こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。
さてさて、今日のテーマは静岡の清水港のアジングについて。
静岡は釣り人口がかなり多い地域で、アジングに興味を持っている方も非常に多い印象だ。
清水港のアジングについてこれまで何度も質問を受けてきたので、この機会に今まで長いこと清水で釣りをしてきた私の経験を基に基礎知識を紹介。
正直いうと清水港のアジングはかなり難しい釣りになることも多いが、群れが入ってくればそれなりに釣れるタイミングは存在している。
これからアジングに挑戦したい方や、ステップアップの時の役に立ててもらえたら嬉しく思う。
清水港アジングの難易度
まずは良く聞かれる「清水港はアジングが成立するのか?」ということについて、私なりの印象を紹介。
難易度自体はかなり高い
清水港のアジングだが、正直言うと他の地域と比べたら難易度は非常に高い。
私がこの記事を書いているのは2020年だが、ここ10年くらいの間にアジの魚影がどんどん薄くなってきてしまった。
理由は黒潮の蛇行なのか、海水温の変化なのかは良くわからないが、駿河湾全体としてもアジの魚影が薄くなってきているらしい。
正直言って釣り初心者の方が清水港でアジングを成立させるのはかなり難しく(時期・タイミングにもよるが)、初心者向けの釣りではないと感じている。
ライトゲームの中の1つとして考えるのがおすすめ
こんな感じで、清水港のアジングは実際のところかなり難しい。
だから釣り初心者の方や、アジが狙って釣れないという方は他のターゲットも含めた「ライトゲーム五目釣り」の中の1つのターゲットとしてアジングを考えた方が良い。
清水港はアジ以外にも、カマスやセイゴなど、ライトゲームで遊べるターゲットが存在している。
なのでこれらを狙いつつ、群れが入ってきたらアジを狙うというスタイルがおすすめで、アジにだけターゲットを絞ってしまうと心が折れるパターンが多いだろう。
清水港のアジングの時期・シーズン
実際に清水港でアジングが成立しやすい時期について、基本的な流れを紹介しておこう。
この基本パターンから外れて釣れる事も稀にあるが、時期・タイミングが合わないとボウズは当たり前になる。
ベストシーズンは冬~初春
清水港でアジングを楽しむ時のベストシーズンだが、基本的には水温が低くなる冬場が中心になる。
年によって差はあるが、だいたい12月~3月位までが気難しい清水港でもアジングで比較的釣果が出しやすい印象がある。
冬場のアジはだいたい20cm前後がアベレージと言った具合で、沈み根や深場を丁寧に探れば30cm以上の尺アジも実績がある。
私自身清水港でアジングを楽しむのはだいたいこの冬の時期になり、他の季節はアジ以外のターゲットを狙うことがほとんどだ。
▼【関連記事】清水港アジングで尺アジをキャッチ!
夏場の小アジ
2番目に有望な時期としては、だいたい6月下旬くらいから始まる夏の小アジ釣りだ。
サイズ的には10cm前後~15cm程度までの個体がメインになるが、豆アジング用の小針を使用すればゲームが成立する時がある。
以前清水港の1部では夏になると渓流竿やへら竿に電気ウキを付け、大粒アミエビで夏の小アジを釣るのが風物詩だった。
しかし、近年は夏の小アジは年によって釣れない時と釣れる時の差が大きく、冬場に比べると釣果の安定度は低い感じがする。
清水港のアジングはだいたいこの冬時期がメインになり、夏場の小アジ釣りが2番目に有望なシーズンといったところかな。
もちろんアジは回遊魚なので、タイミングによっては他の時期に急に釣れる事もある。
清水港のアジングに適したタックル選びなど
実際に私が清水港のアジングで使用しているタックルバランスや、選び方のコツを紹介しておこう。
アジング専用か・ライトゲーム五目用か?
これまで紹介してきたように、清水港のアジングは難易度がかなり高い。
だからアジング専用の繊細なタックルを購入するのもいいけど、視野を広げるなら少しパワーを持たせたライトゲーム五目用をまず揃えるのもおすすめだ。
ある程度清水港のアジングで既に釣果を出していたり、アジ以外はあまり考えていない方には数釣り系のタックルがおすすめ。
具体的なタックル例を紹介すると、
- ロッド:アジングロッド5フィート後半~6フィートクラス
- リール:シマノ2000番・ダイワLT2000番。ノーマルギア、またはパワーギア
- ライン:エステルライン0.3号前後(0.2号~0.3号)+リーダー0.8号前後
- ジグヘッド:1g前後
- ワーム:ピンテール・ストレート系
こんな感じで選ぶのが無難かな。
一方でライトソルトゲーム全般をカバーしたり、良型アジを狙いたい時は
- ロッド:アジングロッド6フィート後半~7フィートクラス
- リール:シマノ2000番・ダイワLT2000番。ノーマルギア、またはハイギア
- ライン:PEライン0.3号前後(0.2~0.3号ほど)+リーダー1.2号前後
- ジグヘッド:1.5g~2.5g前後
- ワーム:ピンテール・ストレート系
こんな感じで、少しパワーを持たせたタックルの方が汎用性が高く、色んなターゲットと遊べる。
ポイント選び
清水港でアジングに挑戦する際のポイント選びについて、ざっくりとだけ紹介しておこう。
詳しいスポットについては、実際に足を運ぶ中で見つけてほしい。
代表的な釣り場例
実際に私が清水でアジングを楽しむ時は、群れの入り方によってかなりポイントが変わる。
清水はそれなりに規模がある釣り場なので、どこでも釣れる時もあれば、逆にピンスポットでしか釣れない時もある。
例を挙げておくと、富士見埠頭・ドリームプラザ裏・袖師埠頭・袖師消防署付近などはアジの回遊が見込める。
▼【関連記事】清水港の釣り場を写真たっぷりで紹介
清水港でアジを釣るためのコツやテクニックなど
清水港のアジングで釣果が出ないという方はかなり多いと思う。
そこで、普段私が意識している点を紹介しておこう。
釣れる場所には傾向・癖がある
清水港に限ったことではないが、例えば常夜灯がいくつも並んでいるポイントがあったとする。
しかし、実際には毎年実績があるのはある程度決まった常夜灯の周りだけだったり、アジが付きやすい・付きにくいにはかなり癖がある。
だから一見するとアジが絶対釣れそうなのに全く寄り付かない場所があったり、結構気難しいのが清水港のアジ。
常夜灯の真下に投げても釣れにくい
清水は釣り人の数が非常に多く、アジにもプレッシャーが掛かっていると感じている。
かなり群れが濃い時は適当に投げても釣れるが、そこまで魚影が濃くない時は常夜灯の真下にルアーを投げても簡単には釣れない。
それなりにプレッシャーが掛かっている清水港のアジは、常夜灯の真下に入らず、周りの暗い場所や深場で餌を捕食していることも多いから気を付けたい。
実際に私が清水でアジングをする時、特に良型を狙う時はあえて常夜灯の明かりがあまり当たらない場所を狙ったりすることもあるからね。
近くに常夜灯があれば問題なく、ライトの光が直接水面を照らしている場所だけを狙っても清水港産のアジは簡単には釣れない。
やたらルアーを軽く・小さくする必要はない
アジングでは軽いルアーを使用すると良く釣れると考えている方も多いが、清水港の場合はそれが逆効果になることがある。
理由は簡単で、軽くて小さいルアーは「魚が居るけど食わない」状況下では有効だが、ルアーのキャスト範囲を狭めることになる。
清水港でアジが釣れない時はそもそもルアーがアジの前に通っていない可能性が高く、逆に重たいルアーで遠投性・レンジキープ能力を重視した方が良く釣れたり。
実際に私の場合はエステルラインを使ったアジングでもジグヘッドの重さはだいたい0.8g以上をメインに使うし、PEラインを使用する時は2g前後の出番が多い。
それでもアジの釣果はそれなりに出せているし、0.2gなどの超軽量ルアーを使っている方に釣果で大きく負けている感じはしない。
こんな感じで、清水港でアジングをするのであれば、まずはある程度の遠投性と深場まで攻められるウェイトを使ってみる。そして掛けられないアタリがあってからジグヘッドは軽くすれば十分だ。
アタリがないのにルアーを軽く・小さくしても、空振りの結果になることも多いぞ。
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