よつあみ ウルトラジグマンWX8を実釣インプレッション!【耐久型PE】

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ウルトラジグマンWX8 インプレ

さてさて、今回はよつあみのハイエンドPEライン「ウルトラジグマンWX8」のインプレッションを。

 

ウルトラジグマン自体は結構前から発売されているラインで、コスパ重視のPEラインが発売される前はよく使っていた。

船のジギングやタイラバからシーバスやバス釣りまで、私自身かなりお世話になったラインなんだけど

最近は国産でも安い8本編みのPEラインが出てきたので使っていませんでした(-_-;)

 

久しぶりに使用感の確認をしたかったので、また購入して細かい部分の使い勝手を見直してきました!

流石に価格は高くても、やはり同社のスーパージグマンX8とはちがう部分もある。

こだわり派の方は是非使ってみて欲しいラインだ。

 

※2020年、XブレイドジグマンウルトラX8にリニューアルしている。

▼関連記事】よつあみ エックスブレイドジグマンウルトラX8のインプレッションはこちら

ジグマンウルトラX8よつあみ エックスブレイド ジグマンウルトラ X8をインプレ。超耐久型PEラインの使用感とは



よつあみ ウルトラジグマンWX8を「サクッと」インプレ

まずはウルトラジグマンWX8というラインの特性・使用感を大雑把に紹介しておこう。

  • 実際の太さ:号数通りの太さになっている
  • 強度:とりわけ強いわけではないが、持ちの良さはトップクラス
  • ハリ・コシの強さ:強い張りは無く、平均的~若干しなやか系
  • 飛距離・滑りの良さ:8本編みのPEラインの中では平均より若干上だが、使い込んでも飛距離が落ちない
  • 質感:コーティング感が薄く、滑らか
  • 真円性:糸ツブレは目立たず、真円性も問題なし!
  • 耐久性:毛羽立ちにめっぽう強く、信頼してロングランで使用できる

 

ザックリと私なりの使用感をインプレするとこんな感じになる。

 

簡単に言ってしまえば、「単純な引張強度よりも耐久力に振っている」ラインという事。

根ズレしやすい釣りや、青物狙いなどのラインに負荷が掛かる釣りで真価を発揮する。

号数表記どおりの太さ

ここは安心・信頼のよつあみ製のPEラインということで「1号なら1号」にふさわしい太さで作られている。

ウルトラジグマンWX8 太さ

最近のPEラインはコスパ系のアイテムであっても、国産のものはしっかり細く作られているものが殆ど。

ハイエンドラインのウルトラジグマンも当然それに当てはまり、太くて嵩張るラインではないので安心してリールに巻ける。

ウルトラジグマンの強度を実測してみた

気になる強度についてだが、私が今回使用したのは1号で18LB(平均強度7.5kg)のパッケージ表記になっている。

最近のPEラインは安くてもこれより強い表示のものはあるが、果たして実際の結束強度はどれくらいあるのか?

FGノットとPRノットで実際の強度を測定したところ、結果はこんな感じに(各3回連続で強度を測定)。

  • FGノット:結束強度約7.0kg~7.25kg
  • PRノット:結束強度約7.25kg

 

どちらのノットでも大体7kgを少し超える程の結束強度が出せており、特に弱い感じはしない。

ただ、これよりもコスパが良いラインでより優れた結果を残したラインもある。

 

傷が入っていない状態での単純な強度については、特に優れているラインというわけではない。

ハリ・コシの強さ

ウルトラジグマンWX8の張りの強さだが、一般的なPEラインと比較して「平均~若干しなやかな性質」を持っている。

ウルトラジグマン 張り コシ

1号のウルトラジグマンの場合、こんな感じでラインを立たせることが出来る。

しかし、これ以上ラインを長くすると折れてしまう感じで、最近のPEラインの中では特に張りがあるとは感じない。

むしろ若干柔らかい印象があり、スプールへの糸馴染みは非常に良い。

 

一方で感度やガイド絡み防止などを重視するのであれば、もう少し張りが強めのラインを選んだ方がおすすめだ。

飛距離・滑りの良さと質感

スーパージグマンの手触りとしては、非常にサラサラとしていてコーティングによる妙な感触が無くてナチュラル。

ヒラメ ウルトラジグマン

ヒラメやマゴチなどをメインに、青物等も視野に入れたサーフのキャスティングゲームで久しぶりに使用してきた。

飛距離の伸びや滑りの良さについては、「新品の状態では平均クラス」というのが正直な所。

しかし、ウルトラジグマンは使い込んで行ってからの劣化が非常に遅い性質を持っている。

表面がガサガサしたり・毛羽立つようになるまでに非常に時間が掛かるので、使い込んでいっても飛距離が落ちにくい。

また、新品の状態よりも数時間ほど釣りを行い、程よくラインが馴染んだ方がむしろ飛距離は出るくらいだ。

 

特にツルツル感が高くてめちゃ飛ぶラインではないが、十分合格点でストレスのない釣りは展開できる。

同社のスーパージグマンX8の場合は徐々に劣化していくと表面がカサカサになり、飛距離の低下が若干目立ちやすい。

この辺りは価格による差があるね!



真円性

ラインの真円性(糸ツブレの少なさ)については十分合格点。

風が吹いていたり、潮の流れが速くてもラインコントロールが大変ということは無い。

しかし、抵抗を減らすことに特化したライン(PEジガーULT8など)と比較すると、風や潮の抵抗はちょっと受けやすい。

PEジガーULT8

最終的にライン選びは「好み」になるので、ラインに対してどんな性質を求めるかでベストなチョイスは変わってくる。

耐久性は抜群!

ウルトラジグマンWX8はやたらと定価が高いラインだが、その価値はいったいどこにあるのか?

 

答えとしては耐久力の高さになり、キャストを繰り返しても毛羽立ちが非常に発生しにくく、非常に持ちが良いんだよね。

 

もちろん根ズレしたりすればラインに傷はつく。

しかし、PEラインは根ズレしなくてもキャストを続けるだけでいつかは毛羽立ちが起きて簡単にブレイクするようになる。

それまでの時間がウルトラジグマンは非常に長く、信頼して使いこめるんだよね。

この差は1つのラインを長く使う方なら目に見えて分かるレベルのはず。

スーパージグマンX8とウルトラジグマンWX8の違いは

よつあみ スーパージグマンX8

最近のよつあみの8本編みのPEラインの主力は、間違いなくスーパージグマンX8だろう。

 

何と言っても価格が大幅に違うが、パッと見ではどこが違うか分からないだろう。

確かに、使用をはじめて初期の段階ではどちらも滑らかで使い易いラインだと思う。

 

しかし、さっきも紹介したように「ラインの耐久性・毛羽立ちにくさ」がやっぱり違う。

スーパージグマンも持ちが悪いラインではないし、普通に使えるPEラインではある。

ただ、ウルトラジグマンWX8の耐久性が高すぎるだけのことで、価格の差は使い続けていくとハッキリ出てくる。

 

スーパージグマンを始めとしたコスパ系のPEラインは徐々に白っぽくなってきたり、表面の滑らかさが段々と失われて行く。

そしてある一定の所まで行くと、全体的にケバケバになってキャスト切れなどを起こすようになったり。

ウルトラジグマンの場合は、使い込んだだけではそう簡単に毛羽立つことは無い。

 

パッケージ表記の強度はスーパージグマンX8の方が高いが、実際には目立つほどの強度の差はないと感じている。

特性を知り、ラインを使い分けよう

今回はウルトラジグマンWX8のインプレッションを行ったが、同じくハイエンドPEとしてサンラインの「PEジガーULT8」というラインもおすすめ!

ジガーULT

PEジガーULT8は

  • 張りが強めでシャキッとしている
  • 表面が非常にツルッとしており、飛距離やジグの落下が早い

 

という性質を持っていて、どちらも高級ラインらしく耐久性は問題ない。

しなやかでマイルドなウルトラジグマンWX8が良いのか、PEジガーULT8が良いのかは個人の好みってわけで。

PEジガーULTのインプレッションも別に記事があるので、良かったらライン選びの時の参考にしてみてね。

それでは、今回はこの辺で。また明日会いましょう!

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