さてさて、今回はアジング用エステルラインのインプレッションを。
サンライン 鯵の糸ナイトブルー!
しなやかで扱いやすい黄色の鯵の糸とは少し違った特性を持つラインだ。
エステルラインに慣れていない方でも違和感が少なく、扱いやすさに特化しているイエローの鯵の糸と比べ
こちらのナイトブルーは感度を重視し、エステルらしさを強めに出したアイテムって感じ!
しかし、実際に使ってみるとそこまで硬さは無くてエキスパート用のラインという感じでもなく、使いやすさも十分♪
高感度タイプで扱い易さも欲しいという方に、選択肢の1つとして鯵の糸ナイトブルーを候補に入れてみては?
前置きは程々に、早速このラインのインプレッションを進めていこう!
サンライン 鯵の糸ナイトブルーをサクッとインプレ!
まずは、このラインを実際に使って感じた使い心地や特徴を簡単にまとめておこう。
- コスパ:240m巻きで使いやすいが、価格は安くはない
- 扱い易さ:どちらかと言えば張りのある感度重視のエステルだが、硬いとは思わない
- 伸び・感度:黄色の鯵の糸よりも伸びは少なく、初期伸度が小さく高感度!
- 耐久性:伸びが少ないラインだが癖が付きにくく、変なラインブレイクなどは無し
- 視認性:太陽光や専用のラインを当てれば青白っぽく光るが、それ以外は普通のクリアカラーのライン
◎総評:伸びが小さくダイレクトな釣りが出来るが、使いやすさも十分で高バランス!価格がもう少し安かったら文句なしだろう
使い勝手は良いが、コスパは並
鯵の糸ナイトブルーは240m巻きなので、120mずつ巻いて2回使う事もできるし80mで3回に分けて使い事もできる。
これは釣り人的にはかなり使いやすく、港湾部で数釣り寄りのアジングをするなら80m巻きで3回使うのがおすすめだ。
だから結構お得感のあるラインなんだけど、販売価格は1600円台~2000円近くすることが多いのでちょっと高めだ。
よつあみのS-PETはうまく買えば1000円以下で買える(150m巻き)事もあるので、コスパ的には並といった所かなぁ。
個人的にはラインにはあまり妥協したくないので、ちょっと高めでも気に入ったものを使いたいのでそこまで気になるレベルではないけど。
安いラインをガンガン使いたいという方には、ちょっと使い難いアイテムかもしれない。
鯵の糸ナイトブルーは意外と扱い易い
鯵の糸ナイトブルーは0.4号以上のものはしなやかさ重視、それより細い号数は感度優先の直進性を確保した仕上げになっているらしい。
一般的にオカッパリでアジングをするとなると、大体0.35号位までのラインを使う事が多いから感度重視のモデルを選ぶ機会が多いと思う。
私は0.3号を使ってみたけど、思っていたほどピーキーな感じは無くて全然使いやすいのが率直な印象。
勿論イエローのしなやかさを重視した鯵の糸と比べると、確かにエステルらしいコシの強さはある。
しかし、硬くてリールのスプールへの馴染みが悪いような感じはしないし、1g以下のジグヘッドを風が強い状況下で使ってもトラブルはゼロ。
購入時の予想よりも全然使いやすく、良い方向に予想が外れたかな。
個人的に感じた張りの強さとしては、よつあみのアンバーコードSG S-PETやユニチカ ナイトゲームTHEアジエステルよりも若干しなやかさがある印象。
だから張りの強さを出したエステルラインの中では扱いやすい分類に思えたね!
伸びは少なく、高感度な釣りが可能!
思ったよりも扱い易くて好感触な鯵の糸ナイトブルー。
感度の方はというと、初期伸度が非常に小さくてアジの吸い込みバイトがカツンと、しっかり伝わってくる感じ。
これはしなやかさを重視したタイプのエステルラインとは違う感触で、もうワンランクアタリが明快な情報として伝わってくる。
特にアジが後方から吸い込むようにモゾッとしたバイトが出るような時、伸びのあるラインだとモサ~っとした感じになることが多い。
こういう時でも微妙な変化を手元にハッキリと伝えてくれるのはありがたい。
風が強い時や、潮が自分の方向に差してきている時など。その微妙な差が大きな違いになりやすいからね。
こういった点ではこのラインよりも硬質なものと比べても遜色のない情報量の多さがあり、高感度を求める釣り方に最適なラインの1つだと感じた。
その感度が影響してか、ちょっと水温が低くなったタイミングでアジングをしたところ
アジのアタリは明確に伝わって来るのに掛かりが悪い・・・
という事があった。
その時はフロロカーボン製のショックリーダーを結束し、より感度重視の釣りをしていたんだよね。
だからラインの伸びがかなり少なく、魚のアタリは明確に伝わって来るけど
魚へ違和感も伝わりやすい。
という状況だったのかもしれない。
だからこの時はショックリーダーをナイロンラインに交換して吸い込みを良くさせて対応できたが、高感度系のラインは伸びが少ないことで、それが弱点になる場合もあるってことだね。
高感度なラインが故に、必要なラインの遊びも確保すると良い場合もある。
この辺りは状況によって、釣り人側で感度と吸い込みの良さを上手く調整すると良いね!
耐久性は良好!
感度を重視したタイプのエステルラインの中では癖が付きにくく、アジを釣り続けても縮れなどになり難い印象。
耐久性を見る為、ショックリーダーを結び変えずに50匹程のアジをキャッチしてみた。
結果的にはラインブレイクも無し、ラインがダメージを受けやすいリーダーとのノット周辺もラインが酷いパーマになることも無かった。
引っ張ってみるとまだ粘り強さも残っており、耐久性は十分ありそうだ。
硬いエステルラインは伸びが少ない分、ラインが浮けるダメージが大きくなる傾向がある。
その点鯵の糸ナイトブルーは結構良さそうな感じで、大切に使えばロングランで使えそう。
また、ラインの癖も比較的付きにくく、実際にアジを掛けた後のラインを引き出してみた時の具合はこんな感じ。
これはオーソドックスなエステルライン、よつあみのS-PETと比較すると明らかに癖が付きにくい傾向あり。
S-PETの場合はこんな感じで、パーマが強めに付いている感じがする。
このS-PETを使い続けていくと、他のエステルラインよりも若干強度低下が目立つような感じも・・・。
鯵の糸エステルナイトブルーは直進性を重視した高感度モデルで、馴染みの良さも確保されている。
その上癖も比較的付きにくくて耐久性があるから、十分合格点じゃないかな。
視認性
この鯵の糸エステルナイトブルーはナイトサラウンドビジョン対応。
簡単に言うと、太陽光や専用のライトを当てて釣りをするとラインが青白く光るというもの。
実際に手持ちの超強力なライトを当ててみると、ライト自体はナイトサラウンド対応のものではないが確かに光る。
実際はもっとハッキリと光っており、結構目立つレベルだ。
夜間の釣りだけではなく、日中は太陽の光がラインに当たっても同じように青っぽく光る感じ。
なので、デイアジングの時にもこのラインの視認性は利用できる。
しかし、私の場合は夜釣りが多いし別にラインが光る必要性も感じていないので、この機能は正直言って要らないかな。
普段ラインを見てアジングをするというより、穂先と手元に来る情報で釣りをするスタイルだし、ラインを張った状態で釣りをするので。
エリアトラウトのように、ラインの微妙な動きでアタリをキャッチするほどまでの繊細な釣りは日中でもやらないからなぁ。
このラインが光る機能は人によっては役立つかもしれないが、私の場合は特に必要ないといったところだ。
鯵の糸エステル ナイトブルーインプレまとめ!
今回はサンラインのエステルライン、鯵の糸エステルナイトブルーのインプレッションをしてきた。
分類としては張りのある高感度・ルアーの操作感を重視したタイプのエステルラインだけど、扱い易さも十分ある印象だ。
価格は若干高めだけど、240m巻きで複数回に分けて使う事が出来て使い勝手としては悪くない。
性能に関しては不満はなく、思ったよりも扱いやすいラインで好感触!
エステルラインの中でも伸びが小さいものが欲しい方は、1度使ってみるのも良いと思うぞ。
これといった弱点も無く、バランスが良いラインに仕上がっているからね!
それでは、今回はこの辺で。また明日会いましょう!