。
ネチネチ誘うならショートタイプの投次郎を使えばOKで、この辺りは使いたいジャークの種類・誘いのパターンでジグを使い分けることで、より多彩な誘いと様々な状況への対応が可能になるはず。
▼【関連記事】オーナー 投次郎をインプレッション!
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スローピッチと少し早めのジャークのコンビネーション
投技ジグはスローでゆったりとしたジャークで使用することもできるし、少し早めのジャークや巻きで使うこともできる。
様々なアクションへの対応力を活かすと、魚の反応もかなり拾うことができるはずだ。
ワンキャストの中でも
- ゆっくり目のジャーク
- 早めのジャーク
- 高速巻きやジャカ巻き
これらを自由に組み合わせ、動きに変化を出すと良いね。
意外とアクションを変えた瞬間に魚がバイトしてくるパターンも目立つ。だからひたすらゆっくり、または速い誘いで単調な誘いをする必要は無く、色んな誘いのパターンを組み合わせて使うのがコツだ。
投技ジグのフックセッティング
投技ジグのフックセッティングについて先日質問を受けたので、私なりの考え方を紹介しておこう。
フロントダブルが基本
人によって好みが違うが、私の場合投技ジグのようなスリム系のジグは「フロントにダブルのアシストフック」を使用するのが基本パターンだ。
根掛かりが多い場所の場合はシングルを使ったりするが、一番多いのがこんな感じ。
既に使い込んでボロボロで申し訳ないが、これが私の基本セッティングになる。
リアフックの有無
投技ジグはノーマル状態ではフロントにシングルフックが付いたシンプルなフックセッティングだ。
リアフックをどうするかについてだが、私の場合は
- 青物狙いの場合:リアフックは基本的に付けない
- 青物以外にも根魚・底物なども狙う:リアフックを付ける
こんな感じで考えている。
理由はいくつかあるが、青物狙いの場合は少し強めのジャークや少し早めのテンポの誘いを使う割合が多くなりやすい。
この時リアフックが付いていると、状況によってはフック絡みの原因になることがあるから基本は付けないようにしている。
また、青物は餌を捕食する時の吸い込みが比較的強くてフッキング率が比較的高い。
なのでリアフックを付けなくても釣果に悪影響を与えにくく、個人的には必要性を感じていない。
一方で底物などを含めた五目ショアジギングの場合は、魚種によってフッキングが悪くなることもあるのでリアフックを装着する。
ヒラメやマゴチなど、根掛かりが少ないサーフなどで釣りをするならトリプルフックを使うのが基本パターン。
一方で少し根がある場所や、魚へのダメージや手返しを考慮するならリアもシングル、またはダブルのアシストフックを使うと良い。
ジグのフックセッティングは「コレ」という正解はないので、最後は個人個人の好みになる。
あまり深く考えすぎるとドツボにハマるのでほどほどに・・・・。
投技ジグのインプレッションはこんな感じで、スリム系のジグの中では比較的しっかり動くアイテムで巻き・ジャークへの対応力も高い印象だ。
滞空時間もしっかり確保されているので、小粒なジグよりも海中で大きく、長い距離を滑走して強いアピール力がある。
操作する時は海中での飛びを意識して使うのがおすすめかな!
▼ライトショアジギング用メタルジグの選び方の基本・コツや使いやすいおすすめジグを知りたい方は【ライトショアジギング用メタルジグ選び・おすすめアイテム徹底解説!】を参考にどうぞ。
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