こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。
さてさて、今回はライトゲーム用ルアーを紹介していきましょう。
今日はDUOのテトラワークスブランドから発売されているトトスリム50Sのアクションや使用感を詳しくインプレッション。
ノーマルのトトシリーズと比較すると、誰でも簡単操作で使いやすいという点では少し劣る印象がありますが、スレた魚や低活性な状況下で効果を発揮しやすいミノーに感じています。
上手に使うことで、なかなか厳しいコンディション下で1匹を引っ張りだしたりすることができると思います。
今回の解説を参考に、アイテム選びの参考にしてもらえたら嬉しく思います。
✔管理人の経験・実績
管理人の経験・主な実績としては
- 年間釣行回数250~300以上(淡水・海問わず毎日釣りをしています)
- 渓流釣り~船釣りまで、餌・ルアー問わず各種の釣りができます
- メーカーからプロスタッフとしての勧誘経験
- 釣具店・メーカーにて私のタックルインプレや釣り方の活用あり
こんな感じで、毎日釣りをして生活している釣り好きです。
テトラワークス トトスリム50Sのスペック・特徴
まずはトトスリムのスペック・ラインナップについて簡単にまとめておきましょう。
- 全長:50mm
- 重量:2.4g
- フック:#14
- 比重:シンキング
トトスリムは全長50mmのライトゲーム用ミノーとしてオーソドックスな大きさですが、かなり細身で重さはやや軽めなのが特徴です。
なお、コンパクトなスリムミノーですが、マグネット式の重心移動システムが搭載されています。
これによって飛行姿勢はある程度安定しており、激しく回転したりして飛距離が落ちることはほとんど無くなっています(比重自体が軽いので遠投には向いていない)。
カラーラインナップは上記の通りです。
タイトアクションのナチュラル系ミノー
トトスリム50Sはブリブリ泳ぐハイアピールなミノーではないので、その特性を把握したうえで購入するようにしましょう。
大きく動くミノーが好きな方には、スリムではなく普通のトトシリーズがおすすめです。
トトスリムはシンキングペンシルやリップレスミノー的な要素が入っているルアーなので、食わせ重視の仕様になっています。
魚の気配はあるけどスレていて反応が悪い時などに使うのがおすすめです。
トトスリム50Sを「サクッと」インプレ
トトスリムの使用感を詳しく解説する前に、私なりのインプレッションを簡単にまとめておきます。
- 飛距離:重心移動システム搭載だが、基本的には小場所向き
- フォール姿勢・レンジ:尻下がりの姿勢で沈下。1m+αくらいまでを探るのが得意
- アクション:タイトなテールスイングでナチュラルにスイムする
- 使い方:ただ巻きをメインにスローなトゥイッチングなど
- ターゲット:やや食い渋ったメバルやカマス・メッキ・セイゴなど
ざっくり紹介するとこんな感じですね。
リップ付きのライトゲーム用ミノーとしてはアクションは控えめ、魚に違和感を与えないナチュラルスイミングが特徴のミノーですね!
テンポよく広範囲を探るよりも、「そこにいるであろう魚をどうやって食わせるか?」という時に使いやすいと感じています。
飛距離
重心移動システム搭載
トトスリム50Sは2.4gという軽量なシンキングミノーです。
飛行姿勢の不安定さを抑えるため、マグネット式の重心移動システムが搭載されています。
2つの移動式のボールが前後に移動するようになっています。
マグネット式でしっかりと固定されるため、アクションの立ち上がりの不安定さなどは目立ちません。
漁港内の狭いスポットを狙う時にも使いやすくなっていますね。
実際にキャストしてみると、多少横風などを受けても飛行姿勢が大きく乱れにくく、比重の割には安定した姿勢をキープできます。
漁港内や小~中規模河川の河口などに
トトスリム50Sを7フィートクラスのロッドを使って実際に私がキャストしてみると、飛距離としてはだいたい20m台前半~中盤くらいですね。
重心移動システム搭載ですが重量自体が軽いので、それほど遠投性能に優れているとは言えません。
ロングキャストしたい時はヘビーシンキングミノーやシンキングペンシルの方が使いやすいので、この辺りは使い分けをするのがおすすめですね。
フォール姿勢・レンジ
尻下がりのナチュラルフォール
トトスリム50Sはやや後方寄りの重心設定になっており、フォール姿勢は尻下がりになります。
フォール中の姿勢は安定していて、漂うようにゆっくり沈下していきます。
フォール中の動きは抑えられており、ローリングなどは無く静かに沈みます。
テンションを軽く掛けると水平に近い姿勢になってより沈下がスローになるので、食わせを重視したい時はラインテンションを少し掛けて使うと良いですね。
水面下~1m前後のレンジを探りやすい
ショートリップな設計になっているので、アクションを与えた時に潜行するパワーは控えめです。
水面直下15cm~30cm程度のレンジからジックリ沈めて使うことで1m前後の泳層を探りやすいですね。
基本的には、ある程度魚が浮いている状況下で使いやすいミノーになっています。
トトスリムのアクション
デッドスローで微波動アクション
トトスリムはデッドスローリトリーブで使用すると、超微波動でテールをスイングするようなアクションが出ます。
一見すると動いないように見えてもわずかなローリングアクションを発生しています。
動きの質としてはリップ付きのミノーというより、リップレスミノーやシンペンに近い感覚で使えますね。
常夜灯の下に浮いているメバルやセイゴなどを狙う時に効果的なアクションですな。
速度を上げるとタイトローリング
テールを微妙にフラつかせるデッドスローの巻きから少し速度を上げていくと、タイトなローリング主体のヴォブンロールアクションに変化していきます。
アクションピッチは小刻みで素早く、バタバタと動くミノーではありません。
一般的なシンキングミノーとはアクションの質に違いがあり、トトスリムはより食わせを意識した仕様になっていますね。
まるなか
▼アクション動画
トトスリムの使い方
ただ巻き
1つめはただ巻きですね。
常夜灯周りなど、魚が居る可能性が高いのに反応が悪い時は「ミノーが動くか動かないかぐらいのスローな速度」で使うのがおすすめですね。
動いていないように見えても絶妙にフラフラと動いてくれるので、無駄なプレッシャーを与えずに食わせることができるミノーです。
一方でそこまでシビアな状況でなければ、タイトローリングが発生するスピードでただ巻きをすればOKでしょう。
スレ気味のメッキやカマス等、少し活性が落ちている回遊魚狙いにもタイトなローリング主体のアクションが効きますね!
スロートゥイッチ
2つめはロッドアクションを与える使い方ですね。
トトスリムは高速でトゥイッチするにはあまり向いていない印象で、スローに「チョン・チョン」と少し間隔をあけて誘うと良い感じに動きます。
ロッド操作1回につき間を入れても良いですし、2回ほど操作を与えてから間を入れたり、そこは微調整して使います。
私の場合はキレのあるダートアクションを与えるのではなく、ソフトなトゥイッチングで優しくミノーを持ち上げるような感じで使っています。
渋い時は長めのカウントダウンでじっくり沈め、スローなトゥイッチ&ポーズで少し深いレンジをキープするのもおすすめです。
実際にこのパターンで食い渋った40クラスの大型カマスをキャッチしたり、魚の食いが悪い時にジックリ誘って食わせることができています。
まるなか
狙えるターゲット
トトスリムで狙えるターゲットですが、表層付近に魚が浮いている状況下であれば、魚種問わずにオールラウンドに使えますね。
メバルやメッキ・カマス・セイゴなど、20cm~30cm前後の魚を広く釣ることができるミノーになっています。
少し魚がスレていて大きく動くルアーを嫌う時に効果を発揮しやすく、食い渋っているような状況下で使いやすいですね。
まとめ!
今回はDUOのテトラワークストトスリム50Sのインプレッションをしました。
- デッドスローでは微波動アクション
- スローな巻きでタイトローリング
- ロッドアクションを与える時は優しく・ゆったりめに誘うと良い具合に動く
これらが特徴ですね。
テンポよくトゥイッチングで誘うなら普通のトトと使い分けるのがおすすめで、トトスリムは気難しい状況下で効果を発揮しやすいミノーになっていますね!
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