こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。
さてさて、今回は先日の清水港のアジングに続き、小型のルアーを使ったライトゲームで狙う清水のカマスゲームについて。
この清水港のカマス釣りについてもシーズンが来るとかなりたくさんの質問を受けるので、この機会に私なりの攻略のコツやシーズンなどの基礎知識を紹介。
私自身カマス釣りに関してはかなり以前から楽しんでいて、全体的には不調といわれた2019年シーズンでも秋~2020年3月位までカマス狙いで釣行し、一度もボウズになっていない実績がある。
清水港のカマスは時期によってはこのような大型カマスを狙うことができ、ライトゲームのターゲットとしては難易度が非常に高いアジやメバルよりもメジャーだね。
今後清水港でカマス狙いをやってみたい方、釣果がイマイチ出せてない方の参考になったらうれしく思う。
なお、各項目について詳しい関連記事があるものはリンクを張っておくので、理解を深める時に利用してもらいたい。
紹介するアイテムなどは全て私が実釣を繰り返し、実績の中からおすすめできるものを選び抜いてある。
清水港でカマスが釣れるタイミング・基本のパターン
まずは清水港のカマスシーズンについて、基本の流れを紹介しておこう。
初夏の小型カマスで開幕
毎年春になると鉛筆カマスと呼ばれる超小型のカマスが釣れ始める。
しかし、基本的には小さすぎてサビキ釣りの外道として釣れる程度の存在。
これが徐々に大きくなり、だいたい7月位になると清水港のカマス釣りはシーズン序盤を迎える。
シーズン初期のカマスは朝夕の短時間に回遊する個体を狙うスタイルが基本になり、ライトゲームや投げサビキなど、手返しの良い釣り方で狙うと良い。
サイズ的にはだいたい20cm~20cm中盤くらいまでが多く、大型のカマスは少なめだ。
清水港のカマスがベストシーズンを迎える秋~初冬
その後、だいたい10月・11月位になって水温が下がってくると、カマスの群れの密度が高くなってサイズも良くなってくる傾向がある。
そうなると、清水港のカマス釣りは数釣りのベストシーズンを迎える。
水温が下がってくると、朝夕マズメ以外にも夜釣りの釣果も安定してくるが、小型のワームなどを使ったライトゲームなら夜釣りでも十分楽しめる。
サイズ的には30cm前後のカマスが多く、引きや食味も楽しめるようになってくる。
これがだいたい12月~1月位まで続くパターンが多いが、近年は水温上昇によって釣れ方が読めなくなってきている。
良型狙いの厳寒期~春先
その後2月・3月になってくると、カマスの群れは密度が薄くなって数釣りは難しくなるのが清水港の例年のパターン。
しかし、その分丸々肥えた良型カマスを狙うことができ、私が清水港のカマス釣りで1番好きなシーズンでもある。
上手く狙えば40cm~45cm程度までのカマスが釣れ、過去には50cmに迫る大物も釣り上げている。
最近は50cmクラスのかなり大きいカマスの釣果は出難くなっているが、40cm前半程度のカマスならまだ十分釣れている。
この時期の良型カマスは結構シビアなので、ライトゲームで狙うならワームを使った丁寧な釣りで余計なプレッシャーを与えずに釣るのがポイントかな。
清水港のカマスゲームに適したタックルセレクト
清水港のカマスゲームだが、ポイントによってはある程度の遠投や深場攻略が必要になる場合もある。
だから軽くて繊細なタックルにこだわる必要はなく、アジやメバルを狙う時のライトゲームタックル+αくらいのパワーを持たせたセッティングが使いやすいと感じている。
私が実際に使用するタックルバランスの例を紹介すると、
- ロッド:アジングロッド7フィート前後(メバリングロッドでも可)
- リール:シマノC2000、ダイワLT2000番
- ライン:PEライン0.3号前後+ショックリーダー1.75号
- ルアー:ジグヘッド+ワームがメイン
基本の構成としてはこんな感じだ。
タックル選びの時のコツについて、いくつか紹介しておこう。
ラインはPEラインを使う
時々エステルラインやフロロカーボンラインを使った数釣り用のアジングタックルを流用している方がいるが、私の場合はおすすめしない。
深場攻略や遠投が清水港のカマスゲームではキーポイントになることもよくあるし、時期によっては40cm以上の型も狙えるからだ。
そうなると使用するルアーセレクトの幅ややり取りの安定感・手返しなどを考慮するとPEラインを使った方が圧倒的に釣りが快適になる。
基本的には0.3号を基準に選べばOKで、少し弱くしたいなら0.2号でも問題ない。
私の場合は150m巻きのPEラインを使用し、ロングランで使うようにしている。
▼【関連記事】カマス用ラインの選び方・おすすめアイテム紹介ページ
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ジグヘッドの重さについて
清水港はそれなりに規模が大きく、場所によっては10m以上の水深がある場所も存在している。
また、カマスは意外とボトム付近にへばりついていることも多く、軽いジグヘッドだけを使うと取りこぼしが発生することも多いから要注意。
これらを考慮した、私なりのジグヘッドの選び方を紹介しておこう。
- 2g~2.5g:常夜灯周りのシャロー狙い
- 3g~3.5g:若干遠投が必要な場所、少し下のレンジを狙う
- 5g~7g:強風時や深場狙い用。基本的には5gで対応する
少し詳しく使い分けを紹介すると、こんな具合だ。
▼【関連記事】カマス狙いにおすすめなジグヘッドを紹介
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ワーム選び
使用するワームだが、基本的にはアジやメバル用の2インチ前後で問題ない。
しかし、カマスの群れが薄い時・だいたい35cm以上の良型を狙う時は「2.5インチ前後の少し大き目のもの」を使用すると、アタリが増えるパターンがある。
ナイトゲームならピンテール系のワームを中心に、朝夕などの高活性なカマスを狙うならピンテール系以外にシャッドテールワームを入れてみるのも効果がある。
清水港のカマス釣りではワームを使えばだいたい何とかなるが、デイゲームやマズメの時間にリアクションバイトを狙いならメタルジグ・バイブレーションなどを入れてもOK。
▼【関連記事】カマスゲームにおすすめなワームを紹介!
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清水港でカマスが釣れるポイント
カマス釣りのポイントだが、代表的なものを紹介しておこう。
詳しい場所については、自分の足で釣り場に通い込んで見つけてもらいたい。
基本的には回遊次第でかなり広範囲でカマスの釣果が望めるが、有望なポイントとしては
- 折戸
- 富士見埠頭
- ドリームプラザ裏
- 江尻埠頭
- 袖師埠頭(エンチョー前・消防署裏など)
この辺りをランガンしてカマスの反応を見つけていくのが無難かな。
カマスは意外と奥まった場所にも居る
アジやメバルと比較すると、清水港のカマスは港の奥まった場所まで普通に入り込んでくる。
特に水温が低い時期は潮通しの良い場所よりも港奥の方が有望なこともよくあるので、柔軟な考え方でポイントチョイスをしよう。
▼【関連記事】清水港の釣り場を紹介
清水港のカマスゲーム攻略のコツ
最後に、私が清水港でカマスを狙う時に意識している点についていくつか紹介しておこう。
常夜灯にこだわりすぎない
ナイトゲームでカマスを狙うと、ついつい常夜灯の存在を重要視しがちだ。
しかし実際に清水港でカマスを狙ってみると、真っ暗な場所でも普通に魚は釣れるんだよね。
むしろ暗い場所の方がプレッシャーが低くて簡単に釣れたり、良型が選んで釣れたりするので侮れない。
シーズンになると常夜灯周りは激戦区だったりするが、実は意外と人がいない場所の方が良く釣れたりする。
ボトムに群れた個体を逃さない
既に少し紹介したが、水深が深い清水港では表層~中層狙いだけだとカマスを取りこぼす可能性がある。
実際に昨年2019年秋~2020年春先のカマスはカマスが底付近に固まる傾向が強く出た為、これに対応できなかった方はボウズ続きだったはず。
私の場合は5g以上のジグヘッドやバイブレーションを使用し、ボトムから1m~2mくらいの低いレンジを丁寧に引く釣りをメインに釣果を出したが、かなりシビアな釣りだった。
水深が深い清水港では、1gや2g程度の軽いライトゲーム用ジグヘッドだけでは対応しきれないことがあるので、少し重ためのルアーも用意しておいた方が無難。
人が多い場所ほど無駄にルアーを動かさない
清水港は比較的釣り人が多く、カマスが釣れたという情報が入るとポイントが混雑することも多い。
こういう時にルアーでカマスを狙う場合は、目の前のカマスをスレさせずに釣っていくのが重要だ(ナイトゲームは特に)。
そうなると、ルアーは必要以上に動かすのはNGとなり、ただ巻きや巻き落とし・カーブフォールなどで丁寧な釣りを心がける。
状況によってはワインド釣法などを行うと、カマスが嫌がって一気に活性が下がることがある。
基本的には必要以上にカマスに対してプレッシャーを与えず、静かにルアーを見せて釣っていくのが安定して反応が出せるはずだ。
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