さてさて、今回はメバリングやライトゲーム五目釣り用小型ミノーをインプレッション。
アピアのドーバー46SS。
いわゆるスローシンキング系のナチュラルなミノーなんだけど、これが非常にハイレスポンスでスローに誘え、使い勝手がかなり良い。
特に常夜灯周りや表層付近でベイトを捕食している魚に効果的で、狭いスポットでも丁寧に誘いが出来て私のお気に入りだ。
今回はドーバー46SSの使用感や特徴について詳しく紹介していくので、ライトゲーム用の小型ミノーを探している方の参考になったら嬉しい。
それじゃあ前置きはこれくらいにしておいて、早速インプレッションをしていこう!
ドーバー46SSのスペック・カラー
まずは、アピアドーバー46Sのスペックやカラーについて、簡単にまとめておく。
- タイプ:スローシンキング
- アクション:ウォブンロール
- サイズ:46mm
- 重量:2.3g
- フック:#14
スペック的には、一般的なライトゲーム用の小型ミノーといった感じ。
カラーラインナップは以下の通りだ。
ドーバー46SSカラーラインナップは比較的クリア系・ナチュラル系が手厚く揃っている感じで、食わせ系のナチュラルなミノーという位置づけになっている。
アピア ドーバー46SSの使用感を「サクッと」インプレ
アピアドーバー46SSを実際に使ってみた印象について、簡単に紹介しておこう。
- 飛距離:スローシンキング系なのでそこそこ
- アクション:デッドスローのアクションが秀逸!
- レンジ:大体50cm前後が使い易い
- 使い方:ただ巻きをベースに、ドリフトやリフトフォールにも対応
- ターゲット:メバリングやカマス・メッキなど
ザックリとこのルアーをインプレッションするとこんな感じかな!
ここからは各項目について、もう少し詳しく解説していく。
飛距離
ドーバー46SSの飛距離・キャスタビリティーはどんな感じなのか?
空気抵抗は少なめ
一般的な比較的低比重ミノーのドーバー。
飛距離に関してはあまり期待できる種類のルアーではなく、実際に使ってみた感じとしても良く飛ぶルアーではない。
しかし、2.3gのスローシンキングミノーということを考えると、思ったよりも飛距離は出る印象。
リップ周りはすっきりした構造で、余計な凹凸が無い。
港湾部のメバリングなどなら全然使えるレベルで、「比重の割には空気抵抗が少なくて意外と飛ぶ」というのが率直なインプレッション。
飛距離に関しては、スローシンキングミノーということを考慮すれば合格点かな!
ドーバー46SSのアクションの特徴
次に、私のお気に入りでもあるドーバー46Sのアクションについて紹介していこう。
立ち上がり抜群!
何と言ってもアクションの特徴としては、抜群の立ち上がりの良さ!
ドーバー46SSはかなりスローで巻いても、ノタノタと絶妙な動きでしっかりと泳ぎ出してくれる。
このレスポンスの良さはシンキングミノーの中でもかなり優れており、常夜灯周りや小規模なピンスポット狙いでもネチネチ・丁寧に探れるのは大きなメリットに間違いない。
比較的ハイピッチのウォブンロール系の動き
立ち上がり抜群のドーバーだが、アクションの質としてはハイピッチでウォブンロールするミノーだ。
デッドスローで巻くと弱った小魚のようにヌメヌメとしたアクションで動き出し、速度を挙げるとテンポのいいハイピッチ系の動きになる。
リップサイズは比較的大きめで、水掴みが良く設計されている。
ライトゲーム初心者の方でも簡単に使えるし・かなりゆっくり巻いてもしっかり泳ぐので、誰でも信じて使い易いミノーだと感じている。
この絶妙なアクションは個人的はかなり好みで、タイトな微波動系のミノーとはまた違った系統だね!
一方で細かく震えるようなアクションが好きなら、アクアウェーブのシャローマジックがおすすめかな!
シャローマジックもドーバーと同じくスローシンキング系のミノーだが、アクションの質は違う。
この辺りは好みや状況によって使い分けると良いだろう。
▼シャローマジックのインプレはこちら
アクアウェーブ シャローマジックの使い方・インプレッション【メバリング、ライトゲームに!】
レンジ・泳層
ドーバーが得意とするレンジについて紹介していこう。
大体50cm前後が得意か
スローシンキングでゆっくりと沈み込むドーバー46SS。
リップサイズが比較的大きい為、沈下速度の割にはレンジが少し深く入る印象がある。
ロッドを立てて着水直後に巻き出せば、大体10cm~30cm前後の浅めのレンジを引ける。
ロッドを下げてスローに巻くと、それよりも一枚深めの50cm~カウントダウンで深めに入れて80cm位までかな。
沈下速度が遅い為、1m以上の深めのレンジを引くのはちょっと苦手な印象だね。
基本的にはシャロー攻略用のミノーだと認識しておけばOK。
ドーバー46SSのおすすめな使い方
スローな巻きでもしっかり立ち上がるドーバー46SS。
その特徴をしっかり活かすことで、他のミノーとの使い分けもできるし、魚の反応も良くなると感じている。
デッドスローのただ巻き
ドーバー46SSの最も基本にして、魚も楽に釣れるのが低速のただ巻き。
まずは見える範囲にルアーをキャストし、「どのくらいの速度でリールを巻いたらアクションが立ちあがるのか」把握しておこう。
あとはカウントダウンで任意のレンジまで沈め、微妙にアクションが立ちあがるかどうか程度の速度で巻くだけ。
このアクションは常夜灯周りに浮くメバルやセイゴ・カマスなどの反応が良く、特にスローな動きにしか反応しない個体に良く効く印象アリ!
独特なヌメヌメとした柔らかい動きで、見た目的にも釣れそうなのでモチベーションも保てる。
意識すべきは無駄に泳がせすぎないことで、最低限の動きが出ていれば魚は十分釣れる。
ストップ&ゴー(リフトフォール)
ドーバー46SSは水平姿勢でフォールする特徴があり、これを活かすことでより多彩な使い方が出来るようになる。
アクションが立ちあがる最低限の速度でリールを巻いたり・ロッドを立ててルアーをスイムさせる。
その後、フォールで潮に馴染ませつつ魚のバイトを誘う使い方。
- ルアーを1~3m位泳がせる
- リールを巻くのを止め、2~5カウントくらい待つ
やり方は無限にあるが、基本的にはこんな感じで使うのが簡単で、イメージもしやすいかなと。
この使い方はスレた個体にかなり効果があり、フォール中に抑えるようなバイトが出て気持ちがいい。
常夜灯の明暗や岸壁沿いについている魚に対し、縦方向の誘いを入れてよりネチネチ・時間を掛けて誘うってわけ。
ミノーというより、どちらかというとシンキングペンシルに近いイメージで使うと良いね!
フォール中は小さいバイトを逃さない為、ラインが張らず緩まずの状態をキープすると良い。
トゥイッチング
基本的には巻き用のミノーのドーバー46SSだが、コツを掴むとトゥイッチングでもかなり面白いアクションをする。
コツとしては、ラインをロッドで引っ張らないようにする事。
ドーバーはトゥイッチ時にラインを余計に引っ張ってしまうと、直線的なアクションしか出ない印象がある。
ラインスラッグをしっかり出し、ラインスラッグだけを素早く弾いて操作すると良い。
上手く出来ると、左右に切れのあるイレギュラーアクションが出て、移動距離が少ないのでルアーが手前に寄りにくい。
だから狭いスポットでも複数回誘いを掛けることができ、非常に良い感じに動く。
ただ巻きやストップ&ゴーとトゥイッチを組み合わせることで、かなり多彩な誘い方ができる。
ターゲット・狙える魚
ドーバー46SSは比較的浅い場所に浮いている魚であれば、魚種問わずに狙うことが出来る。
実績としては、カマス・メッキ・セイゴ・アジ・メバル・マゴチなどだが、特に魚種は限定せずに使えるはず。
速いアクションでリアクションバイトを狙うというより、狭いスポットを丁寧に釣って魚を引き出すのが得意なミノーだ。
アピアドーバー46SSのインプレッションはこんな感じで、抜群のレスポンスの良さと弱り切った魚を演出できる「ノタノタ系のアクション」が非常に良い。
個人的にはかなり好みのルアーなので、シャロー攻略の一手としてシンキングミノーを探している方に使ってみて欲しいアイテムだ。
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