こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。
さてさて、今回はアジング用エステルラインを紹介。
ダイワの月下美人TYPE-E 白の使用感を詳しくインプレッション。
私はこのラインの0.3号を使用し、アジングを中心にカマスやセイゴ・フッコ・小型のタチウオなどをキャッチ。
とにかく視認性に優れたエステルラインで、糸質としては扱いやすいしなやかさ寄りアイテムという印象。
見やすいエステルラインを探している方におすすめかな!
▼【関連記事】アジング用エステルライン紹介
【実釣比較】アジング用おすすめエステルライン・選び方徹底解説!
ダイワ 月下美人TYPE-E 白のラインナップ
まずは月下美人TYPE-E白のラインナップを簡単に紹介。
- 素材:エステル
- 号数:0.2号・0.25号・0.3号・0.35号・0.4号・0.5号
- 長さ:200m(途中100mでマーキングあり)
- 色:白
マーキングが見にくい
このラインの気になる点としては、相変わらずの100m地点のマーキング。
モデルチェンジ前のTYPE-Eの時と同様、中間点でラインが黒く塗装されている。
実際にラインを巻き取ってみると、これが非常にわかりにくくて相変わらず使いにくい。
実際にこれがマーキングが入っている場所で、微妙に黒くなっているのが「何となく見える」程度。
0.2号や0.3号などアジングで使う細号数のラインは、マーキングをシールなどで分かるようにしてくれないと普通に見逃しますよね。
今回は少し余計に巻き取ったところで早めに発見することができたが、普通に注意していても見落とすレベルの分かりにくさ。
線径表記がおかしい
おそらく今後修正されるともうが、私が購入した0.3号のモデルは標準径が0.205mmと記載されている。
これは0.3号ではなく1.5号の線径を表しており、おかしなことになっている。
このラインは0.3号で1.5LBの強度表示なので、号とポンドの部分を間違えたんだろう。
月下美人TYPE-E 白を「サクッと」インプレッション
ここからが本題で、このラインの使用感をインプレッションしていこう。
まずは私なりの印象を簡単にまとめておきます。
- 太さ:色が付いている為太く見えるが、平均クラス
- 硬さ:しなやか系のラインだが、若干張りがある
- 感度:エステルラインの中では平均的
- 伸び:魚とのやり取りを中心に、やや伸びがある
- 耐久性:伸びがある為、劣化は目立ちにくい
- 視認性:最高クラスに優れる
- ライントラブル:今まで一度も無し
ざっくりインプレするとこのような印象を持っており、扱いやすさと視認性を求める方におすすめといったところかな。
ラインの太さ
エステルラインはアイテムによって同じ号数でも若干太さに違いがある。
色付きなので太く見える
月下美人TYPE-E白はその名の通り視認性を重視した白いカラーのアイテム。
実釣時にはラインの存在感が大きく、ラインが太く見える。
しかし、実際に使ってみると特に太さが目立つ印象は無く、同じく視認性に優れるよつあみのD-PETと比べても大差ないレベルだろう。
上が月下美人TYPE-E白で、下がD-PET。
どちらも0.3号だが、見た感じの太さの違いはハッキリとは分からない。
ラインの硬さ・感度
エステルラインはアイテムによって感度重視のものと扱いやすさを重視したものに分かれる。
このラインは「しなやかで扱いやすい系」に分類される印象だ。
しなやかさの中に張りがある
表現するのが非常に難しいが、この月下美人TYPE-E白は張りの強さよりもしなやかさの方が前面に出ている印象だ。
ラインを触ってみると、エステルラインの硬さは目立ちにくく、ニュルッとしていて柔らかい。
しかし、しなやかさを前面に出したよつあみのD-PETと比較すると若干張りは強め。
立ち位置としては、しなやかなエステルラインの中ではわずかに張りが強め。
硬質で感度を重視したエステルラインよりは伸びがあり、悪く言えば感度・操作感がぼやけるといったところか。
逆に言えば感度としなやかさのバランスを取ったアイテムということができるので、硬すぎず・柔らかすぎずという仕上がりだね。
モデルチェンジする前の透明な月下美人TYPE-Eと比較すると、若干しなやかさが増したような気がする。
感度・操作性
月下美人TYPE-E白はしなやか系のラインなので、硬くて伸びが少ないジョーカーやS-PET・鯵の糸ナイトブルーなどと比べると、操作した時のダイレクト感・感度については若干ぼやぼやする印象がある。
この点については、やはり硬質なエステルラインと比較すると、どうしても劣る点になるね。
ただし、エステルラインなりの感度の良さはあるので、フロロカーボンラインやナイロン・浮力が大きいPEラインと比較すればジグ単の操作感は明らかにわかりやすい。
ラインの伸び・耐久性
感度に関してはやや劣るが、伸縮性を活かしたショック吸収性の高さには優れている。
尺アジやフッコが掛かっても余裕がある
月下美人TYPE-E白はライン自体にやや伸びがある為、魚がヒットしてからの安心感はかなり高い。
運よく大型アジの群れに遭遇し、尺アジをキャッチすることもできたがやり取りに余裕がある。
負荷を掛けてもライン表面が柔らかいため、キシキシとしたエステルラインの嫌な感じがほとんど目立たず、フロロカーボンやナイロンラインに近い感覚で使えるのは良いね!
耐久力も良好
10cm台後半~30cm以上のアジをはじめ、30cm前後のカマスやセイゴ・フッコ・タチウオなどを釣り続けたが、ラインのカットはしなくても複数回の釣行を余裕でこなせている。
2回目以降の釣行になると、先端付近から徐々にへたれていく感じはあるが、それでも伸びきった状態にはならずに持ちこたえてくれた。
エステルラインの中では劣化に対しての強さは十分あり、毎釣行後に少しずつラインをカットして使えば、プチプチと簡単にラインが切れて使い物にならないということはないだろう。
まるなか
視認性
このラインを使ってみて最大のメリットは視認性の良さだと感じている。
反射せずに見える
クリア系のラインや色付きでも半透明のラインを使うと、光量がある場所ではラインがキラキラ光って見える。
これが悪いわけではないんだけど、月下美人TYPE-E白のような光を反射せずに見えるラインの方が視認性は圧倒的に優れている。
光の反射でラインを見ようとすると、微妙な立ち位置やロッドの角度によって見やすさが変化しやすい。
しかしこのラインの場合は常に安定して見えるといった感じで、若干光量が少ない釣り場でもラインの存在を認識しやすいのは大きなメリット。
白は一番見えるカラーなのか
今回インプレッションしている月下美人TYPE-Eは真っ白なラインで、透明感が無くて色の透過はない。
同じく透明感が無いピンクのよつあみD-PETと使い比べてみると、個人的にはピンクよりも白の方がナイトゲームでは明るく見え、視認性では白の月下美人TYPE-Eの方が優れているように思える。
今まで使ったエステルラインの中でも1番見やすい印象があり、ラインを結んだりする細かな作業もかなり楽にできる。
そうはいっても実釣時にラインが見難くても困らない方もいるので、最終的には好みによる部分が大きいけどね。
私もラインは見えてもマイナスにはならないが、別に見えなくてもそれほど困ることではないので正直言ってどちらでも良い派かな。
ただし、見やすいラインの方がラインをガイドに通したり、ノットを組むのは間違いなく楽だけど。
まるなか
ライントラブルの有無
ライントラブルに関しては、風速4~5mくらいの少し風が強い状況下での使用でもライン絡みなどは全く発生していない(1度軽くぴょん吉になりかけたが、ラインが見やすいのですぐに発見して修正)。
初回使用はラインを巻いてから3~4時間後だったが、スプールへのなじみなども問題なし。
他のエステルラインを扱う時と同様、着水後の巻き出しの際ラインをつまんでテンションを掛けたり、基本動作をキッチリ行えばひどいトラブルなどは起こらないだろう。
硬いエステルラインよりもラインがドバっと出るトラブルは発生しにくいが、ぴょん吉やスプール上部・下部にラインが巻かれてしまう可能性はある。
特に風が強い時は、柔らかいラインはラインが弛みやすいので、一度ラインを張ってから巻き出す癖をつけると良い。
扱いやすさに関しては、硬質なエステルラインよりも扱う難易度はやや低めだろう。
まとめ!
今回はダイワの月下美人TYPE-E白のインプレッションをしてきた。
非常に見やすい視認性としなやかさがウリのアイテムで、アンダー1gのジグ単を超繊細に扱うには少し伸びが目立つが、1g~1.5gなどの重さを中心に扱うなら使いやすいラインだろう。
もっと柔らかいラインが好きならD-PET。
少し硬いラインが良いなら鯵の糸ナイトブルーなどを使ってみると良いんじゃないかな!
おすすめ関連記事
【実釣比較】アジング用おすすめエステルライン・選び方徹底解説!
▼【実釣比較】アジングに初心者におすすめなライン・選び方の基本解説