さてさて、今回は私が普段ナマズを釣る際に行っている「ルアーの改造・カスタムの基本」を紹介。
ナマズ釣りはルアーを好みにチューニングするのが楽しさの1つでもあり、状況によってはそれがハマってフッキングが良くなったり。
こだわりだすとキリがないけど、基本パターンを覚えておけば間違いなく役立つはず。
ナマズのバイトがあるのに、フッキングが悪かったり・バラシが多発するような時の参考にしてみてね。
ナマズ用ルアーの改造・カスタムのポイント【簡単にできる】
まずはどこを改造するのが基本になり、なおかつ比較的簡単にできるのか?
チェックポイントを簡単にまとめておこう。
私の場合、大体こんな感じでナマズ用ルアーはチューニングすることが多いかな。
- ナイトゲームでの視認性UPを主な目的としたグローシールを使ったチューニング
- フッキング率のUP、バラシを減らすためのフック周りのチューニング
これが基本になり、どれも手順さえ覚えれば簡単にできるのでおすすめだ。
それじゃあ早速、より詳しいカスタムの方法を順にみていくことにしよう。
グローシールを貼って視認性をアップ!
ナマズ用のルアーは市販の状態でグロー(夜光)のカラーもあるし、ケミホタルを装着できるタイプのルアーも存在している。
しかし、市販のルアーに使われているグロー塗料は発光が弱いものが多い。
また、ケミホタルって基本は使い捨てなので、いちいち買うのが面倒だったり、何かもったいなかったりするよね。
そういう時におすすめなのが、強力に発光するグローシールを使ったカスタムだ。
市販のグローシールにはかなり優秀なものがあり、蓄光させて使うとこんな風に強く発光するものもある。
私のおすすめはゼスタのウルトラグローシール。
ハサミで好みのサイズにカットするだけで簡単に視認性のアップが可能だ。
発光力と持続性に非常に優れており、ライトを当てれば繰り返し使えるのが良い。
人間からはしっかり見え、魚からは光って見せたくない時は背中にだけグローシールを貼ったりして好みに調整して使ってみよう。
このカスタムは超簡単にできるし、ナイトゲームでの快適性が超UPするのでやってみると良い。
私の手持ちルアーは何かしらのグローカスタムを行い、ナイトゲームに対応しやすいようにしているぞ。
スプリットリング連結チューン
これも簡単に出来るチューニングの1つ。
スプリットリングを2連、3連に接続してからフックを装着する。
これによって食い渋った時のフッキング率をアップさせつつ、フックの自由度が増すことでバラシの抑制効果が期待できる。
私が良く使っているのがバスデイのスプリットリング。
リングサイズは#3を基準に、微調整する時は#2を使うこともある。
スイベルを使うパターンもある
なお、スプリットリングだけでなく小型のスイベルを使い、より長い距離を確保するのもアリ。
好みに応じて長さを調整しつつ、使いやすいパターンを探してみよう。
フックの種類とサイズ交換
ナマズ釣りはフッキングが非常に難しく、フッキング率を高めることが永遠の課題になる。
だからフックの種類とサイズ選びは重要になり、フックが変われば釣果も変わってくる。
ダブルフックとトリプルフック
ナマズ釣りでは、基本的にダブルフック・トリプルフックのどちらかを使うことが多い。
- ダブルフック:スナッグレス性(草などに引っ掛かりにくい)が高く、多少の障害物周りでも対応しやすい
- トリプルフック:オープンエリア向き。フックポイントが多い分、フッキング率はやはり高い
障害物への引っ掛かり難さを求めるならダブルフックを使い、とにかくフッキングを良くしたいならトリプルフックを使えば基本的にはOK。
ナマズの食いが良い時はどちらのフックでも同じように釣れるが、ちょっと食い渋るとキャッチ率に大きな差が出るから要注意!
どちらでも釣れるのであれば、魚にダメージが少ないダブルフックの方がおすすめだ。
また、アイテムによってフックの角度が違ったり、ダブルフックの場合は開き角度も違うので特性が変わってくる。
適切に使い分けをする事で使い易さもUPするぞ。
フックサイズを変える
より確実なフッキングを目指すのであれば、フックの大きさ選びも重要になってくる。
人によって考え方・好みは多少変わってくるが、
- 豪快なバイトが出るがフッキングしない:フックサイズを大きくする
- ルアーをつつくような小さいバイトが多発:フックサイズを小さくする
というのを基本にしている。
なお、私の場合はフロントフックは基本的に「いじらない、または外す」ことが多くて、リアフックをカスタムするのが殆ど。
今までナマズを釣ってきた感覚としては、スローに探ると大体リアフックにフッキングすることが多いと感じる。
また、フロントフックをごちゃごちゃと改造すると、ラインとフックが絡んだりしやすいので。
後で紹介するが、リアのフックにバイトを集中させるためにタコベイトを装着したりすると、
ナマズが明らかにリアフックを目がけてバイトしてくることも多い。
なのでリアフックだけちょっとこだわっておけば、十分ナマズは釣れると考えている。
タコベイトカスタムをしよう!
ナマズに対してフックの存在を隠しつつ、フックを確実に吸い込ませやすくする「タコベイト」を使った改造。
これはかなり効果があり、見えているナマズにアプローチしてみると「タコベイトを目がけて食ってくる」個体もかなり多い!
ナマズ用フックに装着するのであれば、「基本サイズは1.5号」を選べばOK。
タコベイトの頭の部分を少しカットし、フックの軸にセットするだけなので超簡単!
カラーについてはお好みでOKだが、私の場合は「タコベイトをしっかりアピールし、フックを食わせる」というイメージを持っている。
なのでカラーは「白やピンクの夜光カラー」を使うことが多い。
ナイトゲームではタコベイトをしっかり光らせ、フッキング率のUPを狙った使い方等もできるからね!
その他覚えておくと便利なチューニング・コツ
基本となるカスタムはこの位覚えておけば十分だと思うが、覚えておくと役立つチューニングを少し紹介しておこう。
フックに根巻きする(ダブルフックの場合)
最近は滑りが良いフッ素コートのフックが多く使われるようになってきている。
これをそのまま使用した場合、ナマズが大暴れした時にフックがルアーから外れることが意外と多く発生する。
それを防ぐ為、スレッドを根巻きしたり、収縮チューブをフックの軸に装着するカスタムがおすすめ!
フックの軸にこのようにスレッドを巻き付け、瞬間接着剤で固定して使う(スレッドはライギョ用などに使うパワースレッドでOK)。
そうすればフックが開くことは無くなるので覚えておくと役立つはず。
収縮チューブの場合は「4.0Φ」を目安に使えば良いかな。
※なお、タコベイトをフックに装着する時はスレッドを巻いたほうが摩擦が強くなってタコがズレ難くなるぞ。
シリコンチューブを使った絡み防止システム
スプリットリング連結を行ったり、タコベイトを使うと
フロントフックとリアフックが絡む・・・・・。
という面倒なトラブルが多発することがあるんだよね。
これを防ぐのに超有効なのが、シリコンチューブを使ったカスタム。
用意するものは「内径4mm外径6mmのシリコンチューブ」とハサミ。
ちょっとしたことだけど、これが役立つのよ♪
シリコンチューブをカットし、こんな風にスプリットリングとフックの軸を覆うように取り付けるのだ。
この時、完全にリアフックが固定されてしまうとルアーがうまく泳がないものがあるので要注意!
★これをやると、フック絡みは殆ど発生しなくなるので覚えておくと絶対に役立つはず。
なお、シリコンチューブの長さが結構重要で、短いとズレやすくなるから気を付けよう。
私が「フロントフック+リアフックにタコベイト」というセッティングを使う時は、このシリコンチューブカスタムを多用している。
フック絡みに悩んでいる方は試してみてね。
ナマズ用ルアーの改造・カスタムの基本まとめ!
私がナマズ釣りをする時は、大体こんな感じでルアーの改造を行っている。
やってみるとかなり楽しいし、実際に効果を実感できる時もあるから奥が深い。
人によってチューニングのパターンや好みは違ってくるのが当然だし、それを探していくのも楽しみの1つ。
これからルアーのカスタムに挑戦するという方へ、1つの参考として役立ててもらえたら嬉しい。
それでは、今回はこの辺で。また明日会いましょう!
今回はナマズ用ルアーの改造・チューニングの解説をしてきましたが、ベースとなるルアー選びも超重要です。
ナマズ用ルアーの選び全般、おすすめルアーについて知りたい方は【ナマズ用ルアーの選び方・おすすめアイテム徹底解説】を参考にどうぞ。
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こんにちは。静岡でたまにナマズを釣っている者です。ウルトラグローシールというのはUVライトで光らせるものなのでしょうか?
ヘッドライトで蓄光させて使っています。
回答ありがとうございます。ヘッドライトでこれだけ光るとは優れものですね。
色々夜光シールを使い比べましたが、私の中では1番光って使いやすいですね★