こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。
さてさて、今回はダイワから発売されているウルトラライト~スーパーライトショアジギング対応のメタルジグを紹介。
「サムライジグスロードロップ」という超小粒なショアスロー系メタルジグの使用感・使い方などを詳しくインプレッション。
今日は仕事が休みだったので朝から釣りへ。
サーフは魚が抜けてしまい、イナダが1匹釣れただけで狙って魚が釣れるような状況ではないと判断、すぐに諦めました。
そしてポイントを大きく移動し、夏の癒しのハタと遊んできました🐟
やっぱりこの釣りはオモロイ★ pic.twitter.com/MBiRSLxjpD— まるなか (@marunakafish) August 20, 2020
サムライジグスロードロップは数あるコンパクトサイズなジグの中でもトップクラスにシルエットが小さく、チョコチョコと小刻みに誘いを掛ける釣り方に使いやすい。
主に根魚・底物狙いといった遊泳力が低いターゲットをお手軽に狙うのに最適で、簡単操作で魚が釣れる。
ハタやカサゴ、ソイなどをライトタックルで狙いたい方におすすめなジグだね!
▼【おすすめ記事】ショアスロー用おすすめジグを特性別に解説!
ショアスロー用おすすめメタルジグはコレ!実際に使い比べて特性別に解説
サムライジグ スロードロップのスペック・ラインナップ
まずはサムライジグスロードロップのラインナップについて、簡単にまとめておこう。
- 重量:7g、10g、13g、16g
- 重心設定:左右非対称センターバランス
- フックセッティング:フロントシングルアシスト、リアトリプル
サムライジグスロードロップのラインナップは7g~16gとなっており、ショアスローモデルの中でもライトウェイトに絞った展開。
主に20cm~30cm前後の小型魚をターゲットとした釣り方に使いやすい。
カラーラインナップについては「ダイワ サムライジグスロードロップ商品紹介ページ」を参考にどうぞ。
おすすめなカラー選び
サムライジグスロードロップは小型回遊魚狙いにも使用できるが、私が使った印象としては根魚・底物狙い向けのジグという感じ。
基本的にカサゴやハタ・ヒラメなどを狙う時は、ジグの細かいカラーを気にするよりもアピール力をある程度優先したチョイスで問題ない。
なのでこれらのターゲットをメインに狙うのであれば、グローが入っているカラーをチョイスするのが私のおすすめ。
サムライジグスロードロップはグローゼブラカラーが何色かラインナップされているので、迷った時はこれらのカラーを中心に選んでおけばだいたい何とかなる。
青物狙いの場合はあえてナチュラルなカラーを選ぶこともあるが、底付近に居ついている魚を狙う時は基本としては「目立つ系のカラー」で対応できる場面が多い。
サムライジグ スロードロップを「サクッと」インプレ!
ここからが本題のインプレッションで、まずはサムライジグスロードロップの使用感をざっくりと紹介しておこう。
- 飛距離:文句なしのカッ飛び!
- フォール・沈下速度:フォールアクションは比較的おとなしめ。水平姿勢で沈下
- アクション:ただ巻きではナチュラルなテールスイング。ジャークすると小刻みに・クイックに動く
- 使い方:基本はショートピッチのジャークでネチネチ探ってフォールの繰り返しでOK
- ターゲット:主にハタやカサゴ、ソイ、ヒラメなどの底物狙い。沈んだ回遊魚狙いにも対応可
私なりのインプレッションとしてはこんな感じで、簡単に言えば「超飛んで小刻みなジャークに重点を置いたスロー系メタルジグ」ってところかな。
サムライジグ スロードロップの飛距離
サムライジグスロードロップは飛距離が特徴でもある。
楽に投げてもカッ飛び、遠投性は抜群だ。
超コンパクトシルエットで安定して飛ぶ!
サムライジグスロードロップはボディにかなりの肉厚があり、サイズが超小さいメタルジグ。
上は同じくスロー系ジグのDUOドラッグメタルキャストスロー15g、そして下がサムライジグスロードロップ16g。
ドラッグメタルキャストスローも比較的コンパクトなジグだが、比べてみるとそのサイズ感の違いが良くわかる。
サムライジグスロードロップは市販のジグの中ではトップクラスのコンパクトボディを採用しており、ボディの空気抵抗が非常に小さい。
なので飛距離に関しても抜群に優れており、0.8号のPEラインを使って16gのモデルをキャストすると、無風時で80m中盤~90m弱の飛距離が出せている(ラインのマーキングで飛距離を測定)。
飛び具合に関しては非常に満足できるレベルで、リリースすると弾丸のように飛んで飛距離が伸びる。
悪条件にも強い
サムライジグスロードロップは左右非対称の形状をしているスロー系ジグ。
一般的なスロー系ジグはペラペラしていて風に弱めなアイテムも多いが、このジグの場合は肉厚設計なので多少風が吹いても影響はほとんど受けない。
なので横風が少し吹いていようが飛距離の低下が目立ちにくく、キャストが苦手な方でもかなり楽に遠投ができるジグに仕上がっている。
フォール
次はサムライジグスロードロップのフォールアクションについて、少し詳しくインプレしていこう。
水平姿勢のおとなしめなフォールアクション
センターバランス+左右非対称形状によってフォール姿勢は水平。
なのでフォール中のバイトも拾いやすい設計になっているが、アピール力自体は比較的おとなしめだと感じる。
サムライジグスロードロップのフォールアクションを実際に釣り場でチェックしてみたが、ユラユラっと微妙に不規則に揺れながらほぼ真下に落ちていく感じ。
なので左右にイレギュラーに・大きくスライドするジグではないし、激しいローリングアクションを発生するジグでもない。
基本的には静かなフォールアクションで「遊泳力が低めなターゲットでも楽に捕食しやすい」タイプのジグになるかな。
沈下速度
水平フォールでおとなしめのアクションをするスロードロップ。
沈下速度自体は平均~若干速めといったところかな。
後方重心のジグよりはフォールスピードは抑えめだが、より平たくて良く動くスロー系ジグよりは素早く沈下する印象だ。
なので少し水深が深い場所でもボトムを取った釣りは比較的容易にでき、スローに落としたければラインを軽く張ったテンションフォールを使って対応すればOK。
フォール自体は速すぎないので、根魚などを狙う時でもフォールバイトは十分に狙える設定だ。
サムライジグ スロードロップの使い方・アクションの質
サムライジグスロードロップを特性を活かした使い方・アクションの質を少し掘り下げて解説していこう。
ジャーク(小刻みな1/2、ワンピッチ)
スロードロップを使うとき、もっともベースとなるのは小刻みなジャークによる短い距離での誘いかな。
私が実践するアクションの付け方としては、
- ボトム着底を確認
- 穂先を20cm~30cmほどチョンチョンと弾く+リーリングでジグを操作
- だいたい2回~5回ほど連続してジグを動かし、フォール
- 着底
この繰り返しで誘いを掛ければ、底物系の魚はオールラウンドに釣ることができる。
ジャーク時はロッドをビュンビュン強く動かしたり、速く動かす必要は全くない。
イメージとしては穂先をクイックにチョンチョンとリズミカルに動かしつつ、リーリングによる緩急でサポートする感じがしっくりくる。
海中でスロードロップを小刻みに・ヒラヒラとイレギュラーに動かして誘いを掛け、フォールで追尾してきた魚にバイトさせる。
アタリはフォール中・着底後のアクション開始直後にも出るのでラインを緩めすぎない方が良い。
ジャークのピッチはシンプルなワンピッチジャークを中心に、より小刻みに誘いあげる場合は1/2ピッチジャークを混ぜると良い。
私が底物狙いでよく実践する使い方としては、
- 着底後は1/2ピッチジャークを3回~4回程度
- その後少しスロー気味のワンピッチジャークに切り替え
こんな感じで、小刻みな1/2ピッチジャークでジグを持ち上げていき、その後のワンピッチジャークで「食わせの間」を入れるコンビネーションだ。
ただ巻き
スロードロップの場合、ただ巻きはサポート的に使う感じでメインで使うアクションではないかな。
アクションの質自体はテールをナチュラルに左右に振る感じで、バタバタと動くというよりも静かに・柔らかい動きで魚にアピールする。
このジグの場合は本体がセンターバランス+それなりに肉厚な為、アクションする速度が少し狭めな印象がある。
デッドスローで巻くとアクションが少し立ち上がりにくく、逆に早巻きしてしまうとグルグルと回転しやすい。
なので少し速めのスロー~中速でリールを巻く必要があり、ジャークの中に時々巻きを混ぜて「ジグの動きに変化を出す程度」に考えておいた方が良いかな。
狙えるターゲット
最後に、サムライジグスロードロップで狙えるターゲットとこのジグの位置づけについて、私なりの考えを紹介しておこう。
底物狙い(ヒラメ・カサゴ・ハタなど)
サムライジグスロードロップが最も効果を発揮しやすいのは底物系のターゲット。
いわゆるウルトラライト~スーパーライトショアジギングでボトムを叩き、海底に潜む魚を狙う場面に最適なジグの1つといえる。
遊泳力が低いターゲットに対して小刻みなジャークによる誘いが楽にでき、ほどほどの速度の水平フォールで食わせることが可能。
どちらかといえば
- ターゲットのサイズが小さい時
- 活性が低くてミスバイトが出やすい状況
- 風が強く、飛距離が欲しい
このような場面で特に使いやすいかな(オールラウンドに使えるが)。
コンパクトサイズなのでサイズが小さいターゲットでも捕食がしやすく、ライトゲームを堪能できる。
青物狙いの場合
一方で小型の青物・回遊魚を狙う場合のスロードロップについて。
基本的に底物よりも遊泳力が高いターゲットになるが、このジグは「低活性でボトムに張り付いている魚を狙うためのジグ」として考えると使い分けがしやすいかな。
回遊魚の場合は状況によっては少し速めの巻きやジャークに反応が良いことも多いので、スローな動きに重点を置いて作られているスロードロップは先発として使うアイテムではない印象。
なので他のもう少し良く動くタイプのジグをメインに使いつつ、ボトム周辺をネチネチ探りたい時のアイテムとしてサムライジグスロードロップを使うのが私としてはおすすめかな。
おすすめ関連記事!
▼【基礎知識をまるっと解説!】ショアスロー初心者講座
ショアスロー初心者講座 タックル選び・必要な知識を基礎から解説!
▼ショアスロー用おすすめジグを特性別に解説!
ショアスロー用おすすめメタルジグはコレ!実際に使い比べて特性別に解説
▼【おすすめ関連記事】サムライジグシリーズ各アイテムの特性・使用感の違いを解説!