こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。
さてさて、今回はアジング・メバリングをはじめとしたライトゲーム用ワームを紹介。
ジャッカルから発売されている「タイドカーリー」のアクションや使用感の特徴を詳しくインプレッション。
ライトゲームの王道はストレート系のワームだが、タイドカーリーはその名の通りピロピロ動くテールが付いたカーリテールワーム。
しかし、アクション自体は非常にナチュラルで、強い波動でアピールするアイテムではない。
特性を理解したうえでうまく使うことで、攻略の幅が広がるはずだ。
実際の使用感を詳しく解説するので、アイテム選びの参考にしてみてね。
まるなか
ジャッカル タイドカーリーのスペック・ラインナップ
まずはタイドカーリーのスペック・ラインナップを簡単にまとめておこう。
- サイズ:2インチ・2.8インチ
- 形状:リングボディ+極薄テール
タイドカーリーのサイズ展開は2種類あり、アジング・メバリング用ワームとしては長めの2.8インチのモデルもラインナップされている。
とりあえず無難に使うなら、おすすめはオーソドックスな2インチかな。
カラーラインナップは上記の通りで、クリア系・アピール系・グロー系・粒グローとまんべんなく揃っている。
2インチと2.8インチの使い分け
タイドカーリーには2インチと2.8インチの2種類があるが、お試しで使うなら2インチがおすすめかな。
タイドカーリーは2インチのモデルでも一般的なストレート系ワームよりも操作感が大きく、潮受けも明らかに良い。
なのでこのワームの特性を知るには2インチでも十分だと感じる。
2インチを使ってみて、より特性を強く使いたいと感じたら大きい方の2.8インチを使えば良いんじゃないかな。
タイドカーリーを「サクッと」インプレ
タイドカーリーの詳しい使用感を紹介する前に、ざっくりとインプレッションしておこう。
- シチュエーション:ストレートワーム+αのアピールが欲しい時・滞空時間を稼ぎたい時など
- 飛距離:無風時はボディの自重でまずまず。風の影響を受けやすい
- 沈下速度:遅め
- 操作感:引き抵抗は大きく、存在感を感じ取りやすい
- アクション:ナチュラルな波動で強すぎない。ただ巻きや軽めのロッド操作向きか
- 耐久性:程よい弾力があり、平均~やや優秀
- ターゲット:アジ・メバル・小~中型のカマスなど
私なりのインプレッションはこんな感じかな。
タイドカーリーはテール付きのワームとしては波動は弱く、食わせ能力に重点を置いたワーム。
タイドカーリーが適したシチュエーション
ストレートワーム+αの強さが欲しい時
例えば、若干波気立っている状況下や魚の平均サイズが比較的大きい時、光量が少ないポイントを狙う時など。
こういう時は、オーソドックスなストレート・ピンテールワームでは波動が弱いと感じることがある。
しかし、強く動くシャッドテールワームは使いたくない時も結構多い。
特に港内の小場所狙いなど、強い波動でアクションするワームだと魚に対して無駄なプレッシャーを与える可能性がある。
このような状況下では、タイドカーリーのような+αのアピール力を持ったワームは使い勝手がいいね。
ワームを漂わせたい時
タイドカーリーは、レスポンスが高い極薄テール+深いリブが刻まれたボディ形状で潮をしっかり掴む特徴がある。
これによって一般的なアジング・メバリング用ワームと比較すると、フォールスピードがスローになる。
魚が表層付近に浮いている時や、スローなフォールに対して反応が良い状況で使いやすく、ワンランク重たいジグヘッドを使ってもフワフワとワームを漂わせるような使い方が楽にできる。
飛距離
タイドカーリーの飛距離について、使用感を解説していこう。
無風時
無風・弱風時における飛距離は思ったよりも良く、特にストレスを感じることはなかった。
見た目的にはカーリーテールが風の影響を受けて失速することが予想されたが、ボディのボリューム・重要によって意外と飛距離は伸びた(2インチを使用)。
風の影響はやや受けやすい
一方で横風や追い風が吹く状況下で使用すると、ボディのリブとテールが風の影響をどうしても受けてしまう。
なのでシンプルなストレート系ワームと比較すると、軌道が乱れたり、やや失速しやすい。
タイドカーリーのアクションの質・使い方など
操作感が分かりやすい
タイドカーリーは潮をしっかり受けてアクションするため、穂先に伝わる操作感はかなりはっきりしている。
軽いジグヘッドを使用して操作してもワームの抵抗でブレーキが掛かり、重さ・抵抗感を感じ取って扱いやすいのはメリット。
ストレートワームを使うと「何をやっているのか分からない」状態になってしまう方にもおすすめなワームだね!
立ち上がりが良いナチュラルスイム
タイドカーリーの極薄テールはアクションの立ち上がりが非常に良く、スローなただ巻きや軽いロッド操作でも素早く反応して動いてくれる。
巻きで使用すると、シャッドテールワームとは違ってボディの波動を強く発することは無く、ボディは動かない状態でテールのみが柔らかく・細かいピロピロアクションが出せる。
シャッドテールワームよりも波動はナチュラルで柔らかく、ワームが動きすぎて魚に違和感を与える心配が少ない。
ただ巻き
最も基本の使い方はただ巻きで、特にメバルやカマスを狙う時はスローにリールを巻くだけが一番シンプルで使いやすい。
一定層を巻くだけでも魚は釣れるが、時々軽くテンションを掛けてジックリとワームを落とし込むのも結構反応が良い。
魚の活性が低い時や深いレンジに落ちている時はただ巻きとテンションフォールを使い、丁寧に探ると効果的だった。
軽めのリフトフォール
一方でアジを狙う時はロッド操作を与えて縦方向にワームを動かすのも有効な場面が多い(ただ巻きも良く釣れるけど)。
タイドカーリーを使用する場合はロッドをキビキビ動かすより、リーリングに合わせてスローに・軽く「フワッフワッ」と動かす方がワームの特性を活かしやすいように思える。
タイドカーリーは沈下速度が遅いため、軽めな最低限のロッドアクションでも沈みにくく、レスポンスが良いテールアクションの特性も活かせる。
キビキビ動かすなら、シンプルなストレート系のワームを使ったり、タイドビートのようなテールアクションが控えめなシャッドテールワームを使えば良いしね。
まるなか
タイドビートとタイドカーリーの使い分け
ジャッカルには今回紹介したタイドカーリーに対し、シャッドテール型のタイドビートがラインナップされている。
両者の違いや使い分けについて、私なりの考え方を紹介しておこう。
ベイトフィッシュの種類や動きを見よう
タイドカーリーとタイドビートを比較すると、
- タイドビート:カーリーよりもキビキビ動かしやすい
- タイドカーリー:滞空時間が長く、漂わせやすい
このようなアクション・使用感の違いがある。
シンプルに使い分けるなら、遊泳力が高いベイトを積極的に追っている時や、激しめのライズが出ているならタイドビートを。
表層付近を漂うようにフラフラ泳ぐベイトを食っている時や、静かな波紋が広がるライズが目立つような時はタイドカーリーを使うと良いかな。
タイドカーリーはボディ形状的にキビキビとキレのある素早いアクションを出すのは少し苦手なので、ベイトの種類や動き・魚の活性によってワームの使い分けをするのは重要になる。
実際に先日、泳ぎ回るハク(ボラの幼魚)を食っている大型のアジを狙った時はタイドカーリーを使うとアタリの数が少し減り、当たっても食いが浅くてフッキングにうまく持ち込めない状況に遭遇した。
まるなか
▼【関連記事】ジャッカルタイドビートをインプレッション
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