こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。
さてさて、今回はショアジギングにおすすめなメタルジグを紹介。
オーナーから発売されている「投次郎」という、ショアスロー系の要素を取り入れられているメタルジグだ。
良さそうだったので買ってみたジグ。
スロー系の要素を持ちつつ程よい潮抜けにより、ハイピッチで寄せてスローで食わせたりするのも楽にできて良い感じ☺️1個無くしたので3個買い直しました😓
釣り人あるある pic.twitter.com/sPuBr7yLnc
— まるなか (@marunakafish) July 4, 2020
このジグをスーパーライトショアジギング~ライトショアジギングで使ってきたんだけど、非常にコントロールしやすくて「スロー専用ではないスロー系ジグ」という感じでかなり使い勝手が良い。
実際の釣果としては、マゴチ・ブリの幼魚・カンパチの幼魚・アジ・マダイ・ハタ・カサゴなど、ターゲット問わずオールラウンドに実績を出している。
スローなジャークにも対応できるが、小刻みな誘いで使えば比較的ハイピッチなテンポのいい誘いにも使用することができ、多彩な誘いが可能だ。
動きすぎないスロー系のジグを探している方に、この投次郎というメタルジグはかなりおすすめできる一品だね!
なお、投次郎の兄弟的なアイテムに「投技ジグ」というメタルジグがある。
この2つのジグは形状が違っており、特性や使用感に差があって状況による使い分けが分かりやすくておすすめだ。
魚の反応が渋い時は特にジグによってバイトの数が変わったりするので、ジグを揃える時の参考にどうぞ。
▼【おすすめ記事】ショアスローにおすすめなメタルジグを徹底解説!
オーナー 投次郎のラインナップ・スペックなど
この投次郎だが、ノーマル状態ではフロントのシングルフックのアシスト仕様になっている。
なのでターゲットによってはフックセッティングを工夫したりすると良い。
私の場合は1つのジグで青物~底物までカバーしたいので、こんな感じで前後にフックを装着して使用している。
投次郎はライトショアジギング用のアイテムになっているため、同社の「激投シリーズ」よりも軽いウェイトがラインナップの中心だ。
ラインナップを簡単にまとめておくとこんな感じ。
- 重量:20g、30g、40g、50g
- 全長:60mm、68mm、75mm、80mm
- 重心:フロント寄りのバランス
カラーラインナップは以下の通り。
投次郎の使用感を「サクッと」インプレッション!
投次郎の私なりの使用感をざっくりとまとめておこう。
- 飛距離:かなり小粒でよく飛ぶが、風には少し弱い
- 沈下速度:若干遅め
- フォール姿勢:水平姿勢でユラユラ動きながら落ちる
- アクション:ナチュラルなアクションでスローでも動き、レスポンス良好
- 使い方:スロー的な使い方がメインで、ハイピッチで誘ってスローで食わせるのも効果的
- ターゲット:青物・根魚・ヒラメ・マダイなどオールマイティ
簡単に紹介するとこんな感じで、ショアスロー系のメタルジグになるんだけど極端なスロー系のアイテムではない。
なのでハイピッチの巻き上げで誘いあげたりすることも可能で、非常に使いやすくて操作するのが楽しいメタルジグだ。
投次郎の飛距離
投次郎はコンパクトシルエットが特徴的なメタルジグで、飛距離に関してもかなり優秀だ。
フロントバランスながら空気抵抗が小さい
投次郎はキャスティング用のメタルジグとしては珍しい、フロント寄りのバランス設計になっている。
画像向かって左側が頭側になるが、テール側と比較するとフロントに厚みがある設計だ。
一般的にフロントバランスのメタルジグは水中での滑走・フォール姿勢に重点を置いている。
これによって滞空時間の長いフォールアクションが引き出せるようになるが、欠点としては飛距離が落ちやすいこと。
その点このジグは非常にボディがコンパクトに設計されており、ボディの厚みもほどほどにある。
サイズ感としてはワンランク~2ランクほど軽いメタルジグと同じくらいで、20gのモデルだと一般的なジグの15g級のサイズ感。
だから空気抵抗が小さくて飛距離もカッ飛び、遠投性にも結構優れている。
また、シルエットが小さいのでターゲットのサイズが小さい時や、小型のベイトを偏食しているパターンにも高次元で対応できて釣果も安定して出せているぞ。
▼【関連記事】ショアジギング用フロントバランスのおすすめジグを紹介!
ショアジギングで飛距離が欲しい時のおすすめメタルジグはコレ!実釣比較で選びぬき
無風~追い風時はかなり飛び、横風・向かい風には少し弱い
私が使用している投次郎は20g、30g、40gのモデルになる。
例えば20gの投次郎はスーパーライトショアジギングで使用しているが、無風時でだいたい90mほどの飛距離。
弱い追い風が吹けば100mほどの遠投ができるので、フロント重心のメタルジグの中ではかなり飛ぶジグなのは明らか。
実際にこれは後方重心のメタルジグと大差ない飛距離で、メタルジグ全体の中でもよく飛ぶアイテムに分類できるはず。
ただしフロント寄りの重心設計の為、向かい風や横風が吹くと小刻みにバタバタ暴れやすい印象がある。
これによって後方重心のジグと比較すると悪条件時の飛距離低下は目立ちやすく、「安定した飛び」という点ではどうしても一歩劣るかな。
フォールアクションなど
投次郎は「フォールアクション」に重点を置いた設計になっており、高い食わせ能力を持つフォールでバイトを誘っていきたい。
比較的おとなしめな水平フォール
投次郎は若干フロント寄りのバランスに設計されている為、水中では水平姿勢でフォールすることになる。
いわゆるショアスロー系のジグの要素を取り入れて作られているが、よくある平べったい系のメタルジグよりも動きがおとなしいのが特徴。
フォール中はナチュラルにユラユラと揺れて落ちていくが、ギランギランと強いフラッシングはしない印象。
この程よくナチュラルな特性を知って使うのが投次郎を使う上ではポイントになると感じており、スレた魚や小型のベイトを偏食する魚に対して強いんだよね。
また、捕食が下手な根魚・底物系の魚を狙う時でもミスバイトが出にくく、アタリがあったらかなり高い確率でフッキングに持ち込める。
短いジャークでも楽に滑走~水平姿勢を作れる
フロント重心のメタルジグの特徴として、弱いジャークや風が強い状況下でもジグが尻下がりになりにくい特性がある。
これによって投次郎は魚に対して強くアピールする瞬間である、ジャーク後の滑走・フォール中の「水平姿勢」を簡単に作れる。
メタルジグを使う上で水平姿勢というのは最大のバイトチャンスになることも多く、特にスローな誘いでジグを操作する時は「いかにして水平姿勢を作るのか?」ということを意識して使うとバイトが増えるはず。
投次郎のアクション・使い方など
投次郎のアクション・使い方などについて、私なりの代表的なパターンを紹介していこう。
スロー系のジグとしては暴れにくく、様々な条件下でも「いつもと同じように」使いやすい
投次郎はスロー系のメタルジグの特性を持っているが、潮抜けが結構良くて引き抵抗も軽めだ。
これによってスロー系のメタルジグが弱点になりやすい「ハイピッチの誘いや払い出す潮」に対してもジグが暴れすぎず、人間側でコントロールしやすい特性がある。
これは実際に使ってみると意外と大きなメリットになり、スロー系のジグだと引き抵抗が大きくて釣りにくい条件下でも、いつもと同じような使用感で使いやすい。
だから非常にオールマイティーに色んな状況下で使用することができ、ターゲットも選ばないのはありがたい。
基本の使い方:ワンピッチジャーク&フォール
投次郎の基本の使い方だが、シンプルなワンピッチジャークとフォールだけでも色んな魚が釣れる。
ジャーク時のロッドのアクションは大きくする必要はなく、リーリングに合わせて穂先をチョンチョンと動かせば十分。
キモとしてはジャーク後に穂先からジグの重さが消えることで、そうなっていればジグが海中で滑走状態になり、食わせの水平姿勢を作れている合図になる。
基本的にはスローなジャークでOKだが、青物を狙う時は速めのジャークでチョコチョコと小刻みにジグを上に持ち上げていく誘い方もおすすめ。
速めのジャークで使用する時はジグの滑走距離は抑え目に、どんどんジグを上に持ち上げていくイメージで使用している。
ワンピッチジャークは2回~6回くらい連続で行い、その後一瞬テンションを抜いてフォールを入れて「食わせの間」を入れると良い。
1/2ピッチジャーク
より小刻みにジグを持ち上げていくときに使用しているのが1/2ピッチジャークで、根魚やフラットフィッシュ・活性が低い青物を狙う時に効果がある。
基本的にはワンピッチジャークと混ぜて使用するのがおすすめで、私の場合は
- 1/2ピッチジャークを4回~6回前後
- ワンピッチジャークに切り替えて数回
- フォール
こんな感じで、ジグのアクションに変化を出しつつフォールを入れて使用することが多い。
高速巻き
特に青物狙いのリアクションバイト対策・追従してくるけど食ってこない状況下に効くのが高速巻きを入れる使い方。
基本はスローなジャークとフォールを組み合わせてバイトを狙っていくが、そのフォール後にリールのハンドルを一気に早く巻き、ジグを魚から逃がすイメージで使う。
高速巻きはだいたいハンドル数回転~10回転くらいまでが多いが、特に根につくカンパチなどは高速巻きを入れた瞬間にバイトしてくることも目立つ。
また、小型のベイトを捕食する青物などもジャークアクションを嫌がることがあるので、巻きで緩急をつけてジグを操作するのは意外と好釣果につながることもあるぞ。
なお、高速巻きを入れて食ってこない場合は再びスローなジャークに戻して操作するのが私の基本パターン。
投次郎が効くターゲット
投次郎は使い方次第で色んなターゲットに使用することができる。
青物狙い
青物狙いの場合、投次郎は大きくジャークして海中を大きくかっ飛ばすジグとしてではなく、小刻み・かつスローな操作を基本にして使用するジグとして考えた方が良い。
なので状況によってはロング系の「投技ジグ」とローテーションするのも効果的で、コンディションによって使い分けると釣果に差が出ることもある。
青物狙いの場合、投次郎は動きすぎない比較的ナチュラル系のジグの1つとして考えると良いかもしれない。
ハタやヒラメなどの根魚・底物狙い
海底に潜む根魚や底物系の魚をショアジギングで狙う場合、投次郎のようなスローな操作で動くジグがベーシックになる。
投次郎の場合は極端にスロー系に振ったジグではないので、平べったいショアスロー専用ジグよりもむしろオールラウンドに使いやすいだろう。
ただしこれらの魚はミスバイトやバラシが多くなることがあるので、私の場合はフロント+リアにフックを装着してフッキングとバラシ難さを重視したフックセッティングで使用している。
投次郎はノーマル状態だと、フロントのシングルフックオンリー。
スローな操作を主体とした五目ショアジギングの場合、私としては前後にフックを装備した方が使いやすいと感じる。
投次郎のインプレッションはこんな感じで、スロー系要素を入れたジグとしては比較的控えめで潮抜けが良く、かなり重宝するアイテム。
色んな魚が釣れて汎用性も高く、おすすめなメタルジグだね!
おすすめ関連記事!
▼【基礎知識をまるっと解説!】ショアスロー初心者講座
▼ショアスロー用おすすめジグを特性別に解説!
▼ライトショアジギング用メタルジグ選び・おすすめアイテム徹底解説!