こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。
さてさて、今回は渓流トラウト用ミノー、メガバスのグレートハンティングハンプバックをインプレ。
- アクション・使用感の特徴
- 使い方
- 適したシチュエーション
これらについて掘り下げて紹介していくので、ルアー選びの参考にしてもらえたら嬉しく思います。
当メディア内で紹介するアイテムについては
- 実費を払って購入
- 公平な視点で使用感チェック
- 実際に魚を釣り上げる
全てこれらにこだわっています。
✔管理人の経験・実績
なお、私の経験・実績としては
- 年間釣行数300以上
- 渓流~船釣りまで、ルアー・フライ・餌と各種の釣りができます
- メーカーからプロスタッフとしての勧誘あり
- 釣具店、メーカーにて私のタックルインプレッションや釣り方の掲載・利用あり
こんな感じで、毎日のように釣行を重ねて生活している釣り好きです。
グレートハンティングハンプバックのラインナップ・使い分け
GH46
- 全長:46mm
- 重量:4g
- フック:#12
グレートハンティングハンプバック46は、河川の源流や支流域~里川など、やや渓流用ミノーとしてやや小さめのオールラウンダーという位置づけで考えています。
46mmながら体高があるボディでアピール力は比較的高く、重量も4gなので投げやすさも十分確保されていますね。
渓流域全般をカバーでき、個人的には51mmよりも好きですね!
まるなか
GH51
- 全長:51mm
- 重量:5.1g
- フック:#12
51mmのグレートハンティングハンプバックですが、5.1gの重量があります。
渓流域~中流域で使やすく、アベレージ25~30cm前後のトラウトを狙う時にちょうどいいサイズ感。
渓流では46mmの方が出番が多く、小型を避けたい場面やかなり水押しが強いポイントで出番が増えます。
やや重ためのヘビーシンキングミノーなので、ある程度反発力が強いロッドの方が使いやすいです。
GH64
- 全長:64mm
- 重量:8.3g
- フック:#8
一番大きい64mmのグレートハンティングハンプバックですが、中流域を中心に使いやすいモデル。
30cm前後以上のトラウトを狙う時に最適です。
まるなか
グレートハンティングハンプバックを「サクッと」インプレ
ここからはグレートハンティングハンプバックの使用感を詳しく解説していきましょう。
まずは私なりのインプレッションをざっくりとまとめておきます。
- 飛距離:高比重でよく飛ぶ
- フォール:尻下がりの姿勢で速いフォール
- アクション:超小刻みなロール中心の動き。ワイドに動くミノーではない
- 使い方:ボトムに絡めたただ巻き、ラインスラッグを使ったトゥイッチ・シェイクなど
- シチュエーション:やや食い渋った場面や流れが強い場所の中層~ボトム狙い向き
簡単にインプレするとこんな感じですね。
まるなか
飛距離
グレートハンティングハンプバックですが、分類としてはいわゆるヘビーシンキングミノーになります。
一番小さい46mmのモデルで4gの重量があり、比重としてはヘビーシンキングミノーの中でも平均よりやや重たい位でしょうか。
ボディ側面をかなり絞り込んだ設計+高比重なので、空気抵抗を受けにくくて飛距離は十分。
後方寄りの低重心設計でバランスも良好です。
実釣時において投げやすさに関しては全く不満はなく、バックスペースが取れない場所でも楽にキャストできますよ!
フォール
グレートハンティングハンプバックは後方に重心を持たせた設計になっています。
テンションを緩めてフォールさせると、軽くスパイラルしながら素早く沈下します。
落ち込みなどのスポット狙いにおいても流れの影響を受けにくく、真下にしっかり沈んでボトム着底までがスムーズですね。
一方、ラインテンションを少し掛けてフォールさせると、軽くロールさせつつ、ゆっくり落とし込むことが可能です。
浅い場所を狙う時や、アクション後のポーズを少し長くとる時は少しテンションを掛けた方が食わせやすいと感じますね。
アクション・動きの質
ハイピッチローリング
グレートハンティングハンプバックの特徴ですが、一番大きなものとしては非常にハイピッチで小刻みなロール中心のスイミングアクション。
ミノーというよりバイブレーションのような感覚があり、震えるように泳ぎます。
バランスは非常に良く、流れを受けたり、巻き速度を上げてもアクションは破綻しにくいですね。
複雑な流れの場所でも常に安定した使用感で使うことができます。
まるなか
フラットサイドボディを活かした速い明滅で魚にアピールするね
ロッドアクションによるヒラ打ち
グレートハンティングハンプバックは、ロッドアクションを与えて操作すると、フラットサイドボディを活かしたヒラ打ちアクションが出せます。
派手なダート・スライドというより、柔らかさがあって移動距離は抑えめ。
水を切り裂くように動くミノーとは少し違った味付けになっているので、正直言って好き嫌いは分かれやすいと感じます。
ダート・スライド系のアクションが好きであれば、定番のDコンタクトなどがおすすめですね。
▼アクション動画
グレートハンティングハンプバックの使い方
流れ・ボトムの石を利用したリトリーブ
1つめはただ巻きメインの使い方ですね。
グレートハンティングハンプバックはかなり安定度が高いアクションなので、流れに対してクロスでキャストしたり、ボトムの石にコツコツと当たるくらいのレンジをキープして使うことが多いです。
アップ・ダウンクロスでキャストすることで、ミノーを流れに乗せてスライドさせて食わせやすくなりますね。
流れを横から受けても浮き上がりにくいので、トラウトが潜むレンジをしっかりキープしやすく、流れが多少早い場所でも使い勝手は良好ですよ!
一方、単純にまっすぐ上流に向かってキャストして表層~中層をただ巻くだけだと、アクションがやや単調になりやすいですね。
トゥイッチ・シェイク
2つめはロッドアクションを交えた使い方ですが、私の場合はバシバシ強くロッドを動かすのではなく、多少ラインスラッグが出るくらいの状態をキープした軽めの操作で使うのが好きですね。
強くアクションを与えても派手に動くルアーではないので、優しく操作した方が柔らかく・移動距離をおさえたヒラ打ちを出しやすいです。
ロッドアクションを与える場合は、常にロッドを動かし続けるのではなく、巻きとのコンビネーションで使うことが多いです。
- 軽めのロッド操作を1~2回ほど与えてヒラ打ち
- ただ巻きでハンドル3~5回転ほど
例としてはこんな感じで、ただ巻きのハイピッチロールとヒラ打ちを混ぜると「食わせの間」も作りやすいかと。
グレートハンティングフラットサイドとの違い
メガバスの渓流用ミノーには、グレートハンティングフラットサイドがあります。
上がグレートハンティングフラットサイド、下がグレートハンティングハンプバック。
両者は特徴が大きく異なっており、グレートハンティングフラットサイドは
- 水平気味のフォールで滞空時間が長い
- FS(ファストシンキング)モデルでも比重がやや軽く、浮き上がりやすい
- ヒラ打ち・ダートが強調されている
このような味付け。
今回紹介しているグレートハンティングハンプバックは個性的なアクションで、どちらかといえばグレートハンティングフラットサイドの方が万人受けしやすいように思えますね。
特にロッドアクションを与えてスライドダートするミノーが好きな方には、ハンプバックよりもフラットサイドがおすすめ!
▼詳しい使用感については【メガバス グレートハンティングフラットサイド徹底インプレッション!】を参考にどうぞ
適したシチュエーションなど
グレートハンティングハンプバックはヘビーシンキングでかなり浮き上がりにくいミノーなので、ある程度水量がある場所・水深が深い場所向きですね。
- 高比重
- 低重心
- 盛り上がった背中が水を受ける
このような特徴により、カウントダウンで一度沈めると、優れたレンジキープ性能を発揮します。
一方で水量が少ない支流のチャラ瀬や表層狙いでは使いにくいので、最低限の使い分けは必要です。
なお、Dコンタクトやスピアヘッドリュウキなど、定番のヘビーシンキングミノーよりも1枚下のレンジを探りやすくなっています。
水押しが強めな瀬や落ちこみの中層~ボトム狙いにおすすめですね!
▼ヘビーシンキングミノーについてより詳しく知りたい方は【渓流用ヘビーシンキングミノーのおすすめ・使い分けのコツ解説】を。
渓流用ミノー選びの基本や、初心者の方にも使いやすいものについては【渓流用ミノー選び・おすすめアイテム徹底解説】を参考にどうぞ。
まとめ!
今回はメガバスのグレートハンティングハンプバックのインプレをしました。
- 高比重で優秀な飛距離と素早いフォール
- 非常に浮き上がりにくく、一定層をキープしやすい
- アクションはかなり小刻みなロールで震えるような動き
- ロッドアクションを与えると、移動距離をおさえたヒラ打ち
特徴をまとめるとこんな感じなので、ミノー選びの参考にしてみて下さいね。
控えめなアクションで、キッチリ一定層をキープできるミノーを探している方におすすめです。
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