さてさて、今回はメバリングを始めとしたライトゲーム全般に使えるシンキングペンシルのインプレッションを。
ティクトから発売されているフロッパー38。
シャロー攻略が得意なスローシンキングタイプのシンペンになる。
ライトゲーム用の小型シンペンはフロッパー以外にもいろいろあるけど、私としては非常に使い易くてお気に入りのアイテム。
プラッギングのメバリング入門にも最適で、初心者~ベテランの方まで使い易く出来ているのが印象的だ。
使い易い小型シンキングペンシルを探している方に、候補の1つにしてみてはいかが?
フロッパー38のスペック・カラーラインナップ
ティクトフロッパー38のスペック・カラーについて、簡単にまとめておく。
- サイズ:38mm
- 重量:2.5g
- フックサイズ:#18(オーナーST-36)
カラーラインナップは以下の通り。
クリア系のカラーが手厚くラインナップされており、食わせを強く意識したルアーになっている。
ティクトフロッパーを「サクッと」インプレ!
ティクトフロッパーの使用感・特徴について、まずは簡単にまとめておこう。
- 飛距離:ソリッドボディでよく飛ぶ
- アクション:しっかり泳ぐタイプのシンペン
- レンジ:水面直下~50cm前後位までが使い易い
- 使い方:ただ巻きをベースに、リフトフォールもおすすめ!
- ターゲット:常夜灯周りのメバリングやセイゴ狙いなどで特に使い易い
私なりのインプレッションとしては、こんな感じかな。
フロッパーの飛距離
ティクトフロッパーの使い勝手の良さの1つが、その安定した飛距離だ。
ソリッドボディでよく飛ぶ!
シンキングペンシルは中が空洞になっている一般的なタイプと、中が詰まった構造のソリッドボディの物もいくつか存在している。
両者のうち、ティクトフロッパーはソリッドボディを採用したシンペンになる。
一見すると、どうでも良いように感じるかもしれないが、ソリッドボディのシンペンはボディ重量の割によく飛ぶんだよね。
フロッパーは38mmという結構小さめのライトゲーム用プラグになるが、安定して飛ぶので飛距離に不安は全く無し。
少し風が強い時でも使い易いし、常夜灯の灯りが照射している沖側を攻めたりできるので、ジグヘッド+ワームで取りこぼした魚も拾えるのは使い勝手が良い。
「軽量ジグヘッドよりも圧倒的に飛ぶけど、浅いレンジをゆっくり引ける」という特性を上手く使うのがコツだね!
アクションの質・特徴
フロッパーはよく飛ぶだけでなく、アクションの質も程よいアピール力で使い易い。
若干強めのロール+ウォブル
シンキングペンシルはアイテムによってアクションの質は異なるが、フロッパーはどちらかというとしっかり泳ぐタイプのシンペン。
スローで巻いてもロールが少し強めに入ってアクションが立ちあがり、レスポンスは良い。
シンペンが苦手な方はルアーが泳いでいるのか信じられないという考えを持っている方も多いと思うが、特にそういう方にフロッパーはおすすめできる。
かなりスローで巻いてもアクションが立ちあがるし、比較的ワイドなアクションでヌメヌメと誘ってくれる。
リップ付きのミノーとは違った柔らかい動きを出すので、スレたメバルなどを相手にする時は反応が明らかに違うことも良くあるね。
ロールを伴ったフォールアクション
フロッパー38をフォールさせると、ボディを小刻みにロールさせながらスローに沈んでいく。
フォール中のロールの強さも中くらい~若干強めといった感じで、いかにも釣れそうな動き。
実際に巻くだけでなくフォール中のバイトも結構出るので、魚の反応も良い。
基本的には軽めのテンションを掛けたフォールを心掛けると、フォール中の小さいバイトも拾いやすいし、フックがラインを拾い難い。
適したレンジ
フロッパーは一般的なスローシンキング系のシンペンになるので、主に表層~シャロー攻略に適したルアーになる。
比較的浮き上がりやすい
カウントダウンで沈め込目込んでからリールを巻いてアクションさせると、フロッパーは比較的急角度で浮上する印象がある。
なので魚が少し深めに沈んでいる時に使うというより、表層でライズしている時・水深が浅いシャローエリアを狙う時に使うと良い。
レンジについては水面直下~だいたい50cm位までのレンジが探りやすく、それよりも深い場所を攻める時はかなり丁寧にリフトフォールで探る感じかな。
この辺りは状況に合わせた使い分けが必要で、より深場を攻める時はダイワのレイジーなどを使うことが多い。
▼レイジーのインプレはこちら
ティクトフロッパー38をインプレ!ハイレスポンスで初心者にも最適なメバリング・ライトゲーム用シンペン
フロッパーの使い方・コツ
フロッパーの使い方はそこまで難しいものではないが、状況によっていくつか誘いのパターンを使い分けると、釣果も伸びてくるはず。
ただ巻き
広範囲を探る時や、ベイトを積極的に追っているメバルなどを狙う時はただ巻きメインで何とかなる場合が多い。
基本的にリアクション狙いの早巻きではなく、スローにテロテロ巻くだけ。
フロッパーのレスポンスは良いので、ゆっくりとリールを巻いてもアクションが立ち上がる。
まずは見える範囲でルアーを泳がせてみて、どれくらいの速度で巻いたらアクションが立ちあがるのかを知ると良い。
あとはカウントダウンの長さを調整し、泳がせるレンジを微調整してただ巻きすればゴツっとアタリが出る。
また、障害物周りのメバルを狙ったりする時は、ただ巻きで誘ってきてここぞというスポットにルアーが入ったら、フォールを入れて食わせるのも効果がある。
リフトフォール
フロッパーの浮き上がりやすさを活かし、応用編としてリフトフォールもおすすめ。
釣りのテンポは若干下がるが、魚の反応は良好。
やり方も超簡単で、
- リールのハンドルを3回~5回くらい巻く(ただ巻き) or ロッドをゆっくり立てる
- ラインが張るか張らないかの状態を保ちつつフォール
この繰り返して縦方向に誘いを掛けてバイトを誘う。
バイトはフォール中に出る事もあるし、フォール後のリフト中にガツンと来ることもあるから気が抜けない。
基本的にはまずただ巻きで探ってみて、魚は居そうなのにバイトが無い時にリフトフォールを使うことが多いかな。
フロッパーに適したターゲットなど
フロッパーはシャロー攻略が得意なルアーなので、それに合わせたターゲットやシチュエーションで使いたいところ。
メバリング・セイゴなどに最適
ライトゲームで釣れるターゲットは色々だが、おすすめはナイトゲームで狙うメバリングやセイゴなど。
メッキゲーム等にも使うことはできるが、個人的にはもう少し沈みが早いタイプ・レンジが入るシンペンの方が好みだ。
メバルやセイゴなど、表層付近でプカーっと浮きやすいターゲットを狙う時に使い易い。
常夜灯周り~水深が浅い沈み根狙いに
使うシチュエーションとしては、第一に常夜灯周り。
特にジグヘッド+ワームでは魚がスレていて食ってこない時なんかにシンペンは強い。
あとは暗闇を攻める時は水深が浅いシャローエリア。
私の目安としては、大体水深1m前後~2m位までの場所で使うことが多く、特に表層付近にベイトの存在が確認できる時はチャンスだね。
暗闇を攻める時は、リフトフォールよりもただ巻きで広範囲をテンポよく攻めるだけで魚の反応が拾えることが多いかな。
特に飛距離は欲しいけど、水深が浅いからジグヘッドリグだと根掛かりやすい・・・・。
こんな状況下では、フロッパーなどのシンペンが効果を発揮しやすいね。
フロッパーのインプレッションはこんな感じで、しっかり泳いで使い易いライトゲーム用シンペン。
かなり使い易いルアーなので、アイテム選びの時の参考にどうぞ!
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