こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。
さてさて、今回はメバルやライトなセイゴ~フッコゲームなどにおすすめな食わせ系リップレスミノーを紹介。
タックルハウスのオルガリップレスの使用感や私なりの使い方をインプレッション。
このミノーはナチュラル系のアクションが特徴的で、いかにもタックルハウスらしいプラグだ。
特に魚がスレている時に効果的で、必要以上に動かさないことで効果を発揮するタイプのミノーかな。
港湾部のメバリングやライトゲーム五目釣りを中心に、食い渋りを打開したい時に使ってみてほしいルアーだね。
オルガリップレスのスペック・カラーラインナップ
まずはオルガリップレスのスペックなどを簡単にまとめておこう。
- 全長:43mm、50mm
- 重量:2.3g、3.3g
- 比重:スローフローティング
- フックサイズ:#16×2、#14×2
オルガリップレスには43mmと50mmの2サイズがラインナップされている。
私は両方のモデルを使ってきたが、オールラウンドに使うなら50mmの方が汎用性が高くておすすめだ。
カラーラインナップはこんな感じで、かなり豊富に揃っている。
オルガリップレスを「サクッと」インプレ!
オルガリップレスのアクションや使用感について、ざっくりと紹介しておこう。
- 飛距離:重心移動搭載で良好!
- レンジ:水面直下~30cm前後まで
- アクション:テールをユラユラと振るナチュラル系アクション
- 使い方・ターゲット:メバルやセイゴなど、常夜灯周りのスレた個体狙いに最適!
簡単にインプレするとこんな感じで、ナチュラル系アクションが特徴的なシャロー攻略用プラグといったところかな。
ハイアピールにブリブリ動くルアーではないので、使う時は必要以上に動かないミノーであることを意識した方が良いね。
オルガリップレスの飛距離
オルガリップレスはフローティングミノーの中では安定した飛行姿勢が特徴的で、飛距離は優秀だ。
重心移動システム搭載!
オルガリップレスは小粒ながら重心移動システム搭載により、飛距離に優れている。
私が実際にキャストした感じだと、大きい方のオルガリップレス50でだいたい25m前後。小さい方で20m+αくらいかな。
多少向かい風が吹いていてもシンプルな形状のリップレスミノーなのでグルグル回転しにくく、強風下でも比較的使いやすいと感じる。
メバルやセイゴ釣りは向かい風のポイントにベイトが溜まりやすく、チャンスタイムになることも多い。
フローティングプラグは飛距離の面で不利になることも多いので、その点このルアーは使い勝手が良くて助かるね。
レンジ・泳層
オルガリップレスはフローフローティングのリップレスプラグなので、基本的には水面直下攻略が得意なアイテムになる。
水面直下30cm前後までが得意
リップ付きのミノーと比較すると、下に入り込もうとする力が弱いオルガリップレス。
特徴的なヘッドがリップの役割を果たし、水を受けてルアーが動く。
レンジに関してはだいたい30cm前後までが現実的で、深く沈めて使うのはかなり難しい。
基本的には魚がライズしている時をはじめとした上ずった状況下で使いやすく、魚が沈み気味の時にチョイスするルアーではない。
トッププラグやシンペンとのローテーションが重要
ライズするメバルやセイゴを狙う場合、単純なルアーの見切られ難さなら水面で勝負ができるトッププラグの方が優れていると感じる。
しかし、状況によってはトッププラグだとフッキングが難しい場面や、ルアーが流されてしまって使いにくいこともある。
また、トッププラグは基本的に点の釣りが中心になるので、ある程度広い範囲を横方向に探るとテンポ悪くなったりする。
なので水面狙いであっても、状況によってルアーの種類を使い分けるのが重要になるってこと。
私の場合、シンプルに紹介するなら
- トッププラグ:定点でライズする魚を狙い撃つ
- シンペン:縦にルアーを持ち上げるリフトフォールやドリフトで使う
- フローティングミノー:横方向にルアーを操作して使う
こんな感じで使い分けることが多く、ルアーの種類で釣果が大きく変わることもあるので侮れない。
オルガリップレスのアクション
オルガリップレスは必要以上に動かさず、ナチュラルな波動で魚にアピールして使った方がルアーの特性を活かせると感じる。
スローでも立ち上がるテールスイング
オルガリップレスはレスポンスに優れており、スローなリーリングでもアクションがすぐに立ち上がる。
動きの質はロール系のテールを左右にフラフラと振るアクションで、リップ付きのフローティングミノーに見られるようなキビキビとした動きとは違う。
ピッチは若干遅めで力なく泳ぐベイトフィッシュを演出するのに都合が良いね。
微妙な速度変化や水流で動きが揺らぐ
オルガリップレスの特徴としては、ナチュラルな波動と微妙な水流変化によるフラつきだと感じている。
たとえ一定速度でリールを巻いたとしても、ルアーが風や波・潮の流れなどを受けると微妙にアクションに変化が出る。
微妙な水流などを変化により、アクションが少し大きくなったり・逆に小さくなったり、左右にフラッとスライドしたり・・・・。
これがスレたメバルなどに効果があるらしく、ゆっくりリールを巻くだけでも勝手にルアーが仕事をしてくれる。
この動きはルアーがある程度勝手に引き出してくれるので、人間側で必要以上にロッドを操作したりする必要はない。
ただし、無風で潮の流れもほとんどない状況下であれば、一瞬リールを巻く速度に変化を出したりするのは有効だね!
足場が高い釣り場は苦手
オルガリップレスはリップレス形状や重心移動システムにより、足場が高い場所だと水掴みが悪くなりやすい。
特に足場が高い場所での強風下の釣行の場合、ルアーが流されてしまって使いにくいことがある。
基本的には足場が低めの場所で使用するのがおすすめで、高堤防などでは他のルアーを選んだ方が無難。
オルガリップレスの使い方
オルガリップレスの使い方について、私なりの代表的なパターンをいくつか紹介しておこう。
スローなただ巻き
最もベーシックなのが、ルアーがユラユラと微妙に動く速度でのただ巻き。
はやく動かしても使えないことはないが、ルアーの自発的なイレギュラーアクションを引き出すならスローに巻いた方が良いと感じる。
まずは目に見える範囲にオルガリップレスをキャストしてみて、アクションが立ち上がるギリギリくらいの速度を把握してから使うと良い。
ドリフト
アクションの立ち上がりが良いオルガリップレスは、潮や風に乗せたドリフトでも結構使いやすい。
基本的には風・潮下側にルアーをキャストし、そこそこ強い流れがあるならラインに少しテンションを掛けた状態でロッドを寝かせていく。
イメージとしては、ルアーが微妙にフラフラと動きながら流されていく感じかな。
それほど流れが無い状況なら、超デッドスローでリールを巻いてルアーを泳がせる。
ラインがピンと張ってしまう状態よりも、多少ラインに遊びが出ているくらいの方が魚に違和感を与えず、バイトが出やすいことも多いね。
緩急をつけたリトリーブ
主に風や潮の流れが無い状況下での使い方になり、リーリング中に微妙に巻き速度を速くしたり・遅くしたりしてルアーの動きに変化を与える。
私の場合はだいたいリールのハンドル数回転に対してほんの一瞬(リールの巻きでいうと半回転くらいまで)巻き速度に変化を出す。
そうすることでルアーが水中で左右にスライドしたり、動きに変化を作り出すことができてバイトチャンスを与えることができる。
ただしこれは多用しすぎると逆に釣れなくなる原因になる場合があるので、誘いは最低限入れればOKだ。
適したターゲット
最後に、オルガリップレスが効果を発揮しやすいターゲットについて、私なりの印象を紹介しておこう。
メバル
港湾部のメバリングや、それほど遠投が必要ではない磯やサーフメバリングにオルガリップレスは使いやすいと感じる。
特にワームに食ってこないスレた個体狙いで使用するのがおすすめで、ワームに食わないメバルこそプラグが良く効いたりする。
セイゴ~フッコ
メバルと並んで効果的なのが、20cm前後のセイゴ~50cm程度までのフッコゲーム。
港湾部や河川の居つき系の個体狙いで効果を発揮しやすく、ライズしているのにルアーを見切ってくるときや流れに乗せたドリフトで効果を発揮しやすい。
特に春先のマイクロベイトにつくセイゴ~フッコ狙いにおすすめだが、状況によってはスズキサイズ狙いにも良いはず。
オルガリップレスは主にメバルやセイゴといった食わせ系のライトゲームにおすすめだが、状況によっては常夜灯周りのカマス狙いなどにも使える。
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