こんにちは、まるなかです。
さてさて、今回はスミスのシンキングペンシル「メバペンソリッド」をインプレッション。
メバペンソリッドはナチュラル系アクションのシンペンだが、パターンにハマると特に強いタイプのルアーという印象がある。
オールラウンドにいつでも使えるシンペンとはちょっと違うが、ベイトの種類や動きに合わせて使うことができると魚の反応が非常に良かったり。
メバリング・ライトソルト五目釣りでの実釣における使用感や特性を紹介していくので、ルアー探しの時の参考にしてもらえたら嬉しく思う。
メバペンソリッドのスペック・カラーラインナップ
まずはメバペンソリッドのスペックを紹介。
- 全長:35mm
- 重量:2.1g
- フックサイズ:#18
メバリング・ライトゲーム用シンペンとしては、小粒なアイテムに分類される。
メバペンソリッドのカラーラインナップは、クリア系が超充実しているのが特徴的。
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ここからが本題で、メバペンソリッドの使用感を簡単にまとめておこう。
- 飛距離:小粒でライトウェイトだが、思いのほかよく飛ぶ
- アクション:デッドスローでもユラユラと動き、レスポンス◎
- レンジ:水面直下~30cm、40cm程度まで
- 使い方:フォールアクションを入れた縦方向・ドリフト的な使い方がメイン
- ターゲット:メバリング・ライトタックルのシーバスなど
簡単にインプレッションするとこんな感じ。
メバペンソリッドは泳ぎ回るベイトを捕食する魚を狙うというより、「遊泳力が低いベイトを偏食している魚」に対して強い効果を発揮する印象がある。
なので他のシンペンとはベイトの種類や動き方によって使い分けると非常に効果があり、最低限の使い分けができるようになると釣果につなげられるはず。
飛距離
メバペンソリッドは35mmのコンパクトサイズだが、バランスがいいので思った以上の飛距離が出る。
ソリッドボディで安定して飛ぶ
メバペンソリッドは一般的なプラグルアーにみられる中空構造ではなく、中身が詰まったソリッド構造をしている。
これによって、独特なボディの透明感が生まれる以外に「飛距離が安定する」というメリットも存在している。
実際に私が0.3号のPEラインを使ってメバペンソリッドをキャストしてみると、だいたい22~25m弱程度の飛距離が出ている。
この飛び具合はルアーのサイズ・重量を考慮すれば十分な感覚で、軽量ジグヘッドよりも安定して遠投ができる。
なので港湾部を中心とした狭いスポット狙いのメバリングでは十分なキャスタビリティーがあり、飛びに不満を感じることはない。
大場所狙いではもう少しよく飛ぶルアーの方が使い勝手がいい場面はあるが、メバペンソリッドの特性的に広い範囲をテンポよく探る釣りには向いていないので私には必要十分。
メバペンソリッドのアクションなど
メバペンソリッドのアクションについて、実際の使用感を紹介していこう。
レスポンス良く立ち上がるナチュラルスイム
メバペンソリッドはノンウェイト構造をしており、アクションの立ち上がりは非常に良好。
スローにまいても素早くロール系アクションが立ち上がり、テールをナチュラルに左右に振りながらスイミングする。
泳ぎだし自体は良好だが、ボディのサイズが小さく・パタパタと強く動くルアーではない。
テールの振り具合はまずまず大きいが、角がなくて滑らかな泳ぎ方という感じ。
ルアー自体のアピール力に関しては、シンペンの中では平均よりも若干小さめという印象があるね。
なので大場所をテンポよく探ったり・速めの巻きで使うルアーではなく、ピンスポットのつく個体を丁寧に探る使い方に向いているルアーかな。
ロールを伴う水平フォール
メバペンソリッドのフォール姿勢は水平気味で、巻き以外にフォール中のバイトも拾いやすく作られている。
フォール中はボディを細かくロールさせるが、激しくロールするわけではなくてナチュラルさがある。
強いフラッシングや波動を伴うフォールではないので、程よいアピール力はありつつも動きが派手すぎる感じはしない。
レンジ
メバペンソリッドが使いやすいレンジだが、私が使った感じだと水面直下~丁寧に探って40cmくらいまでかな。
シンキングペンシルの中でも比較的浅い場所向きのアイテムという印象があり、沈めて使うときは長めのフォール・ドリフトで探る必要がある。
主にメバルがライズしている時や、魚がライズしていなくても表層にベイトフィッシュの姿が見える場面で使いたいルアーだね。
メバペンソリッドの使い方
メバペンソリッドはただ巻きで巻き続けるより、フォールやドリフトを混ぜたほうが明らかに魚の反応がいい。
デッドスローのストップアンドゴー
メバペンソリッドを使う時、私が最も基本にしているのがデッドスローのストップアンドゴー。
リールを巻く速度はアクションが立ち上がるギリギリくらいで、
- リールのハンドルを半回転~3回転ほど巻く
- ラインスラッグを出しすぎないようにしつつフォール
この繰り返しで誘いを掛ける。
流れがある程度ある場所なら、ルアーをフォールさせつつ流れに乗せてドリフト的な使い方をするのもおすすめ。
フォール中はラインを張らず緩めずの状態が一番反応が安定している感じがするが、浅い場所や水面直下を丁寧に探りたいなら「ラインをほんの少し引っ張りつつ」フォールさせるのもアリだね。
魚のバイトはフォール中に出ることが結構多いので、伸びが少ないPEラインを使うのが良い。
適したターゲット・シチュエーションなど
メバペンソリッドで狙うのに適しているターゲットだが、私の場合はメバリングとライトなシーバスゲームで好反応を得ている。
遊泳力が低いベイトを食う個体に最適
メバペンソリッドを使てみて印象的なのが、「積極的に泳ぎ回る餌」を食っている個体を狙うと、反応がイマイチなことが何度かあったこと。
例えば、群れで泳ぎ回る小型のシラス・イワシやハクなど。
こういう状況では他のシンペンにチェンジすると1投目で食ってきたこともあるので、メバペンソリッドが効きにくい状況だった可能性が高い。
一方でピンスポットにたまっているハクなどを食う個体を狙うと好反応の場面が多く、同じ餌を捕食している場合でも餌の動き方で反応が結構変わりやすい印象がある。
もともとメバペンソリッドはイカやアミなどの「表層を漂うベイト」を捕食するメバル攻略に向けたルアーなので、この辺は状況によってルアーを使い分けた方が良い。
また、時期によっては夜光虫やプランクトン系のベイトを捕食するメバルを狙うパターンもあったりするので、そういう場面でもメバペンソリッドは使いやすいだろう。
活発に泳ぎ回るベイトを捕食する魚を狙うのであれば、メバペンソリッドよりも細身で小魚の形状に近いシンペンがおすすめだね!
メバペンソリッドのインプレッションはこんな感じで、水面付近を漂うベイトを捕食する魚を狙うときにおすすめなルアーという印象が強い。
春先のマイクロベイトパターンなどに使ってみてほしいルアーだ。
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