こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。
さてさて、今回はタックルハウスの超定番小型ミノー、バフェットシリーズのジョイントモデルを詳しくインプレしていきます。
バフェットジョインテッドは、スロー・繊細な誘いにより特化したタイプのトラウト用ミノーという印象があり、ピンスポット攻略などがかなり得意ですね。
本当は渓流トラウト用に使いたかったのですが、入手したのは禁漁後ということで、海のライトゲーム五目釣りに使っています。
生命感のある柔らかなアクションは非常に良い感じで、さすがタックルハウスといったところでしょうか。
忖度なしにインプレしていくので、ミノー選びの参考にしてもらえたら嬉しく思います。
✔管理人の経験・実績
私の経験・実績としては
- 釣りのために仕事を辞めて移住、現在は魚釣りで生計を立てています
- 年間釣行数300以上(現在はほぼ365日釣行)
- 渓流釣りやタナゴ釣り~ヒラマサ釣りまで、ジャンル問わず様々な釣りができます
- シーズン中は毎日のように地磯へ行って青物を釣っています
- メーカーからプロスタッフとしての勧誘あり
- メーカーの商品開発時に私のタックルインプレッションを活用
こんな感じでほぼ毎日釣行を重ねて釣りを中心に生活していて、実釣実績も残しています。
釣果実績については、釣行記やYouTube・Twitterを見てもらえれば、ほぼ毎日様々な魚を釣っていることが分かると思います(一番更新頻度が高いのはTwitter)。
バフェットジョインテッドのスペック
- 全長:46mm、51mm
- 比重:シンキング(比較的スロー)
- 重量
- 46S:3g
- 51S:3.8g
- フック
- 46S:シングルフック#12
- 51S:シングルフック#8
2024年時点でのラインナップは2種類ですね。
小さな46mmは、アベレージサイズが10cm台の時や小規模な支流などを攻める時に。
オールラウンドに使うなら、51mmの方がおすすめです。
バフェットジョインテッドを「サクッと」インプレ!
バフェットジョインテッドを詳しく解説する前に、私なりのインプレッションを簡単にまとめておきます。
- 飛距離:ジョイントボディの割にはそこそこ飛ぶ
- フォール:沈下速度は比較的スロー。食わせ重視の設計
- レンジ:水面下~40cm前後くらいまでが得意。比較的浅い場所向き
- アクション:超ハイレスポンスで滑らかに動く
- 使い方:基本はただ巻き。巻きの中に最小限のロッドアクションを入れたり、ドリフトも得意
- 適したシチュエーションなど:魚が居るのに食わない状況下で強い。スローな展開やドリフトでとどめて食わせたい時に強い
ざっくりまとめるとこんな感じですね。
バフェットシリーズはどれも比較的繊細に作られているんですが、ジョインテッドはその中でも非常にハイレスポンスで、弱い入力でもアクションが確実に立ち上がります。
低活性時など、狭いスポットで確実にミノーを動かしたい時におすすめですね!
飛距離
バフェットジョインテッドの飛距離ですが、ジョイントボディの特性上、遠投はそれほど得意ではありません。
しかし、ジョイントタイプのミノーとしてはそこまで遠投性は悪くありません。
一般的な渓流域や、私のような小場所狙いの海のライトゲームであれば、特にストレスなく扱えています。
実際に私がバフェットジョインテッドの51SをPE0.3号+6フィート後半のライトゲームロッドでキャストすると、無風時でだいたい20m台前半~25m弱くらいといった具合ですね。
フォール・レンジ
バフェットジョインテッドは、シンキングタイプのミノーになります。
しかし、トラウトゲームで人気のあるヘビーシンキングではなく、比重はそれほど大きくありません。
ですので、沈下速度はややスローになり、水になじませながらジワジワ沈めたり、ドリフトで流し込んだりする使い方に向いています。
なお、レンジ(潜行深度)に関しては、だいたい40cm・50cm位までが得意な印象です。
リップ形状はこんな感じで、シャロー系ミノーとしてはやや大きめです。
しかし、深度を稼ぐためのものではなく、アクションレスポンスをよくするための大きめのリップといった感じですね。
ですので、水深が深い場所や流れが強い場所を狙うのはあまり得意な印象はなく、水面付近の浅いレンジを丁寧に・繊細に誘いたい時におすすめ!
バフェットジョインテッドのアクション・使い方
ただ巻き
バフェットジョインテッドの使い方ですが、基本的にはシンプルな巻きでOKです。
大きめのリップと可動域がしっかりとしているジョイントボディの効果により、かなりスローな巻きでもボディをクネクネさせながら滑らかにスイミングしますね。
アクションレスポンスは非常に優秀で、立ち上がりの速さは抜群。
最小限の水流でもユラユラと角が無いアクションで誘いを掛けることができるので、狭いスポットで確実にミノーを躍らせることができますね!
巻き&最小限のロッドアクション
次におすすめなのが、巻きの中に時々最小限のロッドアクションを1度入れる使い方になります。
ロッドアクションは最小限でOKで、うまくできるようになると、ロッドアクションを与えた際にミノーが一瞬左右にスライドして軌道が乱れるんですね。
これが非常に良い誘いになり、私の場合はソルトゲームでの使用ですが、小型回遊魚などの反応がかなり良いです。
強くアクションを与えてしまうと、水流を受けきれなくなり、バランスを崩したような感じになるので、手首を最小限動かすだけで十分。
ドリフト
ハイレスポンスなバフェットジョインテッドは、流れを利用したドリフトとの相性も非常に良いですね。
軽くヨタヨタとスイムさせながら流れに乗せてドリフトさせて食わせたり、最小限のアクションで魚の前にミノーを流し込んで食わせることが可能です。
ラインテンションの掛け具合でアクションの強弱を調整できるので、慣れてきたらラインの張り具合を微調整して動きに変化を与えてみてください。
気になる点
バフェットジョインテッドの気になる点としては、激しいトゥイッチングにはあまり向いていないことですね。
渓流のトラウトゲームやメッキなどの小型魚狙いでは、トゥイッチングの釣りを好む方もいると思います。
しかし、私が使ってみた印象としては、ロッドアクションを与えすぎるとリップが水を受けすぎてしまい、ジョイントボディの繊細なアクションが出にくくなります。
連続的なトゥイッチングでは、ボディを大きくロールさせてくねらせるようなアクションが出ますが、滑らかなスライドダートなどは出ません。
個人的に、ロッドアクションを多用するなら一般的なミノーの方が好みですね。
バフェットジョインテッドは、あくまでもシンプルな巻きやドリフトをメインに、そこに最小限のロッド操作を混ぜるような使い方に向いていると感じます。
適したシチュエーションなど
バフェットジョインテッドはこれまでにも紹介したように、弱い水流に対するレスポンスの良さが大きな特徴だと感じでいます。
ですので、大場所をテンポよく探っていくというより、ピンスポットから魚を引き出したり、移動距離を抑えた誘いで食わせるのが得意なミノーという位置づけです。
小規模な渓流域をメインに、着き場がある程度絞れている状況でドリフトで流し込んだり、小場所狙いのライトゲーム五目釣りにおすすめですね。
私の場合は時期的にライトゲームでの使用となりましたが、活性が落ちたメッキなどの他にも、カサゴなどの根魚の反応も結構良い感じです。
移動距離が抑えられるので、岸壁沿いなどをスローに探ってみると、根魚が飛びついてくるパターンも多いですよ!
まとめ!
今回はタックルハウスのバフェットジョインテッドのインプレをしました。
- 沈下速度は遅めなシンキングミノー
- 浅場狙い向きで、40cm・50cm位までを探りやすい
- 超ハイレスポンス!弱い水流でもボディをクネクネさせてスイミング
- ただ巻きやドリフトでの使用がおすすめ。最小限のロッドアクションで軌道をズラす使い方も高実績!
- 低活性な魚に対してピンで誘いを掛けたり、丁寧に釣りたい場面におすすめ
- 渓流トラウト以外にも、海のライトゲームにもしっかり対応
要点をまとめるとこんな感じですね。
タックルハウスらしい繊細さがあり、中~上級者の方の食わせの釣りにおすすめなジョイントタイプのミノーです。
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