さてさて、今回はナマズ釣りに使用するおすすめロッドについて紹介していこうかなと。
ナマズ用のロッドは意外と多く発売されているが、実際に使ってみるとアイテムによって特徴が意外と違うもの。
今回はそれぞれ違った特徴を持つロッドを実際に購入し、ナマズを釣る中で使用感のチェックしてきたものを紹介する。
ロッドの特性によって好みが分かれる部分もあると思うので、実物を見て購入することができない方は特に役立つんじゃないかな!
まずはロッドの特徴などによる選び方から始めていこう。
目次
ナマズロッドを選ぶ時のチェックポイント
まずはナマズロッドを購入する際、見ておきたいポイントを簡単に紹介していくぞ。
※なお、より詳しい解説については「ナマズロッドの選び方を基礎から解説!」を参考にしてみてね。
カーボンロッドとグラスロッド
ナマズ用のロッドには、一般的なカーボン素材のロッドとグラスロッドがある。
上のロッドはカーボン素材で、下のロッドはグラス(フルグラス)ロッドになるが、太さが全然違うよね。
なお、グラスロッドにはグラス100%の「フルグラスロッド」と、カーボンとグラスが混じった「グラスコンポジットロッド」がある。
特徴を簡単に紹介しておくと、
- カーボンロッド:細くて軽量。軽くてシャキッとしている
- フルグラスロッド:しなやかでムチムチッとした質感。折れにくい
- グラスコンポジットロッド:グラスの粘り強さを持ちつつ、軽さやシャッキリ感もある
ロッドの素材による違いはこんな感じで、カーボンロッドが良いのか・グラスロッドが良いのかは好みが分かれる。
私の場合はしなやかで曲がり込み、なおかつ折れにくいロッドが好きなのでグラスが入ったロッドが好みだ。
なので、今回紹介するおすすめロッドもグラス素材が入ったロッドになっている。
ナマズロッドの長さ
ナマズロッドを選ぶ際、意外と重要なのがロッドの長さだ。
ナマズ釣りは、水路や足場が高い護岸から釣りをする事も多い。
また、水草の周りなども好ポイントになるが、こういった場所では短すぎるロッドは使い難い事があるから気を付ける事!
これからナマズ釣りに挑戦するのであれば、初めての1本としては「大体6フィート後半から7フィートクラス」を目安にするといい。
具体的には、6フィート6インチ~6フィート11インチくらいのロッドだね。
この位の長さのロッドを選んでおくと、小規模な水路~ちょっと足場が高い釣り場まである程度広範囲をカバーできる。
ロッドの硬さ・パワー
ナマズロッドの硬さについてだが、柔らかすぎてもやり取りに時間が掛かるし、硬すぎてもバイトを弾いたり身切れしてバラしやすくなったりする。
目安としては「最大適合ルアーウェイト1oz前後」のものが、オープンエリア~ちょっとしたカバー周りまでオールラウンドに使えておすすめだ。
ロッドの価格帯選び
ナマズロッドは使用している素材の割に高級なものが多いが、
「だいたい1万円台中盤位」を目安に選べば、実釣における性能に全く問題の無いロッドが手に入るだろう。
数千円以下などの安価なものもあるが、実際に触ってみた感じでは重量バランスだったり・アクションなどが「おもちゃ感」のあるものが多いね。
ナマズ釣りでは抜き上げをしたり、意外と負荷が掛かるので「しっかりとした信頼できるもの」を選んだ方が長く使えるしおすすめだ。
ナマズ釣り用おすすめロッドを紹介!
さて、ここからが本題かな!
私が実際に使い比べて見て、特性別におすすめなナマズロッドを順番に紹介していくぞ。
テールウォーク ナマゾン
まずは、最も癖が無くて誰にでも使い易いロッドだと感じたのが「テールウォークのナマゾン!」
価格的にも15000円前後で購入でき、コスパも非常に良くて普通に使えるロッド。
私が使ったのは「C66M/G」というグラスコンポジットモデル。
特徴としては、グラスコンポジットロッドながら「シャープでハリが有る」ブランクス。
それでいて、グラス特有のしなやかさも良い感じに引き出されている事かな!
魚を掛けるまでは比較的シャープな感じで、魚がヒットするとグラス素材の粘り強さが活きてくる感じになっている。
魚を掛けてからのパワーも十分あり、60cm以上のナマズも抜き上げで対応できる。
比較的細めのバットだけど、思ったより強いので多少のカバー周りでも全然いけちゃうね。
ロッドレングスは6フィート6インチで、オールラウンドに使えるが若干短め。
足場が高い水路や、岸際にブッシュが多く入っているポイントではもう少し長いロッドの方が使いやすい場面はあるかな。
どんなナマズロッドを使ったら良いのか分からないのであれば、「ナマゾンC66M/G」という選択肢がおすすめ!
▼より詳しいインプレッションもあるよ
ジャッカル ナジーチョイスSG
他の一般的なナマズロッドよりも穂先~ベリーが非常にしなやか、グラスの良さを引き出したタイプのナマズロッドになる。
私が使用したのは「ナジーチョイスSG69M」というモデルで、オールラウンドなスペックを持つナマズロッドだ。
程よい長さがあるので、ある程度足場が高い場所などでも対応しやすい。
価格的には2万円台前半くらいで、高すぎず安過ぎずといった所か。
ナジーチョイスSGの特徴としては、ルアーをキャストする時やシェイキングなどで誘いを掛ける時に「竿の曲がり込み」が使える事!
これによってルアーの重さをロッドにしっかり乗せて投げやすく、1点でルアーを細かくシェイクしたりするのがめちゃ楽にできる。
また、魚を掛けた時にしなやかに曲がり込むので魚の引きもかなり楽しめる。
一方でバットはしっかりとした太さがあり、魚の引きにもしっかり持ちこたえてくれる設計になっている。
60cm中盤位までは普通に抜き上げもできたが、ロッドを立てると破損するリスクは高くなりそうなので気を付ける事!
「しなやか系の曲がるロッド」が好きなのであれば、ナジーチョイスSGはかなり使って楽しいおすすめナマズロッドになるはず。
このロッドもグラスコンポジットのロッドだが、重さは気にならないので長い時間の釣行でも快適に釣りが出来る。
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メジャークラフト セルヴァ ナマズモデル
私が購入して使用したのは「692MH/CAT」という若干硬めのパワーモデル。
価格的には1万円台中盤~後半くらいで購入できる。
ナマズロッドの中では非常にバットが強く・しっかりしているフルグラスロッドになる。
使用感としては、MHパワーらしくカバー周りで良型のナマズをヒットさせても主導権は与えないやり取りが余裕で出来る。
また、足場が高い場所での抜き上げもMクラスのロッドよりも超余裕で、ちょっと強引に抜き上げたりしても全然余裕かな!
穂先は意外としなやかさがあり、ナマズ釣りで使用頻度の高い1/2oz前後のルアーなら穂先に抵抗感を感じつつ操作が出来る。
ただし、パワーがある分重さは他のロッドよりも重くなる点がある。
水草が多めに生えている場所だったり、流れの強い場所で大型のナマズを狙う時におすすめなロッドだね!
▼より詳しいインプレッションもあるよ
ナマズ用ルアーロッド おすすめアイテムまとめ!
大体こんな感じで、これからナマズ用ルアーロッドを購入する方へのおすすめアイテムの紹介はおしまい。
- 癖が無く、オールラウンダー:テールウォーク ナマゾン C66M/G
- しなやかで曲がり込むロッド:ジャッカル ナジーチョイス SG69M
- カバー周りのパワー系ロッド:メジャークラフト セルヴァ 692MH/CAT
ぞれぞれのロッドの特性をまとめておくと、こんな感じかな。
それぞれのロッドは曲がり方などがかなり違うので、好みや使うフィールドによって使い分けるように!
また、バスロッドを使う時は、軽くてピンピンしたロッドよりも「程よいしなやかさが有って頑丈なロッド」を選ぶ方が良い。
ナマズ用のロッドとバスロッドを使い比べてみると、
やっぱりナマズ用のロッドの方が細かい使用感や、曲がってからのパワーの面では上かな。
既にバスロッドを持っているならそれでもいいが、新しく購入するならナマズロッドの方が楽しく釣りが出来ると思うね!
それでは、今回はこの辺で。また明日会いましょう!
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