今回は静岡・清水を流れる巴川の釣り場、ポイントの風景などを紹介。
巴川は1年を通じて釣りを楽しむことができ、釣り初心者の方でも手軽に釣りが楽しめる。
巴川へ釣行を考えている方、どんな釣り場なのかイメージする際の参考にどうぞ。
※立ち入り禁止・釣り禁止の標識がある場所では釣りをしないように!(ここで掲載している釣り場風景は取材当時釣り可能だったエリアです)
より詳しく「良く釣れる釣り場・スポットを教えて欲しい」という問い合わせをいただくことがありますが、詳細な釣り場の公開は致しませんのでご了承ください。
良く釣れる釣り場や、自分だけのスポットは通い込んで見つけよう!
目次
巴川で釣れる魚・おすすめなターゲット
まずは巴川で釣ることが出来る魚・おすすめなターゲットを簡単に紹介。
ハゼ釣り
巴川といったらハゼ釣りという方も多く、秋~初冬の人気ターゲット。
巴川で最も釣りやすい魚であり、食べても美味しいので釣り入門にも最適。
- 難易度:簡単
- 時期:8月~12月上旬ころまでがおすすめ
- 釣り方:ちょい投げ釣り、4.5~5.4m程の渓流竿などを使用したミャク釣り
うなぎ釣り
巴川はうなぎ釣りを楽しむ方が結構多いが、釣り初心者の方でも遊べるお手頃なターゲットになる。
イソメやミミズを付け、仕掛けを放り込んでおくだけで釣れる。
夏の夜釣りが超楽しいぞ!
- 難易度:簡単
- 時期:梅雨時期くらい~9月いっぱい(10月~翌年2月末までは禁漁期間)
- 釣り方:ミミズやイソメを使ったブッコミ釣り
フナ釣り
巴川上流~中流域が主な釣り場になる。
巴川にはヘラブナとマブナが結構多く生息していて、サイズが大きいのが特徴。
40~50cmクラスの大型も潜んでいるから侮れない。
- 難易度:簡単~若干難しい
- 時期:1年中釣れるが、初心者の方は春~秋
- 釣り方:練り餌を使った餌釣り
ナマズ・ライギョ釣り
巴川は古くからナマズ釣りのポイントとして知られている。
基本的には上流~中流域が狙いやすいが、最近は個体数の減少傾向があるように感じている。
また、ナマズと合わせてライギョも巴川には潜んでいる。
- 難易度:中級
- 時期:春~秋の暖かい時期
- 釣り方:ルアー釣り
シーバス
巴川の中流~河口付近に生息し、ルアーマンの恰好のターゲット。
巴川のシーバスは居つきの個体が多く、雨の後等の増水・濁りが無いと難易度はちょっと高め。
- 難易度:餌を使えばお手軽、ルアーの場合は中級~
- 時期:1年中釣れるが、おすすめは夏~秋の雨の後
- 釣り方:イソメなどを使ったブッコミ釣り、ルアー釣りなど
クロダイ・キビレ
シーバスと同じように中流域~河口に多く生息している。
夏場を中心に結構上流域まで遡上する。
- 難易度:ブッコミ釣りは簡単、それ以外は中級
- 時期:1年中釣れるが、釣りやすいのは夏~秋
- 釣り方:ブッコミ釣り、落とし込み釣り、ルアー釣りなど
巴川の釣り場・代表的なポイントの風景
次に、巴川の大まかな釣り場の風景を紹介していこう。
これを目安に戦略を立て、釣行する際の役に立てて見てね。
流通センター周辺(朝機川合流付近)
静岡の流通センター周辺は巴川の上流域に該当する釣り場だ。
上流域と言っても流速はかなり遅いのが巴川の特徴になる。
基本的には草が生い茂っているポイントが多いが、主にフナ釣りやナマズ・ライギョ釣りなどの釣り場になる。
麻畑川が合流する周辺は水深が浅く、水が澄んでいる時は川底が見えるくらいだ。
釣れる魚はフナやナマズ、雷魚などがメインで釣り人が多いエリアでもある。
基本的に上流部は草が生い茂っており、夏場はやぶ漕ぎをしないと水辺に近づけない場所が多くなる。
麻機川は非常に小さな川だが、モロコやタナゴ釣りを楽しむこともできる。
釣り人が多く、魚は結構プレッシャーが高くて見えている魚が居ても意外と釣れないことも多い。
巴川本流はこんな感じで、ナマズやライギョが潜むには良いポイントがずっと続いている。
ナマズやライギョを狙うなら、岸際や流れのヨレなどの変化を釣っていくと良いね!
高部みずべ公園周辺(塩田川合流付近)
巴川をずっと下っていき、中流域にあるのが高部みずべ公園だ。
この辺りまで潮の干満の影響を受けるので、釣りをする時間帯によって流速や水深が変わるので覚えておきたい。
このポイントは塩田川が合流しており、ナマズやシーバス、コイなど色んな魚が生息している。
岸際や石が転がっている場所はテナガエビなども潜んでおり、釣りをする方は意外と多い場所。
巴川の中流域は意外と流れが速い場所が多く、水深も比較的浅い場所が目立つ傾向がある。
高部水辺公園に架かる橋から見た巴川。
この日は増水して濁っていたが、水が澄んでいる時はコイやキビレなどが泳いでいる姿を見ることが出来る。
警察署裏(山原川合流付近)
清水警察署裏、いわゆる「警察署裏」と呼ばれるのがこの周辺だ。
山原川が合流し、この辺りになると巴川も下流域に入ってくる。
山原川も小さな川だが、水の流れに変化が出るポイント。
この辺りから下流は特にシーバス狙いの方が多いが、潮位の変化をしっかり読んで流れの強さなどをしっかり把握して釣りをするように。
山原川の中を覗いてみると、定番の見えチヌがいた。
こういう魚は狙って釣るのはかなり難しく、時間の無駄になることも多いので深追いはしない。
国道1号線付近
徐々に河口が近くなってきてくるのが国道1号線付近~下流の釣り場。
この辺りになると、淡水の釣りというよりも汽水域・海水域で釣れる魚の割合がかなり多くなってくる。
巴川は全体的に足場が良く、この辺りになると流れもかなり緩やかになってくるので釣り初心者の方でも釣りがしやすいエリア。
江尻小学校付近は水辺まで降りるのが容易なポイント。
国道1号線から下流域はハゼ釣りやうなぎ釣りを楽しむ方が多く、お手軽な釣りが簡単に楽しめる。
秋以降はハゼ釣りの方が特に多く、週末になると沢山の方がハゼを釣っている姿を見ることが出来る。
巴川は護岸されている場所が殆どだが、この岸際にクロダイなどが結構多く潜んでいるから侮れない。
雨の後などは落とし込み釣りをする方も多く、タイミングが合えば良型のクロダイやキビレが狙える。
巴川河口周辺
巴川が清水港に流れ込む河口周辺の釣り場。
わかりやすいポイントの為釣り人が多いが、魚影もそれなりにあるのが巴川河口。
クロダイやキビレ、スズキ(シーバス)を狙った夜釣りをする方も多く、ブッコミ釣りをしている方の姿をよく見かける。
巴川河口に架かる羽衣橋の上流側はこんな感じ。
ハゼ釣りの定番ポイントだが、川底には色んなゴミが沈んでいたりして根掛かりがかなり多い。
ハゼ以外にもうなぎやシーバス釣りなど、汽水域の釣りなら大体楽しめる。
特にハゼの魚影は安定しており、シーズン序盤から終盤まで釣果が出しやすい保険的なポイント。
一方でサイズは狙い難いので、大型を狙うならポイント開拓が必要だ。
小規模な河川の流れ込みなどもあり、水の流れの変化もそれなりにある。
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静岡中部の釣り場の様子や釣れる魚・地形などをどこよりも詳しく解説します。
お疲れ様です!
いつも勉強させといただいてます!
最近チヌは好調ですが、シーバスがさっぱりです…
羽衣橋より上の方で頑張ってみます!
こんにちは、まるなかです。
いつもご覧いただきありがとうございます!
そうですね、今年もチヌは結構数が多いらしく、港内のカセ釣りなどもかなり釣果が出ていますね!
シーバスは春も微妙でしたし、ちょっと台風などで状況が変わってくれないと厳しいかもしれないです・・・・。
全く魚は居ない感じではないですが、ちょっと少なめだという話を聞きましたし。
チヌはこれからも良い時期なんで、頑張ってください!