こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。
さてさて、今回はショアジギング用のメタルジグのインプレッションを。
ジャクソンから発売されているコンパクトシルエットなメタルジグ、ギャロップアシストロングキャストの使用感やアクションの特性を紹介。
このギャロップアシストロングキャストは既にインプレしたつもりだったんですが、実はまだやってなかったルアーでして・・・・。
結構前からこのルアーを使っており、青物~底物まで様々な魚をキャッチしている。
ブリ系・カンパチ系・サワラ・タチウオなどの回遊魚狙いのショアジギング~ヒラメ・マゴチ・カサゴ・ハタ・オオニベ等、ターゲットを問わずに使える高い対応力が魅力的。
ロングキャストの名の通り飛距離が必要な条件下はもちろんだが、使い勝手も良好なのがこのジグの嬉しいところ。
使い勝手を詳しく紹介していくので、参考になる部分があったらうれしく思う。
▼【おすすめ記事】ジャクソンのメタルジグインプレ一覧ページ
ギャロップアシスト ロングキャストのラインナップ・カラー
まずはギャロップアシストロングキャストのラインナップについて、簡単にまとめておこう。
- 重量:22g、32g、42g
- 全長:45mm、52mm、56mm
- 重心バランス:後方重心
カラーラインナップは以下の通り。
出典:ジャクソン ギャロップアシストロングキャスト商品紹介ページ
ギャロップアシストロングキャストを「サクッと」インプレ
ギャロップアシストロングキャストを使用感・特徴をざっくり紹介しておこう。
- 飛距離:コンパクトシルエットで非常に良く飛ぶ
- 沈下速度:若干速めだが、フォールで食わせることが可能
- フォール姿勢:尻下がり気味だが、イレギュラーに動いてアピール
- アクション:低速からしっかり動き、ただ巻き・ジャークの両方に対応できる
- 使い方:スロー的な使い方~青物狙いのテンポが良いジャークまでオールマイティ
- ターゲット:青物狙い・底物狙いとターゲット問わずに使える
私なりのインプレッションはこんな感じで、青物狙い~ヒラメやハタを狙ったスローなショアジギングまで色んな使い方で使用している。
飛距離に特化している動かないジグではなく、様々な使い方に対応できるのがこのメタルジグのおすすめポイントだ。
ギャロップアシスト ロングキャストの飛距離
まずはギャロップアシストロングキャストの飛距離について、私なりにインプレしていこう。
後方寄りの重心+肉厚ボディで飛ぶ!
ギャロップロングキャストの重心バランスだが、後方寄りの設計で作られている。
画像の左側がヘッド側になるが、ギャロップロングキャストはテール側にウェイトの中心が来ている。
ただし、極端な後方重心のメタルジグではなく、若干センター寄りに作られているのが使い勝手を良くしている印象だ。
また、平たい形状のジグよりもボディに厚さがあり、その分非常に全長が短くてコンパクトな設計なので空気抵抗が非常に小さい。
これによって非常に安定した飛行姿勢が確保されており、その名の通り多少の悪条件下でも綺麗に空気を切り裂いてロングキャストができる。
最高クラスの飛距離
私が使用しているのは22gと32gのギャロップアシストロングキャストだが、22gでだいたい90m前後。
32gのモデルの場合、105m~110m程度の飛距離が安定して出せている。
8割程度の力でキャストしてこれくらいの飛距離が出せているが、体感的には数あるショアジギング用メタルジグの中でも飛び具合に関してはトップクラスの印象。
多少雑に投げたり、横風を受けても飛行姿勢が乱れにくいのはありがたく、センターバランスのジグが使いにくい悪条件下でも普段と変わらない使用感で釣りができる。
▼【関連記事】リアバランスのおすすめジグを特性別に解説!
ショアジギング用リアバランスのおすすめメタルジグを実釣比較で紹介!【使用感・使い方別セレクト】
フォール速度や姿勢など
次はジグの使用感・使い方に大きな影響を与える「フォール」についてだ。
若干速めのフォール
ギャロップアシストロングキャストのフォール速度は非常に優秀で、センターバランスの汎用性が高いジグよりもフォールが速いが、後方重心のスリム系ジグよりも遅めに作られている。
これによって魚種問わず様々なターゲット狙いに使用でき、「コンパクトシルエットのメタルジグ=速めのアクションで使う」という先入観にとらわれずに広い対応力を持っている。
カッ飛びながらもフォールで食わせられるメタルジグ
ギャロップロングキャストのように飛距離に優れたメタルジグは他にもある。
しかし、このジグの良いところはよく飛ぶ小粒なシルエットながらも「フォールが使える」という点だ。
実際に私はこのジグを使ってヒラメやマゴチ・ハタなどをキャッチしており、「遊泳力が低いターゲットにもフォールで食わせることができる」点がこのジグの良さだと感じている。
フォール姿勢は尻下がり気味だが、イレギュラーに動きながら落ちていく。
スリム形状の後方重心のジグよりも滞空時間があるため、若干テンションを掛けて使えば底物狙いのショアジギングにも十分使えるぞ。
動きの派手さはセンターバランスの平たい形状のアイテムには負けるが、程よい潮抜けの良さで使い勝手は良好だ。
ギャロップアシスト ロングキャストのアクション・動きの質
ギャロップアシストロングキャストのアクション・動きの質について紹介していこう。
ただ巻きでもしっかり動く
小粒で肉厚ボディのギャロップアシストロングキャストだが、ただ巻きでもアクションが立ち上がるのがうれしいところ。
スローにリーリングしてもテールを左右に振りながら動くので、ヒラメやマゴチ狙いのような最低限のジグ操作でも十分アピール力がある。
もちろん、スローに特化したショアスロー系のジグの方がイレギュラーでワイドなアクションは出せるが、ある程度のレベルまでならこのジグでも対応は可能だ。
巻き速度への対応力は十分優れており、スロー~可変リトリーブなど、緩急をつけた誘いにもしっかり追従してくれるメタルジグだね。
イレギュラーに動くジャークアクション
ただ巻きでも使えるギャロップアシストロングキャストだが、もちろんロッド操作を加えて操作することもできる。
スロー系ジグほどのヒラヒラ感はないものの、1/2ピッチジャークからスローなワンピッチ、速めのテンポのジャークまで使うことができる。
滑走幅に関してはセンターバランスのジグよりはおとなしめだが、クイックに首を振ってイレギュラーに動く。
リア重心のメタルジグの中では比較的レスポンスは良いアイテムだと感じている。
ターゲットごとの使い方の例
ギャロップアシストロングキャストの使い方について、私なりの代表的なパターンを紹介。
ヒラメやハタなど、底物・根魚の場合
ヒラメやハタなどの遊泳力が低い魚を狙う時だが、基本的には
- 水深が深い場所でも軽くて小さいジグが使いたい
- 潮が速く、平たい形状のジグ、ショアスロー用ジグだと動きすぎる
- そこまでスローな誘いを必要としない
- 風が強くて釣りにくい
このような状況下でギャロップロングキャストを使用する機会が多い。
使い方は非常にシンプルで、
- スローなただ巻き or 小刻みな1/2ピッチ・ワンピッチジャークでハンドル2~5回転
- テンションを掛けてフォールさせる
基本的にはこの繰り返しでOKだ。
ジグの滞空時間を長くしたい時は少しテンションを強めに掛け、着底までを少し早くしたい時はラインを少し送り気味にして調整すると良い。
底物・根魚狙いの時はフォール中のバイトを狙いたいので、テンションを掛けて使うのが私の基本スタイルだ。
青物・回遊魚狙いの場合
一方で青物などの回遊魚を狙う場合だが、このジグを選ぶ状況としては
- 若干速めの誘いを使いたいが、細身のジグだと動きが小さすぎる・潮抜けが良すぎる
- センターバランスのジグ+αの沈下速度が欲しい
- 魚の位置が遠い時
こんな状況が代表的かな。
ギャロップアシストロングキャストはスローなただ巻きで沈み気味の青物を丁寧に誘うのもいいし、速めのピッチのジャークでジグを持ち上げてバイトを誘う使い方も対応できる。
だから青物狙いの場合は非常にオールラウンドに使うことができ、超スローな誘いに特化しなければ第一投目に使うメタルジグとしても十分有効だ。
しかし、このジグの対応力の高さを活かすのであれば、スローな誘いと速めの誘いをミックスさせる使い方が有効かな。
スローな誘いでジグを青物にしっかり見せて追尾させ、その後急にアクションを早くしてリアクション的に食わせたり。
活性が高い状況なら適当にリールをジャカジャカ巻くだけでも食ってくるが、少し活性が下がると単調なリズムの誘いだけでは食わせ能力が足りないことがある。
また、このギャロップアシストロングキャストは小型のベイトを偏食するパターンにも使える。
この場合は大きなジャークで食わせるというより、表層~浅めのレンジを小刻みにロッドを操作しながら速めの巻きで食わせたり、短めのフォールを時々混ぜて使うと良い。
マイクロベイトパターンの場合、ジグを派手に動かしすぎると魚が嫌がることがあるからね。
フックセッティング
ギャロップアシストシリーズは、ノーマル状態ではフロントにシングルのアシスト、リアにトリプルフックが装着されている。
そのままでも使えないことはないが、ターゲットによってはフックセッティングを変えるのも有効だ。
フッキング重視ならダブルのアシストにチェンジ
私の場合、ヒラメやマゴチ・ハタなどの底物系のターゲットを狙う時はフロントをタブルのアシストフックに変えることが多い。
一方でリアフックはそのままでも良いが、根掛かりが多い時はシングルに変えたり、ダブルフックに交換して使用する。
青物狙いの場合は、魚の吸い込みが比較的良いのでリアフックを外しても問題ないことが多いが、底物系の魚は餌を食うのが下手だったりする。
だから底を叩く時はフッキング率を意識したフックセッティングを使用する機会が多い。
ジャクソンのギャロップアシストロングキャストのインプレッションはこんな感じで、非常に良く飛びつつもしっかり動くメタルジグで使いやすい。
初心者の方から誰にでも使い勝手が良いので、よく飛ぶコンパクトシルエットのジグを探している方にかなりおすすめできるアイテムだ。
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