さてさて、今回はメバリングを始めとしたライトゲーム対応の小型ミノーのインプレッションを。
ZEAKEのゼルツミノー36。
36mmというかなり小型のシャロー系ミノーについて、私なりの使用感や特徴を詳しくインプレ。
メバルのプラッギングなど、プラグをあまり使ったことが無い方でも操作しやすく、使い易いミノーという印象がある。
ライトゲームに使う小型のミノー選びの時の参考になったら嬉しく思う。
ゼルツミノーのスペック・カラーラインナップ
ゼルツミノーのスペックについて、簡単にまとめておこう。
- 全長:36mm
- 重量:フローティング2.1g、シンキング2.5g
- フックサイズ:#14ほど(メーカー公表無し)
カラーラインナップは以下の通り。
カラーはクリア系・ベイトフィッシュ系のナチュラルカラーがメイン。
ゼルツミノーはフローティングとシンキングの2種類があるが、汎用性を求めるなら私のおすすめはシンキング。
沈下速度は比較的スローなので、シャローエリアを丁寧に探る使い方~ロッドアクションを使ったリアクション狙いまで対応できる。
夜光玉、ラトル入り
ゼルツミノーの特徴として、ボディに夜光玉とラトルが入っていることが挙げられる。
アクションもキビキビしており、サイズの割にアピール力が高め。私の中ではライトゲーム用ミノーとしては比較的強めのルアーという位置づけだ。
ゼルツミノーの使用感を「サクッと」インプレ
まずはゼルツミノーを実際に使った使用感について、簡単に紹介しておく。
- 飛距離:小粒だが空気抵抗は少なめ。比較的良く飛ぶ
- アクション:レスポンスの良いウォブリング主体のアクション
- レンジ:シンキングタイプで水面直下~70、80cmくらいまで
- 使い方:ただ巻きをメインに、トゥイッチングやストップ&ゴーなど
- ターゲット:メバル・カマス・セイゴ・メッキなどオールマイティ
ざっくりと特徴を紹介するとこんな感じかな。
ゼルツミノーの飛距離
ゼルツミノーは36mmというかなり小粒のサイズ感。飛距離についてはどんな感じなのか?
空気抵抗は比較的少なく、よく飛ぶ
私が使用したのはシンキングタイプ、2.5gの重量があるモデル。
飛距離に関しては港湾部のライトゲームなら必要十分な感じで、思ったよりもよく飛ぶ印象。
ゼルツミノーは細身のナチュラル系のミノーというより、適度に重量が有ってボディも少し太目。40mm前後の小型ミノーの中では、比較的良く飛ぶミノーだと感じている。
多少風が吹いていてもグルグル回って全く飛ばないという状態になり難く、ライトゲーム初心者の方から誰にでも使い易いミノーといった感じ。
アクションの質
次はゼルツミノーのアクションの質や特徴について紹介。
ハイピッチウォブルでしっかり泳ぐタイプ
ゼルツミノーはナチュラルなロール主体のミノーではなく、元気にプリプリと泳ぐ系のミノー。
ウォブルは結構早く、低速で巻いてもハイピッチなウォブルでアクションがしっかり立ち上がる。
穂先にルアーが泳ぐ波動も伝わりやすく、小気味良い操作感があるので誰にでも使い易い。
速度を上げていくと、アクションが大きくなるというよりは泳ぎのピッチが速くなるタイプで、高速ウォブルで魚を誘う設計になっている。
逆にあまりミノーを泳がせたくないような時は、ナチュラル系のミノーやシンペン・ワームなどとうまくローテーションさせることで、様々な状況への対応力が増すはず。
しっかり泳ぐミノーは確かに使い易いが、スレたメバルなどは状況次第であまり泳がないタイプのルアーを好む場合もあるからね。
ロッド操作へのレスポンスも良い
ゼルツミノーはただ巻きだとハイピッチで元気に泳ぐミノーだが、軽めのトゥイッチング等にもレスポンス良く対応できる。
左右へのダート幅は狭いが、イレギュラーにバランスを崩してピタッと止まる。
常夜灯下のピンスポット狙いなどでは「水面直下をドッグウォークさせる」ような使い方をしてみるのも面白くて、魚の反応も良好。
レンジ・泳層
ゼルツミノーが使いやすいレンジについて、紹介していこう。
シャロー攻略用のミノー
フローティングモデルとシンキングモデルがあるゼルツミノーだが、基本的にはシャロー攻略に適したスローシンキングミノーになる。
私が購入したシンキングタイプの場合、着水直後にアクションさせれば水面直下~30cm位までのレンジが引きやすい。
カウントダウンで沈め込むことは可能だが、沈下速度は遅めなので深く入れても1m弱、大体70~80cm位までのレンジを流すのに使い易いと感じた。
それより深いレンジを探るのであれば、ヘビーシンキングミノーとのローテーションをした方が効率よく・快適に釣りが出来る印象。
ゼルツミノーのアクションパターン
ゼルツミノーを使ってメバルやカマス・セイゴなどを釣ってきたが、どんな感じで操作するのがおすすめか?
私なりの使い方のパターンを紹介。
ただ巻き
ゼルツミノーの基本はただ巻きでOK。かなり立ち上がりが良いので、スローリトリーブで巻いてもアクションが立ちあがり、程よく引き抵抗もあるので使い易い。
常夜灯下のメバルやセイゴなど、浮いた個体をスローに探るならまずはただ巻きで入ってみるのが無難。
一方でカマスやメッキを狙う時は、カウントダウンで沈めてからの少し早めのただ巻きもおすすめ。
トゥイッチング
ただ巻きにスレた個体をリアクションバイトえ狙うのに最適なのがトゥイッチング。
ルアーをダートさせるために強めに操作するというより、小刻みに・弱めのトゥイッチングでミノーのバランスを崩すだけのイメージで十分魚は釣れる。
そうすることでルアーが手前に寄ってくるのを防ぐことが出来、狭い場所をネチネチ・丁寧に探れるメリットがある。
2~5回くらい連続でトゥイッチしてからポーズを入れてもいいし、1回ずつポーズを入れつつトゥイッチするのも効果的。
個人的にはこの手のミノーは1回ずつポーズを入れ、よりネチネチ探るように意識して使うことが多い。
ストップアンドゴー
ゼルツミノーのレスポンスの良さを活かし、ストップアンドゴーで変化を出して使うのも結構魚が釣れる。
やり方は簡単で、ハンドルを2回~5回くらい巻いたらリールを巻くのを止める。
この時、
- フローティングモデル:表層へと浮かび上がっていく
- シンキングモデル:スローにフォールしていく
フローティングとシンキングで違いはあるが、これが食わせのきっかけを与える。
ライズしているような状況ならフローティングモデルも良いし、逆に魚が沈んでいる時はスローフォールで魚の前に落とし込む。
ルアーを泳がせている時にもアタリは出るが、浮上・沈下中にもアタリが出るので要注意。リールを巻いていない時はアタリを逃さないよう、ラインが弛みすぎないように。
シェイキング
これはフローティングモデルを使う時におすすめなアクション方法。
ゼルツミノーの夜光玉+ラトルの効果も活かすことができ、浮いたメバルなどを攻略する時に絶対効果があるはず。
やり方は簡単で、ルアーをキャストしたら
- 小刻みにロッドをシェイクし、水面に波紋を作る
- 数秒間ポーズを入れる
この繰り返し。
表層の小型のベイトを食ってはいるもののライズしているメバルなどに対し、水面に浮くタイプのルアーは非常に効果がある。
特にワームにスレた個体ほど好反応を示すことも多いので、魚がライズしている時に試してみて欲しい。
他のミノーとの使い分け
ゼルツミノーはアピール系のミノーなので、状況によってはナチュラルなものと使い分けると良い。
参考までに、私がおすすめするアイテムを絞って紹介しておこう。
ドーバー46S
ドーバー46Sはナチュラル系のミノーの中でも抜群なレスポンスを誇り、しっかり泳ぐけどナチュラルな絶妙なアクション。
実力は十分で、ただ巻きやストップアンドゴーで使うのがおすすめ。
▼ドーバー46Sのインプレッションはこちら
アピアドーバー46SSをインプレ!スローでもヌメヌメ泳ぐ、メバリング・ライトゲーム用ミノー
シャローマジック
シャロー系のミノーの中では超ナチュラル、ほとんど動いているか分からない微波動系ミノーがシャローマジック。
引き抵抗が殆どないが、実力は間違いなくて魚は非常に良く釣れる。
良く動くミノーを信じて使えるようなったら、動かないタイプのミノーも使えるようになると間違いなく釣果が変わる。
▼シャローマジックのインプレッションはこちら
アクアウェーブ シャローマジックの使い方・インプレッション【メバリング、ライトゲームに!】
ZEAKEのゼルツミノーのインプレッションはこんな感じで、特徴としては良く動く系のミノーでアピール力は高め。
プラッギング初心者の方や広範囲を効率よく探るのにおすすめで、比較的活性が高い魚をサーチしていくのに適している印象だね!
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