さてさて、今回はライトゲーム用に使うワームのカラー選びについて。
ルアー釣り入門にも最適な、アジやメバルなどターゲットを絞らず狙っていくライトゲーム。
その中で、ワームは一番使用頻度が高くなることも多い必須アイテムじゃないかな。
釣りに慣れてくると、何となく自分好みのカラーが出来てくるものだけど
「初めのうちは何色を揃えたらいいのかわからない・・・」
というのはある意味当たり前。
ルアーのカラーについては難しく考えすぎるとドツボにハマりやすいので、この機会に私なりの考え方を紹介。
ターゲットを絞らないライトゲーム五目釣りに挑戦する際の参考にしてみて欲しい。
ライトゲーム用ワームは何色揃えたらいいのか?
釣り具屋さんやメーカー側の人間からすると、「ワームのカラーは多めに持って行ってください!」というのが最も多い売り込みのパターン。
しかし、実際には予算に限りもあるし、カラーに迷いすぎるとかえって釣りを難しく考えてしまい、シンプルに釣れる魚を難しく釣ることになる場合がある。
そこで、カラーを揃える場合は
- カラー毎の差をしっかり出す
- 最低限ローテーションできる数を揃える
という点に注目してライトゲームにチャレンジしてみよう。
始めのうちは似たようなカラーをたくさん持って偏るより、満遍なく色んなカラーのワームを持っておいた方が魚に対して効果的にアプローチできるはず。
また、カラーによって魚の目先を変えることを可能にするためにも、最低限手持ちのカラーは用意しておくこと。
私が今までライトゲームをやってきた経験からすると、大体4~5色ほどあれば十分釣りは成立すると思う。
なので、これからライトゲームに挑戦するという時は大体4~5色程度を目安に、最低でも3色程は用意しておくと良いかなと。
アジやメバルを狙うライトゲーム用のワームは結構お手頃価格のものが多いので、お財布的にも比較的易しい釣りになるね!
ただし、カサゴやソイなどの根につく習性が強いロックフィッシュの場合は「ワームのカラーによる差が出難い」事が多いと感じる。
なので、これらを狙う時は目立ちやすいカラーを中心に2~3色用意しておけば何とかなるだろう。
ワーム毎にカラーをしっかり揃えるべきか?
ワームのカラーは4~5色ほどあると良いという話をしたが、疑問に思いやすいのが
「買うワームそれぞれ4~5色揃えるのか?」
という事じゃないかな。
正直言ってワーム毎に4色も5色も揃えると、あっという間にバッグの中がいっぱいになってしまうと思う。
私の場合はとりあえずお試しで使うワームの場合は2色ほどを目安に使ってみて、良さそうだったら4~5色くらい揃えていくパターンが多いかな。
なので、「手持ちのワーム全体でカラーバリエーションが4~5色」ほどあれば、初めのうちは十分だろう。
無理に沢山カラーを揃えて、メーカーにお布施する必要は全くないからね。
ライトゲーム用ワームのカラー毎の特徴・考え方の基本
次にワームカラー毎の役割というか、考え方の基本を紹介していこう。
ここで紹介するのは私なりの考えになるが、人によって考え方は当然違うし、どれが正解でどれが間違いということは無い。
既に自分なりのカラー毎のイメージができているなら、それを信じて選んでいけばOK。
- クリア系:常夜灯周辺のアジやメバル、セイゴなどの鉄板。基本的にはラメ入りを使うことが多い
- オレンジ系:オレンジ色の常夜灯周辺や、アミ・プランクトンなどの小型の餌を食っているアジやメバル狙いに良く使う
- グロー系:暗闇や、半透明のカラーで反応が良くない時に
- チャート・ピンク・ホワイト系:見た目的に目立つカラー。濁り潮の時や、暗闇でメバルやカマスなどを狙う時に
- レッド・ブラック系:最も強い色。濁った時や暗闇の釣りに。また、他のカラーで反応が出ない時の切り札。私の場合はカサゴやチヌ狙いで好んで使用
私の場合はカラーをこのような感じで分けて考えている。
なのでこれから初めてライトゲームに挑戦するなら、ワームはこれらのカラーをバランスよく揃えて始めてみると良いかな。
釣りをしていくうちに好きなカラーが出てくると思うので、そうなったら好みのカラーをラメの色違いで揃えてみたりと、手持ちを厚くしていけばOK。
クリア系のワーム
透明で透き通っているクリア系のワームは、ライトゲームの鉄板。
基本的にはアジやメバルなどを常夜灯周りで狙う時に出番が多い。
常夜灯の灯りでワームのシルエットが若干ぼやけつつ、光が反射することでアピール力もまずまずある。
また、アジやメバルの餌となるシラスなどの色に近く、オールマイティーに使える。
ラメの有無については、「ラメでアピール力をプラスするもの」だと考えておくとシンプルでわかりやすい。
初めてなら「クリア+シルバーラメ」や、「クリア+ゴールドラメ」がオールラウンドに使えて使い易いかな。
ライトゲーム五目釣りに挑戦するなら、クリア系のワームは最低でも1つは用意しておこう。
オレンジ(アミ)系のワーム
クリア系と並び、常夜灯周辺でアジやメバルを狙う際のベーシックなカラー。
オレンジっぽいものやちょっと茶色っぽいもの等もあるが、
基本的には光が黄色~オレンジ色系の常夜灯周りや、アミ(エビの小さいやつみたいな感じ)・プランクトンなどの小型の餌を食っている時に良く使う。
このカラーもどちらかと言えばナチュラル(水に馴染む)系のカラーという位置づけで使用することが多く、クリア系のワームと同じく最低1種類は持っておくと役立つと思う。
グロー(夜光)系のワーム
グローというのは夜光、つまり光を当てると蓄光してワームが光るもの。
クリア系などのカラーと比較すると、良く目立つアピール系のカラーになる。
もっとも基本的なのは白っぽいワームで、蓄光すると緑っぽく光を発するワームかな。
アジやメバルなどの場合は、濁りが出た時や常夜灯から離れた暗い場所を狙ったり、ナチュラル系のカラーで反応が悪い時の一手として使うと良い。
グロー系のワームは魚の目先を変えることが出来るので、今まで反応が悪かった魚を拾ったりできる場合がある。
ただし、アピール力が強い反面魚に飽きられるのが早い事もあるので、ナチュラルなカラーとうまく使い分けると良いかな!
また、カサゴやソイなどの「ワームを目立たせてナンボ」な魚を狙う時は超定番のカラーだ。
チャート・ピンク・ホワイトなどの「目立つ」ワーム
チャート(黄色)やピンク、ホワイトといった見た目的に派手なワーム。
基本的なイメージとしては、グローと同じように魚の視界が悪い時や、ワームのアピール力を強くしたい時に出番が多い。
ただし、グローのように発光しないのでアピール力はグローより弱くてナチュラルという位置づけ。
個人的には特にカマス狙いの時に出番が多く、カマス用の定番カラーかな。
レッド・ブラックなどの「黒く見える」ワーム
赤や黒といったワームや水の中に入ると黒く見え、魚から見ると最も存在感が強く・コントラストが出るカラーと言われている。
アジやメバル狙いでは他のカラーに反応が出ない時の切り札的な位置づけで使用する方もいるが、どういうわけか私の場合は相性が悪い・・・・。
なのでアジやメバルなどを狙う時、私の場合はあまり出番が来ないので基本的にはバッグに入っていることは殆どない。
一方でカサゴやソイ、チヌなど海底付近に潜む魚を狙う時は超定番のカラー。
イメージとしては、カニやハゼ等、赤や黒っぽい餌を食っている魚を狙う時に良く使うと覚えておくと分かりやすいかな。
赤や黒以外にも、濃いグリーン系のワームにも根強いファンが居たり。
ライトゲーム用ワームのカラー選びまとめ!
大体こんな感じで、ライトゲーム五目釣りに使うワームのカラー選びの基本はOKかなと。
とりあえず重要な事は
- まずは揃えるカラーに「差」をしっかり出す
- カラーローテーションが出来る数(3色くらい)は最低揃える
といった点に注目してワームの色を選んでみよう。
雑誌などを見ると「ワームのカラーは超重要!」と言われることが非常に多いけど、
実際は「適当にやってもそんなに変わらない」ということの方が遥かに多いと思う(あまり大声では言えない)
それ以上に釣り場選びや釣り方の方が重要で、カラーローテーションは「釣果アップを助ける補完的なもの」として考えた方が良いと感じる。
そうしないと、お金がいくらあっても足りないし・・・・。
あまり難しく考えずに、シンプルに釣っていきましょう。
それでは、今回はこの辺で。また明日会いましょう!
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