こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。
さてさて、今回はナマズ釣り基礎講座をやっていきましょう。
今日のテーマはナマズ釣りの時期・シーズンの基本的な流れについて解説していきましょう。
ナマズ釣りは時期によって釣りやすい・釣れにくいが存在している魚です。
また、時期(季節)によって行動パターンも変化するので、それを把握したうえで釣行するのは非常に重要。
今回は普段私が釣行時に意識していることや、知っておくと釣果につなげられるコツなどを実釣経験をもとに解説します。
✔管理人の経験・実績
なお、私の経験・実績としては
- 年間釣行数250~300以上
- ナマズゲーム歴は20年以上
- メーカーからプロスタッフとしての勧誘経験
- 釣具店・メーカーにて私のタックルインプレや釣り方解説の掲載利用あり
こんな感じで普段から毎日釣りをして生活している釣り好きで、実績や信頼も得ています。
どの情報を信じて良いのか分からない。
周りに魚釣りについて知っている方がいないような時の参考にしてもらえたら嬉しいですね!
ナマズが釣れる時期・シーズンの基本と流れ!
まずはナマズが釣れる時期・シーズンについて基本的な流れを紹介していきましょう。
最初に要点をまとめておくと、
- ナマズが釣れる時期:3月下旬~11月上旬くらいまで
- ベストシーズン:だいたい5月前後~8月上旬くらいまで
- オフシーズン:11月~3月くらいまで
私の経験としてはこんな風に考えています。(地域によって差があります)
ナマズを釣りやすい時期・季節
魚影が濃い場所や温排水の流れ込む場所などであれば、ナマズは1年中釣ること自体は可能です。
私の住む静岡は最近ナマズの魚影が薄くなってきていますが、以前はナマズが大量にいて真冬にもナマズが見えているようなポイントもありました。
しかし、一般的にナマズを釣ろうと考えたら、3月下旬・4月~10月・11月上旬くらいまでがナマズのシーズンとしては一般的になります。
しかしこれはあくまでも狙えるということであり、シーズン初期と終盤は結構難しい展開になることも多いですね。
また、気温(水温)が低い地域ほどナマズが釣れやすい時期は短くなりやすいです。
なお、シーズン初期と終盤のナマズ釣りは、特に雨(雪)の影響を受けやすくなります。
水温がある程度高い状態で安定していれば、早い時期・遅い時期でも意外とナマズは釣れます。
しかし、水温が少し下がっただけで急に魚の反応が無くなったりするので、特にシーズン初期と終盤は雨・水温変化に注意して釣行すると良いですね。
ベストシーズン
シーズン中でも最も釣果が上げやすいベストなタイミングとしては、私が住む静岡を例に挙げると4月下旬・5月~7月いっぱい・8月くらいまでになります。
目安としては、田植えの前後~梅雨明けくらいまではナマズの活性が非常に高く、ルアーに対する反応も素直なことが多いです。
その後季節が進んでいくと、ナマズがいてもルアーに反応しにくくなったり、徐々に難易度が上がりやすいですね。
水温がある程度高い状態なら、早いタイミングの方がナマズがフレッシュな状態の可能性が高く、トップウォーターゲームがお手軽に楽しみやすいです。
特に人気ポイントに釣行する時は、スレたナマズも多くなりやすいので気をつけましょう。
まるなか
ナマズの活性も高く、ルアーへの反応も良いことが多い!
オフシーズン
水温の低い冬の時期になると、ナマズは流れの緩い川や用水路の淵でジッとしています。
半分泥の中に埋まったような感じで越冬状態になっていることが多いですね。
こういった個体も、目の前にワームなどを落とし込んでひたすら頭の上でシェイクしたり、無理やり釣ることは不可能ではありません。
しかし、アグレッシブに餌を食ってくるわけではないので面白さには欠けますね。
だいたい11月位になってくるとナマズの活性はかなり低くなってきて、3月位までは中々釣るのが難しいです。
まるなか
春のナマズ釣り攻略の基本
ここからは、時期・季節ごとのナマズの行動パターンや釣り方のコツなどを紹介していきましょう。
シーズン初期のナマズ釣り(3月~4月)
地域によって異なりますが、私の住む静岡の場合は3月位になるとナマズの活性が徐々に活発化してきます。
しかし3月~4月上旬くらいのナマズはまだ活動が不安定なことが多く、暖かい雨が降って増水した後などが主なチャンスになりやすいですね。
このシーズン初期はまだ活性自体は低いことが多く、ナマズが近くにいても目の前にルアーが入らないと反応しなかったり、着水音が大きいとびっくりして逃げたり。
ナマズを狙って釣るには難易度としてはやや高く、釣れる時と釣れない時の差が出やすいですね。
トップウォータープラグで釣れにくい時は、スピナーベイトやテキサスリグなど、沈むルアーを使った水面下の釣りが効果的です。
しかし、楽しさには欠けるので私はやりません。
その後4月位になると活性は徐々に上昇してきて、4月中旬・下旬位になると、ナマズが浅い場所に居るのが見える機会も多くなります。
シーズン初期に狙い目になるのは、川の淵や用水路の土溜まりなどの水深が有って流れの緩い場所。
まだ水温が低い時は、こういった場所の底近くでナマズはジッとしていることが多いですね。
感覚としては、4月中旬・下旬くらいになるとナマズの活性はかなり上がってきて、徐々に本格シーズンに突入していくことが多いですね。
まるなか
産卵期(5月~7月上旬)は最も魚影がまとまるハイシーズン
そして暖かさが増してくる4月中旬・下旬くらいになってくると、ナマズは産卵を意識するようになります。
活性も徐々に高くなって餌を多く捕食するようになり、ナマズ釣りの本格シーズンがぼちぼち開幕します。
ナマズの産卵期は大体5月~梅雨の時期になることが多いですが、この時期はナマズ釣りでは最も釣果を上げやすいハイシーズンになります。
ベイトフィッシュ(餌となる生き物)も小魚が中心だったのが、カエルや虫なども混ざるようになってきます。
ナマズの目線が上を向きやすくなるので、トップウォーター系のルアーへの反応も良くなりますね。
産卵期のナマズの行動パターンですが、特に雨の後などは産卵行動を強く意識しやすいです。
産卵を意識したナマズは狭い水路や水草が生えている場所を好み、1か所に固まりやすい傾向があります。
ですので、産卵期のナマズは特に水路や水草が生い茂った支流など、産卵場所に魚影が集中する現象が起こることがあります。
川の開けた場所や本流などからナマズの魚影が消えることもあり、間違った場所を狙うとナマズの反応が全くなかったり。
特に雨の後の増水時の釣行は、ナマズの魚影が全く本流で見られないような時は早めに見切りを付け、狙うポイントを小場所へ移した方が良い結果に繋がることも多いですね!
産卵行動を起こしているナマズは数匹で群れを作り、水草や護岸沿いを泳ぎ回っている個体を発見できることがあります。
なお、こういった産卵をかなり強く意識してしまっている個体は、ルアーや餌には無関心なことも多いです。
ナマズが近くに潜んでいることの目安にするようにして、見えている個体にばかりにアツくならない様に。
しつこく狙っても時間の無駄になることが多くなります。
まるなか
シーズン初期は夜釣り・ナイトゲームがおすすめ
ナマズの活性が上がりきらない3月~4月中旬位までの早い時期に釣りをする時は、昼のデイゲームよりも夜のナイトゲームの方が釣果を上げやすい印象があります。
ナマズは水温が十分に上がってくれば、水深が浅い場所を中心に日中でも釣ることが可能です。
しかし水温が低い状況下では、ナマズは日が沈んだ暗い時間帯にのみ活動し、日中は川底の深い場所でジッとしていることが多いように思えます。
こうなってしまうと、トップウォータープラグで狙うのはかなり難しくなります。
特に暖かい雨が降ってからの夕マズメ後はチャンスになりやすいですね!
まるなか
▼ナマズの夜釣り・ナイトゲーム攻略のコツは【夜釣り・ナイトゲームのナマズ釣り徹底解説】を参考にどうぞ。
狙い方のコツなど、役立つ知識を徹底解説します。
夏のナマズ釣り 攻略の基本
夏に適したポイント選び
暑さが厳しくなり、水温もぐんぐん上昇してくる夏のナマズ釣り。
梅雨明け位になると産卵も1段落し、ナマズの釣れるポイントにも変化が出始めます。
水路・ホソといった小場所で産卵を終えたナマズは
- そのまま支流に残るもの
- 本流にかえっていくもの
このように、個体によって居場所が変わることも多いです。
ですのでナマズが狙えるポイントは拡大し、満遍なくナマズの反応が出やすい傾向があるように思えます。
逆に言うと1か所に固まっているようなことは減るので、爆発的に釣果を出すのは難しくなってくるのが夏以降のナマズ釣りですね。
水温が高くない春の場合、ナマズが何もない川の中心にドーンと居座っていたりすることもあります。
しかし、夏になってくると日中を中心にストラクチャーの影や流れ込みの泡の下付近など、何かしら暑さを避けるための要素が重要になります。
草の影や岸壁沿いなど、日光を避けることのできる場所は夏のナマズ釣りでは鉄板ポイント。
他にも橋の周辺なども影が形成されやすく、ナマズが暑さを避けるために潜んでいる可能性が高くなります。
また、水流れに変化の出る流れ込み・落ち込み周辺がより活きてくるのが夏の時期。
こんな風に日陰+流れ込みが重なってくるような場所は、夏場は絶対にチェックしておきたい1級ポイント!
ナマズは予想以上に流れが強い場所にも入ってくる魚です。
強い流れが合流しているような場所でも、意外とナマズが潜んでいたりしますよ。
なお、夏の時期に台風などの通過でまとまった雨が降った場合、春~初夏の産卵期ほど顕著ではないものの、水路や支流に遡上するナマズがいるのも忘れないように。
本流の流れ込みなどでもナマズは十分狙えますが、魚影が薄いと感じた時は支流などへ狙いをシフトしてみるのが効果的な事も多いですね。
特に雨の後で水量が増えているような時は、細い流れに遡上したナマズが居ないかチェックするのがおすすめです。
まるなか
夏場の減水に注意!
梅雨明け以降、雨量が少なくなると、ナマズ釣りはかなり難しいコンディションになることがあります。
特に水温が高い時期に河川が減水してしまうと、水質の悪化によってナマズの活性がかなり低くなる可能性が高くなります。
アオコが出ていたり、水面の泡がずっと消えないような状態になったりすると、ナマズが居てもジッとしていてルアーに対して全く反応を示さなくなったりします。
このナマズは小規模な河川で撮影したもので、私が釣ってリリースした個体ではありません。
画像を見ればわかるように泡が出ており、雨量が少ないために減水+水質悪化が起こっています。
一見すると目の前にルアーを落とせば簡単に釣れそうですが、人間が近づいても全く逃げもしない状態になっています。
こうなってしまうとナマズは非常に釣れにくくなり、減水時は
- 水路や小規模な支流よりも本流を狙う
- 新鮮な水・酸素が提供されやすい流れ込みや落ち込み・流れのあるポイントを狙う
このように、少しでもナマズの活性が高くなりやすい場所を狙うように意識しましょう。
まるなか
秋のナマズ釣り 攻略の基本
秋になって水温が下がり始めると、ナマズの活性も徐々に下がってきます。
気域にもよりますが、ナマズを狙いやすいのは大体10月位までのことが多いでしょう。
落ちアユやボラなどのベイトフィッシュに注目!
この時期になると、シーバス釣りなどをしている時に大型のナマズが釣れることも結構多くあります。
流れの中でベイトフィッシュを追いかけている個体が多くなる傾向を感じますね。
秋も夏の延長で同じようなポイントでナマズが釣れることもよくありますが、秋の増水時などはアユやボラッコなどのベイトフィッシュの動きが結構カギになることも多いです。
具体的には、川の合流点や橋脚周辺や川のカーブしている場所など、いわゆる「流れのヨレ」が発生する地点が狙い目!
こう言ったヨレにはベイトフィッシュが流されてきたり、強い流れを避けるために一時的にベイトが溜まったりしやすいです。
このような場所で、増水した流れに負けて落ちてくるアユなどをナマズが意外と喰っているパターンがよくあります。
アユは綺麗な清流だけではなく、海まで繋がっている河川であればドブのような川にも結構生息しています。
意外と身近なポイントに生息しているので、見逃さないように。
アユやボラの幼魚を食っているパターンの場合は、ノイジー系のルアーだけでなくバス用のビッグベイトやペンシルベイト・ダーターなどを使ってみると、良い結果になることも多いですね。
まるなか
本流をメインに狙う
秋になって徐々にナマズの活性が低くなってくると、水路や細い流れに入っていた個体は本流へと移動する傾向があります。
水温が高い9月位までは夏のパターンが続きやすいですが、10月位になると水量がある本流の方が釣果が出やすくなりやすい印象ですね。
冬のナマズ釣り:基本はオフシーズン
冬はナマズの活性は低下していることが多く、暖かい雨の後などでなければ基本的に狙うのが難しい季節になります。
私の場合は他の釣りもやるので、最近はあえて冬にナマズを釣ることはしませんね。
しかし、以前は真冬にナマズを狙っていたこともあります。
流れが緩い淵や温排水の水路などを狙う
冬にナマズが狙って釣れる場所の特徴としては、やはり一番強いのは温排水ですね。
温排水が流れ込んでいる合流点・水路などは、真冬でもナマズやライギョが普通に釣れたりします。
地域によっては工場の冷却水などが流れている水路があったりすると思うので、こういう場所がある方は冬でもナマズ釣りが楽しめるチャンスがありますね。
休眠状態のナマズ狙い
一方で温排水が無い地域の場合は、休眠状態のナマズを釣ることになります。
狙うポイントとしては、
- 淵
- 橋やトンネルの下といった影になった場所
- 堰堤の下
このような、水深が深い場所や暗くなっていてナマズが落ち着きやすい場所が実績としては高いですね。
冬のナマズは水深が深い場所や、暗がりに潜んでいることが多い印象です。
基本的にはボトムでじっとしているか、半分泥に埋もれたような状態で潜んでいることが多いですね。
トップウォータープラグなどで狙うのは結構難しいですが、可能性を高めるコツとしては
- ただ巻きより短い距離でのロッド操作
- ラトル音などによる威嚇
このように食性に訴えるのではなく、威嚇によるバイトを狙うのも1つの手段になりますね。
運よくナマズが居るのが見える場所なら、何度も何度もルアーをキャストしていると突然猛反応して食ってくることもあります。
一方、釣り方を問わないのであれば、テキサスリグをナマズの至近距離に通して目の前でシェイクしたりするのもおすすめですね。
場合によっては、ナマズが全く動かないこともあります。
こういう時は、ナマズの顔の上にワームを落としてチョコチョコやっていると、威嚇なのかは分かりませんが突然食いつくことがありますね。
ただし、いずれにしてもナマズの魚影が濃くないと冬のナマズ釣りは成立しにくいので、難易度はかなり上がります。
まるなか
暖かい雨が降った後のナイトゲーム
その他、冬にナマズを釣るチャンスタイムとしては、暖かい雨が降った後の夕マズメ以降の夜釣りですね。
これは春先のパターンと同じで、水温が上がりきらない時にナマズの活性が上がりやすいのは夕暮れ後の夜間になることが多いです。
ナマズ釣りの時期まとめ!
ざっと1年のナマズ釣りをまとめてみると、こんな感じでしょうか。
ナマズゲームは時期によってナマズの行動パターンが意外と変わるので、釣行時の時期や水量・水温などによってポイントを狙い分ける必要があります。
ちょっとした狙い方の違いで釣果に差が出ることも多いですからね!
その他ナマズ釣りに関するコンテンツは沢山あります。
時間がある時に目を通しておくと、役に立つものがあるはずです。
ナマズ釣りに必要な基礎知識や、タックル選びについて知りたい方は【ナマズ釣り初心者講座】を参考にどうぞ。
より詳しい解説や、実際に私が使っているおすすめアイテム解説記事の紹介などもあり、ナマズ釣り全般を深く知ることができます。
全て筆者の経験・実績に基づいており、釣果アップやアイテム選びの役に立ててもらえたら幸いです。
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