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こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。
さてさて、今回はメッキ釣り講座をやっていきましょう。
今日のテーマはメッキ釣りに使用するリールの選び方について。
ここでは、普段私がメッキ釣りに使うリールを選ぶ時のチェックポイントについて、実釣経験を基に紹介。
番手やギア比などの選び方やハンドルの長さの決め方など、「どうしてそうなるのか?」という理由と合わせて理解してもらえたら嬉しい。
どんな点に注意してメッキ釣り用のリールを選んだら失敗が少ないのか?
普段毎日のように釣行を繰り返し、色んな価格帯のアイテムを使い比べている私の意見を率直に伝えます。
必要な基本となる知識を習得する際の参考にしてもらえたら嬉しい。
メッキ釣りに使うリールのメーカー選び
リールのメーカーは国産のシマノやダイワをはじめ、海外のものもある。
シマノ・ダイワを選ぶ
実際に使い比べて見れば分かるんだけど、やはり価格と品質・信頼性のバランスが良いのはシマノ、またはダイワのリール。
最近はネット通販でやたら価格が安くてベアリングの数だけ多いリールなどもあるが、細かい作りなどを見るとシマノ・ダイワのリールが一番無難。
ベアリングの数だけ多くても入らない部分にやたらベアリングを多く入れているだけだったり、ベアリング自体の精度が低かったりしたら意味なし。
メッキ釣りに限らず、「特にこだわりが無いのであればシマノ・ダイワのリールを選ぶ」というのがやはりおすすめなのは間違いない。
リールの価格・グレード
メッキ釣りはいわゆるアジングやメバリングといった「ライトゲーム」に分類されることが多いが、耐久性を少し重視して選んだ方が無難だ。
メッキ釣りはリールに意外と負荷が掛かる
アジングやメバリングでは、基本的に軽量ジグヘッド+ただ巻きや小刻みなアクションで誘いを掛ける事が多い。
しかし、メッキ釣りの場合はこれらの釣りよりもリールに負担が掛かりやすい傾向がある。
例えば、シンキングミノーを高速でトゥイッチしたり、ジグやバイブレーションを使ってみたり・・・。
実際にメッキ釣りに使うリールの劣化具合を見てみると、アジングやメバリング用よりもリールのギアやグリスの劣化は早い傾向がある。
だからメッキ釣りに使用するリールは、耐久性をしっかり考慮した方が長く快適に使える傾向アリ。
小型魚をターゲットにするとはいえ、意外とリールに負担が掛かることを覚えておこう。
1万円前後が狙い目
色々なグレードのリールを使っている私の経験から言うと、それなりの期間快適にメッキ釣りを楽しむのであれば「販売価格1万円前後位は欲しい」感じ。
シマノならアルテグラ、ダイワならフリームスといったクラスのリールが代表格だろう。
しかし、このクラスのリールでもメッキ釣りに使い続けると意外と劣化が進み、ガタや巻きのザラザラ感などは多少出てくるのが実際の所。
快適に使用するのであれば、もうワンランク上の「ストラディックやカルディア」を、性能・使用感を重視するなら「ヴァンキッシュ」などを使うのが私の体験としてはおすすめかなぁ。
メッキ釣りに適したリールの番手・大きさ
次に、メッキ釣りに適しているリールの番手・大きさの決め方について解説していく。
2000番を基準に選ぶ
シマノ・ダイワ製のリールから選ぶのであれば、リールの番手は2000番クラスが基準になる。
メーカーによって多少違いがあるが、
- シマノ:C2000番
- ダイワ:LT2000番
を目安に選んでおけば、オールラウンドに使える。
また、2000番クラスならメッキ釣り以外にもアジングやメバリング等、ライトゲーム全般に使用できる番手になるので汎用性は高い。
ダイワの2500番という選択肢
基本的には2000番を選べばOKだが、
- 使用するロッドが7フィート前後以上
- ルアーウェイトは3g以上がメイン(最低でも2g程度)
- 使用するPEラインは大体0.4号以上
このような条件で使うのであれば、ワンサイズ大きい「ダイワのLT2500-C」という選択肢もかなり使い勝手が良い。
特に重量のあるメタルジグやバイブレーション・ジグヘッドなどの飛距離を重視する釣りの場合、スプール径が大きい方が飛距離が伸びる印象がある。
なのでアジングなどに使うような1g台のジグヘッドなどは基本的に使わず、ちょっと重たいルアーを中心に使いたい方は「ダイワのLT2500-C」を候補に入れるのも良い。
この辺りは使用するルアーの種類や、他の釣種に対する汎用性を考慮して選ぶ。
※通常の2500番だとボディが少し大きいので、C(ボディは小さくてスプールだけ大きい)モデルがおすすめ。
ギア比選び
次に、巻き取りの速さを分けるリールのギア比選びについて。
リールのギア比は番手表記の中の「HやXG」などの記号で判断する。
- 記載なし:ノーマルギア(ローギアに分類されることもある)
- H・HGなど:ギア比が高めのハイギアリール
- XH・XGなど:よりギア比が高いエクストラハイギア
- P・PGなど:ギア比が低いローギア
ザックリ紹介するとこんな感じに分類できる。
メッキ釣りではハイギアを基準に選ぶ
メッキ釣りに使用するリールのギア比だが、基本的には巻き取りが速いハイギアタイプ(エクストラハイギア含む)を選ぶと失敗が少ない。
メッキ釣りはアジングやメバリングのようにスローなアクションで誘いを掛ける事もあるが、
どちらかというと速いテンポでルアーを操作していく釣り方がメイン。
だから巻き取りが遅いリールを使ってしまうと、ハンドルを巻く速度をかなり速くしないと切れのあるルアーアクションが出し難かったり。
なので巻き取りが速いハイギアリールを選ぶのが無難で、私自身メッキ釣りではハイギアリールしか使わないのが現状である。
メッキ釣り用のリールを選ぶ時は、「HやXG」などの記載があるハイギアリールを基準に選ぶのがおすすめ。
コスパに優れたメッキ釣り用おすすめリール
まずは1万円前後で購入でき、初心者の方~中級者の方におすすめなリールを紹介。
シマノ 22ソアレBBC2000SSHG
ソアレBBは1万円台前半~中盤ほどで購入できるライトゲーム専用リール。
アルテグラをベースに作られているが、ローギアモデルのラインナップがあり、ドラグの効き具合も専用チューンになっています。
コスパを考えれば十分すぎる基本性能があり、アジング・メバリング初心者の方に超おすすめなモデル!
▼シマノ 22ソアレBBのインプレッションはこちら
シマノ 21アルテグラC2000SHG
メッキ釣り入門におすすめなリールの1つめがシマノのアルテグラ。
だいたい1万円台前半くらいで購入できるリールで、マイクロモジュールギア搭載で非常に巻きが滑らか、軽快なのが特徴になる。
ダイワ製のマグシールド入りのリールよりも巻きがワンランク軽く、特に軽いルアーを使用する時に巻き重りが目立ちにくいぞ。
▼シマノ 21アルテグラのインプレッションはこちら
シマノ21アルテグラを徹底インプレッション!進化したコスパ優秀リールの特徴とは?
ダイワ 21フリームスLT2000S-XH
1万円前後で購入できるリールの中では非常に軽量・実釣に必要な耐久性も備わっているのがフリームスLT。
2000番のXHモデルはメッキ釣りではベーシックで、ライトゲーム全般をカバーできる。
ワンランク下のナスキーやレガリスもあるが、個人的には耐久性などを考慮してフリームス以上のグレードがおすすめ。
▼ダイワ フリームスのインプレションはこちら
ダイワ21フリームスを徹底インプレ!公平な視点で使用感・特徴を解説
長く使え、より使用感を重視したい方におすすめなリール
価格は若干高価になるが、
- 巻きの滑らかさ・軽さ
- ガタの少なさ
- 劣化しにくい耐久性
等に違いが出てくるワンランク上の中級機種。
正直言ってこのクラスになると、ハイグレードなリールと比較しても釣果に差が出ることは殆どない(快適な使用感では差があるが)。
せっかく購入したリールは長く使いたい方や、レベルアップしてからも使い続けられるものを探している方におすすめだ。
シマノ 20ヴァンフォードC2000SHG
しっかり長く使えるリールが欲しい方にイチオシなのが、シマノの20ヴァンフォード。
このリールは非常に巻き出しが軽くてテンポよくミノーをトゥイッチさせたりするのが非常に快適にできる。
ダイワのマグシールド入りのリールよりも巻き心地がワンランク軽く、普段ハイエンドリールを使うことが多い私が使用しても何の違和感もなく使えているぞ!
2万円台のリールで使いやすいものが欲しい方にイチオシだね!
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シマノ 20ヴァンフォードを徹底インプレ。ライバル機種や他のグレードとの違いとは?
ダイワ 21カルディアLT2000S-H
ダイワの21カルディアは中級機種の代表格となるアイテム。
だいたい1万円台後半前後で購入でき、コスパと性能のバランスが良いリールだね!
マグシールドが入っている分、ヴァンフォードよりも巻きはやや重ための印象。
しかし、モデルチェンジによって巻きの重さは以前よりも緩和し、負荷を掛けた時の剛性感や巻きの安定感はかなりアップしている。
巻きの軽さでヴァンフォードを第一候補にしたが、カルディアも十分使いやすくて使いやすいぞ。
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ダイワ21カルディアを徹底インプレッション!ぶっちゃけた使用感・他機種との違いは?
シマノ 123ストラディックC2000SHG
カルディアと価格的に被るリールだが、ボディ・ギアの耐久性(剛性感)はストラディックの方が個人的には上の印象がある。
しかし、実際に使い比べた印象としてはカルディアの方が巻きの軽さ・軽快感は上に感じていて、この辺りは個人の好みになってくると感じる。
バシバシミノーをトゥイッチしてメッキを誘ったり、耐久性を重視するならストラディックがおすすめかな!
▼シマノ ストラディックのインプレ記事
こだわり派におすすめ!メッキ釣り用ハイグレードリール
タックルにはこだわりたい、中級者の方以上におすすめなメッキ釣りに最適なリールを紹介。
シマノ 23ヴァンキッシュC2000SHG
シマノ最軽量リールで、巻き出しの軽さやボディの精度など、メッキ釣りに必要な要素がバッチリ揃っているのがヴァンキッシュ。
ハイエンドモデルにはステラもあるが、メッキ釣り程度の負荷であれば個人的にヴァンキッシュで十分な印象だ。
価格はそれなりに高価にはなるが、細かな使用感はやっぱり違いがある。
▼シマノ ヴァンキッシュのインプレ記事
ダイワ 23エアリティ LT2000S-H
ダイワのエアリティは、シマノのヴァンキッシュのライバル機種に該当する。
マグシールドが入っていない分、巻きの軽さ・ダイレクト感においてヴァンキッシュの方が一枚上手な印象があるので、今回は2番手候補に選出。
エアリティは剛性感のあるマグネシウム素材のモノコックボディを採用しており、負荷を掛けても安定したしっとり感のある巻き心地が印象的なアイテム。
メッキゲームをはじめとしたライトゲームにおいては十分すぎる基本性能と軽さ・使用感を誇っているリールだね!
▼ダイワ エアリティのインプレッションはこちら
ダイワ 22イグジストLT2000S-H
ダイワのハイエンド機種であるイグジスト。
モデルチェンジ前までは軽さは優れているが、巻き感や耐久性はステラに軍配がある印象だった。
しかし、18イグジストになって大幅に進化し、軽快さはそのままに強さも備わった印象がある。
メッキ釣りにもハイエンドタックルを使用したいのであれば、おすすめはイグジスト!
軽さ・巻きの滑らかさ・質感・・・。
どれも非常に優れていて、快適な使用感は流石ハイエンドリールだ。
▼ダイワ イグジストのインプレ記事
シマノ 22ステラC2000SHG
イグジストのライバル機がシマノのステラ。
両方使い比べた違いとしては、大きな違いはローターの強度。
この点はステラの方が優れていて、強く負荷を掛けても変わらない巻き心地と巻き取りパワーは流石ステラ。
長時間使用してもへこたれず、初期の使用感をかなり長く維持できるのはステラならではの耐久力。
軽さよりも剛性感・耐久性を重視したいメッキアングラーにおすすめ!
▼シマノ ステラのインプレ記事
まるなか
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