さてさて、今回はジャッカルから発売されているナマズ用ルアーロッド
ナジーチョイスSGをインプレッションしていく。
私が購入したのは、「ナジーチョイスSG69M」というMパワーのオールラウンドモデル。
実際にルアーをキャストし、魚を掛けて使用感のチェックなどをしてきた。
非常にしなやか・かつバットは強さが有って「使って楽しいナマズロッド」という感じで、
価格以上の使い勝手の良さがあるというのが率直な印象。
曲がるロッドで楽しくナマズを釣りたい方に、イチオシのロッドになっていると思うね!
ジャッカル ナジーチョイスSGを「サクッと」インプレ!
まずは、この「ナジーチョイスSG69M」というモデルを使ってみてのインプレッションを簡単にまとめておこう。
- テーパー・曲がり:穂先がしなやか、曲がるブランクスが最大の特徴!
- 反発力:穂先はしなやかだが、だるさは無い
- ロッドパワー:穂先とは対照的に、バットは強くてパワーはある。抜き上げにも対応できる
- 重量感:グラスコンポジットのロッドだが、重さは全く気にならない
- ガイドセッティング:コスパ重視のアルコナイトリングを採用。実釣に問題はない
しなやかな穂先と強いバットが違和感なく融合しており、非常に使い易いロッドになっている。
全体的に上手くまとまったナマズロッドで、しなやかなロッドでナマズを釣りたい方に超おすすめ!
ナジーチョイスSGのテーパー・曲がり
ナジーチョイスSGの特徴でもある、しなやかなティップ。
穂先の部分を指で曲げてみると、こんな風にしなやかに曲がり込んでいく。
実際にラインを通し、ロッドを曲げてみると・・・・
軽くテンションを掛けると、こんな風に穂先の部分を中心に曲がる先調子な感じ。
このままググーっとテンションを掛けていくと、
こんな風に、段々バットの方に曲がりが移動していく。
このロッドを使ってみて非常に面白いのが、
「非常にしなやかな穂先と強いバット」がうまく融合している点。
実際にナマズを掛けてやり取りしてみると分かるんだけど、大体ブランクスのつなぎ目あたりからが非常に粘り強くてタメが効く。
触った感じでは柔らかいロッドのように感じるかもしれないけど、しっかりした強さも持っているのが好印象だ。
適合ルアーウェイトについては、大体7g位~バットに乗せてキャストすれば1oz位まで対応できる。
しなやかだがブレやだるさは無し
しなやか系のグラスロッドにありがちなのが、ダルンダルンでブレたりする事。
ナジーチョイスSGはグラスコンポジットのロッドだが、「曲がるんだけどブレない」から、気持ちよく釣りが出来る。
キャストの時や、ルアーを操作する時、ヒットした魚とやり取りする時・・・・。
こういった時にしなやかさが活きてくるものの、変な柔らかさなどは無いので全く違和感はない。
曲げたい時には簡単に曲がるんだけど、「スッと」止まってくれるのが良いね♪
2万円台前半でこのブランクスの仕上がりなら、全く文句なし!
ロッドのパワーについて
しなやか系のナジーチョイスだが、果たしてパワーはどれくらいあるのか?
実際に使ってみた感じとしては、バット部分の太さも十分にあって「思いのほか強い」というのが私なりのインプレッション。
左がナジーチョイスSG69M、右はMHクラスのパワー系ナマズロッド(セルヴァ)。
ナジーチョイスはバットの強さはしっかりしていて、MHクラスと同じ位の太さがある。
実際に雨の後の増水した場所で60cm中盤~後半クラスのナマズを釣ったり、足場が高い場所で抜き上げなども繰り返してきた。
アシなどのカバー周りも超ヘビーでなければ対応でき、良型ナマズの抜き上げも竿の曲げ方さえ注意すれば問題なく出来る。
ただし、しっかりとバットの部分に曲がりの支点を持って行かないと破損しやすい感じはある。
抜き上げをする時は、ロッドを寝かし気味にしてからしっかりテンションを掛けること。
そして、真上に引き抜くというよりも「魚を前方から持ち上げて、後方に置く」ようなイメージでスムーズに行う事。
そうすればパワー負けすることなく、抜き上げのランディングも普通にできる。
ただし、70cm以上の個体や雷魚などの場合はちょっと怖さがある感じはするね。
ロッドの重量
グラスコンポジットのナマズロッドということで、ロッドの重量感などは気になるだろう。
私が使った印象としては、ロッドの重さは実釣時に全く気になることが無かった。
実際に使用したロッドの重さを計測してみると、143g程だった。
バス用のカーボンロッドと比較すればもちろん重たくはなるが、バットの部分が重たい為なのか、実釣時はむしろ軽い位に感じた。
先重りするような感覚もなく、重量については十分満足している。
アルコナイトリング&スパイラルガイドを採用
2万円台のロッドはSicガイドを使用しているロッドもあるが、ナジーチョイスの場合はアルコナイトリングだ。
グレード的にはSicよりも劣り、硬度や放熱性などでは若干劣るとか。
しかし、ナマズ釣りでガイドの差が気になるということは全くなく、PEラインを組み合わせて使用しても全く問題無いので気にしていはいない。
最近のジャッカルのロッドは、ガイド素材のグレードを落とす代わりにその分ブランクスにこだわる傾向があるのか、アルコナイトガイドを良く使っている。
また、ガイドの向きがよじれていくようなスパイラルガイドのセッティングになっている。
このメリットについてだが、特に実感できるのはアンダーハンドでピッチングなどをする時。
この時、通常の上向きのガイドだとラインを放出する瞬間に微妙にガイドにラインが掛かりやすい。
バックラッシュしなくても、一瞬ラインが引っ掛かるような感じになる場合があるんだよね。
その点、穂先は下向きのガイドになるセッティングなのでそういう事にはなり難い。
ラインの出がスムーズだし、ロッドがねじれないので魚を掛けた時などもスムーズにパワーが出る。
その他、リールシート周りなど
その他の使用感としては、個人的にはこのリールシートが結構お気に入り。
何となく味が有って良い感じだし、こういう凸凹が少ないリールシートの方が自由に握り込めるので好みだ。
水路打ちの時などは、リールをわしづかみしたような握り方で「ショートキャスト・回収」作業を繰り返したりする。
そういう時に削り込まれたリールシートだと、自由度が少なくて逆にフィット感が落ちる印象だ。
しっかり握り込めて指も痛くならないので良い感じ♪
ナジーチョイスSG インプレまとめ!
ナジーチョイスSGを使った印象は大体こんな感じかな。
ブランクスのしなやかさが非常に特徴的で、柔らかくて曲がるロッドが好きな方にはピッタリなはず。
それでいて曲がってからは十分なバットパワーがあるので、安心してナマズとのやり取りが出来る。
この辺りは最終的に好みの差になってくるので、「しなやかなロッドと、張りがあるロッド」のどちらが良いと優劣をつけることはできないかな。
いずれにせよ、ナジーチョイスSGは非常に使って楽しいロッドになっているので、ナマズロッドを探している方はチェックしてみると良いと思う。
ナマズロッドを実釣比較してみた
今回紹介したナジーチョイス以外にも、実際に使用したナマズロッドの比較インプレッションの記事もある。
ロッド選びの時の参考にしてみてね!
それでは、今回はこの辺で。また明日会いましょう!
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