こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。
さてさて、今回はセイゴ釣り講座をやっていきましょう。
今日のテーマはセイゴが釣りやすい時期・シーズンについて。
魚には釣れやすい時期と釣れにくい時期があるターゲットが多いが、セイゴの場合もこれにある程度当てはまる。
なので初心者の方や釣果をうまく上げられていない方は、まず釣りやすいタイミングに釣行するのが重要で、セイゴの季節ごとの行動パターンをある程度把握しておくのは超重要。
ここでは普段毎日のように釣りをして生活している私の実釣経験を基に、セイゴ釣りの時期の流れの「基本」について解説していく。
これからセイゴ狙いの釣行を考えている方の参考になったらうれしく思う。
セイゴには釣れる時期・釣れない時期が存在しているのか?
初心者の方がまず気になるのが、「セイゴが釣れる時期と釣れない時期が存在しているか?」ということだろう。
基本的には1年中釣れる
私がセイゴ釣りに通ってきたのは静岡県のフィールドだが、セイゴ自体は1年を通して釣ることができる。
真夏であろうと真冬であろうと、今までセイゴの釣果は出せているから間違いない。
私が通うフィールドは静岡県の釣り場だが、他の地域でも共通する部分は多いはず。
釣りにくい時期について
1年中釣果を上げることは可能なセイゴ釣りだが、そうはいっても釣れやすい時期とそうでない時期はやっぱり存在している。
私の今までの経験上では、釣りにくい時期の目安としては
- 梅雨明け~真夏の高水温期(7月~8月いっぱいくらい)
- 初冬~厳寒期の前半(11月下旬~1月中旬・下旬くらい)
この頃は若干セイゴは釣れにくくなる印象がある。
基本的にはこの2回のタイミングを外せば比較的セイゴの釣果は上げやすいので、釣果を確実にしたい時はこの時期を外したり、五目釣り狙いで他のターゲットも視野に狙う方がおすすめだ。
春のセイゴ釣り
春のセイゴ釣りだが、基本的に魚の活性が上がりやすいタイミングになり、個人的には数釣りでは一番実績がある。
春特有のベイトフィッシュ(餌)の種類や、餌の動きの把握したポイント選びが重要になるね。
バチ抜け・ハク・チアユが大きな存在
厳寒期を過ぎて2月下旬~3月位に入ると、バチ抜けやハク(ボラの幼魚)・チアユの接岸が各地で本格化してくる。
シーバスの幼魚であるセイゴもバチやハク・チアユが大好物なのは間違いなく、夜の常夜灯周りなどで活発にライズする姿が確認出来たりする。
これは釣り場でカメラを沈めて撮影したもので、写っているのはハクの大群。
実際にこのハクに対し、セイゴ~フッコがライズを繰り返していた。
河口周りや船溜まり・スロープなどが好ポイント
春のベイトフィッシュは
- 河川の下流域
- 河口が流れ込む周辺の港・内湾
- 夜の場合は常夜灯周り
これらのスポットに集まりやすいので、釣行する時の目安にすると良い。
ハクやチアユはポイントが合っていれば肉眼で存在を確認することが容易な状況も比較的多い。
バチは主に満月・新月周りの満潮周りで一気に発生し、時間が過ぎると急に居なくなったりするので多少タイミングがシビアになる傾向があるかな。
ベイトが多すぎると釣れないことも
春のベイトフィッシュの傾向として、大群を作りやすいことが挙げられる。
これによってセイゴがいつでも餌を好きなように食べられる状態になってしまい、針が付いた餌やルアーに見向きもしない状況になることがある。
なので春のセイゴ釣りは型にハマると沢山釣れる事もあるが、状況によっては「魚はたくさんいるのに全く釣れない状態」になりやすいので要注意だ。
ベイトフィッシュを追うセイゴが目の前にいるのに釣れない時は、深追いしすぎないのも重要。
このような時は
- 向かい風が吹いている
- 波気だっている
- 濁りが入っている
- 餌があまりにも多すぎない
これらの条件に当てはまるような場所を選ぶと、比較的釣果を上げやすかったりするぞ。
その後季節が進んで4月・5月と進んでいくと、春先ほどの爆発力はなくなっていく傾向があり、夏場になると少し釣りにくいシーズンがやってくる。
夏のセイゴ釣り
梅雨時期くらいまではまだ水温が上がりきっていないことが多く、セイゴ自体もまだ釣れる場所が多い。
ただし春と比較すると魚が散りやすく、魚影としては薄くなりやすい傾向があるかな。
夏場はチヌなどを含めた五目釣りがおすすめ
梅雨明け以降の真夏の時期はセイゴが少し釣りにくくなる。
なのでこの時期はイソメなどの虫エサを使った五目釣りがおすすめだ。
夏場の下流域で夜のぶっこみ釣りをすると、うなぎやクロダイ・キビレなどと一緒にセイゴも狙うことができるぞ。
夏場の高水温期は渇水している状況下では釣果が厳しくなりやすいので、雨が降った後の増水&濁りが入った状況での河川の下流域や河口周辺のポイントを狙うと良い。
秋のセイゴ釣り
徐々に水温が下がり、台風や前線の影響を受けやすくなる秋。
セイゴ釣りの時期としてはどちらかというと良型が多く混ざりやすく、春と並んで好シーズンに該当する。
水温が下がるまとまった雨の後は最大のチャンス!
台風や秋雨前線が通過すると、雨による増水による濁りはセイゴ釣りに好影響を与える要因になる。
加えて水温が少し下がることが多く、これによって魚の活性が一段と上昇しやすいのが秋の雨後だ。
まとまった雨が降ってひどい濁りから少し回復してきた状況が、セイゴを含めたスズキの活性は一番上がりやすいかな。
しかし実際にはかなり酷く濁っていていても比較的釣果は上げやすく、スズキ系の魚は濁りに対してかなり強い印象がある。
濁りが入った状況下でもポイント選びは河川周辺と河口域の周りがメインになり、秋シーズンはセイゴサイズだけでなく、フッコ~スズキサイズも釣りやすい。
基本的には11月上旬くらいまで秋シーズンを引っ張ることが多く、私の住む静岡でも秋のまとまった雨の後はスズキ狙いの方が結構多いね。
冬のセイゴ釣り
12月位になると徐々に冬パターンに移行していくが、セイゴ釣りの場合は難易度としては若干高めかな。
しかし個人的には夏場と比較すれば釣果を上げるのは容易なことも多く、そこまで嫌な時期ではない(もちろん地域差あり)。
港湾部に集まる小型のベイトフィッシュを追う
冬のセイゴ釣りの場合は、セイゴが餌とするベイトフィッシュが少ない傾向がある。
この時期の主なベイトフィッシュの種類は小型のシラスなどになることが多く、主に港湾部の船溜まりなどにベイトフィッシュが集まっているポイントを狙い撃つのが私の基本パターンだ。
冬場のセイゴ釣りは夜釣りで常夜灯周りを狙うパターンが多く、小型のルアーを使うライトソルトゲームや小型の電気ウキを使って狙うと良い。
私の住む静岡の場合、冬場は年によっては結構多くのセイゴが接岸する年もあり、冬~春先までずっと好釣果が続く時も経験している。
秋と比較するとアベレージサイズは落ちやすいが、フィールドの癖が分かると毎回同じように釣果を出しやすいのが冬の傾向かな。
セイゴ釣りの時期・シーズンの流れはこんな感じで、最後にまとめておくと
- 春:数釣りシーズンで型にハマると爆発力があるが、外すと釣れないこともある
- 夏:セイゴは少し釣りにくいシーズン。クロダイなどを含めた夜の五目釣りがおすすめ
- 秋:セイゴサイズ~スズキサイズまで良型が釣れやすい
- 冬:若干釣れにくいが、年によっては意外と釣れる。型よりも数釣り向き
こんな具合かな。
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