こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。
さてさて、今回はショアジギング用メタルジグを紹介していきましょう。
今回紹介するのはリトルジャックの「メタルアディクト01」という少し変わったコンセプトのメタルジグの特性や使用感を詳しくインプレ。
メタルアディクト01はジグというよりもスプーンに近い形状をしており、アクションの質的にもヒラヒラ感が強くて低速を中心とした誘いに適していると感じる。
低活性な青物やヒラメ・マゴチ・根魚などを丁寧な誘いで狙うのに都合がよく、ただ巻きでしっかり動くジグを探しているかにおすすめだ。
使い方や使用感を掘り下げて紹介していくので、アイテム選びの時の参考になったらうれしく思う。
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メタルアディクト01のスペック・ラインナップ
まずはメタルアディクトのスペック・ラインナップについて簡単にまとめておこう。
- 重量:12g、18g、30g、40g、60g、80g
- バランス:センターバランス
- フックセッティング:40gまではフロントダブル、60g・80gはフロントシングル+リアブレード
メタルアディクト01はスーパーライトショアジギング~ライトショアジギングを中心に使える重量ラインナップ。
一方で60g、80gのヘビーモデルはリアにブレードが搭載されていて仕様が少し異なる。
カラーラインナップについては「リトルジャックホームページ」を参考にどうぞ。
リトルジャック メタルアディクト01「サクッと」インプレ!
メタルアディクト01を実際に使用した印象について、ざっくりと紹介しておこう。
- 飛距離:ジグよりも若干劣るが、スプーンよりも飛ぶ
- フォール:良く動く水平フォール
- アクション:ハイピッチなアクションでヒラヒラ動く
- 使い方:ただ巻きを中心に、軽めのトゥイッチ・ジャーク向き
- ターゲット:青物・ヒラメ・ハタなどオールラウンド
簡単にインプレッションするとこんな感じで、低速なただ巻きでもキッチリ動くメタルジグを探している方に適したアイテムだ。
飛距離
まずはメタルアディクトの飛距離について、率直な印象を紹介。
一般的なジグよりも1割前後劣る飛び具合
メタルアディクト01は湾曲した左右非対称ボディが特徴だ。
バランス的にはセンター~若干後方寄りのバランスかな?
ボディ形状が独特なので、重心バランスがイマイチ分かりにくい。
飛距離に関して言えば、この曲がった独特なボディ形状によって飛行姿勢の安定度は一般的なジグよりも劣る印象。
実際に私が8割程度の力でキャストしてみると、18gのモデルでだいたい70m後半~80m前後くらい。
私の場合は20g前後のジグをキャストすると、だいたい85m~よく飛ぶもので90m超の飛距離が出せるので、感覚的には1割前後飛ばない。
直線形状の一般的なジグと比較すると、飛行中にジグが回転しやすかったり・ヒラヒラと動いてしまってブレが生じやすい感覚はある。
そうはいってもワームなどと比較すればコンパクトなシルエットでよく飛ぶので、飛距離を最需要視しなければ十分使える飛び具合は確保できる。
スプーンよりも飛ぶ存在
こう聞くとメタルアディクト01は使いにくいメタルジグという印象を持つかもしれない。
しかし、アクション的にはスプーンに近い特性を持っており、同じような重さのスプーンと比較するとよく飛んで良く沈むので使い勝手は悪くない。
スプーンよりもコンパクトシルエットで浮き上がりにくい為、海で使う場合はスプーンよりも汎用性は高いと感じる。
ルアーのサイズ感的にはこんな感じで、上から順に
- サムライジグ 20g(一般的なセンターバランスのジグ)
- 投次郎 20g(コンパクトシルエットのジグ)
- メタルアディクト01 18g
比べてみるとこんな具合で、メタルアディクトはシルエット的にはかなりコンパクトで小粒な分類だ。
フォールアクション
メタルアディクトはただ巻きとフォールアクションが特徴的で、良く動いて勝手に魚に対してアピールしてくれるルアーだ。
ヒラヒラ系の動くフォール
メタルアディクト01は若干扁平気味+独特な曲がったボディ形状によってフォール時のアクションはしっかりと動く。
ヒラヒラとした速いピッチのローリングアクション+イレギュラーなスライドにより、食い渋った青物や底物などターゲット問わずにフォールバイトを十分誘える。
実際にアクションを与えた後のフォール中にバイトが多発する場面にも遭遇しており、見た目的にも釣れそうなフォールアクションは使っていて釣れそうな気分になれる。
メタルアディクト01の使い方・アクションの質
メタルアディクト01の動きの質、代表的な使い方について少し詳しく解説しておこう。
メタルアディクト01でキャッチしたシラスを偏食するワカシ。
コンパクトシルエットのルアーなので、ベイトフィッシュが小さい場面やターゲットが小型魚の場合でも使い勝手がいい。
ただ巻き
メタルアディクト01は激しいロッドアクションで操作するジグではなく、ただ巻きを中心に使った方がこのジグの特性を活かしやすいと感じる。
ゆっくりとリールを巻くだけでも素早くアクションが立ち上がり、ジグというよりスプーン的なヒラヒラアクションを見せる。
一般的なジグとの違いは低速リトリーブに対するレスポンスだけでなく、アクションのピッチも違う。
メタルアディクトの方が速いピッチでヒラヒラと元気に動き、穂先に伝わるジグの動きも軽快で明確な印象だ。
なのでただ巻きでしっかりジグが動いている感覚が分かるアイテムを探している方には非常におすすめで、プルプルとした波動が手元にもわかりやすいアイテムだね。
トゥイッチ・軽めのジャークを使ったリフトフォール
ただ巻き+フォールの組み合わせでも十分使えるメタルアディクト01。
より縦方向のアクションを強調したければ、軽いロッド操作をあたえて操作するのもおすすめ。
イメージとしてはロッドを動かしてジグを海中で飛ばすのではなく、チョンチョンと穂先を軽く動かして海中でルアーの首をクイックに降らせる感覚かな。
私の場合は穂先を20cm~30cm程度軽くチョコチョコと動かすようなワンピッチジャーク(トゥイッチ)で使用することが多く、スローな操作で丁寧な誘いができるぞ。
ただ巻きの場合でもリフトフォールの場合でも、アクションをある程度与えたらフォールを途中に入れるのがおすすめだ。
フォールに入る直前、軽くロッドを煽ってラインのテンションを抜いた方が綺麗なヒラヒラフォールを演出しやすい。
フォールを入れる間隔については
- 青物狙いの場合:ハンドル5回転~15回転くらいにつき1回
- 底物狙いの場合:ハンドル2回転~8回転くらいにつき1回
状況によって異なるが、私の場合はこれくらいの間隔で誘い・フォールを組み合わせるのがメインになる。
フックセッティングについて
メタルアディクト01のフックセッティングについて、私なりの考え方を紹介しておこう。
青物狙いの場合
60gと80gを除き、メタルアディクト01は標準状態ではフロントに長めのダブルのアシストフックが装着されている。
青物狙いの場合は基本的にフロントのアシストフックオンリーで使えば問題なく、ショートバイトが多発するならリアにシングルまたはトリプルフックを入れればOK(私の場合は自作アシストに換装)。
私の場合は魚へのダメージや手返しを考慮してリアフックを使うことは殆どないが、極端にフッキングが悪くなる印象はない。
底物狙いの場合
一方でヒラメやマゴチ、ハタなどの底物狙いの場合だ。
根回りを攻めることが多い、ハタやカサゴ・ソイなどを狙う場合はフロントアシストオンリーの方が根掛かりを防げるはず。
一方でヒラメやマゴチはジグの後方にバイトしてくることが多く、口周りが非常に硬いのでフッキングが難しくなる。
なのでフラット系を狙う時はリアにトリプルフックを入れるのが私としてはおすすめ。
ただしリアフックを重たくすると、ルアーのアクションはおとなしくなりやすいのでその点は考慮した方が良い。
リトルジャックのメタルアディクト01のインプレッションはこんな感じで、スローな巻きでもハイピッチにヒラヒラ動くジグを探している方におすすめなアイテムだね!
▼ライトショアジギング用メタルジグの選び方の基本・コツや使いやすいおすすめジグを知りたい方は【ライトショアジギング用メタルジグ選び・おすすめアイテム徹底解説!】を参考にどうぞ。
全て管理人が実際に使い比べ、公平な視点で使いやすいアイテムを選抜してあります。