こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。
さてさて、今回はシーバスゲームや青物狙いのライトショアジギング・ヒラメ釣りなどに万能に使えるロッドを紹介。
今日は、シマノのエンカウンターS106Mの使用感を詳しくインプレッションしていきます。
エンカウンターはサーフを中心としたヒラメ・マゴチ・ライトショアジギングなど、なんでも使える1本として購入してみました。
釣果としては、ヒラメ・マゴチ・マダイ・シーバス・ニベ・ワカシ・ショゴなどをキャッチしました。
私のインプレッションのこだわりとして
- 実費を払って購入
- 公平な視点で判断する(デメリット・気になる点も隠さず言います)
- 実際に魚を釣り、魚の反応や細かな特性をチェック
これらを全て満たした上で記事を作成してあります。
公平な視点で使用感の特徴を紹介していくので、購入時の参考にしてもえらえたら嬉しく思います。
✔管理人の経験・実績
なお、私の経験やヒラメ釣りやショアジギングに関する実績としては
- 年間釣行数250~300以上
- メタルジグオンリーでサーフのヒラメ・マゴチを月間100枚以上・半年で300枚以上
- カンパチ狙いのショアジギングで2か月弱ボウズ無し
- メーカーからプロスタッフとしての勧誘経験あり
- 釣具店・メーカーにて私のタックルインプレや釣り方の活用あり
こんな感じで、基本的に毎日様々なジャンルの釣りをして生活していて、実績も残しています。
シマノ エンカウンターS106Mのスペック・特徴
まずは今回インプレッションするエンカウンターS106Mのスペックを簡単にまとめておきましょう。
- 全長:10フィート6インチ
- 重量:172g
- 継数:2
- 適合ルアーウェイト:8g~42g
- 適合ジグウェイト:MAX50g
- 適合ライン:PEライン0.8号~2号
基本スペックはこんな感じで、中量級ルアー全般を扱うオールラウンダーとしてど真ん中なアイテム。
S-SiCガイド搭載
エンカウンターは、1万円台中~後半ほどで購入できるコスパが良好なロッドになっています。
この価格帯のロッドは、グレードが1つ下のアルコナイトガイドを搭載しているものも多いですが、エンカウンターはSiCガイド仕様になっています。
実釣時に感じる性能の差は正直言ってありませんが、質が高いパーツを使っているのは嬉しいポイント。
細くて強いブランクス設計
エンカウンターを実際に使ってみて感じた印象としては、
- 癖が無くてオールラウンドに使えるテーパー
- 余力があり、剛性に優れるブランクス
このような点が、このロッドの良さですね。
特に初心者~中級者の方で、使うルアーの種類やターゲット問わず、色んな釣りをカバーしたい方に最適なロッドになっています。
ブランクスは比較的細身ですが、それでいて非常にしっかりとしています。
私は普段ハイエンド機種まで様々なアイテムを使い比べていますが、この価格帯のロッドとしては非常に使いやすく、値段を隠されたら1万円台のロッドだとは分からないくらいの完成度の高さですね!
これから本格的にルアーフィッシングに挑戦したい方に、エンカウンターはかなりおすすめできるロッドです。
まるなか
シマノ エンカウンターS106Mを「サクッと」インプレ
エンカウンターの詳しいインプレッションは進める前に、私なりの印象を簡単にまとめておきましょう。
- 飛距離・トラブルレス性:強いブランクスでしっかり振り抜ける。ライントラブルは無し
- 重量感:平均クラス。剛性感を考えれば良好
- 感度・反発力:やや繊細さは上級機種に劣る。反発力自体はしっかりある
- パワー:非常に優秀。粘りのあるブランクスで曲げ込んでも全く怖さが無い設計
- 適合ルアー:20g前後~40g程度のプラグ・ジグ・ワームなど万能に使える
- シチュエーション:サーフを中心としたヒラメ・マゴチ・ライトショアジギング・シーバスなど完全対応
ざっくりと使用感を紹介すると、こんな感じですね。
1万円台で購入できるロッドとしては十分すぎる使用感だと感じます。
一昔前だったら、2万円台中盤~後半くらいで売られていたロッドと比較しても、使用感で劣る感覚はありません。
時代の進化を感じますね!
飛距離・ライントラブルなど
やや強めのブランクス
エンカウンターの飛距離に関してですが、上級機種と比較しても明確に飛距離が落ちるような印象は無く、満足して使えています。
例えば、ヒラメ用の20gクラスのジグヘッド+ワームをキャストすれば60m台中盤~後半くらい、30gクラスのメタルジグをキャストすると、100m+α程度は安定して飛ばせています。
ただし、同じパワークラスのシーバスロッドと比較すると、やや強めのブランクス設計になっています。
ですので、弱い力で簡単に曲げ込めるロッドという印象は無く、力が弱い方にはやや曲げにくいかもしれません。
軽い力で安定してルアーをキャストするには、もう少しバット~ベリーがしなやかなロッドの方が投げやすいと感じる方もいるでしょう。
しなやか系のロッドが好きな方は、ワンランクパワーを落としたモデルを選ぶのもおすすめですね。
まるなか
ライン絡みは無し
一方でライントラブル関係ですが、使用されているガイドには程よく径がある為、キャスト時のラインの引っ掛かりや抵抗感はありません。
トップガイド周辺にラインが絡むことも無く、向かい風の状況下でもストレスなく使えていますね。
ガイドセッティングも癖は無く、オーソドックスに使える仕様になっています。
重量感
持ち重り感・バランス
エンカウンターS106Mは、カタログスペックでは172gとなっていますが、この価格帯のロッドとしては十分軽い重量になっていると思います。
しかし、スペック的には十分軽いですが、「バットがやや細め+バットガイドが大きい」ことによって、重心バランスがやや先側に寄っている感じはしますね。
ですのでスペックの割には、穂先付近を中心に微妙な重さを感じますね。
ブランクスの特性的に、軽さの追求はそこそこにしておき、剛性・粘り強さを重視した設計になっている印象です。
上級機種との違い
自重的には上級機種と大差ない重量のエンカウンターですが、チタンフレームやカーボンフレーム搭載の上級機種と比較すると、実釣時の感触は少し違いがあります。
この点に関しては、軽い素材のガイドを使用している高級なロッドの方がバランスが良く、より軽快かつ繊細な操作性がありますね。
ロッドを上向きにしてルアーを操作する時など、ガイドの重さによって、ややモサッとした感覚になります。
まるなか
感度・ロッドのパワーなど
テーパー
エンカウンターシリーズのブランクスの曲がり・テーパーとしては、癖が無いレギュラー~やや先調子寄りのレギュラーファストテーパーといった具合ですね。
穂先部分~バット周辺まで、最近のシーバスロッドの中では全体的に反発力が強く、ガッチリした使用感になっています。
必要なシャキッと感はありますが、どちらかというと繊細さよりも剛性感・汎用性を重視しているような、パワーのあるブランクス設計です。
モデルチェンジする前のシマノディアルーナによく似ている印象があり、「多少無茶しても折れない、強い系のロッド」というイメージがしっくりきます。
まるなか
魚のアタリを察知する感度
魚のアタリを把握する意味での感度になると、正直言ってエンカウンターでも十分すぎるレベルの感度が確保されています。
ジグに追尾してくる青物の気配を感じることもできますし、上級機種と比較しても釣果の差が明確に出るような印象はありません。
ルアーの操作感度
一方でルアーを繊細に操作したり、潮の流れなどを察知する意味での感度となると、グレードが高いロッドよりもややぼやけたような感覚があります。
エンカウンターのブランクス特性が、繊細さよりも剛性・汎用性に重点を置いて作られていることや、ガイド素材などが影響していると思われます。
特に引き抵抗が小さいルアーを使用すると、上級ロッドの方がダイレクトな操作感があり、手元に微妙な操作感を把握しやすいですね。
高級なロッドは「負荷が掛かっていない時は硬いけど、曲がってほしい時は思った以上にしっかり曲がる」ような特性のロッドが多いです。
エンカウンターの場合は、常に「強いロッド」と表現するのが分かりやすいでしょうかね。
実釣時の差としては、そこまで影響を与えることは無いですが、価格の差による違いは存在しています。
ロッドのパワー・粘り
上位機種と比較すると、繊細さやダイレクトな操作感の点では若干劣るエンカウンターですが、負荷を掛けた時の強さはどうなのか?
これに関して言えば、エンカウンターは非常に優秀で、多少荒く使ってもロッドが負けない強さ・剛性感が備わっています。
高級ロッドと比較すると、中弾性素材の厚巻きブランクスといった印象があり、多少無理をしても耐えてくれやすいようなブランクス設計になっています。
テトラ際で負荷を掛けて良型シーバスやニベとやり取りしましたが、ロッドが負けるような印象は全くありません。
ベリー~ティップはしっかり曲がりますが、バットの粘り強さ・剛性感は十分ありますね。
特に、パリッとした高弾性の薄巻きブランクスのロッドと比較すると、その安心感の違いは大きいですね。
それでいて下位機種のようなフニャフニャ感は無く、魚のコントロール性能もしっかり備わっています。
エンカウンターは全体的に強めで粘りがあるブランクスなので、1本のロッドで色んな魚・フィールドをカバーしたい方に最適なロッドですね。
表現が難しいんですが、細身ながら中身がギュッと詰まったブランクスという感じでしょうか。
曲げ込んでもかなりの剛性感・どっしり感があります。
まるなか
適合ルアーなど
引き抵抗が軽いプラグやワームの場合
シャロー系のミノーやワームなど、引き抵抗が軽いルアーを使用する場合ですが、私の感覚としては、だいたい10g台後半・20gクラスから上が使いやすい印象ですね。
10g台前半程度の引き抵抗が小さいルアーを使うと、穂先が強めの設計になっているので、操作感がやや分かりにくいですね。
プラグやワームの使用を考えているなら、だいたい20g前後~35g程度までが快適に使いやすいと思います(ワームの場合はジグヘッド+ワーム本体の重さ)。
メタルジグの場合
一方でヒラメや青物などをターゲットに、メタルジグを使用する場合の目安を紹介していきましょう。
私が投げた感触としては、20g~45g程度までが扱いやすい印象です。
その中でも、25g~40gクラスのメタルジグが快適に扱いやすいですね。
使用感的には、1.2号前後のPEラインを使う青物狙いのライトショアジギングや、急深サーフを中心としたヒラメゲームで万能に使えるロッドです。
適合上限付近の重量を扱うことも普通にできますが、投げた時にロッドがやや大きく曲がり込みやすくはなりますね。
Mクラスのロッドとしては十分な反発力・粘り強さが確保されています。
まるなか
おすすめなターゲット・シチュエーションなど
エンカウンターS106Mが適したシチュエーションや、狙うターゲットなどを紹介しておきましょう。
サーフのシーバスゲーム
サーフのシーバスゲーム用のロッドとしては、やや強めの設計になっています。
12cm前後から上のミノーをはじめ、ほどほどに重量・引き抵抗がある、バイブレーションやワームなどを扱うのに適しています。
繊細な操作感という点ではやや劣るので、引き抵抗が大きいルアーを中心に使いやすい印象があります。
サーフのヒラメ・マゴチゲーム
ヒラメ用ロッドとしては、オールラウンドに使えますが、若干硬め・剛性重視のロッドになります。
軽いシンキングペンシルやワームを使ったフィネス的な釣りをするのであれば、ワンランク柔らかいMLクラスのロッドの方がおすすめです。
一方で20g以上のジグヘッドや、30g前後のヘビーシンキングペンシル・30g~40gクラスのメタルジグなどを使うのであれば、ガッチリした使用感で使いやすいですね。
駆け上がり周りや障害物の周辺で魚を掛けても、かなり強めに負荷を掛けたやり取りができ、安心して使えます。
ライトショアジギング
ライトショアジギングに使用する場合ですが、主にサーフや外洋に面した高堤防などに適したロッドですね。
使用するメタルジグは、30g~40gクラスを中心に、軽いものは25gクラスからが使いやすいです(20gクラスも軽めだが使うことは可能)。
エンカウンターはもともとシーバスロッド系のオールラウンダーですが、強めの設計になっているので、青物狙いにも十分対応できますね。
主に40cm前後のブリの幼魚やサバなどの青物を中心に狙うのに、ちょうど使いやすいパワー感です。
ロッド自体は十分強いので、不意に2kg~3kgクラスの良型青物がヒットしても、しっかりやり取りできる強さはありますね。
まるなか
まとめ!
シマノエンカウンターS106Mのインプレッションはこんな感じですね。
1万円台で購入できるロッドとしては、非常にバランスが良くて汎用性もあり、これはかなり使いやすいロッドだと思います。
繊細さはほどほどに、全体的に強くてしっかりしたブランクスになっているので、繊細で扱いに注意が必要なロッドが嫌な方には特におすすめですね!
オールラウンド系ロッドとして、これは良いアイテムを見つけました★
月間100枚以上のフラットフィッシュを釣り上げた実績がある管理人のヒラメロッドの選び方・実際に使い比べたおすすめアイテムを紹介します。
コスパ良好なエンカウンターはライトショアジギングにもかなり使い勝手が良いですね!
シャキッとした反発力と細身で振り抜きが良いブランクスは遠投性能も良好です。
いつも参考にしてます、シマノのロッドは全般的に、長尺ロッドはグリップエンドが短い傾向にあります、ネッサや11フィートは、460mmから470mmあります、自分はダイワの先調子のキャストフィールが合わずシマノを愛用してます、北海道で海サクラマス、ワラサがターゲットです、ルナミス11mは(カタログがまちがえてます)470mmあり硬いロッドも曲げやすい、止めやすいで先重り感はないです、ディアルーナ106mhは440mm
で、硬いブランクス、ティップが影響を与えています、曲げにくい、止めにくいです、
グリップエンドを30mm伸ばすだけで、別のロッドかと思うほど、曲がる、止まるで、先重り感は感じることはないです。
こんにちは、まるなかです。
グリップが長くても気にならない方にはそれが良いかもしれませんね!
手元にあるダイワのオーバーゼアやジークラフトのロッドはシマノよりもリアグリップが短いくらいですが、持ち重りは少ないので最終的には好みでしょうね。
もしくはバランサーを入れるのが1番無駄がないですが、改造して使う人は少なそうですね。
北海道は羨ましいですね★
私の地元の海は海流の影響なのか分かりませんが、年々魚が明らかに減ってきているので、一度行ってみたいものです。
海サクラマス用にエンカウンターS110M、ネッサBB S112M+を候補に検討中です。
ミノーは12~17cm(21~30g)、ジグは20~40gを使用、ミノーの場合、ジャーキングやトゥイッチ多様、ジグの場合、ただ巻やリフトアンドホールを多用します。
場所は、サーフ、テトラポット、防波堤です。
フッキング、バラシ等も含め、どちらのロッドが優位かアドバイスいただきたく、よろしくお願いします。
熱砂の方がバットが太くて先調子寄り、エンカウンターの方が癖のないレギュラーテーパーで全体的にガッチリしたロッドになります(ディアルーナ系)。
先調子寄りのロッドが好きでバットの太さが気にならないならネッサBB、一般的なレギュラーテーパーでやや強めのシーバスロッドが好きなら、エンカウンターの方が良いと思います。
正直、扱いに慣れてしまえば釣果に差が出ることはないと思います。
個人的には、熱砂シリーズよりもエンカウンターの方が好きですね。