さてさて、今回はZEAKEから発売されている小型シンキングペンシル、レグラペンシルをインプレッション。
レグラペンシルをメバリング主体に使ってみた、私なりの使用感やルアーの特徴を解説。
ライトゲームに使う小型のシンキングペンシルを探している方の参考になったら嬉しく思う。
それじゃあ早速、レグラペンシルのインプレッションを進めていこう。
レグラペンシルのスペック・カラーラインナップ
まずはレグラペンシルのスペック・カラーラインナップを簡単に紹介。
- タイプ・シンキング
- サイズ:45mm
- 重量:3.6g
レグラペンシルはライトゲーム用プラグとしてはちょうど真ん中、45mmのサイズで使い勝手は良い。
カラーラインナップは以下の通り。
クリア系カラーに重点を置かれてラインナップされており、ナチュラルな使い方を意図されている。
レグラペンシルを「サクッと」インプレ
レグラペンシルの使用感について、簡単にまとめておこう。
- 飛距離:抵抗が少ないシンペンなので良好
- アクション:アクション自体は小さめ。立ち上がりが少し気になる
- レンジ:水面直下~50cmくらいまでが使い易いか
- 使い方:ただ巻きでも良いが、トゥイッチング時のイレギュラーアクションが良い感じ
- フィールド:港湾部~小磯位まで。巻きで使うなら開けた場所を探るのに向いている
レグラペンシルを簡単にインプレッションするとこんな感じかな。
飛距離
レグラペンシルは45mmながら3.6gの重量がある。
安定してよく飛ぶ
レグラペンシルは薄い低重心タイプの細長いウェイトが入っている。
飛距離に関しては特に問題はなく、めっちゃ飛ぶという感じまではいかないけれど「ジグヘッド+ワーム」よりは明らかに飛ぶ。
多少向かい風が吹いている状況下でも遠投して浅いレンジを探りたい時など、ジグヘッドリグにはできないことがシンペンではできる。
飛距離に関しては問題なく、満足できるレベル。
レグラペンシルのアクションの特徴
レグラペンシルは、小型のシンキングペンシルの中では「比較的おとなしめ」のアクションという印象がある。
小刻みなロールを伴ったフォール
フォール姿勢は細長く設定されたウェイトにより水平気味、小刻みなロールを伴ってユラユラと落ちていく。
このフォール時の動きはそこまで目立つものではなく、ロールの幅は小さめ。ロール時の明滅や波動で魚にアピールしたいという方には、ちょっと物足りない印象があるかもしれない。
逆に言えば魚がスレているフィールドでは下手にルアーがアピールしないので、この辺りは好みや状況によって良し悪しが分かれそう。
控えめのロール+ウォブル
レグラペンシルを巻きで使用すると、ゆったりとした控えめのロール+若干ウォブルでアクションをする。
アクションの質自体は悪くない感じだが、個人的に気になるのはアクションの立ち上がり。
フォールからゆっくりと静かにルアーを立ち上げようとすると、うまくアクションが立ちあがらなくて棒引きに近い感じになることがある。
泳がないシンペンはそれはそれで反応が良い場合もあるが、アクションを確実に立ち上げるなら
- 巻き出しの一瞬はリールを早めに巻く
- ロッドを軽くトゥイッチさせてからリールを巻く
このような感じで、アクションを立ち上げるきっかけを作った方がただ巻きには良さそう。
私の場合、シンペンは狭いスポットや細かく誘いを掛けて使う場合も結構多いので、「立ち上がりの悪さが少し気になる」というのが率直な意見だ。
レンジ・泳層
レグラペンシルの得意なレンジだが、表層~カウントダウンを使って大体40~50cm位までのレンジが使い易い印象。
あまりスローに巻きすぎるとアクションの立ち上がりが良くない感じなので、ネチネチとスローなただ巻きで使うのは個人的にあまり向いていない気がする。
レグラペンシルの使い方
私なりのレグラペンシルの使い方だが、個人的におすすめなのは緩急をつけたアクション。
ただ巻きでも良いんだけど、イレギュラーアクションを与えた時の動きが良さげだ。
ただ巻き
最も基本なのはただ巻きだが、先程紹介したようにゆっくりと巻き出すとアクションの立ち上がりが悪い。
なのでこの点を注意し、アクションを確実に立ち上げてからスローに巻くようにした方が確実。
可変リトリーブ
一定速度でリールを巻くのではなく、ただ巻きの中で「急にリトリーブ速度を速くしたり・逆に遅くしたり」と、巻き速度に変化を付けてみる。
レグラペンシルはロッドアクションやリールの巻き速度の変化に対して結構良い感じのイレギュラーアクションをするし、実際に魚の反応も良好。
良い感じに上下左右へのスライドアクションをするので、ここで食わせのきっかけを作ってメバルなどのバイトを誘うイメージで使うと良い。
トゥイッチ&フォール
レグラペンシルのイレギュラーアクションの良さを活かし、
- 2~3回くらいの軽めのトゥイッチ
- 軽めのテンションフォールでレンジを入れなおす
この繰り返しも結構魚が良く釣れる。
トゥイッチングでイレギュラーにルアーを操作して浮上させ、フォールで落とし込む。これによって縦のストラクチャーや岸壁沿いについたメバルやセイゴなどを丁寧に探る。
ワームやシンペンのただ巻きにスレている個体が反応することも多いので、試してみると良い。
使う場所によるアクションの使い分け
私なりに感じた、レグラペンシルが向いているフィールド・シチュエーションなどを簡単に紹介。
開けた場所狙い:巻きの釣り
港湾部の常夜灯周りのメバリングなどでレグラペンシルを使う場面。
ただ巻きで狭いスポットを探るには、もう少しレスポンスが良いシンペンの方が使い易いと感じるので
「開けた場所をただ巻きでテンポよく探る」という使い方に向いていると感じる。
メバル以外にも浮き気味のセイゴやカマス狙いにも使え、実際の釣果も出ている。
多少波気だっている時やベイトを積極的に追っている時など、デッドスローよりも「ある程度速度を上げた巻き」に反応が良い時の方が使い易い。
狭いスポット狙い:トゥイッチング等
一方で魚が付いているスポットがある程度決まっている場合、レグラペンシルを使うならトゥイッチング等を意識した方が良い。
スローに巻くとアクションの立ち上がりが微妙な感じなので、狭いスポット狙いではちょっと使い難いと感じた。
総評
レグラペンシルを使ってみた印象としては、「これじゃなくても使い易いシンキングペンシルはあるかな」というのが正直な所。
個人個人の好みによる部分も大きいが、私の場合は「もう少ししっかり泳ぎ、アクションの立ち上がりが良いシンペン」の方が好みなので。
港湾部を中心としたシャローエリアのメバリング・ライトゲーム五目で使うならティクトのフロッパーなどが私の好み。
フロッパー(画像上)の方が低速でもヌメヌメ・しっかり泳ぐので、ピンスポット狙いでも使い易く、巻きの釣りにも十分対応できるので。
この辺りは人によって感じ方は違うと思いますが、よかったら参考にしてみてくださいませ。
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