こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。
さてさて、今回はナマズ用ルアーのインプレッションをやっていきましょう。
今日はダイワから発売されているクローラーベイト、ポコクロの使用感やアクションの特性などを詳しくインプレ。
ポコクロの特徴は程よい柔らかさのあるウレタンボディ。
これによって足場が高い場所からルアーをキャストしたり、ライナー気味の弾道になってもナマズに対してプレッシャーを与えにくい設計になっています。
オールラウンドに使えるルアーというよりも、ある程度得意なシチュエーションが明確なルアーという印象がありますね!
✔管理人の経験・実績
なお、私の経験・実績としては
- 年間釣行数250~300以上
- ナマズゲーム歴は20年以上
- メーカーからプロスタッフとしての勧誘経験
- 釣具店にて私のタックルインプレや釣り方解説の掲載利用あり
こんな感じで普段から毎日釣りをして生活している釣り好きで、実績や信頼も得ています。
アイテム選びや釣り方などで困った時の参考にしてもらえたら嬉しいですね!
ポコクロのスペック・ラインナップ
まずはポコクロのスペック・カラーラインナップについて簡単にまとめておきます。
- 全長:60mm
- 重量:20g
- フックサイズ:リアトリプルフック#4
- 素材:ウレタン
サイズ・重量的には、ナマズ用ルアーとしては大きすぎず小さすぎずで程よいボリュームですね。
参考:ダイワ ポコクロ商品紹介ページより作成
カラーラインナップは上記の通りです。
アピール系のシルエットがハッキリしたカラーが多く揃っているので、ナマズ用ルアーとして使いやすいものが多いです。
ウレタンボディ採用!
ポコクロは弾力があるウレタン素材のボディを採用しています。
感触的にはかなり硬いスポンジのような感じで反発力があり、指でグッと押すと少し潰れます。
このボディ素材によって着水音が柔らかく、魚にプレッシャーを与えにくいですね。
NIGASAZUシステム
ポコクロのリアフックはNIGASAZUシステムが採用されています。
硬いゴムリングのような質感で、フックをボディから離しつつ自由にフックが動きます。
これによってスプリットリング連結チューンをしなくてもバラシ難いとのこと。
ダイワ ポコクロを「サクッと」インプレッション
ポコクロの詳しい使用感をインプレしていく前に、特徴をざっくりとまとめておきます。
- 飛距離:ナマズプラグとしては平均レベル
- アクション:ナマズ用クローラーベイトとしては平均~やや大人しめ
- 泳ぎ出し:比較的良好。ただし、足場の高さの影響を受けやすい
- 音質:ソフトボディなので音は控えめ。食わせ寄りのアイテム
- 気になる点:フッキング・足場が低いポイントでの動きの重さ
私がポコクロを使ったインプレッションはこんな感じかな。
特徴としては、クローラー系のルアーとしてはやや大人しめで食わせ能力が高いこと!
特に見えているナマズや小規模ポイントを攻める時、魚に対して無駄なプレッシャーを与えにくいと感じますね。
飛距離
飛びは平均クラス
ポコクロは20gの重量があるので、太いPEラインを巻いたベイトタックルでも十分扱えるウェイト。
飛距離としては特に不満は無いものの、気持ちのいいロングキャストができるとまでは言えない感じ。
一般的なナマズルアーといった具合で、可もなく不可もなくといった所が正直な印象です。
風の影響
無風~追い風における飛距離は平均クラスですが、横風を受けるとやや飛行姿勢が不安定になりやすいでしょうか。
大きく失速することは無いですが、風によって軌道が少し曲がりやすいように思えますね。
なのでロングキャストが重要になってくる場所ではあまり使わず、水路などの小場所やナマズが潜んでいるポイントがある程度絞れている状況下で使いやすいと感じています。
ポコクロのアクション・動きなど
着水音
ポコクロの特徴でもあるウレタン素材のボディにより、着水音は柔らかくてナマズの反応は良好です。
若干プレッシャーが掛かった小規模なポイントのデイゲームなど、着水音が大きく釣果に影響する場面で使いましたが、着水からのワンアクションでナマズがバイトしてくるパターンも多数。
速度を上げたキャスティングや足場が高いフィールドで使用しても、硬質なプラスチック素材のルアーのように「バチャン」と激しい音で着水することは無いです。
フロッグ素材を使用したかなりソフトなルアーと比較すると着水音量はやや大きめですが、ナマズを驚かせにくい効果は確実にありますね。
ポコクロのボディは程よい硬さがあるので、音量的には静かすぎずで着水時のアピール力も程よく有るので使いやすいと感じますね!
やや控えめなアクション
ポコクロのアクションですが、クロールアクション自体は平均~若干おとなしめ位なルアーという位置づけですね。
ナマズ用クローラーとして定番のジャッカルのポンパドール鯰カスタムと比較すると、波動は少し控えめです。
強烈な波動でナマズにアピールするというより、ナチュラルで魚に対して余計なアピールをせず、魚を警戒させたくない時に使いやすいと感じています。
音量
ポコクロのアクションを与えた時の音量ですが、波動とともにやや控えめですね。
クローラーらしいカチャカチャという音は少し聞こえますが、ナマズ用プラグとしては音量は小さめ。
腹にブレードが付いていますが、ブレードがボディにヒットしてもソフトボディなのでガチャガチャと音が鳴ることは無いです。
音量でナマズにアピールしたいのであれば、ポコクロよりもラトル入りのプラグを使った方が良いでしょう。
まるなか
▼ナマズ用おすすめルアーを知りたい方は、【ナマズ用ルアーの選び方・おすすめアイテムを徹底解説】を参考にどうぞ。
全て実釣比較で特性と合わせた解説をしてあります。
ポコクロの気になる点
足場が低い場所での動きのキレの悪さ
ポコクロはクローラーベイトなので、足場が高いポイントでの使用感は非常に優れています。
足場が高い水路などで使用しても、カップ系のプラグと比較するとしっかり泳がせるのが楽にできます。
風が多少吹いていても水面を滑ってしまうことが少ないので、足場が悪い釣り場などでも使いやすいルアーです。
一方、逆に足場が低い釣り場で使うとなると、少し欠点が目立ちます。
ポコクロは穂先を水面付近まで下げて使用すると、クロールアクションが非常に重たくなってキレが悪くなりやすいです。
水かきが非常に重くなってしまうとレスポンスが非常に悪くなるので、この点はデメリットに感じます。
ライバルとなるポンパドールの方がこの点においては軽快な操作感が確保されているので、足場が低い場所では他のルアーを使いたくなります。
フッキングの不安定さ
ポコクロのちょっと気にある点はもう1つあり、それがフッキング率の不安定さですね。
一度フッキングしてしまえば、フックが自由に動く構造になっているので身切れしにくいです。
しかし、バイトが出た時にフックを吸い込んでくれる確率がイマイチ高くない印象がありますね。
考えられる理由としては、
- ブレードを目がけてナマズがバイトしてきてしまう
- リアフックにバイトマーカーが付いていない
- リアフックが大きい
私が使った印象としては、このような点が影響しているのではないかと思います。
ですので、フッキングが悪い時はフックを交換したり、チューニング・カスタムしてフックの吸い込み率をUPさせた方が使いやすくなると思います。
割とバイトは良く出るんですが、ノーマルのままだとどうもフックアップ率が低めなんですよね。
ポコクロのチューニング・カスタム例
ポコクロのフッキング率の不安定さを克服するためのチューニング例を紹介しておきましょう。
まるなか
フック交換
ポコクロはノーマル状態だと#4のダイワ製のフックが装着されています。
ナマズゲームに使うには少しフックが弱いですし、サイズが大きいので吸い込みが悪いと感じます。
何匹か釣るとフックが伸びやすく、PEラインを使ったタックルには強度不足が明らかです。
なのでフックを強化しつつ、サイズをあえて小さくすることで口の中にフックが入る確率をUPさせます。
ナマズゲームに使いやすい強度と、PEラインを使っても身切れしにくいキープ力のバランスが良いSTX-45ZN。
サイズは無難に使うなら#6ほどが使いやすいです。
タコベイトカスタム
フック交換だけでも使いやすさはある程度UPしますが、それだけだとブレードバイトを減らしにくいです。
なのでフッキングが悪いと感じた時はブレードを外してしまうのもおすすめです。
また、こういう時に効果的なのがタコベイトカスタム。
フックにタコベイトを装着することで、ナマズがフックを目がけてバイトしてくる確率を上げることが出来ます。
私の場合は、白やピンクなどの目立つカラーのタコベイトをメインに使っています。
サイズは1.5号ほどがナマズゲームでは使いやすいですね。
フックが邪魔でタコベイトが曲がってしまう時は、タコのスカート部分の切り込みを深くします。
後は好みの長さにタコをカットすればOK。
こんな風に、綺麗にフックとタコがフィットすれば完成です。
特に落ちパク狙い等、ナマズがルアーを下からジックリ見てくる場面でフッキング率がUPしやすいですよ!
ナマズ用ルアーについて、選び方の基本・特性別のおすすめ紹介は【ナマズ用ルアーの選び方・おすすめアイテム徹底解説】を参考にどうぞ。
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