ショアジギングに使うメタルジグのカラー選びとは。選び方の基本・揃え方の例を解説!

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ショアジギング カラー

こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。

さてさて、今回も恒例のショアジギング講座をやっていきましょう。

今日のテーマはショアジギングに使うメタルジグのカラー選びについて。

ジグのカラー選びは誰もが悩むポイントだけど、正直言うと明確な答えが無くてかなり難しい問題でもある。

「どのカラーが一番釣れる」と決めるのは不可能だが、選び方の基準を自分の中で作っておくのは非常に重要。

そうすることでモチベーションを保って丁寧に釣りを続けることが可能になり、結果的に多くの魚が釣れる事にもつながるわけで。

ここでは私が普段ショアジギングをする際に意識しているカラー選びの基本について紹介していくので、基本となる考えを作る時の参考になったらうれしく思う。

なお、私の主な実績としては

  • 青物狙い:カンパチをメインターゲットに狙い、2か月弱連続でボウズ無し
  • ヒラメ・マゴチ:メタルジグオンリーで月間100枚以上、1か月間ボウズ無し

こんな感じで、普段からメタルジグを使った釣りはそれなりにやり込んでいる。

前置きはこれくらいに、ショアジギングにおけるカラーセレクト講座を始めていこう!

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ショアジギングにおけるカラー選びと基本

ショアジギング カラー 基本

まずはショアジギングにおけるカラー選びについて、基本的なカラー毎の特性をざっくりとまとめておこう。

  • シルバー:青物狙いのベーシック。ベイトフィッシュに近い存在
  • ゴールド:光量が少ない時・濁っている時・エビやカニなど底生ベイトを意識する時
  • ブラック・パープル・レッド:コントラストが非常に強いカラー。タチウオ狙いやボトム周辺狙いに
  • グロー(夜光):マズメや夜間などのアピール力UPに。他、魚の目先を変えたい時にも

簡単に紹介するとこんな感じになり、大雑把に分類するとこのような感じにカラーを分けて考えることが多い。

何色そろえたらいいのか?

メタルジグを揃える時だが、最低でも3色(必ずしも同じジグである必要はない)以上揃えることをおすすめする。

ショアジギング カラー 何色

3色程度違った系統のカラーがあれば、時間帯や潮の状態に対する対応力はある程度確保できると考えている。

私の場合はとりあえずは3色。5色もあれば十分というのが実際のところかな。

メタルジグの色・カラーの重要度

メタルジグのカラー選びについてだが、ショアジギングにおいてはジグのシルエットなどの他の要素も釣果に影響してくる。

人によって考え方は違うと思うが、私の中でジグカラーの優先度は最も低い。

私の場合は、ジグの色以上に

  • ジグの重さ
  • 重心バランス
  • 形状
  • 誘いのパターン

これらを重要視しており、カラーによって釣果に大きな差が出ることは少ないと感じる。

なのでカラーをたくさん揃えたからといって、今まで5匹釣れた魚が10匹・15匹釣れるようになる可能性は非常に低いだろう。

今まで10匹釣れた魚が11匹・12匹釣れる可能性はあるが。

ショアジギング カラー 重要性

基本的にショアジギングの場合は餌を食いに浅い場所へ差してきている魚を狙うことが多く、船からのジギングよりもカラーによる釣果の差は出にくい印象だ。

なのでジグのカラーについては難しく考えすぎず、シンプルに考えて無駄を無くしていくことを優先すれば問題ない。

細かいカラーにこだわるのは後回しでOK

メタルジグのカラーは似ているものでも微妙に背中の色が違ったりする。

メタルジグ ベースカラー

これにこだわりだすと初心者の方はキリがなくなるので、まずはシルバーやゴールドといった「ジグのベースカラー」で考えるようにしたい。

そうすれば無駄に似ているカラーを揃えることを防ぎ、無駄な出費も無くなるし釣り場でのジグチョイスに迷いもなくなるからね。

ショアジギングにおけるジグカラー選びの基本となる考え方はこんな感じで、カラー毎の特性について少し掘り下げて解説していこう。

メタルジグのカラー毎の考え方

次はメタルジグのベースカラー毎の基本的な役割・考え方について紹介しておこう。

シルバー

シルバー メタルジグ

シルバー系のカラーはイワシなどの小魚系のベイトフィッシュの光反射に近く、ナチュラル系のカラーだと考えている。

主に澄潮の状況下や光量がある程度確保された場面でのショアジギングでは非常に出番が多い。

特に青物狙いのショアジギングではベースとして最もオールラウンドに使えるカラーで、私の使用頻度も最も高い。

表層~中層狙いで小魚を追う魚を狙う時に活躍するカラーだと考えておくとシンプルかな。

ゴールド

ゴールド メタルジグ

ゴールド系のカラーはシルバー系のカラーよりも潮が濁り気味の時や、光量が少ない場面で出番が多くなる。

また、カニやエビ・ハゼなどの海底に潜むベイトフィッシュを意識したパターンの定番で、マダイやヒラメ・ハタなどの底物狙いではシルバーよりも出番が多い。

青物狙いのショアジギングではシルバー系のカラーを中心にローテーションすることが多いが、朝夕マズメや曇天時・ササ濁りの状況下では優先的に使用することがある。

ブラック・パープル・レッドなど

ブラック パープル レッド ジグ 

ブラックやパープル・レッドなどのジグはラインナップとしては少なくなるが、一部のジグで展開されている。

これらのカラーは海中に入るとジグのシルエットが黒くハッキリと見え、魚に対してコントラストがハッキリ見えることで存在感を主張する。

タチウオ狙いでは定番のカラーだけど、きつめの濁りが入っている状況下や深場狙い・ボトム周辺を丁寧に探る時などに使ってみると魚の反応は良い。

また、居つきの魚を狙っている時、シルバーやゴールドなどのジグを使ってミスバイトが出てしまった時のフォローとしても効果的。

マゴチ ジグ 釣果

私の場合はヒラメ・マゴチ狙いなどでかなりお世話になっており、他のカラーでバラした後に黒いジグにローテーションさせ、魚の目先を変えて同じ魚にバイトさせたり・・・・。

青物狙いであっても海底付近に沈んでいる低活性な個体に対し、ブラック系のジグは案外効果を発揮することもある。

そうはいいつつ、ショアジギング初心者の方が最初に優先的に揃えるカラーではないかな。

グロー(夜光)

グロー ジグ

ボディに暗闇で光を発する夜光塗料を使用しているグロー系のカラー。

マズメ時の薄暗い時間帯や夜間の釣りでは定番のカラーだが、濁りがきつめの状況下や深場狙い・底物狙いでも出番が来る。

光量が少ない時間帯以外にも、日中にシルバーやゴールドといったフラッシング系のカラーに反応が出ない時の魚の「目先を変える」役割でグロー系のカラーを投入するのも案外効果がある。

メタルジグ グロー 種類

グローには種類があり、大きく分けると

  • フルグロー:ボディ全体がグロー塗料のもの。アピール力大
  • ゼブラグロー:シマシマ模様。アピール力中
  • スポットグローなど:細かい斑点などがグローのもの。アピール力小

こんな感じで、無難に選ぶならシマシマ模様のゼブラグローを選んでおくと昼夜問わずに使いやすい。

また、磯などで大型のブリやヒラマサ狙いのショアジギングではフルグロー系のカラーを愛用する方が多い傾向があるかな。

良くある質問:リアル系のカラーは効果があるのか?

最近時々見かけるリアルプリント系のカラーについて。

リアルカラー メタルジグ

私も以前リアルなカラーのジグを使ったことはあるが、正直言うと見た目がリアルだからといって釣れる魚の数が増える感覚はない。

ジグの場合はそもそもナチュラルにジックリ見せて使うルアーではなく、リアルカラーの効果は魚よりも人間を釣るためのものだと感じる。

一方でブラックバスやシーバスを狙う時のように、じっくりとルアーを見せて魚に食わせる時はルアーのカラーというのは重要であり、状況によってはリアルカラーは強い効果を発揮することがある。

例えば虫パターンや浮いたワカサギを偏食するバスを狙う時は、ルアーのリアルさが魚の反応に非常に大きく影響しやすい。

私としてはこんな考えを持っており、ショアジギングにおいてはリアル系カラーのジグの効果を重要視してはいない。

メタルジグ カラー ボロボロ

このジグは魚に噛まれて既に塗装がボロボロだが、実釣では全く問題なく魚は釣れる。

なのでジグカラーについてはこだわりすぎると泥沼にハマる危険があり、「釣れる時はどれでも釣れる」くらいの楽な気持ちで考えるのもメンタル的には重要である。

青物・底物狙いにおけるジグカラー選びの違い

ショアジギングでは青物狙いが最もポピュラーだが、ヒラメやマゴチ・ハタ・カサゴなどの底物狙いでも使用することができる。

これらの狙うターゲットによってジグカラー選びが変わってくる部分もあるので、少し解説しておこう。

青物・中層狙いはナチュラル系・アピール系カラーを両方使う

青物 ジグ カラー

青物狙いの場合だが、メタルジグのカラーはナチュラル~派手めなアピール系のものまである程度バラバラに・まんべんなく揃えておくことをおすすめする。

私が今までショアジギングをやってきた印象としては、青物は状況によってジグのシルエットや水押し・アクション・カラーによって釣果に影響が出る確率が比較的高い。

なのでジグのカラーも似たようなものをたくさん揃えたりするのではなく、ローテーションが成立するようにある程度カラーに差を出して揃えた方が状況への対応力は増すと考えている。

ヒラメや根魚狙いはアピール力重視

底物 メタルジグ カラー

一方で底物狙いの場合はというと、正直言ってこれらの魚はジグのシルエットやカラーによる明確な釣果の差は出にくく、釣れる時はどんなジグを使っても釣れる事の方が多い。

逆に釣れない時はジグのカラーをローテーションしても釣れないことが多く、明確に差が出る時はミスバイトがあったときのフォローとしてのカラーチェンジ位か。

なので私の場合は底物狙いの時はゴールドやピンク・グローなどの魚から良く目立つカラーを中心に選ぶことが多く、逆にイワシカラーのようなナチュラルカラーはあまり使わない。

この辺りは個人の好みの差が大きいが、ヒラメなどを狙う時は魚へのアピール力を優先的に考えれば問題ないと感じる。

また、青物を狙う場合であってもスロー系の操作でボトム周辺を狙う時は、ナチュラル系のカラーよりもアピール系の派手なカラーの割合が増える。

青物を狙う時の色の揃え方

ショアジギング 青物 ジグ 色 揃え方

最後に、時々届く「実際にジグを買う時はどんな色を揃えるのか?」という質問に対する私なりのジグの買い方を参考程度に紹介しておこう。

3色の場合

まずは最低限の3色でローテーションを組む場合だ。

私だったら

  1. シルバー系のピンクイワシ・ブルピンなど
  2. アカキンまたはミドキン
  3. シルバー+ゼブラグロー

こんな感じの3色を選ぶ。

とりあえずは、シルバーベース+アピール力があるピンクなどの刺し色が入ったカラーで様子を見てみる感じで、若干アピール力を強化する時はゴールド系のアカキン・またはミドキンを使う。

マズメの光量が少ない時間帯だったり、雨が降った後で濁り潮が目立つ時などはシルバーベースのゼブラグローをメインにローテーションさせる感じで。

なお、ヒラマサやブリを狙うガチ系のショアジギングではゼブラーグローではなくフルグローを選ぶのもOK。

5色の場合

一方でカラーバリエーションに幅を持たせ、十分な手持ちを揃えて釣行したい場合の5色のセレクト。

私の場合は

  1. シルバー系のイワシカラーやフルシルバー
  2. シルバー+ピンク、ブルピン、コットンキャンディーなどの少し派手系
  3. アカキンまたはミドキン
  4. シルバー+ゼブラグローまたはシルバー+スポットグロー
  5. アカキン+ゼブラグロー、レッド+ゼブラグロー、フルグローなどのかなり強めのカラー

こんな感じで、5色になるとかなりバリエーションに幅が出せる。

このくらいカラーを揃えておけばオールシーズン対応でき、個人的には十分すぎる感じもするね。

ヒラメ・ハタ・カサゴなどを狙う時の色の揃え方

ヒラメ ハタ ショアジギング 色

一方でヒラメやハタなどの底物をメタルジグで狙う時のジグの揃え方について。

3色の場合

とりあえずお手軽に、最低限の装備でショアジギングに挑戦したい方向けの3色セレクトから。

  1. シルバー+ゼブラグロー(背中にピンクなどが入っているものが私のお気に入り)
  2. アカキンまたはミドキン
  3. コットンキャンディー

こんな感じで、比較的派手で良く目立つカラーを中心に選ぶ。

5色の場合

底物狙いで5色のカラーというのは少し多いような感じもするが、揃えるとしたら

  1. シルバー+ゼブラグロー
  2. アカキンまたはミドキン
  3. ピンクシルバー、ブルピン、コットンキャンディーなどの若干派手系
  4. レッド+ゼブラグローなどの黒系カラー
  5. ゴールド系のゼブラグローまたはスポットグロー

こんな感じでジグをセレクトするかな。

ショアジギングにおけるジグのカラーセレクトの基本についてはこんな感じで、まずは無駄に迷わないよう・シンプルに考えることを意識しよう。

経験を積む中で好みのカラーや自分なりの考えが出来てくるはずなので、細かく揃えるのはそれからで十分間に合う。

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