さてさて、今回はナマズ釣り講座。
ナマズが釣れる場所を探す際に意識したい事や、普段私が釣り場開拓をする際にチェックしていることについて。
ここ最近は結構熱心にポイント開拓を行いましたが、おかげでナマズは「超安定して」釣れるようになりましたね!
実績のある釣り場で釣りをしたり、知っている方から釣り場を聞いて釣行するのも間違いではない。
しかし、やっぱり楽しいのは「自分の力で釣れる場所を発見する楽しさ」+「知られていないマイポイントを見つける喜び」だと思う。
ナマズが釣れる場所を探したい時のお助けになれば嬉しく思う。
※今回はナマズが釣れる釣り場探しのコツについて紹介していく。実際にナマズを釣る際、実績が高い狙うべきポイントについては「ナマズ釣り 狙うべきポイントの基本を解説!」を参考にしてみてね。
目次
ナマズが釣れる場所によく居る生き物たち
ナマズ釣り場の開拓ですが、見えナマズが居ればベストだけれど毎回そういうわけにもいかない。
しかし、ナマズがいる可能性の大・小くらいは知っておきたいはず。
私が新しい釣り場を開拓する際、チェックしているのが「ナマズが潜む場所に住んでいることが多い他の生き物」
これらにはどんなものがいるかというと、
- コイ
- スッポン
- フナ
- ミドリガメ
- ハヤ
- エビ
- メダカ
大雑把にはなるが、このような魚や生き物が潜んでいる場所には「結構高い確率で」ナマズも生息している傾向がある。
特にこの中でもチェックしておきたいのは「コイ&スッポン」かな。
コイとスッポンがいる場所はナマズも好む
コイはナマズと生息場所が被ることが多い感じがする。
基本的にはある程度流れが緩い場所に多いが、多少の流れであればコイやナマズは普通に生きていける。
ナマズもコイも、全く流れが無い場所よりも瀬や落ち込み・淵などの変化のある川の方が固まって生息しているので、ポイント選びの参考にもなる。
また、ナマズはコイの群れの中に混じっていることも多いので、コイがいる場所は意外と実績も高いんだよね!
で、次に有望な釣り場の目安になるのがスッポン。
スッポンは小魚などの餌が多く、かつ隠れ場所が多くて水質が安定しているところでよく見かける。
スッポンがいるところは自然が残っており、餌も豊富な釣り場であることが多くて期待大。
だからコイとすっぽんが両方いるような釣り場は、ナマズが釣れる可能性はかなり高いと考えて良いだろう。
今まで釣り場開拓をやってきた感じだと、コイとスッポンがいれば大体8割方ナマズは釣れているかな。
ナマズの魚影の濃い・薄い釣り場
ナマズがいる釣り場が分かったところで、次にチェックしておきたいのは「魚影の濃さ」。
魚影の濃さはフィールドによってかなり差があるが、基本的には「水系単位」で考えると共通点が見えることが殆ど。
ある程度の規模の川になれば、本流が有ってそこに流れ込んでくる支流や水路があるはず。
この中の「本流・支流・水路」などのどこかでナマズが良く釣れる場所があれば、大体その水系全体もそれなりにナマズが釣れる釣り場の事が殆どだ。
逆に、1つの水系で何か所か有望に見えるポイントを回ってみても、ナマズがほとんどいなかったり・ほんの少ししか釣れないような釣り場は
「水系全体として魚影が薄い」と考えると、スムーズに開拓できる感じ。
これは釣り場開拓で無駄に時間を掛けないようにする時に役立つし、結構高い確率で当てはまるので覚えておくと良い。
ベイトフィッシュの濃さは魚影の濃さに影響する
今までポイント開拓はかなり進めてきたが、やはり「ベイトフィッシュが多い場所程ナマズの魚影も濃くなりやすい」というのは当てはまっている。
ナマズのベイトフィッシュは、ハヤ等の小魚以外にも、エビなども当てはまってくる。
日中は目視で確認できることもあるが、夜の方がベイトフィッシュの動きが鈍くて見つけやすい事も多い。
具体的には、夜間にライトを水面に照らしたり・ルアーをキャストすると小魚が水面を逃げ惑うような場所。
こういうスポットはナイトゲームでナマズが釣れる可能性は極端に高く、日中でもその付近でナマズが寝ていることが多いので有望ポイントになりやすい。
実際にナマズが沢山いる場所は、水面でバシャバシャする位小魚が湧く場所が多かったり、川底を見るとエビが沢山動き回っている釣り場が多かった。
基本だけど甘く見がちな「ベイトフィッシュの豊富さ」というのは、ナマズが釣れる場所と大きく関連があるから注意してみてみよう。
滝・堰堤の存在
河川や水路には滝や堰堤が設置されていることも結構多い。
これらが存在するとナマズが入って来れないような感じもするが、ナマズは意外とジャンプして遡上していくので滝の上流側にも潜んでいるもの。
私が見た感じでは1m位の段差なら結構アグレッシブに上っていく感じ。
また、落差が大きい滝や堰堤であっても「大雨の増水」によって落差が無くなった時に一気に遡上していく性質がある。
なので大雨が降った後などは、「人間が思っている以上に」水路の上流にナマズが集結していたりするので要注意だね!
落差がある場所の上流は「ナマズが釣れない」と決めつけるのは良くないぞ。
狙うポイントが分かりやすい釣り場・分かりにくい釣り場
一見するとナマズが釣れそうであっても、釣りやすい場所と釣り難い場所が有ったりする。
ナマズを狙って釣りやすい場所は変化が形成されており、水の流れや地形でナマズの潜むスポットを絞り込みやすい釣り場になる。
ナマズが狙い易い場所というのは、例えば
- 落ち込み
- 淵
- 瀬
- 合流点・水路などの流れ込み
- 水草や障害物
- 流れがカーブしている場所
等が挙げられる。
こういう場所が複数、いい具合に見られる釣り場程ナマズが潜んでいる場所を絞りやすく、釣りもしやすいし実績も高くなりやすい。
一方で岸際に草が生えていて釣れそうな場所であっても、「延々と同じような風景が続いている釣り場」というのも結構ある。
こういう場所はナマズの活性が上がるナイトゲームではまだ狙える可能性もあるが、日中のデイゲームだと意外と難しかったりする。
変化は有っても単調な釣り場というのは「どこにナマズがいるのか」分かり難く、ひたすらルアーを投げ続けていく釣り方になりやすいからね。
また、変化がしっかりある釣り場の方がベイトフィッシュも多く、ナマズの魚影も濃くなりやすい。
ナマズが釣れる場所を探す時は、釣れそうな隠れ家などがあることを前提に「風景に変化があるのか」ということも同時に見ていくと良い。
天候・水量で狙う場所を分ける
ナマズは天候・水量で釣れる場所が結構コロコロと変わりやすい。
基本的には
- 増水時:河川の上流や支流、水路など
- 減水時:水量が多い本流
を中心に狙うと、ナマズに出会える確立は高くなりやすい。
最初の方で軽く触れたように、ナマズは増水すると河川や入り込んでいる支流・水路などに遡上する個体が結構多い。
特に春~初夏の産卵期はその傾向が顕著で、普段水が無いような場所でも増水するとナマズが差して来る。
こういう時に水量が多い本流で釣りをしてもナマズの魚影が薄かったり、水が多くてトップウォーターゲームが成立しないことも多いから気を付けよう。
逆に雨が少なくて水量が少なくなると、ナマズは支流や水路から本流に落ちてくる個体が目立つ。
そうなると細い水路で釣りをしても全く反応が無かったりするから要注意。
釣り場の水量により、ナマズがどんな場所に集まりやすいかを考え、反応が悪い時はしっかり狙い分けをすると釣果が伸びやすいのは間違いない。
私の場合、ナマズ釣り場を「水が多い時のポイント」・「水が少ない時のポイント」といった具合で、頭の中で分類をしたうえで釣りをしているぞ。
汽水域にもナマズは居る
ナマズは多少の海水にも適応できるのか、意外と汽水域でも普通に釣れるもの。
完全な海水域では狙って釣るのは無理な感じもするが、シーバスやクロダイなどが釣れる場所はナマズも結構いる。
潮の満ち引きの影響を受ける場所でもナマズは釣れる可能性は十分あるので、完全な淡水だけにこだわる必要はないと思う。
ナマズが釣れる場所・開拓のコツまとめ!
ざっとまぁこんな感じで、私が普段ナマズが釣れる場所を選ぶ時に考えてくることを紹介してきた。
これを参考にして、実際に釣り場へと足を運んでみる。
最初はうまくいかないかもしれないけど、1か所でもいい場所を見つけることが出来れば「何となくのコツ」が見えてくるはず。
そうすると一気に釣り場開拓が進むので、ナマズ釣りもどんどん面白くなってくる。
ナマズ釣りはお手軽に出来て結構面白いので、ぜひ自分の力で釣れる場所を探してみてね。
それでは、今回はこの辺で。また明日会いましょう!
▼ナマズ釣りの記事一覧のページへ