こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。
さてさて、今回はショアスロー講座をやっていきましょう。
今日のテーマはショアスローに使うジグのカラー選びについて。
ルアーのカラー選びというのは正直言うと個人個人の好みの差が大きく出やすい面があり、これといった正解を見つけることは不可能に近い。
そうはいっても、初心者の方はどんな感じでカラー選びをしたらいいのか迷うのは当然だろう。
今回は普段毎日のように釣りをして生活している私の実釣経験を基に、私が実践しているジグのカラー選びの基本パターンを紹介していくので参考になったら幸いだ。
なお、私の主な実績としては
- 年間釣行数250~300回前後
- メタルジグを使ったサーフのヒラメ・マゴチゲームで1か月間ボウズ無し
- 渓流~船釣りまで、餌・ルアー問わずに経験済み
こんな感じで、人生の大半を魚釣りに費やしているような人間なので参考になる部分もあるはずだ。
前置きはこれくらいに、さっそく本題へと話を進めていこう!
ショアスローゲームでベースとなるジグカラーと基本の考え方
まずはショアスローにおけるジグカラーの選び方の基本について、紹介しておこう。
ベースとなるカラーで考える
メタルジグは似たようなカラーであっても、背中のカラーなどのちょっとした違いによってかなりのバリエーションがある。
これを全部揃えようと思ったらお金がいくらあっても足りないし、逆に選択肢が多くなりすぎて迷いが生じてしまう。
無駄な出費と迷いを無くすために、ベースとなるカラーを絞り込んでジグを揃えていくのが無難になる。
私の場合は
- シルバー系
- ゴールド系
- 赤系(使用頻度は少なめ)
- グローの有無
こんな感じで4つの系統に分類してジグのカラーを考えることが多い。
背中の色や差し色
例えばイワシカラーのメタルジグの場合を考えてみると、よく見られるのがシルバーベースに背中が青が入っているパターン。
この時、背中の色や差し色まで細かくこだわりすぎてしまうとキリがなくなる。
これは個人の好みもあるが、私の場合は細かな部分のカラーに迷った時はとりあえずピンクやブルピンなどの「ある程度目立つカラー」を中心に揃えることが多い。
特にヒラメや根魚などの底物系の魚を狙う時はそれがより顕著になり、アピール力を重視したカラーセレクトをする機会が多くなるぞ。
ショアスローゲームに使うジグカラー選びの最も基本的な話はこれくらいに、ここから先は少し詳しく解説していくことにしよう。
釣れない時こそジグの色には差を出してローテーションする
釣れない時はジグのカラーを変えるのも有効になる場面があるが、微妙な違いのカラーにローテーションしても効果が良くわからない場合が多いと感じる。
なので釣れない時こそカラーローテーションにはしっかりとした差を出し、ベースカラーを変えたりグローの有無を変えたりして様子を見てみよう。
例えば、フルシルバーのジグからイワシカラーのジグに変えても、ベースカラーはシルバーのままなので微妙な差し色が変わるだけになってしまう。
特にこれからジグを揃えていく初心者の方は、購入するジグのカラーにはそれなりの差を出して揃えていこう。
その後経験を積んで好きなカラーが自分の中で出来てきたら、お気に入りの系統のカラーを手厚く・微妙な差を出して揃えていけば十分だからね。
カラー毎の考え方の例
ジグのベースカラー毎の考え方について、私なりの考え方を順に解説していこう。
シルバー系
シルバー系のカラーはイワシなどの「魚系のベイトフィッシュ」の反射に近く、ナチュラルな存在感を見せる認識。
使用する状況下としては、
- 透明度が比較的高かったり、魚の視界が開けている時
- 中層をイワシなどのベイトフィッシュが回遊している時
このような場面で中心的に使う機会が多い。
特にデイゲームでの澄潮の状況下で魚の活性が少し低い時などはジグの不要なアピールを抑えたいので、こういう時はナチュラルなシルバーベースのジグをチョイスする機会は多めだ。
ゴールド系
シルバーと並んでベーシックなゴールド系のメタルジグ。
私の考え方としては、
- 若干水が濁っている時や曇天時
- エビやカニ、ハゼなどのボトム系のベイトフィッシュを意識する時
- マダイやヒラメ、ハタなどの中層~ボトム系の魚を狙う時
このような状況下での使用頻度が高く、ボトム叩きを中心に探る時はシルバー系のジグよりも登場回数は多い傾向がある。
赤系(ブラック・パープルなど)
赤やブラックなどのカラーは海中では黒く見え、コントラストがしっかり出るカラーになる。
使用頻度的には少なめにはなるが、最低限でもいいので用意しておくと意外な効果を発揮する場面がある。
- 少し強めの濁りが入っている時や天気が悪い時
- 水深が深い場所のボトム周辺を狙う時
このような状況下において赤系のカラーというのは使いやすく、ジグの存在感を魚に対してしっかり見せたい場面で投入すると良い。
また、釣り人が多いフィールドでシルバーやゴールドといった一般的なカラーに魚がスレている場面でも、魚の目先を変える狙いで赤や黒などのちょっとマイナー系のカラーを使う場面がある。
グロー(夜光)カラー
最近のメタルジグはグロー系のカラーもラインナップに入っていることが多く、ショアスローにおいても効果的な印象だ。
グローカラーにも種類があり、グローの割合によってアピールの質が変わってくる。
とりあえずどんなグロー系カラーを選んだらいいのか分からない時、無難なのはシマシマ模様の「ゼブラカラー」を選ぶのが私のおすすめだ。
ゼブラグローはグローのアピール力とベースカラーのフラッシングが両方使え、比較的オールラウンドに魚の反応が拾えると感じている。
グロー系のカラーを使用する場面として代表的なのが朝夕マズメや夜間、濁り潮などの光量が少ない時や魚の視界が悪い状況だろう。
しかし実際には澄潮でも普通に魚は釣れるので、潮が澄んだ状況下のデイゲームで使っても全く問題はない。
グロー系のカラーは状況が分からない時の第一投目のチョイスとしてもおすすめだね!
ショアスロー初心者向けのカラーチョイス例
カラー毎の基本的な考え方はこれまで紹介した通りだが、実際にはどんな感じでジグを揃えたらいいのか?
新しいジグを購入したり、持っていくアイテムを絞る時の私なりのチョイス例を紹介しておこう。
青物~底物狙いのオールラウンドな揃え方
とりあえず魚種問わずにどんな状況でもそこそこ対応するためのカラーチョイスについてだ。
この場合私としてはだいたいジグは最低でも3色ほど揃えておくと、ジグカラーのローテーションに幅が出るはずだ。
私が良く使う揃え方を紹介しておくと、
- シルバーベースのゼブラグロー
- ゴールド系カラー
- シルバーベース+ピンクなどのちょっと目立つ系のカラー
こんな感じのカラーをベースに使うことが多く、これらを揃えておけばローテーションの基本は完成する印象がある。
これらのカラーをベースに考え、ローテーションを厚くするなら
- ゴールド+ゼブラグロー
- 赤・ブラックなどのコントラスト強い系
- イワシカラーやフルシルバーなどのナチュラル系
これらを足していく感じで十分だろう。
ヒラメやカサゴ・ハタなどの底物狙いのカラーチョイス
一方で根魚やフラットフィッシュといった底物系の魚をショアスローで狙う場合。
これらの魚は青物狙いよりも細かなカラーの差が釣果に影響しにくい印象があり、正直言うと釣れる時はどんなカラーでも釣れるし、釣れない時は何をやっても釣れないことが多い。
なのでカラー選びについては、青物・回遊魚狙いの時よりも強めでアピール力が強いものを中心にチョイスしていくのがおすすめだ。
私の場合はナチュラルなイワシカラーよりもゴールド系やグローの他、ピンクやレッド・コットンキャンディーなどの「派手なもの・海中での存在感がハッキリ目立つもの」を中心にローテーションする。
底物系のターゲットをメタルジグで狙う時は、とりあえず迷った時は「良く目立つものをベースに使う」と考えるとシンプルで分かりやすいかな。
ショアスローにおけるジグのカラー選びの基本的な知識・揃え方についてはこれくらい覚えておけば十分だろう。
その他おすすめアイテムの実釣比較解説などは別に記事があるので、よろしければ参考にどうぞ。
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