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こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。
さてさて、今回は恒例のショアジギング講座を。
今日のテーマは「ショアジギングに使うメタルジグの重さ」について、基本的な考え方や決め方のコツを紹介。
狙う魚のサイズやタックルバランスによる目安など、ショアジギング初心者の方が疑問に感じやすいポイントに触れつつ話を進めていく。
ショアジギングに使うメタルジグの重さは釣りの快適性にかなり大きく影響を与え、場合によっては「釣りにくくてどうしようもない」ということになる。
ここで自分の狙い方に適した「重さのベース・目安」を作り、そこから自分なりのスタイルに合わせて応用してもらえたら嬉しく思う。
それじゃあ早速、本題へと話を進めていこう!
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ショアジギングの種類によるメタルジグの重さの違い
ショアジギングはタックルバランス(使用するロッドやリールの強さ)によって適したジグの重さは変わってくる。
ショアジギング初心者の方は、まず自分が狙いたい魚の大きさや使いたいタックルバランスによって「使いやすいジグの重さはだいたい決まってくる」ということを覚えておこう。
現在のショアジギングは簡単に分類すると、ライト(使用する道具が軽くて繊細)な順番に並べた場合はこんな感じになる。
- スーパーライトショアジギング
- ライトショアジギング
- ショアジギング
場合によってはもっと細かく分類されることもあるが、基本的にはこのような3種類のショアジギングに分けることができる。
当然使用するタックルがライトなものになるほど、狙う魚の大きさが小さくなって使用するメタルジグの重さ・ウェイトも軽くなる。
スーパーライトショアジギングにおすすめなジグの重さ
まずは最も軽くて繊細なショアジギング、スーパーライトショアジギングから見ていこう。
スーパーライトショアジギングでは
- 狙う魚の大きさ:だいたい30cm前後~大きくて40cm程度まで(1kg以下の魚がメイン)
- 使用するライン:PEライン0.8号以下
このように狙う魚の大きさは小型の青物や底物が中心になり、主に堤防やサーフなど足場が良い場所での手軽な釣りが主体だ。
だいたい20g前後のメタルジグが目安
スーパーライトショアジギングでは、専用ロッドやライトクラスのシーバスロッド・エギングロッドなどが使われる。
使用するメタルジグの重さは15g~25g程度までが主役になる。
考え方は人によって多少異なってくるが、
- 20g:港湾部~遠投が必要なサーフまで色んな場所に使える
- 15g:水深が浅いポイントや風・波が穏やかなポイント。遠投が不要な港湾部や小場所
- 25g:強風時やかなり水深が深い場所向け
私の場合はだいたいこんな感じでメタルジグの重さを決めている。
中でも中心ウェイトは15g・20gになることが多い印象があるが、迷った場合は20gをおすすめする。
なぜかというと、市販のメタルジグはラインナップが20g以上のものが非常に多くなっているからだ。
15gのメタルジグは探してみると候補が案外少なく、20gになるとアイテムの選択肢が一気に広がるので私のメインは20gで落ち着いている。
スーパーライトショアジギングは開けた場所向きの釣り
スーパーライトショアジギングは小型のターゲットでも引きが楽しめ、やってみると非常にお手軽でかなり面白い釣りだと感じる。
しかし注意も必要で、軽くて繊細なタックルはどうしても悪条件下の釣りには弱くなる。
- 足場が悪くて魚をキャッチするのが難しい釣り場
- 風・波が強い時
- 人が多くてラインが出せない状況下
このような条件下の釣りでは、下手に使うとラインブレイクの可能性が高くなったり、周りの釣り人に迷惑を掛けてしまうことがあるから気を付けよう。
特に注意したいのが、混雑した釣り場で周りの方がヘビータックルを使っている場面で自分だけが弱いタックルで釣りをした場合。
このような時は風や潮の受け方が周りと変わってしまったり、余計にラインを出してしまって隣の釣り人とラインが絡んでトラブルになったりする可能性がある。
ライトショアジギングにおすすめなメタルジグの重さ
次は少し強度があがるライトショアジギングに使うメタルジグのウェイトについてだ。
狙うターゲットや使用するラインの号数については、
- 狙う魚の大きさ:だいたい40cm前後がメイン、大きくて60cm程度まで(青物の場合)
- 使用するライン:PEライン1号~1.5号程度まで
こんな感じになる。
30g~50g程度がウェイトの基準
ライトショアジギングは非常に汎用性が高く、ショアジギングの中でもかなり人気が高い。
離島や磯などで大物を狙うのでなければ、一年を通じてオールラウンドに対応しやすいぞ。
メタルジグの重さは魚種や使用するタックルによって変わってくるが、だいたい30g~重たくて50g程度までを使用する。
中でも使用頻度が高いのは30gと40gになることが多く、これくらいの重さの方が長時間のキャストでも疲れにくくて快適だ。
青物狙いのライトショアジギングの場合
青物狙いのライトショアジギングに使うメタルジグの重さについて、少し掘り下げて解説をしていこう。
ライトショアジギングといっても使用するタックルにはバラツキがあり、それによって適したウェイトも変わってくるからね。
1つの目安としては、MクラスのシーバスロッドにPEライン1号~1.2号程度を合わせてライトに狙うならば「メタルジグの重さは30gを基準に、最大で40g」こんな感じでOK。
一方、もう少しパワーのあるMHクラスのシーバスロッド・ライトショアジギング専用ロッドを使うなら「メタルジグは40gがメインで30g~50g」こんな感じで考えるとシンプルで分かりやすいはず。
ヒラメやマゴチを狙う場合
最近は青物以外にも、ヒラメやマゴチをメタルジグを使って狙う方も増えてきている。
ヒラメやマゴチ狙いの場合は
- ボトム着底がキッチリ把握できること
- スローに引いても底を擦らず、若干浮き上がること
これらを満たす条件のメタルジグが必要になる。
ヒラメやマゴチを狙うのであれば、使用するメタルジグは30gが一番出番が多くて次に40g。
50g以上のジグは超深いポイントで釣りをする以外は必要なく、基本的に使う必要はないかな。
サーフや水深が10mそこそこ位までのポイントならだいたい30gで何とかなる場合が多く、潮が速い場所やディープエリア狙い・遠投性重視で40gを使うイメージ。
ショアジギング(良型狙い)に使うメタルジグの重さ
ラストはある程度の大きさの青物を狙う場合のショアジギングについてだ。
狙う魚や使用するタックルについては
- 狙う魚の大きさ:だいたい50cm中盤・2kg以上~10kg以上まで
- 使用するライン:PEライン2号~
このように、大きい魚を強めのタックルで狙うことになる。
どちらかというと港の中での釣りというよりはサーフや外洋に面した堤防・磯などがメインだ。
良型狙いのショアジギングでは主なターゲットは青物になることが多いが、場所によってはマダイやハタ・モロコなどの良型上物・底物も狙うことができる。
60g以上のメタルジグをメインに使用する
良型狙いのショアジギングでは使用するタックルの強度が大きくなるので、軽いジグは使いにくかったりする。
重さの目安としては60g以上といった感じで、堤防などの足場が良い場所・潮がさほど早くない場所での釣りなら60g~80g程度を使えばだいたい何とかなる。
一方、遠征の釣行で大型を狙うことが多い磯や外洋に面した潮が速いポイントの場合は、100g以上のメタルジグも出番が来る。
ヘビーウェイトのジグは大型のヒラマサやカンパチ・ブリなどを狙う時に使われることが多く、身近なフィールドでのショアジギングでは100g以下のジグがメインになる。
メタルジグの重さの揃え方・刻み幅
時々メタルジグの重さの揃え方・刻み方について質問を受けるので、私なりの考え方を紹介しておこう。
スーパーライトの場合は5g刻みで揃える
10g台~20g台のライトなジグを使うスーパーライトショアジギングでは、わずかなウェイトの違いであっても使用感に大きな影響を与える。
例えば、15gのジグと25gのジグではジグのフォールスピードや引き抵抗が非常に大きく変わってしまい、感覚が大きく変わりすぎる。
なのでスーパーライトショアジギングの場合、ジグの重さは5g程度の重さで使い分けるのがおすすめ。
15gと20gのジグでも使用感は結構大きく変化し、20gと25gでもまた別物になるぞ。
ライトショア~ショアジギングは10g刻みでOK
最も使用頻度が高い30g~60g程度のメタルジグの場合、5gなどの細かいピッチで考えると複雑になりすぎるし、使用感の変化が今度は小さくなってくる。
なので10g程度でジグを揃え分けるのが私の基本的な考え方になる(アイテムによっては間が広くなる場合アリ)。
一方でジグウェイトが重たくなってきて80g・100gとなった場合は、更に区切りを大きくして20g前後刻みで考えると良い。
メタルジグの重さを変えるタイミング
メタルジグの重さの基本的な目安についてはこれまで紹介した通りだが、どんな時に重さを変えるのか?
もちろん状況によるので一概には言えないが、代表的なものを紹介しておこう。
ジグを重たくする時
まず、メタルジグの重さを重たくする時について。
ジグのウェイトを上げるタイミングとして良くあるのが、
- 風が強くて飛ばない・ラインがたるむ
- ジグの操作感がフワフワしてしまってよくわからない
- 深いレンジでアタリが集中する
- 潮が速くてあっという間にジグが流される
- 着底が分からない
このような状況かな。
基本的に釣りにくい状況下ではジグの重さをUPすることが多いが、注意したいのは2番目。
ショアジギングに限らず、魚釣りでは自分の仕掛け(ルアー)がきちんと自分のコントロール下に置かれていることが超重要なんだよね。
ジグを操作した時にラインが弛んでしまって「穂先やリールに使用感が伝わってこない・何をやっているのか分からない」という状態は絶対にNG。
まずは自分が投げた仕掛けの水中でのイメージが作りやすいよう、手元に抵抗感や操作感が分かる重さのものを優先的に使うようにしよう。
ジグを軽くする時
一方でメタルジグの重さを軽くする場面としては、
- ジグの滞空時間が稼げない(ストンと速く落ちすぎる)
- 潮が動いていない
- 小型の餌を偏食しており、魚がいるにもかかわらずジグを通しても無視される
このような状況下では軽めのメタルジグを使って対応する。
ショアジギング初心者の方には少し難しいかもしれないが、魚が釣れやすいタイミングには「良く釣れる時のジグの操作感」というものが存在している。
これは潮の流れ具合などによるんだけど、活性が高くて魚が良く釣れる時は程よい引き抵抗やジャークの感触があるんだよね。
経験を積むとなんとなくわかってくるものなんだけど、逆に釣れないのが「ジグの操作感がスカスカ・ダイレクトに動かせすぎる」パターン。
簡単に言ってしまうと、潮が動いていなかったりして
- ジグの操作感が軽い(ジグに潮を受ける感覚が無い)
- 着底が超簡単に・ハッキリわかる
このような時は、ジグの操作は簡単なんだけど魚も釣れないことが結構多い。
こういう時は程よく潮を受けやすくするため、ジグを軽くするのは結構有効なんだよね。
またシラスや小さいベイトフィッシュを偏食するナブラが出ている時は、大きいシルエットのジグは無視されることも多い。
こういう時も軽めのジグに変えたり、タングステン素材のコンパクトシルエットのジグにチェンジして状況打開を図る。
まるなか
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