ヒラメ狙いにおけるメタルジグのただ巻きとジャークの使い分けとは?実績に基づき解説

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メタルジグ ヒラメ ただ巻き

こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。

さてさて、今回はメタルジグを使ったヒラメ釣り講座を。

 

ヒラメ・マゴチをショアからのキャスティングゲームで狙う時、ジグのアクションはただ巻きが良いのか、それともジャークが良いのか?

両者の特徴や使い分けについて質問を受けたので、この機会に私の考え方を解説。

 

メタルジグはリアクション狙いの速いテンポの釣りに適している印象を持つ方もいるかもしれないが、それは違う。

沈下が早いメタルジグでも、上手に使い分ければ食わせ重視のアクションも出せるし、ワームなどに劣らない釣果を出すことも可能だ。

 

ここでは「メタルジグだけで」月間100枚以上のヒラメ・マゴチを釣った実績がある私の経験に基づいた考えを紹介するので、参考になったらうれしく思う。

ヒラメ狙いにおけるただ巻きとジャークの使い分けで知っておきたい基礎知識

まずは、ただ巻きとジャークの使い分けに関する「知っておくと役立つ基礎的な知識」を紹介しておこう。

アクション速度について

ヒラメ ただ巻き ジャーク アクション速度

メタルジグを使ったヒラメ狙いでは、基本的には青物狙いよりもスローなアクションで誘いを掛けることが多い。

ただ巻きでもジャークでも基本は全く同じで、私の場合は1秒間にハンドル1回転~2回転くらいの速度で誘いを掛けることが多い。

よくわからない時は、

  1. ただ巻きでもジグがヒラヒラと動く速度でアクションを与える
  2. ジグが海底を引きずらず、底を切って泳ぐこと

 

この2つを満たす速度で動かせば、大きく外れたことをしている可能性は低いはず。

縦方向の誘いを入れよう

ただ巻きにせよジャークにせよ、ヒラメ・マゴチ狙いでは縦方向の動きというのが非常に重要になる。

ヒラメ マゴチ メタルジグ 誘い

だからただ巻きでメタルジグを操作する場合であっても、沖にルアーをキャストしてひたすら巻き続けるだけでは効率よくヒラメをキャッチすることは難しくなる。

特に少しでも活性が低くなると、単調な横方向のルアーアクションだけでは魚が興味を示しても食わせきれないことが増えてくる。

 

じゃあどうするかというと、ただ巻きの場合でも時々巻くのを止めてフォールを入れてあげる。

イメージとしては、ただ巻きでヒラメにルアーを追尾させ、フォールで食わせる感覚かな。

実際にヒラメを釣り続けていくとわかるが、バイトが集中するのはフォール中の着底寸前と着底からの巻き上げのタイミングだ。

 

私の場合、

  1. ハンドル2回転~5回転くらい巻いてルアーをスイミングさせる
  2. ラインが張らず・緩まずの状態をキープしつつフォールを入れて着底させる

 

こんな感じでジグを操作することが多い。

ルアーの浮き上がりやすさの違い

ただ巻き・ジャークの使い分けにおいて非常に大きな差の1つが、ルアーの浮き上がりやすさになる。

仮に同じ速度でただ巻き・ジャークをした場合、ロッドアクションを与えるジャークの方がルアーが小刻みに上下に動き、ジグが浮き上がりやすくなる。

 

だから狭い範囲をネチネチとスローな動きで誘いたければ、ただ巻きよりもジャークの方が使い勝手が良かったりする。

逆にただ巻きの場合は、ボトムギリギリの深いレンジを外さずに狙いたいときなどに使いやすい特性を持っている。

 

メタルジグを使って波打ち際をスローに引きたい時は、軽くロッドをチョンチョンと操作しながらリールを巻いてみる。

そうすると、ジグでも思った以上にゆっくり・浅い場所を探れることに気が付くはずだ。

アピール力の差

ただ巻きとジャークではメタルジグの動きが変わり、当然ロッド操作を与えてジグを操作すれば、ヒラメに対するアピール力は高くなる。

ヒラメに対してルアーのアピール力が強くなるのはメリットもあるが、デメリットもある。

 

例えば、日中の低活性なヒラメを狙う時などは下手にジグを動かしすぎると、それが魚に対する違和感になることがある。

私の場合、朝・夕マズメなどの比較的高活性な時間帯はワンピッチジャークでジグをキビキビ操作して使うことが多い。

逆に日中のデイゲームの場合はただ巻きや穂先を20~30cm程度動かすだけのようなかなり弱めの1/2ピッチ、ワンピッチジャークを使用することが多いかな。

大きく動かすだけがジャークではない

メタルジグのジャークというと、ロッドを強く・大きく動かすアクションを思い浮かべる方がいるかもしれない。

しかし、ヒラメやマゴチ、ハタなどの底物系の魚は遊泳力が低く、大きくルアーを動かしすぎるとそのアクションについてこれない可能性がある。

 

だから私の場合、底物狙いの時はロッドを大きくさせるジャークはほとんど使わず、ロッドの穂先を20cm~50・60cm程度「チョンチョンと軽く動かすだけ」のことがほとんどだ。

実際にこの程度のかなり細かいジャークでもヒラメは全く問題なく釣れるし、むしろ余計な動きがないので良く釣れるくらいだ。



釣果をアップさせる応用編

最後に、釣り場の状況などによって使い分けると役立つ「ちょっとしたコツ」を紹介しておこう。

強風・波が高い時のただ巻きとジャーク

ヒラメ メタルジグ 強風 波が高い

特にサーフのヒラメ釣りでは風や波の影響を受けやすく、釣りにくいコンディション下での釣行も必ず経験するはず。

 

特に横方向の風や波は厄介な存在であり、この時重要視したいのはルアー(ライン)のコントロールになる。

悪条件下ではラインスラッグが発生しやすく、これによってルアーが風や潮に流されるラインに引っ張られるとよろしくない。

なぜなら、ルアーのアクションやフォール姿勢が引っ張られるラインによって乱れてしまい、釣り人が意図する動きが出せなくなるからだ。

 

じゃあどうするかというと、悪条件下の釣りでは

  • ただ巻き、またはラインテンションを緩めないリーリングの緩急によるジャークを使用する
  • フォールはテンションフォール
  • キャスト後の着底までの間はラインを一切出さない
  • ボトムステイは使わない

 

このような点に注意し、できる限り穂先〜ルアーまでのラインが一直線の状態をキープできるようにしよう。

そうすることで、悪条件下でもルアーのコントロールを失いにくくなり、ヒラメに対してバイトチャンスが何とか作り出せる状態になることもある。

ワンキャスト内にただ巻き・ジャークをコンビネーションさせるのもOK

ただ巻きやジャークは明確に使い分ける必要はなく、ワンキャストの中でも両方を組み合わせて使っても全く問題ない。

むしろルアーの動きに変化が出せるので、うまく組み合わせることで狙った場所でヒラメにバイトさせたりできる場面もある。

 

シンプルに使い分けるのであれば、

  1. ただ巻きでジグを操作する
  2. フォールを入れて着底
  3. ジャークで小刻みにジグを操作
  4. フォールを入れて着底

 

この繰り返しを行い、フォールを挟んでメタルジグのアクションを切り替えたりするとわかりやすい。

 

場数を踏んで慣れてくれば、さらに自在にただ巻きとジャークを組み合わせた誘いもできるようになるぞ。

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