こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。
さてさて、今回はシーバスやヒラメゲームに使えるシンキングペンシルを紹介。
ポジドライブガレージのフラットフラッターの使用感や特徴を詳しくインプレッション。
このフラットフラッターはいくつかのバリエーションがあるが、私が使用したのは27gのヘビーモデル。
実釣の中でヒラメ・マゴチ・シーバス・オオニベ・青物の釣果を出しており、非常にアクションの立ち上がりが良くて好印象を持っている。
使い方なども交えながらインプレッションしていくので、アイテム選びの参考になったらうれしく思う。
フラットフラッター95のスペック・ラインナップ
まずはフラットフラッター95のスペック・ラインナップなどを簡単にまとめておこう。
- 全長:95mm
- フックサイズ:#4
- 重量:20g/27g/30g(ヒラメモデル)の3種類
フラットフラッターは重量違いで3つのラインナップがあるのが特徴的だ。
30gはヒラメモデルになっているが、私の場合は27gをヒラメをメインターゲットとして使用している。
実際に使った印象では、スローな巻きや丁寧な誘いをするなら27gがちょうど使いやすい感じ。
私の場合はヒラメ狙いであっても、30gのエクストラヘビーモデルの必要性は今のところ感じていないというのが正直なところだ。
なので私だったら
- 港湾やシャローエリアのシーバス狙い:20gのモデル
- サーフや磯・ヒラメ狙いなど:27g(30g)
といった具合に使い分けるかな。
フラットフラッター95を「サクッと」インプレ!
フラットフラッターについて、簡単にインプレッションしておこう。
- 飛距離:若干後方寄りのバランスで非常に高バランスで飛ぶ!
- アクション:巻き速度で小刻みロール→テールスイングに変化
- レンジ:27gのヘビーモデルの場合は水面直下~10m弱くらいまで使える
- 使い方:ハイレスポンスなデッドスローをうまく使うのがコツかな!
- ターゲット:シーバス・ヒラメなどを中心に、状況によっては青物もイケる
私なりの使用感を紹介するとこんな感じで、最大の特徴としてはデッドスローでも立ち上がるロールアクションかなと。
このハイレスポンスなロールアクションをうまく使うことで、かなりスローな誘いが展開できる。
フラットフラッターの飛距離
私が使用しているのは27gのヘビーモデルだが、飛距離に関しては全く不満無し!
若干後方寄りのセンターバランスでカッ飛び!
フラットフラッターのウェイトバランスだが、極端ではない後方寄りの重心設定のようだ。
左側が頭になるが、若干頭側の方がボディが絞り込まれた形状をしている。
これによってキャスト時のバランスが非常に優れており、よく飛ぶシンペンの代表格であるぶっ飛び君95Sと大差ないくらいの飛距離が出せる。
無風時で80m前後の遠投が可能
フラットフラッターヘビーモデルを実際にキャストしてみると、1号のPEライン+10.5フィートクラスのロッドを使用した場合でだいたい80m前後の飛距離を測定。
この飛距離は同重量のメタルジグと比較すれば飛距離は劣るものの、ワームなどとは圧倒的な飛びの違いがある。
また、向かい風が吹いてもウェイトバランスが非常に優れている為、キャスト後の飛行姿勢の乱れが非常に発生にくいのがありがたい。
風速4m~5m程度の向かい風であっても、しっかりロッドを曲げこんでキャストすれば綺麗な飛行姿勢を保ったまま着水まで持っていける。
なのでサーフのヒラメ釣りなどでも非常に使い勝手が良く、メタルジグとワームの間を埋める使い方が出来たり、飛距離を出しつつ浅いレンジを丁寧に引けるのは大きなメリットだ。
フラットフラッターのアクション
次はフラットフラッターのアクションの質について、少し詳しく紹介していこう。
フォール姿勢は水平+ハイピッチロール
後方寄りの重心設定のフラットフラッターだが、フォール姿勢は水平に近い形をキープする特性がある。
このフォール中にかなりハイピッチなローリングが入り、ヒラヒラとボディを震わせながら落ちていく。
フラットサイドボディと相まって、フォール中のアピール力はヘビー系シンペンの中でもかなり高い分類だと感じている。
デッドスローではハイピッチロールアクション
フラットフラッターをリトリーブで操作すると、デッドスローでもロールアクションが出せる。
動き出しは非常に良く、ラインを超ゆっくりサビくだけでもロールしながらルアーが前進してくれる。
これによってピンスポットでルアーを操作するのもかなり得意で、障害物にタイトにつくシーバスや海底の変化に潜むヒラメなどをじっくり狙うことが可能だ。
ヘビー系シンペンの代表的なアイテムの1つに、ジャンスプライズのぶっ飛び君がある。
ぶっ飛び君よりもスローリトリーブ時のローリングアクションは小刻みで、アクションの質に違いがあるので好みや状況によって使い分けができる。
▼【関連記事】ぶっ飛び君95Sをインプレッション!
ジャンプライズぶっ飛び君95Sをインプレ。ヒラメ・シーバス・青物全対応型シンペン!
リトリーブ速度を上げるとワイドなテールスイング
スローリトリーブではロールアクションを見せるフラットフラッターだが、徐々に巻き速度を上げていくとアクションが変化する。
巻き速度を上げるとテールをワイドに振るロール系のアクションになるが、アクション幅は結構大き目でパタパタと動く印象だ。
なのでヌルヌルと左右に蛇行するようなアクションをするシンペンを探している方にはあまりおすすめできず、比較的ハイアピールで大きめに動くシンペンを使いたい方に最適かな。
レンジ・泳層
私が使用した27gのフラットフラッターだが、使いやすいレンジについてインプレッションしておこう。
巻きで使うなら水深3m前後位までが目安
キャスト後カウントダウンでレンジを入れ、巻きで横方向に探る場合は水面直下~2m、3mくらいまでのレンジを泳ぐことになるかな。
フラットフラッターはボディ全面で水を受けるためか、浮き上がりはまずまず速めなシンペンという印象がある。
ただしデッドスローで巻いてもアクションするので、ひたすらスローにリトリーブすれば少し下のレンジを探ることは可能だ。
リフトフォールなら8m前後の水深でも使用可能
一方でヒラメ狙いなど、ボトム周辺を縦方向に探る場合はもう少し深いレンジも探れる。
私が使用した感覚だと、多少風が吹ていても水深7m~8mくらいのポイントのボトムを取って釣りをすることはできる。
ただし水深10m前後になってくると、ルアーが浮き上がりやすいので少しかったるいかなと。
フラットフラッターの使い方
フラットフラッターの特性を活かした私なりの使い方について、いくつかのパターンを紹介しておこう。
緩急をつけたデッドスローリトリーブ
私がフラットフラッターを使用する時、メインとなる使い方がコレだ。
基本的にはロールアクションでフラットフラッターを操作するが、ハンドル数回転につき一瞬だけリーリング速度を上げて変化を与える。
すると、ロールアクションの中にわずかな時間のみテールスイングが入り、「食わせの変化」を与えることができて気に入っている。
実際にこの使い方でヒラメや青物・シーバスなどターゲットを問わずに結果が出せており、フラットフラッターの「デッドスローでのアクションの立ちあがりの良さ」が活かせておすすめ。
風・波を利用した流し込み
海底の駆け上がりや岸壁沿い・テトラ際・磯際などの狙いたいスポットを丁寧に探る時にもフラットフラッターは役に立つはず。
軽くテンションを掛けてルアーを引っ張ってみると、ハイピッチロールをしながらゆっくり前進するんだよね。
この特性を利用し、狙いたいポイントまでルアーを泳がせたらラインテンションをキープしながらじっくりルアーを流し込む。
すると、障害物周りに潜んでいた魚にバイトさせることが出来たりするのでおすすめだ。
ミノーよりも悪条件に強く、少し深めにルアーを流し込むことが可能なので、状況によって使い分けると攻略の幅が広がるね。
超スローなワンピッチジャーク
フラットフラッターはスローでかなり軽めなワンピッチジャークでも使用することができる。
縦方向にヒラヒラとルアーを動かしたい、少し水深が深めの場所を探るヒラメ釣りなどでおすすめな使い方になる。
ジャークの速度は私の場合、だいたい1秒に1回以下でかなりスローな操作で使っているぞ。
速めの巻きはあまり使わない
フラットフラッターは巻き速度を上げると、かなりワイドなテールスイングアクションを見せる。
個人の好みもあると思うが、私の場合このルアーは早めの巻きで使うのはあまり好きではなく、バタバタと暴れすぎる気がするのでスローな使い方がメイン。
なので青物狙いの場合は、魚が少し沈み気味の状態でスローな誘いを掛ける時におすすめなルアーという位置づけ。
早巻きで青物を狙ったりするなら、バタバタ感が少なくて潮抜けが良い「DUELのヘビーショット」などが使いやすいと感じる。
▼【関連記事】DUEL ハードコアヘビーショットをインプレッション!
DUEL ハードコアヘビーショットをインプレ。早引き対応の青物・シーバス・ヒラメ全対応型シンペン
フラットフラッターのインプレッションはこんな感じで、ターゲットとしては主にシーバスやヒラメ狙いに適したシンペンという印象だ。
青物狙いの場合はスローな誘いを掛けたい時におすすめで、簡単に言えば「デッドスローでもレスポンス良く立ちがるアクション」を活かして使うと良いかな!
おすすめ関連記事!
▼ヘビー系シンキングペンシルとメタルジグの使い分けを解説!
ヘビー系シンキングペンシルとメタルジグの違いとは?【適切な使い分けが結果を左右】
▼【似て非なるもの】安いPEラインと高いPEラインはどこが違うのか?