さてさて、今回はアジング用の小型ジグヘッドをインプレッション!
ODZ(土肥富)のレンジクロスヘッドという、フックポイントが超シャープなジグヘッド。
このレンジクロスヘッドはリフトフォールを主体とした縦方向の釣りにも使えるし、ただ巻きで横方向にアジを探るのにもかなり良い感じ。
元々はアジング用に作られているが、メバリングとも相性が良く、特にショートバイトが目立つ時に使い勝手が良い。
今回はレンジクロスヘッドの使用感について少し詳しく紹介していくので、アジング・メバリング用のジグヘッド選びの時の参考になったら嬉しい。
それじゃあ早速、本題へと話を進めていこう!
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レンジクロスヘッドのラインナップ
まずはレンジクロスヘッドのラインナップについて、簡単に紹介しておこう。
- フックサイズ:M
- フックの種類:NS(フッ素コート)、ケイムラグリーン、ケイムラブルー、KN(銀メッキ)
- ウェイトバリエーション:0.6g、0.8g、1.0g、1.3g、1.5g、1.8g、2.0g、2.3g
フックの表面処理の違いでいくつかの種類があるが、個人的にはフッ素コートのNSがあれば他は特に必要ない感じ。
迷った時は刺さりが良いNSを選んでおけば間違いない。
レンジクロスヘッドを「サクッと」インプレ!
まずはこのレンジクロスヘッドの使用感について、簡単にまとめておこう。
- 引き抵抗:比較的軽め、潮抜けが良いタイプ
- フォール速度:ヘッド形状により、多少ブレーキがかかる印象
- フッキング・刺さり:ロングテーパーで刺さりは抜群!
- 使い方:リフトフォール、ただ巻きなどオールラウンド
- アジのサイズ:大体10cm台中盤~後半以上向き
レンジクロスヘッドをサクッとインプレするとこんな感じかな。
もう少し詳しい使用感について、順番に紹介していこう。
引き抵抗・操作感
まずはアジング用ジグヘッドの好みを分ける引き抵抗・操作感について。
比較的軽めの操作感
レンジクロスヘッドはヘッド上部が尖った形状をしており、これが「ラウンド系のジグヘッドとは異なった使用感」に仕上げている感じ。
リフトフォールやリーリング時の穂先に掛かる抵抗感は、比較的軽めに出来ている印象だ。
だから使用感としてはダイレクトにハッキリ分かることを重視しているというより、多少フワッとした使い心地かな。
より強く穂先にテンションを掛けたいなら、アジスタやスナイプヘッドの方がおすすめ。
レンジクロスヘッドは引き抵抗が小さい分、潮が少し早めに効いている時・深場を探る時には潮抜けが非常に良くて使い易い。
この辺りは個人個人の好みによってジグヘッドを使い分ける必要があると感じている。
フォール
次は、レンジクロスヘッドのフォールについて紹介していこう。
タメが効く遅めの沈下
レンジクロスヘッドの形状だが、ヘッド下部が潮を受けやすいよう、左右に幅を持たせた設計になっている。
なのでストンと早めのフォールをするジグヘッドとは違い、同じヘッドウェイトなら「フォールが若干スロー」になる印象。
だから食い渋ったアジやメバルを狙う時に結構使い勝手が良く、キビキビとした早い動きだと反応が悪い時なんかにちょうど良い。
テンションフォール・カーブフォールを上手く使うことで、じっくりと魚にワームを見せてアタリを引き出せるメリットがあるね!
レンジクロスヘッドはフッキング抜群!
レンジクロスヘッドの最大の特徴ともいえる、刺さり抜群のフック。
これが非常に良い感じで、スパッと刺さって気持ちがいい。
ロングテーパーの程よい外向きフック
レンジクロスヘッドに採用されているフックだが、シンプルな形状で癖が無くて誰にでも使い易い。
針先は若干外を向いた早掛け仕様になっているが、極端な角度ではない。
ただ巻きで発生しやすい、アジ・メバルの後方からのバイトにも十分対応できる。
フックポイントは超鋭く、アジング用ジグヘッドの中でもトップクラスの刺さりの良さだと感じている。
上あごをスパッと楽に貫通できるし、吸い込みが弱い比較的小型のアジを狙う時でも、ワンランク重たいヘッドで対応出来たり。
極端なオープンタイプのフックではないので、吸い込みが良くてアジの口に深く刺さりやすい感じがするね!
折れにくく粘りのあるフックを採用
レンジクロスヘッドのフックの良さは他にもある。
硬くて折れやすいフックではなく、しなやかで折れにくい・粘りのあるフック素材が採用されている。
これによって根周りを攻める時など、根掛かりしそうになってもフックを伸ばして回収できたことが何度もある。
それでいて必要な強度は備えているので、尺アジがヒットしてもしっかり貫通していれば、フックが変形してバラすことはない。
好みの差はあると思うが、個人的には粘りがあるフックが好きなので私好みの仕上がりになっている。
縦・横の誘いに対応できる!
レンジクロスヘッドはバランスが良く、リフトフォールでもただ巻きにも対応できる。
後はその特性を活かした使い方をするのがポイントかな!
スローなフォールを上手く使う
レンジクロスヘッドで大きな特徴になってくるのが、最初の方でも紹介したスローなフォールだ。
キビキビと動かすためのジグヘッドは他のアイテムを使えばOKなので、基本はスローなフォールでうまく魚にバイトさせることを意識して使っている。
誘い方はロッドアクションを与えたリフトでも良いし、ただ巻きでも良い。
その後のフォールで追尾してきた魚にバイトさせるのを意識し、私の場合はテンションを掛けてワームを滑らせるようにフォールさせて使う。
この特性はメバリングでも非常に使い易く、常夜灯の明暗の境や、障害物の影に潜む個体をスローフォールで食わせる時に都合がいい。
刺さり抜群なフックと相まって、フッキングも綺麗に決まりやすい。
引き抵抗は軽めになるが、フォールを入れない一定層をキープしたただ巻きでも全く問題なく使うことはできる。
レンジクロスヘッドに適したアジのサイズ
レンジクロスヘッドのフックサイズなどを考慮した場合、ターゲットとなるアジのサイズはどれくらいが使い易いか?
私が使ってみた印象としては、大体15cm~10cm台後半のアジから使いやすいという感じかな。
アジのサイズが大きい分には特に問題なく、20cm後半や30cmを超える個体でも対応できる(もちろんドラグは適切に使用する)。
一方でアジのサイズが10cm台前半くらいまでの時や、マイクロベイトを偏食している時は多少掛かりが悪くなったり・スレ掛かりが増える事があった。
メバリングにもおすすめ!
使い勝手が良いレンジクロスヘッドはメバリングにもかなり使い易い。
PEラインを使い、障害物から引っ張りだす釣り方では少し繊細なジグヘッドになるので、常夜灯周りのショートバイト対策・小型メバルの数釣りにおすすめ。
レンジクロスヘッドとフロードライブヘッドの違い・使い分け
レンジクロスヘッドには似たようなアイテムとして、「フロードライブヘッド」というものが発売されている。
2つのアイテムを上手く使い分けることで、フックアップに持ち込めないアジをフッキングに持ち込みやすくすることが出来る。
小アジ・食い渋りにはフロードライブヘッドを使う
レンジクロスヘッドを使っていてバイトは出るが、フッキングに持ち込みにくい場合。
こういう時に効果を発揮するのが、ワンランク小さいフックを採用しているフロードライブヘッド。
刺さり抜群のフックはそのままにアジの吸い込みやすさがアップするので、小型のアジが目立つような時でもスパスパ掛かるようになる。
微妙な差に感じるかもしれないが、実際にフッキング率がかなり変わる場面にも何度か遭遇しているからね。
小アジ狙い・タフコン対策としてヘッドを使い分けるなら、フロードライブヘッドもおすすめだ。
ODZフロードライブヘッドをインプレ。ショートバイト対応の吸い込み抜群なアジング用ジグヘッド!
レンジクロスヘッドのインプレッションはこんな感じ。超シャープな針先で刺さりが抜群なジグヘッド。
アジング・メバリング用ジグヘッド探しの時の候補の1つに入れてみては?
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