メタルジグのチョイスで釣果に差は出るのか?釣れる・釣れないに関してぶっちゃけます。

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メタルジグ 釣果 影響

こんにちは、まるなか(@marunakafish)です。

さてさて、今回はショアジギングや船からのバーチカルジギングにおけるメタルジグのお話を。

 

先日「メタルジグのチョイスで釣果ってどれくらい変わるものなのか?」という質問を受けました。

この質問は結構面白い内容だと思ったので、この機会に私なりの正直な考えを紹介。

おそらくこの手の質問はメーカー関係の方は答えにくい部分もあると思いますが、隠してもしょうがないですからね。

 

ちなみに私のスペックとしては

  • 渓流釣り~船釣りまで経験あり
  • ルアー・フライ・餌とジャンル問わないスタイル
  • メーカーのプロスタッフとしての勧誘経験あり
  • 現在は基本的に毎日釣行して魚と遊んでいる

 

こんな感じで、メタルジグを扱う釣りに関しても月100枚ジグオンリーでヒラメ・マゴチを釣ったり、以前は休みの度船に乗ってジギングをやったりしてきた。

なのである程度参考になる部分もあると思うので、今後の釣りの参考になる部分があれば幸いです。

 

前置きはこれくらいに、さっそく本題へと話を進めていこう。



魚種によってメタルジグによる「釣果の差」の出方は違う

まず前提として、狙う魚種によって「どれを使ってもある程度同じように釣れる魚と、そうでない魚」が存在していると考えている。

シビアな魚の場合はジグのシルエットやフォール姿勢・ジャークへのレスポンスや細かなカラーなど・・・・。

 

これらを微調整しないと釣果に大きく差が出ることもあるので、私の場合は狙う魚種によって「割と適当にジグを選ぶ時とそうでない時」がある。

底物系の魚は基本的にアバウト

今までの私の経験からいうと、底物系の魚は正直言ってよほど間違ったことをしなければ釣果に大きな差が出ないことがほとんどな印象がある。

底物 メタルジグ 釣果

例えば、ヒラメやマゴチなどのフラットフィッシュをはじめ、ハタやカサゴ、ソイなどだ。

 

これらの魚はジグのアクションの質や細かなカラーが重要というより、その時の潮の通り具合や魚の活性などが圧倒的に釣果を左右すると考えている。

分かりやすく言えば、人間側でできる細かなメタルジグのチョイスや使い方より、魚の機嫌によって食う・食わないがハッキリわかれる感じだ。

 

なので、底物を狙う時はあれこれ細かくメタルジグを揃えすぎる必要はなく、ある程度は自分が使いやすいものを優先的に揃えれば良いと思う。

例えばヒラメを岸からメタルジグを使って狙うとしたら、

  • 必要な飛距離は確保できるか(ショアジギングの場合)
  • 着底は確実に把握できるか
  • ジグを操作した時、程よい操作感があるか
  • ジグが底からしっかり持ちあがり、滞空時間が確保できているか

 

これらの条件を満たすものを選んでおけば、釣果に大差ない場面がほとんどというのが実際じゃないかな。

青物・回遊魚はシビアな傾向あり(魚種による差はある)

一方で青物や中層を回遊する魚をジギングで狙う時は、魚種によってはかなりシビアに影響を与える場面があるのは間違いない。

青物の中でもサバなどは結構単純な魚で、魚がそこにいればどんなジグを投げても釣れる事が多い。

 

一方で

  • カツオやマグロ
  • サワラ
  • タチウオ

 

これらの魚は状況によってはかなりシビアにジグのシルエットやアクション・カラーなどを見てくる場面があると感じている。

また、カンパチやヒラマサなどもジグのチョイスによってそれなりに影響を与えやすいかな。

ショアジギングとオフショアジギングによる違い

ショアジギングとオフショアのバーチカルジギングによっても、ジグのチョイスによる釣果の影響の出方は違いがあるように感じる。

ショアジギングは「時合い」の要素が強い

詳しい理由はよくわからないが、岸近くの浅い場所を回遊してくる魚を狙うショアジギングの場合、ジグの種類やカラーによる影響の差はどちらかといえば出にくい印象がある。

オフショアジギング 釣果

一方で魚探を使って魚を追いかけるオフショアジギングの場合は、魚が魚探に映っていても全くジグに食ってこなかったり、細かなジグのチョイスやカラーセレクトによってヒット数に大きな差が出やすいと感じるのは私だけか。

 

岸近くに回遊してくる魚は沖の深場にいる魚よりも飢えている個体が多いからなのか、それとも餌を求めて回遊している魚を狙い撃つ釣りになるからなのか、詳しい理由は分からない。

しかし、同じ魚種を狙うにしても魚がその場にいることが分かっている状況なら、岸からのショアジギングの方が楽に魚にバイトさせやすい印象は確実にある。



シビアな魚はどこまでジグを選ぶのか?

さっき紹介したカツオなどのジグをシビアに見てくる傾向がある魚の場合、ジグをどれくらいシビアに見てくるのか?

もちろん状況によってはどんなメタルジグを使っても釣れる場合もあるので、いかなる場合もシビアにジグを選んでバイトしてくるわけではないので例外は存在するが。

シルエットの大きさ

ジグのシルエットの大きさというのは、当然釣果に影響を与える要素になる。

メタルジグ シルエット 大きさ

小さなシラスなどを偏食する魚を狙うのであれば、基本的にはコンパクトで小さいジグの方が有利になることも多いよね。

 

しかし、それなりにボリュームのあるベイトを追っている時や、アピール力が重視される場面ではあえて大きい・重たいジグを使った方が良く釣れる場面もある。

ジグのアクション

ジグはバランスや形状によってアクションに差がある。

大きく動くがゆったりしたアクションのものや、小刻みだけどバタバタと激しく動くものがあったりと、アイテムによって特性が違う。

 

大きく動くジグの方がアピール力が高い気もするが、少し食い渋った状況下の場合は殆ど動かないジグの方が魚にプレッシャーを与えないメリットがあったり。

また、良く動くジグは潮が速い状況下で使用すると、激しく動きすぎてしまってジグのアクションが破綻したり、コントロールできなくなって逆に釣れなくなる場面もあるね。

フォール姿勢

メタルジグにはバランスがあり、センターバランス系のジグに見られる水平フォールが良い状況もあれば、尻下がりの姿勢でストンと速く沈下するジグに反応が良い場面もある。

 

一見すると、水平姿勢でヒラヒラ落ちるジグの方が魚にバイトさせやすい気がするかもしれないが、状況によってはフォール中にヒラヒラ動くジグだと魚が食わない場面もあるんだよね。

こういう時はあえてフォール速度を速くしたり、後方重心の真下に素早くフォールするジグを使うと魚の反応が良くなる場面もあるので、特に青物・回遊魚狙いの時は両方を使って反応の違いを見たいところ。

カラー

ジグのカラーについてだが、例えば私の住む静岡ではタチウオジギングが盛んにおこなわれている。

タチウオジギングは釣果を上げるのは比較的イージーな釣りだが、たくさん釣ろうと思ったらかなり奥が深い。

ジグのシルエットやフォール姿勢などはもちろんのこと、カラーによっても釣果に大きく差が出る。最近人気のタイラバも同様で、ネクタイのカラーというのが釣果を非常に大きく左右する釣りだね。

 

どれくらい釣果に影響するか答えるのは難しいけど、場合によっては数倍~10倍くらいは釣果に差が出たりする。

ゴールドやシルバー、ピンクといったカラーによる差もあれば、グローの有無によってバイト数に大きな影響を与える場面もある。

 

同じジグで同じ重さのものを使っているのにカラーの差で隣の方だけが入れ食いになる場面は、タチウオジギングでは決して珍しいものではない。

接続パーツなど

特に食い渋ったタチウオなどを狙う時に影響を与えるのが、接続パーツの材質や大きさ。

メタルジグ 接続パーツ

メタルジグにはアシストフックやスナップ・スイベル・スプリットリングなどの金属パーツを使用することが多い。

 

食い渋った目の良い魚はこれらの違和感を察知することがあり、金属パーツの大きさなどを変えるだけでバイト数に差が出ることがある。

状況によっては不要な金属パーツを外してみたりと、魚への違和感をできるだけ排除するように心掛けるとバイトが急増したり・・・・。

 

魚種によってはメタルジグ選びだけでなく、フックや周辺アイテムのチョイスが釣果を分ける場面もあるってことだね。

 

 

今回は「メタルジグのチョイスで釣果に差が出るのか?」というテーマで話をしてきたが、私の考えとしてはこんな感じ。

魚種によってもその差には違いがあるけど、状況によってはどれでも同じように釣れるし、釣れない時はジグによって釣果に影響が確実に出る。

 

魚種による違いは当然のこと、岸釣りと船釣りで釣果への影響の出方が違ったりと、結構奥が深い。

なので狙う魚種や釣り方によって「どこまで細かくジグを揃えたらいいのか?」というのは変わってくる。

 

極端なことを言えば、サーフのキャスティングでヒラメを狙うのであれば、正直ってジグ1個でも釣りは成立するんだよね(実際に私がそうだった)。

逆にオフショアのタチウオジギングに釣行するのであれば、1種類のジグだけでは太刀打ちできないことが非常に多くなる。

だからある程度ジグの重さや形状・カラーなどにバリエーションを持たせて釣行する必要があるってわけ。

 

少し長くなったが、私の考えとしてはこんな感じかな!

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