さてさて、今回はアジング用のエステルライン
ティクト ジョーカーの使用感をインプレッションしていこうかなと。
アジングに使うエステルラインとしては古参のラインのジョーカー。
色んなメーカーからエステルラインも出そろってきてはいるけど、愛用者も多いアイテム。
より高感度に、操作感を重視したい方への選択肢として、このラインは良い相棒になるんじゃないかな!
前置きはこれくらいにして置き、早速詳しいインプレッションへと話を進めていこう。
ティクト ジョーカーをサクッとインプレ!
まずは、このジョーカーというラインを使ってみて感じたインプレッションを簡単にまとめておこう。
- コスパ:200m巻きで1400円前後から入手できる。コスパはまずまず
- 扱い易さ:エステルラインの中でもコシ・張りが強めの設定。ある程度の慣れは必要
- 伸び・感度:張りが強く、伸びはかなり少なく高感度
- 耐久性:硬さの割には癖が付きにくいが、徐々にカサツキが目立つようになる
- 視認性:クリアカラーのラインなので暗闇では見えない。常夜灯下では意外と見える
◎総評:より高感度にアジングを楽しみたい方向けのライン。ライントラブルに注意すれば、ダイレクトなアジングをサポートしてくれる
ジョーカーのコスパは並
ティクトジョーカーは200m巻きで販売されており、70メートル×2、60mで巻き取ったり100m×2回で使う事が出来る。
ネットでの販売価格は1400円前後からあるので、エステルラインの中では並レベルというのが率直なインプレッション。
ただし伸びが少ない硬い系のエステルラインはショック吸収性が低く、ラインの傷んだ部分のカットや巻き直しをしないとラインブレイクしやすい傾向がある。
扱い易さ・ライントラブルの有無
ジョーカーは張りが強いタイプのエステルラインなので、
若干ラインを多めに巻き取ったり、風が強い中で使用すると多少ライントラブルになりやすいと感じた。
他のエステルラインも色々使い比べてきたんだけど、ジョーカーの場合は1度ぴょん吉が発生。
すぐに気づいたのでラインをカットしたりするまでの事態にはならなかったが、他のラインではこのようなことにならなかったので少し扱いには注意かなと。
ジョーカーを使うのであれば、若干糸巻き量を少なめで使ってみたり、他の柔らか系のラインでエステルラインの扱いの基本を覚えてからの方が良いかと。
糸鳴りが若干発生しやすい
ジョーカーを使っていて少し気になったのが糸鳴り。
若干ドラグを締め気味にし、ヒットしたアジとやり取りをしていると
アジが強く走った時にギシギシっという音が少し発生。
比較的柔らかいエステルラインを使っている時は殆ど気にならなかったんだけど、ジョーカーを使ってアジングをしたら少し目立つように思えたね。
張りが強く、表面硬度が高めの設定だからなのかはわからないが、ヌルッとした仕上げのラインとはちょっと使用感が変わってくる。
ジョーカーは伸びが少なく、高感度系のエステルライン
数あるエステルラインの中でも、硬質な性質を持っていると感じたジョーカー。
ジグヘッドを深めのレンジまでカウントダウンして探ったり、ロングキャストしてからのリフトフォールでもジグヘッドの挙動が穂先にしっかり伝わってきやすいね。
また、アタリの出方もダイレクトになるのでコツンという感触が明確に・クリアに手元まで伝わってくる。
リーダーセレクトに注意!
ジョーカーの伸びの少なさは高感度でダイレクトなアジングに役立つけど、状況によってはフッキングが難しくなる場面があると感じた。
食っているベイトフィッシュが小型だったり、活性が低くてショートバイトになりやすい時は
アタリが出ても一瞬で弾かれ、フッキングに至らない・・・・。
という事があった。
だからジョーカーの場合は直結で使うのは個人的にはおすすめしない。
また、ショックリーダーの素材も結構重要で、フロロカーボンラインを使って弾かれることが目立つ時は初期伸度が高いナイロン製のリーダーを使うと良さげ。
このちょっとした差でアジの吸い込みに大きく影響することがあるんだよね。
掛かりが悪いと感じたの為に、ナイロンリーダーを使う事も考慮すると釣果が安定すると思う。
耐久性
ジョーカーのような硬い高感度タイプのエステルラインは、衝撃が加わった時に劣化しやすい傾向があると感じる。
ジョーカーの場合も例外ではなく、段々柔軟性が失われて行って引っ張った時の粘りが無くなってくるような印象だね。
ただし、硬いエステルラインにしては巻き癖は意外と付きにくいかな。
実際にジョーカーをリールに巻いて1カ月くらい経ったものがこんな感じ。
硬さの割に癖は付きにくく、意外と素直なラインなんだよね。
比較的硬めのよつあみのS-PETというラインがあるが、このアイテムに比べたらラインがクルクルになり難く、軽く引っ張るとピシッと真っすぐに戻る。
この直進性が高感度に影響しているのかな??
尺アジも混ざったりしたけど抜き上げても大丈夫。
あえて耐久性を見るために40匹位のアジをノットを組みなおすことなく使ってみたりしたが、ラインブレイクは無かった。
しかし、段々ラインのしなやかさが無くなっていくような感覚があったので、釣行毎に2ヒロ位はラインをカットして傷んだ部分は外して使った方が良いね。
視認性は並レベル
ジョーカーは良くあるクリアカラーのエステルラインなので、暗い場所でのアジングだとラインがどこにあるかはわからないですね。
常夜灯下での釣りになると、ラインに光が反射するのでそれなりに軌道は見える。
個人的にはクリアカラーのエステルラインであっても特に不自由に感じることは無いので、視認性は気にしていないかな。
ティクトジョーカーのインプレまとめ!
今回はアジング用のエステルライン、ティクトジョーカーのインプレッションをしてきた。
簡単にこのラインの特性をまとめておくと、
- エステルラインの中でも結構硬め
- 伸びは少なく、高感度な仕様
- ライントラブル・劣化に注して釣りをする
といった感じかな。
伸びの少なさを上手く活かし、状況に応じて伸びのあるショックリーダーを組み合わせて釣りをするのがこのラインとうまく付き合うポイントかなと。
しっかりとラインの痛みにさえ注意すればキャスト切れをしたり、簡単にラインが切れることは無いはずだ。