さてさて、今回もサーフエギング講座。
夜のサーフエギングをする際、どんなことに注意して釣りをしていけばいいのか?
普段マズメ~夜間にエギングに釣行することが多い私。
港湾部でエギングをするよりもサーフの方がメインですね!
始めのうちは視界が効かないナイトサーフエギングではで、何をやっているのかが分かり難い状態になりがちかもしれない。
そういう状況を脱却し、「釣れた」から「釣った」に変える為の参考になったら嬉しく思う。
夜のサーフエギング攻略の為のポイント
まずはサーフのナイトエギングに挑戦する際、どんな点に注目して釣りをしたらいいのか?
私が普段チェックしていることを最初にまとめておこう。
- フィールドの釣れる時間帯を知る
- フィールドには釣れる「流れ」があることが多い
- ラインテンションを若干掛けた釣りを意識しよう
- まずはボトムまでのカウントを計る
- 基本はボトムを中心に探るが、浮いたイカにも要注意
- 光量が少ない場所で効くカラー・ラトルをうまく使う
基本となるのはこんなところかな。
早速それぞれについて、少し詳しく解説していくことにしよう。
サーフのナイトエギングはいつでも釣れるわけではない
アオリイカを狙いやすい時間帯としては朝夕のマズメや夜間というのは良く知られているが、
1晩中サーフでアオリイカが釣れ続けるかというと、そういう感じではない。
魚影が濃い地域の場合はそれなりに釣れるのかもしれないが、私が住んでいる静岡の場合はそんなに簡単ではない印象。
ザックリ言ってしまうと、フィールドによって夕マズメからの日没後に強い場所・深夜に強い場所・朝マズメの前に強い場所・・・・。
といったように、アオリイカが夜の中でも回遊してきやすい時間帯の傾向が釣り場毎に何となくある。
だから毎回同じような時間に夜のサーフへ出かけ続けても、フィールドの癖に合っていないとアオリイカの釣果はかなり落ちると実感している。
これから夜のサーフエギングに挑戦する方は、事前に釣れている時間を調べたり・釣行する時間を少しずつ変えて見て様子を見てみると良い。
データを取っていくと、何となくアオリイカが回遊してきやすい時間の目安が分かってくることも多いからね。
その時々の釣れる時間には「流れ」がある
今までサーフエギングをやってきた感覚として、釣れる時間は何となく流れというものが存在している。
例えば、夕マズメから日付が変わるくらいまでの時間帯に釣れやすい釣り場があったとする。
仮に4月の上旬にエギングをしたら、日の入り直後にアオリイカが釣れやすい傾向があったとする。
この場合、翌日などの近いタイミングで釣行する時はできるだけ同じ時間に釣行した方が、釣果を上げられる確率はかなり高い傾向がある。
しかし、1か月後などになると時間がズレていたりと、ずっとそれが当てはまるわけではない。
サーフのエギングは基本的には回遊の釣りになるので、その時々の「釣れる流れ・傾向」を掴んでおくと無駄打ちが減る。
逆に、同じようなタイミングで釣れなくなった時は流れが変わった場合も多いので、ちょっと条件をズラしたり・場所を少し変えて釣行した方が良いかな。
分かりやすい目安としては潮周りと潮位になるんだけど、どうやらそういう単純なものだけで流れ読むのは難しいと感じている。
相手も生き物なので、この辺りの読み合いが楽しいんだけどね!
釣りは奥が深いけど、特に回遊に左右されやすいサーフエギングでは釣れている時の「流れ」が効率よく釣る上では超重要。
アオリイカが釣れた時のデータは必ず取っておこう!
夜のサーフエギングはラインテンションを掛けた釣りを特に意識する
サーフエギングで厄介なのが、波と風。
特に夜間の場合は視界が悪く、ラインの緩みなどで着底を把握したり・アタリをキャッチするのは非常に難しい。
ラインを自由にして釣りをしていると、気づかいないうちにラインが波でボロボロになっていたり・糸フケが出すぎていてエギのコントロールを失う原因になる。
サーフでナイトエギングをする時は、エギが着底してからは基本的にラインは緩めず、常に弱いテンションが掛かるかどうかの位置を維持して釣りをするのを基本にする。
イメージとしては、エギにアクションを与えた後、フォール中やステイ中はラインテンションが少しでも緩んだらリールを巻き取る。
そして,常に穂先ロッドから海面までのラインが緩まず、ほんの少し張っている位の状態をキープする感じでOK。
多少のラインテンションが掛かっていたとしても、アオリイカは普通にエギを抱いてくるから心配しなくてもいい。
夜のサーフエギングでは、ラインテンションを掛け気味にした釣りを意識してやってみよう。
ラインスラッグを使う釣りは、ある程度経験を積んで慣れてきてからでいいと思うが、個人的にサーフエギングの場合は必要性を感じていないかな。
まずはボトムまでのカウントを計り、ゲームを組み立てる
これはナイトエギングに限らない事だけど、特に感覚の釣りになりやすいサーフのナイトエギングの場合はなおさらだね!
釣り場に到着したら、まずはボトムまでのカウントをしっかり計ることで釣りのイメージが出来るようになる。
自分のエギが、水面から海底までのどのあたりにあるのかわからない状態で釣りをしても、何をやっているのか全く分からないと思う。
エギをまずはボトムまでしっかり届け、ボトム周辺をメインに探っていこう。
あとはタイミングがあえば、サーフのアオリイカはそれなりに釣れるはず。
応用:中層~上のレンジを狙ったエギングも試してみよう
基本はボトム狙いで良いし、慣れないうちは
- ボトムにエギを着底→エギを動かし、持ち上げる→フォールさせてボトムステイ
このパターンで十分だと思う。
その後、何となくサーフエギングに慣れてきたのなら中層・表層付近のエギングも少し取り入れてみると釣果がアップすることがある。
夜の真っ暗なサーフエギングでも、ベイトが回遊していたり・月が出ていたりするような時はアオリイカが浮いていることがある(新月や曇り空でも浮いている場合は有)。
実際にサーフエギングをやってみると、1時間や2時間ボトム狙いで反応無し・・・・。
そして中層から上のレンジを探ってみたら、まさかの1投目で釣れたということも経験している。
こういう事も現場では起こりやすいので、慣れてきたら上のレンジも時々探りを入れてみよう。
私が夜のサーフでエギングをする時、
- 春の親イカ狙い:ボトム7割、中層から上3割
- 秋の新子狙い:ボトム6割、中層から上4割
その時の状況に因るので一概には言えないが、目安としてはこんな感じ。
特に秋の小さいアオリイカは浮きやすいので、中層から上のレンジも意識して狙うようにしている。
なので、サーフエギングに慣れてきたら少なくても10投中1~2投位はボトムに着く前にアクションを入れ、浮いたアオリイカが居ないかチェックしてみると良い。
なお、水深が浅い遠浅のサーフの場合は細かくレンジを狙い分けができないと思う。
目安としては水深が5m位あるサーフならばボトム以外もしっかり探ると良いかと。
夜のサーフエギングはアピール力のあるエギを使う
光量が少ない+回遊性の高いイカを狙うことなるサーフのナイトエギング。
エギを選ぶ際はアピール力を重視して選んでみよう。
私の場合、良く使うのは赤や紫がベースに混じっているもの。
これらは水中で黒っぽく見え、シルエットがハッキリ出るとされている。
他にも、夜光が入ったエギやラトル入りのエギも良いね!
基本的にはこれらのハイアピール系のエギを中心に使い、ナチュラル感を出す時はクリア系のエギにローテーションするといった具合かな。
夜のサーフエギングでは、一見地味なクリア系のカラーがイカの活性が低い時や、釣り人が多い時などに効果を発揮する事が有る。
基本は強いカラーで良いが、弱めのエギもいくつか用意しておくと釣りのバリエーションが広がる。
ざっとですが、サーフのナイトエギングをする際に意識しておきたいポイントはこんな感じかなと。
ちょっと敷居が高く感じるかもしれない夜のサーフだけど、慣れてしまえば難しいことは無い。
まずはしっかり基本を作り、そこから自分なりに応用して釣り方を広げていけばOK!
それでは、今回はこの辺で。また明日会いましょう!
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