こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。
さてさて、今回はメジャークラフトのショアジギング用メタルジグ、ジグパラジェットをインプレッション。
ジグパラジェットは飛距離を重視した設計のメタルジグで、無風時はもちろんのこと風にも強く、キャストが苦手な方にもおすすめなアイテム。
今回はこのジグパラジェットのアクションの特徴や使用感、使い方などを詳しく解説。
ちょっとゴミが多かったですが、狙い通りに連発😎
良い引きでした★ pic.twitter.com/E9BYxb4er7— まるなか (@marunakafish) July 25, 2020
青物狙いを中心に、飛距離が欲しい時に使いやすいメタルジグを探している方の参考になったらうれしく思う。
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メジャークラフト ジグパラジェットのスペック・ラインナップ
まずはジグパラジェットのラインナップについて、簡単にまとめておこう。
- 重量:20g、30g、40g
- 重心設定:後方重心
- フックセッティング:フロントシングル+リアトリプルフック搭載
ジグパラジェットはスーパーライト~ライトショアジギング対応のラインナップになっている。
標準装備でフロント・リア共にフックがセットされているので、パッケージから取り出してそのまま使うことも十分可能だ。
ジグパラジェットのカラーラインナップはこんな感じで、ナチュラル系~グロー系までまんべんなく揃っている。
ジグパラジェットを「サクッと」インプレッション
ジグパラジェットの私なりの使用感について、簡単に紹介しておこう。
- 飛距離:スリム+後方重心で非常に優秀!
- 沈下速度:平均~若干速め
- フォール姿勢:若干尻下がりのスライドアクション
- アクション:スリム系ジグの中では比較的しっかり泳ぐ。ただ巻きでも使用可能
- 使い方:巻き・ジャークとオールマイティ。ある程度しっかり動かすのがおすすめ
- ターゲット:青物を中心に、ヒラメなどにも使える
ジグパラジェットをざっくりインプレするとこんな感じで、後方重心のスリム系ジグの中では比較的ただ巻きでもしっかり動くアイテムという印象がある。
スリム系ジグ入門としても比較的扱いやすく、操作感もほどほどにあるジグだね。
ジグパラジェットの飛距離
飛距離に重点をおいて開発されたジグパラジェット。
その飛び具合について少し詳しくインプレッションしていくぞ。
20gで90mオーバーの飛び
私が使用したのは20gと30gのジグパラジェット。
20gはスーパーライトショアジギングに、30gはライトショアジギングとサーフのヒラメ釣りにて使用。
飛距離に関しては0.8号のPEラインタックルで20gをキャストすると、だいたい90m~95m前後の飛び(無風時・ラインのマーキングで飛距離を測定)。
これは同重量のメタルジグの中ではトップクラスの飛距離を誇っており、ジェットの名前の通りよく飛ぶ。
もう1つ重たい30gを1号のPEラインで使用するとだいたい105m~110mほどの飛距離がだせており、飛びに関しては非常に満足している。
風・悪条件にも比較的強い
ジグパラジェットは無風時でもよく飛ぶジグだが、飛行姿勢がかなり安定している。
若干扁平気味のボディ形状ながら、スリムで後方重心設計となっている為に空中でバタバタと暴れにくい。
なので横風が吹いている時でも飛距離の低下は目立ちにくく、悪条件下でも比較的使い勝手が良いメタルジグだね。
また、細身の若干長めのボディ形状によってキャストした時にバットにジグの重さを乗せやすく、コンパクトボディのジグよりも楽に投げれて飛距離も伸びる。
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フォールアクション
次はジグパラジェットのフォールアクションや姿勢について紹介していこう。
フォールスピードは平均~若干速め
ジグパラジェットは後方重心のメタルジグだが、ボディが偏平した形をしている。
これによってストンと真下に落ちるタイプの高速フォールするジグではなく、思ったよりもフォールスピードは遅めだった。
センターバランスの平たい形状のジグよりは少し速めのフォールだが、ストンと速く落ちすぎないので使用感はマイルド。
スライドフォール
ジグパラジェットをフォールさせる時、若干テンションを抜いて落とし込むとバックスライド気味にフォールする。
フォール中はそこまで強くはないものの、ヒラヒラとロールアクションが入る。
これが結構良い動きを見せるので、テンションフォールを使う場合であってもフォールに入った瞬間にテンションを抜いてみると良い。
その方が魚に対して効果的なスライドアクションを出しやすく、バイトチャンスが増える印象だ。
ジグパラジェットの使い方・アクションの特徴
ジグパラジェットの使い方やアクションの質について、インプレッションしていこう。
ただ巻き
ジグパラジェットは偏平気味のボディ+後方重心設定によってただ巻きでも比較的しっかり動くタイプのスリム系ジグ。
リールを巻くとテールをユラユラと振るが、潮受けが良い平たい形状のショートタイプのジグよりはナチュラルなテールスイングでピッチもゆったり目だ。
スローに巻いてもそれなりにアクションするが、私としては潮抜けの良さを活かしたいので中速以上のただ巻きで使うのが好みかな。
ジャカ巻き
リア重心で速めの巻きでも使いやすいジグパラジェット。
活性が高い青物を狙う時はジャカ巻きで使うのも結構反応が良い。
ジャカ巻きで使う時はスライドフォールを入れて探った方がフォール中のバイトも誘えるので、私の場合はキャストしてひたすらジャカ巻きで使うことは殆どない。
だいたいリールのハンドルを3回~15回くらい巻いて誘いを掛けたら、一瞬テンションを抜いてからフォールさせ、浮き上がった分のレンジを入れなおす。
ジャカ巻き自体も一定速度で巻き続ける必要はなく、フォールの前後で緩急をつけると効果的なこともあるね!
ジャーク(ワンピッチ)
ジグパラジェットをジャークで使用する場合だが、基本的にはシンプルなワンピッチジャークでOKだと感じる。
ジャークは小刻みに・最小限の動作で動かすというより、ある程度ロッドを操作してジグをしっかり飛ばした方がスリム形状の潮抜けの良さを活かせると感じている。
私の場合は基本3回~6回前後、ジグを高く持ち上げたい時で10回くらいまで連続してジャークをしたらフォールを入れるようにしている。
ジャークのスピード自体はゆっくり~速めのピッチまで対応できるが、強め・速めのピッチで操作する時はジャーク後にラインテンションを抜きすぎない方がラインが絡みにくいかな。
フックが絡んでしまう時はジャーク速度を遅くする・ロッド操作を少し小さくする・リアフックを外すなどの調整をすると良い。
ジグパラジェットを使う時はこんな感じで巻き・ジャーク・フォールをコンビネーションさせて使ってみよう。
ワンキャストの中で色んな誘いのパターンを混ぜるのも非常に効果があるので、釣れない時こそ単調な誘いにならないように気を付けたい。
ジグパラジェットで狙うターゲット
ジグパラジェットで狙うターゲットについて、私なりの考え方を紹介。
青物・回遊魚狙い
最もジグパラジェットが効果を発揮しやすいのは青物・回遊魚狙いだね。
極端に尖った性質を持っているわけではないので、
- 風が強い時
- 少し潮が重たい時
- 中速~高速な誘いで探りたい時
このような状況下でジグパラジェットは使いやすいかな。
フォール速度が少し速くなり、海中でのジャーク後の滞空時間はセンターバランスのジグと比較すると、少し短くなる性質がある。
なのでジグパラジェットを後方重心・スリム系のジグとして戦力に使うなら
- スローな誘い用:センターバランス系のヒラヒラフォールのジグ
- 海中での飛び・滞空時間を重視:センターバランスのスリム系ジグ
- 小型のベイト対策:タングステン製など、コンパクトボディのジグ
これらとうまくローテーションさせると、より様々な状況に対応しやすくなるはずだ。
ヒラメなどの底物狙い
ジグパラジェットは偏平ボディでフォール速度はスリム系ジグの中では若干抑えめ。
なのでヒラメなどの底物狙いにも流用することができる。
どちらかといえばエースとして活躍するジグではないが、強風で釣りにくい時や、目の前に少し速めのフォールでストンと落として食わせる使い方に向いている。
ヒラメなどを狙う時はスロー気味のワンピッチジャークを2回~4回くらいで誘いを掛け、フォールの繰り返しで基本はOK。
変化を出すときはただ巻きを入れても良い。
フックセッティング
ジグパラジェットのフックセッティングについて、私なりのパターンを紹介しておこう。
ノーマル:無難に、それなりに使える
パッケージから出した状態だと「シングルのアシスト+リアにトリプル」のフックセッティングのジグパラジェット。
このままでも使用することはできるが、フックの質はなんとか使えるレベルだけど高品質ではないというのが正直なところ。
バランス的には悪くはないので、青物~底物までオールマイティーに使うのであれば、標準搭載のフックセッティングでも良いだろう。
青物狙いの場合
青物をメインターゲットにジグパラジェットを使うのであれば、私の場合はフロントにダブルのアシストを使ったセッティングが使いやすいと感じる。
リアフックを外すことで無駄に魚へダメージを与えにくくなるし、少し大きめにジャークしたり、ラインスラッグを出してもフックがリーダーを拾うトラブルを避けることができる。
状況によって掛からないショートバイトがある時は、リアにシングルのアシストフックを足すのがおすすめ。
ヒラメ狙いの場合
ヒラメがメインターゲットでジグパラジェットを使うのはどちらかというとマイナーだと思うが、私だったらフロントダブル+リアトリプル or ダブルのショートアシストを使うかな。
ヒラメやマゴチはフッキング率も低くなりやすく、ジグを使うとバラシが増えやすい。
なのでフックポイントを増やすことで複数のフックを体に絡め、バラシを防ぐことを優先的に考えたフックセッティングを好んで使用する。
ジグパラジェットのインプレッションはこんな感じで、飛距離を活かした良く動くスリム系ジグを探しているからにおすすめ。
ショアジギング初心者の方にも比較的使いやすく、簡単操作で扱えるジグとして良く出来ているアイテムだね!
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